やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

夏休み終了

2017年08月31日 | 日記(息子・小6)

夏休みが終わります。

42日間と長かったはずの夏休みも、なんだかあっという間のことでした。

今日眠ってしまえば、2学期が始まります。

 

息子を学校へと送り出さなくていい夏休みの朝は、なんとのどかで平和だったことか。。。

主人も就活中で夕方まで家にいるため、我が家の朝はとりわけのんびりしたものでした。

 

夏休みの宿題も完璧!

自由研究も工作も平和新聞も、本当に良く頑張りました。

何よりえらいなぁ…と思うのは、リコーダーの練習をたとえ1日5分でもほぼ毎日続けていたことです。

曲は、パッヘルベルの「カノン」。

指でリコーダーの穴をふさぐのが難しいのか、低い方のドとレの音がうまく出せないのですが、そのことさえ目をつむればとても上手になりました。

 

2学期の準備も、明日の準備も万端!

あとはもう、始業式から1週間は集団登校となるため、班長でもある息子が時間通りに登校出来るようにと祈るばかりです。

 

いよいよ夏休みの最終章は、家族そろってサッカー日本代表の応援です。

ロシアワールドカップアジア最終予選、今夜オーストラリアに勝てば、出場決定!

刻一刻とドキドキが募ってきます。

 

頑張れ、日本代表! 頑張れ、息子!!


平和新聞

2017年08月27日 | 日記(息子・小6)

夏休みの宿題で最後まで残ったのが、「平和新聞」でした。

本を読んだりテレビを観たりして、「平和」についての新聞をA4サイズの規定の用紙に書かなくてはなりません。

テーマが大きすぎて、息子は「どうすればいいのか、さっぱり分からない」といった状態でした。

 

まずは、息子に「平和」のイメージを聞いてみました。

なかなか思い浮かばないようなので、私が、

「ママは、家族みんなでご飯を食べたり、おいしいものをお腹いっぱい食べれること、かな。」

と、言うと、

「テレビ観ること。」

「ゆっくり寝れること。」

「サッカーしたり、サッカー観に行けること。」

など、次々に言葉が出てきました。

 

「『新聞』っていうのは、みんなに伝えたいことを読んでもらうために作るんやから、まずは、平和について、〇〇は何を一番伝えたいのか考えてみよう!」

 

そう言って、約1ヶ月の間に色々な本を息子に紹介しました。

限られた時間の中なので、読みやすい本、息子が興味を持ちそうな本を探すために、延べ20冊以上の児童書を図書館から借りてきました。

その中から8冊をいつでも手に取れる状態にしておくと、息子は5冊の本を読み終えたようでした。

 

真剣に読み入っている様子を見ると、息子にも感じることがあったのだと思うのですが、

「何が一番心に残った? どれを伝えたい?」

と、聞いても、

「分からん。何をどう伝えたらいいんか、全然分からん。」

と、言います。

 

そこで、本の中で、息子が「自分もそう思った」とか、何かを感じた箇所を書き出すことにしました。

 

子どもが戦火に巻き込まれる場面

自分以外の家族が死んでしまう場面

「胸が張り裂けそう」

「罪がない、知らない人を殺すのは、人殺しと同じ」

たくさんの言葉が出てきました。

 

また、空襲のことを描いた絵本「おかあちゃんごめんね」の話をしていた時に、主人が、

「〇〇のじいちゃんの家にも、焼夷弾が落とされたんやで。」

と言ったので、戦争の話が遠い夢物語ではないことを息子も感じたのではないでしょうか

義父は疎開をしていたので無事で、終戦後は養子に出されたそうです。

 

「戦争中は、楽しそうに歌を歌ったり、自分の好きなことをしていたら、『兵隊さんが命懸けで戦っているときに、何をへらへらしてるんだ~!』って、どつかれたりしたんやて!」

「学校でも、勇ましく戦うことが偉いって教えられてて、『人を殺したらあかん』とか『命を大切にしよう』なんてことを言ったら、『非国民!』って、白い目で見られたんやて。」

と、話すと、息子はとても驚いていました。

 

「平和と安全」という本は、息子が好きなランキング形式で書かれていて、日本は、平和度指数が出されている162ヶ国中6位殺人事件が少ない国としても、189ヶ国中堂々1位となっていました。

10万人あたりの1年間の殺人は、日本は0.3人であるのに対し、164位のブラジルでは21.8人も殺されていて、単純に計算すると日本の72倍以上も危険な確率となり、

「だから、安全な日本に家族を連れてきて、Jリーグでプレーをするブラジルの選手が多いんや。」

という話になりました。

 

第二次大戦以後、日本は戦争をしていませんが、世界各国で紛争は絶えず、1988年から始まったコンゴ内戦に至っては、鉱物の採掘権や民族間の対立など様々な要因があるとはいえ、死者が540万人以上もいることを知り、言葉もありません。

 

自分の国が平和で安全ならばいいのか?

どうしたら兵器を使わずに、世界中が平和に暮らすことが出来るのか?

・・・この本は問いかけているのです。

 

「平和」についてたくさんのことを学んだ息子ですが、また記事にするのが一苦労。

記事を書くことはもちろん大切な勉強ですが、一人ではなかなか難しくて、私が息子の言葉を「こういうことやね」という風に文章にしていくアドバイスをしました。

そうした過程で、息子自身が、一番伝えたいことを見つけることが出来たようです

 

A4サイズの新聞に書ききれることなんてわずかなものです。

けれど、それを作るために、本を読んだこと、調べたこと、知って、考えたこと、そうしたことは息子の大きな力になっていると思います。

 

話は変わって、学校の授業でも時々新聞を作ることがあるそうなのですが、

「一生懸命やってるのに、いっつもみんなより遅くて、最後の方は先生に手伝ってもらったりするねん。」

と。

 

そんな息子に一言、

「じっくり考えて作ったものって、いいものが出来ると、ママは思うで~。」

 


夏休み中から不安が募る・・・

2017年08月25日 | 日記(息子・小6)

夏休みも残りわずかとなりました。

2学期のことが気になり始めたのか、息子の調子が悪くなり、「落ち着かない、落ち着かない!」を繰り返すことが多くなりました。

 

先日、息子が「プールに行きたい」と言うので、車で50分程の場所にある隣の市のプールに連れて行きました。

息子は、市内のプールには行きたがらないので、いつも離れた場所にあるプールに連れて行きます。

この夏3度目のプール。

これが今年最後、もしくは、中学生になると親とはプールに行かないかもしれないから、本当に最後になるかもしれない、と、思いながら連れて行きました。

 

ところが、プールで泳ぎ始めてすぐに、

「なんか、落ち着かへん! しんどい・・・。」

と、言い出すのです。

 

少し休憩させて、

「〇〇のために来てるんやから、〇〇が『プールはもういい』と思うんやったら、帰ってもいいんやで。

ただ、今年のプールはこれが最後やからな。」

と、伝えました。

 

「どうしたらいいか分かれへん。」

と、いう息子。

プールに入りたい気はするのに、気持ちが落ち着かないそうなのです。

 

結局、早々にプールから引き上げることになりました。

 

また、町内会の地蔵盆の日、夕方、お寺の境内にお菓子をもらいに行くことになっていましたが、

「友達に会いたくない。。。」

と、息子は出かけませんでした。

 

夏休みが終わるまでまだ日があるのに、10日も前から調子が悪くなるなんて、なんだか息子が不憫です。

2学期も大変そうな予感はするけれど、せめて夏休み中は、最後までゆっくりのんびり過ごすことが出来れば・・・と、思ってしまいます。

 


富士山の貯金箱

2017年08月20日 | 日記(息子・小6)

夏休みの工作が完成しました。

 

「カタコットン貯金箱」というカット済みの木材をボンドで接着して制作する工作キットを使ったのですが、結構難しくて、息子には説明書の説明が必要でした。

それでも、自分で絵を描き、色塗りして、釘打ちし、接着して、何とか仕上げました。

 

 

絵のモチーフは、旅行中に見ることが出来なかった「富士山」です。

お土産のお菓子の包装紙を見て描いていました。

 

今回一番難しかったのは、説明書を読んで作り方を理解することだったようです。

どの木材をどのように組み立てて接着したらいいか分かりにくく、息子に説明し、一旦仮組みをさせましたが、なかなか一人では難しくて一過程ごとに声掛けが必要でした。

2日間で合計7時間ぐらいかかりましたが、釘にはじかれたお金を受け取り口を動かして貯金箱に入れるという楽しい貯金箱が出来ました。

 

今回工作キットを使うことになって、ネットで調べてみたら、色々なものがあるのですね。

この「カタコットン貯金箱」は、対象が「小学生中学年以上」とありましたが、3年生ぐらいの子が添付の説明書を読んで作れるのかなぁ…と、疑問に思いました。

 

 

夏休みの工作は、”親子で”ってことなのかもしれませんね。。。

 

工作キットを使うのは、なんだか「ずる」をするような気がして今まで利用してこなかったのですが、全然そんなことはないと感じました。

結構大変だったし、充分オリジナリティーも出せるものでした。

 

そもそも、学校の工作の授業でもこういうキットを使うことがあるそうですね。 

 


2017年夏 静岡~富士周辺旅行・・・3

2017年08月17日 | 旅行

旅行3日目は、朝から雨が降っていました。

ホテルの展望露店風呂から眺める富士山が素晴らしいと聞いていたので、朝5時からお風呂に行ってみたのですが、見渡せどもやっぱり真っ白。

うっすら山の形すら見えません。

それでも、肌がしっとりしてすべすべになるお湯なので、温泉にはしっかり浸かってきました。

 

河口湖周辺には観光施設が密集していて、目的の「河口湖猿まわし劇場」の第1回公演までの時間に、劇場近くの「綾小路きみまろの店 るりびょうたん」「木ノ花美術館 猫のダヤンミュージアム」にも立ち寄って来ました。

「河口湖猿まわし劇場」では、ホテル割引で優先的に案内してくれ、一番前のほぼ真ん中の席で鑑賞することが出来ました。

 

この日の公演は、ごんた君と圭ちゃんの2匹のお猿さんが交互に出てきて、芸を披露してくれました。

 

棒を飛び越えたり、高~い竹馬に乗ったり、玉乗りしながらジャングルジムに上ったりと、芸もさながらですがお猿さんと調教師である猿まわし芸人さんとの掛け合いが面白く、深い信頼関係を感じてじ~んとさせられる場面もありました。

 

その後、青木ヶ原の「富岳風穴」と「鳴沢氷穴」に行ってきました。

天然記念物に指定されている洞窟で、「富岳風穴」は富士山の溶岩の流れによって生み出された横穴式洞窟なのに、「鳴沢氷穴」は、固まり始めた溶岩内部から噴き出した熱いガスや水蒸気によって生まれた竪穴式洞窟でした

どちらも富士山の雪解け水で冷やされて出来た氷柱や氷の壁があり、とっても寒かったです。

 

「富岳風穴」までは人が少なく並ぶこともなかったのですが、11日は「山の日」でもありこの日からお盆休みに入る方も多いようで、その方達が到着し始めたせいか「鳴沢氷穴」には長蛇の列が出来ていました。

15分程で周遊できるはずが1時間以上もかかりましたが、「鳴沢氷穴」の方が変化に富んでいて歩きにくい分、冒険している感じがあり面白かったです。

 

2時頃に帰宅の途に就いたのですが、お盆の帰省ラッシュの上にまたまた事故渋滞。

「事故渋滞20キロ、170分」と表示されていて、夫は高速道路を降りて一般道を走っていました。

 

11時59分、真夜中に我が家に到着。

「今日中に帰れた~!」と、喜ぶ夫と息子。

 

「運転、お疲れ様でした!」

 


2017年夏 静岡~富士周辺旅行・・・2

2017年08月15日 | 旅行

旅行1日目は、「清水エスパルスvsセレッソ大阪」のサッカー観戦するだけになってしまいました。

息子の希望を叶えて目的は果たせたものの、息子が小学生である最後の旅行をもっと楽しみたいと、2泊目は山梨県の河口湖畔の宿に泊まることにしました。

 

せっかくここまで来たら、富士山を見せてあげたい!

そう思って来たのに、1日目も2日目も全く富士山が見えません。

夏は雲に隠れて富士山が見えにくいとは聞いていましたが、雨が降り出さないか心配なくらいどんよりしたお天気で、富士山は到底望めそうにありませんでした。

 

2日目は、早朝から営業している清水港の海鮮丼屋で「鮪丼」を食べてから、「白糸ノ滝」→「朝霧高原富士ミルクランド」→「富士すばるランド」という行程。

 

「白糸ノ滝」は、本当に絹糸のような柔らかい水の帯が滝となって広範囲に流れていて、富士山の湧き水で出来ているという霧のシャワーが降りかかり、爽やかで気持ちよかったです。

 

ミルクランドの「あさぎりミルクジェラート」もあっさりしておいしかったし、「富士すばるランド」も充分に楽しめました。

 

さて、「富士すばるランド」にはお昼頃に到着したので、パスポートを購入しました。

 

 

まず初めに挑戦したのが、「ポックルの森 立体迷路」

5階建ての木の建物の迷路で、からくり扉やネットなど仕掛けがたくさん施されています。

家族ばらばらで各自でゴールを目指すことになりましたが、私は、前のグループが仕掛け扉を開けている瞬間に運良く居合わせたりして、結構早くにゴールすることが出来ました。

私16分、夫35分。

息子は、待てども待てども出て来なくて、1時間過ぎた頃に声をかけて一旦リタイアさせました。

昼食も食べてないし、雨が降り出さないか心配だったし、せっかくパスポートを買ったのに他のアトラクションも楽しみたいと思ったからです。

 

ゴールが出来なくてイライラしたままの息子に、

「とりあえずお昼ご飯を食べて、他のアトラクションもやってみてから、また挑戦したら?」

と、説得しました。

 

次のアトラクションは、「ふじのすけのバギーランド」

1周400mのオフロードコースをレジャー用バギーで運転します。

低スピードなので、6歳からOK。

アクセルは右手のボタンで、ブレーキやハンドル操作は自転車と同じです。

 

低学年の子ども達も楽しそうに乗っていましたが、息子はなかなか要領を得ません。

コーンで作られたコース外に出てしまったり、うまく停まれなくてコーンをひいて壊してしまったりして、通常2周回るのですが、息子は1周で終了させられてしまいました。

 

早くこの場を立ち去りたいと思う反面、息子の気持ちが気になりました。

「どうする? 他、行こか?」と、聞くと、

「もう1回やりたい!」と、息子。

もう一度、バギーの列に並びました。

 

息子は体が大きいので、見かけはどう見ても中学生です。

1回目は、3台のバギーのうち少し速度が速めの2番のバギーに乗ることになりました。

2回目は私も一緒に並び、息子がまたその2番のバギーに乗る番が回って来てしまったので、私が代わりに乗ることにして、息子の後ろを走りました。

「ゆっくりでいいから!」

時々声をかけながら走ると、1周目で要領をつかみ、2周目からは自信を持って走っていました。

 

「うまく乗れたね!」

と、声をかけると、

「うん! 1回目は、早いバギーやったから感覚がつかめんかってん。」

 

その後、「SL森林鉄道」や「ようせいの家」という簡単な謎解きアトラクションに参加し、いよいよ「ポックルの森 立体迷路」に再挑戦。  

自分一人で参加するというので、水分補給を済ませ、タイムリミットを1時間と設定し、息子を見送りました。

 

1時間以内にゴール出来るか不安でしたが、さっきのバギーで、うまく出来ないことでも諦めずに挑戦しようとする息子に「強さ」を感じました。

うまくいかないことは「自分に向いていない」(単なる言い訳かも…?)と、すぐに気持ちを切り替えてしまう私よりもずっと立派だと思いました。

 

息子が迷路に再挑戦している間、夫は休憩所で仮眠し、私は、「ロールグライダー ポッポルのスカイウォーク」に挑戦しました。

高さ5メートルの塔から木々の間を105m、専用のハーネスを付けてケーブルで吊り下げたパイプを滑車で滑走するものです。

夫も息子も「やりたくない」と言っていたので、私一人で楽しみました。

カーブでは遠心力がかかって少し衝撃を感じましたが、爽快で面白かったです。

 

「ポックルの森 立体迷路」は、5階のゴール地点に鐘があります。

ゴールするとその鐘をカランカランと鳴らすので、鐘の音がする度に建物を見上げていました。

何度目かのカランカランでついに息子の姿が見え、私は息子に向かって大きく手を振り続けました。

息子も私に気付いて手を振り返してくれ、涙が出そうになりました。

記録は32分。

本当によく頑張りました!!

 

その後、エントランス近くのパターゴルフを家族3人で楽しみ、ホテルへと向かいました。

雄大な富士山は一度も目にすることは出来ませんでしたが、何とも言えない達成感を感じた一日でした。

 


2017年夏 静岡~富士周辺旅行・・・1

2017年08月13日 | 旅行

今年の夏の旅行は、息子の希望により、9日に行われた「清水エスパルスvsセレッソ大阪」の試合をIAIスタジアム日本平まで観戦に行って来ました。

 

8時半に自宅を出発しましたが、高速道路で事故渋滞に巻き込まれ、清水駅近くのホテルに到着したのは夕方の4時半頃でした。

なので、この日は観光に行くことも出来ずに、駅からシャトルバスに乗って、7時キックオフの1時間前くらいにスタジアムに到着。

 

IAIスタジアムは観客席がピッチに近いので、プレーが見やすく、息子も間近に選手を見ることが出来て喜んでいました。

ところが、暫定順位1位と好調なはずのセレッソ大阪、前半に2点を先取しながら後半に3点も入れられ、逆転負けを喫しました。

悔しがる息子。。。

 

セレッソは、前半早々に山村選手と木本選手がゴールを決めて2点。

私もそうですが、恐らく息子も勝利を信じ切っていましたから、その落胆ぶりときたら・・・。

 

後半に入ってから、何人かの選手のパフォーマンスがガクッと落ちました。

この日の静岡市の気温は37℃まで上がり、夕方とはいえ、湿気も多くて、観ているだけの私達も蒸し暑さを感じていましたから、全力で走り回っている選手の疲労は相当なものでしょう。

それに、大阪からバスで長時間かけて移動してきた疲労も大きいと思います。

 

ただ、夏休みの一番の願いは、「セレッソのアウェーの試合を応援すること」

そう言う息子を連れてここまでやって来たので、セレッソ大阪の勝利を見せてあげたかったです。

 

帰りのシャトルバス内で、息子は、悔しさのあまりチケットをびりびりに破いていました。

 

「勝つときもあれば負ける時もある。

負けたからってそんなにがっかりしてたら、セレッソのサポーターは務まれへんぞ!」

と、父親にたしなめられる息子。

 

そういう夫も、シーズン前半を首位で折り返した今年は、セレッソ初のタイトル獲得を夢見ているはずです。

 

 


薬を継続

2017年08月07日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

5日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

前回から5週間ぶり。1学期の通知簿を持っての診察です。

 

先生に最近の状態を聞かれ、息子は、

「寝る前と出かける前は、なんか落ち着かなくなる。」

と、答えていました。

また、確認行為についても聞かれ、

「時々ある。」と。

 

先生は、通知簿を見るなり、

「いいんじゃないですか!

頑張ってますね。

学校にも行けているようですし。。。」

そう仰ってから、私に、

「お母さんから見てどうですか?」

と、尋ねられました。

 

「夏休みに入って学校も休みなので、のんびり過ごしていて、だいぶん落ち着ているように思います。

ただ、寝る前や出かける前は不安になるようですが、寝つきが悪いのは、夏休みで朝がゆっくり寝ているせいもあるのかもしれません。」

 

「それもあるかもしれませんね。

夏休み中ですし、このままの薬で様子をみましょうか?」

と、聞かれ、息子も私も了承しました。

 

「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠7.5mg(3/4錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒2.5g」

夏休み中なので、最長の5週間分の薬を処方していただきました。

 

心の安定には、まだまだ時間がかかるようです。

焦らずゆっくり見守っていきたいと思います。


理科の自由研究

2017年08月04日 | 日記(息子・小6)

夏休みの宿題で、毎年最も頭を悩ませるのが「理科の自由研究」と「工作」。

テーマが自由なほど何をするのか考えるのが大変で、やりたいことや興味を持つものがある子はすごいなぁと思います。

 

例年、最後まで残りがちな自由研究ですが、なんと今年はもう済ませました

塾で「理科の実験教室」というイベントがあって、息子はそれに参加したのです。

 

まさに夏休みの自由研究のために開かれたようなこのイベント、

・カラーペンの色を分解しよう

・べっこうあめを作ろう

・消えるコインのなぞ

という項目で、3つの実験を行ったそうです。

 

息子には、あらかじめ、

「自由研究に役立つかもしれないから、しっかり聞いてきてね。」

と、念押しをして送り出しました。

 

実は、夏休み中には、市民会館や公民館、植物園など色んな施設で子ども達が参加する実験や工作などのイベントが行われています。

低学年の頃は親の同伴が可能だったので参加することもありましたが、息子一人となると難しいところがあって参加をあきらめていました。

限られた時間の中で、限られた指導員さん、しかも、初対面では息子の困難なことを伝えるのは難しく、こうしたイベントはハードルが高いと感じたからです。

 

今回、息子のお世話になっている塾のイベントなので、塾に通う感覚で息子も安心して参加することが出来ました。

息子の記憶が薄れないうちにと、さっさと自由研究に取り組んだ次第です。

 

テーマは、「色の分解」

「ペーパークロマトグラフィー」の実験です。

白いコーヒーフィルターと水を使って水性インクの色を分けるのですが、我が家で使っているコーヒーフィルターは薄茶色。

近所のお店を何軒も回りましたが、1種類しか置いていないお店はみな薄茶色のフィルターでした。

それもそのはず、やっと見つけた白のフィルターは薄茶色の倍以上のお値段がしました。

 

今回の実験で一番手間取っていたのは、コーヒーフィルターで帯を作ること。

2cm×10cmくらいの帯を10枚程作るのですが、息子はハサミをうまく使えないので、この簡単な作業にものすごく時間がかかりました。

しかも、出来上がった帯はガタガタのトゲトゲ。

トゲトゲ部分は私が切って帯状に整えましたが、今回、自由研究で私が手を貸した作業はこれだけです。

所々で「こうしてみたら」というアドバイスはしましたが、実験もまとめも息子が自分でやり遂げました。

 

 

実験の最後は、ペーパークロマトグラフィーを使った模様作り。

丸く切ったコーヒーフィルターの中心から少し離れたところにカラーペンで円を描いて、中心部が尖るようにフィルターを折って先だけ水に付けると、花のような色紙が出来上がります。

息子が楽しそうに作っているのを見て、思わず私も丸フィルターをたくさん作って、この色遊びを楽しみました。

 

何はともあれ、早々に自由研究が終わって、ホッとしました。

 

 


感覚過敏

2017年08月01日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

8月になりました。

特別水泳教室も終わり、夏休みのサッカースクールは8月8日から始まるので、毎日、息子はのんびりと過ごしています。

いつもメールのやり取りをしたり一緒に遊びに行く友達がおたふく風邪にかかってしまったため、この10日間は友達とも遊ばず、DAZNでサッカーの試合を観たり、サッカーゲームをしたり、サッカー関連の本を読んだりと、好きなことをして過ごしているようです。 

ただ、何もしていない時間は、相変わらず「落ち着かない」と言って、ボールを蹴りながら家の中をぐるぐるぐるぐる回っています。

 

何もせずにじっとしていると、自分自身が消えてしまうようで落ち着かないのでしょうか?

 

熊谷高幸さんの「自閉症と感覚過敏  特有な世界はなぜ生まれ、どう支援すべきか?」を読むと、

「そうして大きく体を動かすことによって、意識が外部からのわずらわしい刺激から解放されて自分自身に向き、自分を取り戻すことができるから、という理由である。自閉症の人々は、感覚過敏を持つため、外部からの刺激を通常よりも強く感じ取っている。だから、じっとしていると、その圧力が強まり、脅威となる。しかし、自分の体全体を大きく動かすと外部刺激は攪乱して弱まり、世界の中心は自分の方に移るのである。」

ということが書かれていました。

 

こんなにのんびりと好きなことをして過ごしていても、息子は、何もしていない時間に落ち着かなくなってしまう。

いったいなぜなのか?、と思っていたのですが、なんだかしっくりきました。

 

今まで、多動があるからしょうがない、と思っていましたが、息子は、小さい頃に比べて格段に落ち着いて暮らせるようになっています。

ただ、このボールを蹴りながら家の中をぐるぐる回ることはやめられません。

 

東田直樹さんも、著書「自閉症の僕が跳びはねる理由」の中で、

「跳んでいるときには、自分の体の部分がよく分かるからだと思います。手を叩けば、ここが手。跳びはねれば、ここが足。というふうに。」

と、書かれていました。

そういうものなのかもしれません。

 

2013年のDSM-Ⅴによって、自閉症の中核症状である、「社会性の障害」「コミュニケーションの障害」「想像力の障害(こだわり)」に加えて、「感覚の過敏性、もしくは鈍感性」が加えられるようになりました

 

感覚のことが取り上げられるようになったのは本当に最近のことで、東田直樹さんをはじめ多くの当事者の声が、外から見た障害だけでなく、感覚という内から見た障害を理解するきっかけになっているようです。

 

過敏と鈍感を併せ持つ息子の不思議な世界は、ある刺激に過敏であるゆえに、他の刺激をとらえる余裕がないからなのかもしれません。

また、一つのことに集中し過ぎて2つ以上のことを同時に出来ない。

異常に疲れやすいことなど、感覚の過敏性は多様な困難の原因となっているように思います。

 

話は変わりますが、今年の夏の特別水泳教室で息子は25メートルを泳げるようになり、私はとても驚きました。

何が変わったのか?

息子自身の成長ももちろんありますが、去年と今年では、夏休み中の水泳教室の着替え場所が変わったのです。

去年までは、プールの更衣室を使うことになっていました。

今年は、体育館で着替えることになりました。

 

暗くてじめじめして半分土足のような更衣室が苦手だった息子。

しかも、特別水泳教室の後は、自由水泳の子ども達が着替えに来るため、大急ぎで着替えなければなりません。

苦手で嫌な感覚は、着替え中だけでなく、プールに入っているときも、家に帰って来てからも、息子の感情や行動を支配していたように思います。

 

今年、体育館が更衣室として使われるようになったことは、息子が25メートルを泳げるようになったことに、私は、少なからず影響があったと思っています。

息子がのびのびと水泳に集中できる環境を整えてくださり、先生方には本当に感謝しています。

 

息子の持つ特性と、支援のあり方、それに応えて社会で働く大人になるためには何が必要なのか、これからも勉強していきたいと思っています。