もうすぐ8月が終わります。
2学期に向けて、我が家もこの日曜日から息子の就寝・起床時間を平常に戻しました。
そうすると、やはり戻ってきてしまいました。
息子の不安。。。
「だいじょうぶかなぁ・・・?」「行けるかなぁ・・・?」
「行けるよ。」「だいじょうぶやで!」
「『学校に行ったら、楽しい』って、〇〇、言ってたやん。
学校に行くのは、ちょっと勇気がいるけど、今の〇〇やったらだいじょうぶ。
最初の1週間は集団登校やろ。早めに出よな~!」
息子を励ましながら、実は、私自信も不安でいっぱいです。
夏休みの宿題、お道具箱や習字道具などの教材のチェック・・・
学校へ行く上での不安要素を出来る限り少なくしておきたいと思っています。
不安がきつくなると、息子は、衝動性が強くなってしまうようです。
サッカークラブに入って自信を失くしてしまい、日常生活にまで支障を来すようになってしまった1学期、「易刺激性」からくるのか、衝動的に友達の首を絞めようとしたり、友達に殴りかかろうとしてしまいました。
普段の穏やかな息子の様子からは信じられませんが、ゲームをしてうまくいかないときに暴言を吐いたりすることもあるので、これが息子の特性の一つなのだと思います。
最近のある芸能人の起こした衝撃的な事件に、私の心も揺れ動きました。
報道で知った、「衝動を抑えられなかった・・・」
この一言が、胸に突き刺さりました。
「気が付いたら、そうなっていた」
そんな言葉を、以前の私なら信じられませんでした。
「もう、どうにでもなれ」とか、「絶対に許せない」などと、追いつめられた結果そうなることはあっても、自分の意志が及ばないところでそういう行動が起きるとは思っていませんでした。
でも、息子は、自分の行動さえもはっきり覚えていなくて、
「気が付いたら、そうなっていたんや。」
「そういうことをやめとく、って、思ってるのに・・・」
と、言っていました。
息子は、小さな頃からトラブルが絶えない子だったので、
「人の嫌がることをしない」
「〇〇も楽しく、みんなも楽しく」
と、言い聞かせ、今でもリビングの壁に大きく紙に書いて貼ってあります。
親の目から見ていてですが、悪意を持って他人を傷付けようとすることは、小さな頃からもなかったように思います。
だからこそ、
悪意があろうがなかろうが、人の心も体も傷付けるようなことをしてはいけない。
〇〇自身も傷付けられてはいけない。
誰もがかけがえのない存在で、心も体も大切なんだと、息子に伝え続けてきましたし、息子の心には、しっかりそのことが刻まれていると思っています。
それでも、衝動的に手が出てしまうのか?
将来、息子を加害者にも被害者にもさせないために、なんとしてもその衝動性をコントロール出来るようにしてあげたい、と思っています。
今は、薬を使って息子の不安を少なくし、日常生活も穏やかに過ごせるようにして、息子の心の許容量を増やすよう心がけています。
長い夏休みを経て、まだ不安が解消していないのかと、少しがっかりもしてしまいましたが・・・。
私は、不安も衝動性も一つの困難であって、発達障害だからとかそうでないからとか、別に特別なことではないんだと思います。
子どもが病気を持っていれば、親は、必死で治そうとします。
障害を持っていれば、少しでも生活しやすくなるよう努力を重ねます。
障害は心身的なものだけでなく、経済的な問題だったり、人間関係だったりする場合もあります。
だから、私は私の抱えている困難に向き合って、あきらめずに努力を重ねていこうと思います。
私のそうした息子の特性に向き合う姿が、息子が障害を乗り越えていく力になるような気がします。
すぐにどうすることは出来なくても、悩んだり落ち込んだりありのままの姿で、「それでも、未来は拓ける」と、息子に伝えていきたいです。