やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

「勉強したい!」

2020年10月28日 | 日記(息子・中学生)

息子の強迫行為は日常程度に戻り、チックも気にならなくなったので、メンタルクリニックで処方されたランドセン錠は服用していません。

 

中学校へは提出物だけ出しに行ったり、通級教室に行ったりという状態ですが、先日の実力テストは、自ら「5教科受験する」と決め、息子はそれを実行しました。

 

教室で授業を受け続けることも難しい息子が、よくもまぁ受験できたなぁと思いますが、やりました!

息子は1年生の2学期から勉強出来ない状態が長かったので、理科8点、数学16点・・・と、テストの結果は予想通りでしたが。

 

実は、息子、9月の終わりに、

「勉強を教えてほしい!」

と、言い出しました。

 

中学生の問題とはいえ、すっと答が出てこない私に教えられる能力はありません。

小学生の高学年から適応障害になるまで通っていた塾には、冬期講習と3ヶ月分の授業の振替分が残っているのですが、息子は行きたくないようです。

そこで、学習支援してくれる放課後等デイサービスに通うようになりました。

 

4時頃に来所して、おやつを食べ、間に10分の休憩をはさみながら30分の勉強を3回、各々の基礎学力の向上や進学を目指して学習する塾のような所でスタッフも元学校の先生が多く、とても丁寧に教えてくださっています。

 

もちろん、今はまだ息子の調子が悪くて欠席する日もありますが、

「何でこうなるのかが分かった!」

という経験を繰り返して、勉強が少し好きになり、自信を少し持てるようになったのかなと思います。

 

そこで、

「まずは、全科目受けてみようか!」

と、励まされ、息子は5教科受験に挑戦する気になったようです。

 

テストを受けてみると、簡単な「読み仮名」などのサービス問題に手を付けていなかったり、点数アップするための課題も見えてきました。

 

勉強していないとはいえ、テストの結果はショックだったのか、

「11月の実力テストで、数学40点以上を目指す!」

と、息子のやる気は十分です。

 

放課後デイサービスで息子に数学を教えてくださっているのは、高校の数学教師を定年退職された先生です。

 

「14歳で数学の面白さに目覚めて、何十年経っても、今なお数学を探求し続けてるんやて!」

という話を息子から聞きました。

「『〇〇君、答よりも過程が大切なんやで。』って言われた。」

などと、その先生の話をよくするので、きっと息子と相性の良い先生なのだろうと思います。

 

また一つ、息子を支えてくれる場所、人が見つかりました。

感謝、感謝です!

 


強迫行為、チックが増える

2020年10月20日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

修学旅行以後、なかなか息子の調子が良くなりません。

 

強迫行為が増え、ドアやトイレのふたを閉めたか、車から降りたときに足元のマットがずれていないか等々、何度も何度も確認するようになりました。

大便をした後にトイレットペーパーを一つ使い切るほどお尻を拭いて、トイレで流しきれずに詰まってしまうこともありました。

 

さらに、「アァーッ!」と頻繁に声をあげるようになり、時々、視線を上の方にやるというか、白目を向くようになりました。

自分の意思では止められないようなので、恐らくチックだと思います。

 

そんな中、昨日は息子のメンタルクリニックに行ってきました。

 

この日のカウンセリングは、息子が1時間5分で、また私の時間をとってもらうことが出来ませんでした。

私も聞いてほしいことがたくさんあったのですが、息子優先なので仕方がありません。

 

診察では、息子は、

「学校へ行ける日が少なくなって、時々、パニックというか落ち着かなくなって、叫んでしまいます。」

と、言っていました。

 

「う~ん、不安が強いのかな。

ランドセンといって、それを止める薬はあるのですが、あまり薬を増やしたくないですしね。」

 

「それと、気になっているのが、時々、白目を向いたりするのですが・・・。」

と、私が言うと、

 

「『白目を向く』は、言いすぎ。

目玉が上の方を見てしまうだけ!」

と、息子が言いました。

 

「それも、同じ薬で抑えられます。

頓服としてお出ししましょうか?」

 

「今、頓服でエチゾラムを飲んでいますよね。

それをやめて、その薬に変えるということでしょうか?」

 

「効けばね。

不安を抑える薬でもあるので、それで調子が良くなれば変更してもいいと思いますが、まずは、そういう症状が出たときに服用して、様子を見てください。」

 

次の診察は3週間後で、「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで、同じく頓服としてランドセン錠0.5mgを21回分」を処方されました。


それを感じられただけで充分!

2020年10月12日 | 日記(息子・中学生)

7日、息子が修学旅行から帰ってきました。

 

呼び出しがかかったらいつでも迎えに行けるようにと、主人も会社に手配してくれていたのですが、無事にみんなと一緒に帰ってきました。

 

息子によると、しんどくなったときもあったようですが(クラスミーティングのあった一日目の夜から二日目の班活動にかけては、かなりしんどかったらしい)、

「総合的に考えると、行って良かった!」

だそうです。

 

コロナの影響で日程や行先が二転三転したり食事とお風呂と寝る時以外はマスクを外せなかったり、バスの中でもお喋りは控えて、寝るときもソーシャルディスタンス等々、色々制約もあった旅行でした。

 

けれど、お天気に恵まれ、外国人訪問者がいないことで混雑もなく、思いがけず9000円のクーポン券をいただいたり・・・と、思う存分旅行を楽しむ子ども達の様子が、校長先生が逐一報告してくださるブログによってよく分かりました。

 

9000円のクーポンのうち2000円分は先生がまとめてお土産を発注してくださったのですが、子ども達に渡された7000円のうちの1000円、息子は使い切れず持って帰ってきてしまいました。

 

旅行先でしか使えませんって!

 

心配していたクラスミーティングですが、息子は、自分の気持ちをみんなに聞いてもらったようです。

 

修学旅行のしおりに振り返りのページがあり、

 

「一人一人違う悩みやかっとうをかかえていて、自分と重ねるようなものを持っている人がいたりもして・・・」

 

「みんなにこれからも助けてもらうことが多くなるかもしれないけど、一つ一つ自分自身が成長して、今度は、みんなを少しでも助けられるようになりたい・・・」

 

などと書いてありました。

 

それを感じられただけで充分!

 

旅行後に目に見えて何かが変わったわけではなく、息子は、相変わらず落ち着かない様子で、

「頭が動けへん。」

と言いながら、部屋の中をぐるぐる歩き回っています。

 

なので、学校に登校するのはもう少し時間がかかりそうです。

 

ゆっくり、じっくり・・・、

息子の心の奥底では、何かが形になりつつありそうです

 

 息子が買ってきたおみやげ♪


息子、修学旅行に行く!

2020年10月05日 | 日記(息子・中学生)

今朝は息子も主人も4時前に起きてきて、プレミアリーグのそれぞれ応援するチームの試合を観ていました。

息子はテレビで。

主人はパソコンで。

修学旅行前とは思えない光景。

 

息子が応援するリヴァプールは、アストン・ヴィラに7-2で大敗。

主人が応援するトッテナムは、マンチェスター・ユナイテッドに1-6で大勝。

対照的な結果もそうだけど、こんなに失点、かたや得点するなんて・・・!

 

リヴァプールの正ゴールキーパーがコロナにかかって離脱、そのことで他の選手もメンタルに相当な不安があったのか・・・?

でなきゃ、リヴァプールが7失点もするなんて信じられない!

 

息子、落ちこんでるかと思いきや、淡々と身支度を終え(食事は試合を観ながら済ませました)、5時25分、父親の車に乗って学校へと向かいました。

 

息子、修学旅行に行きましたよ!

 

昨日までの調子の悪さは何だったのでしょう!?

 

ハグは、今朝は一回だけ。

朝食も残さず食べたし。

言われる前に顔を洗って。

いつもの息子じゃない。。。

 

それだけ緊張してるのか?

それとも、覚悟が出来て、不安を乗り越えたか?

 

とにかく、息子は旅立ちました。

 

今日は、広島平和記念資料館で平和学習、明日はレオマワールドで遊んで、明後日は吉野川でラフティング。

 

帰ってからしばらく調子が悪くなってもいい。

思う存分楽しんで来てね。

 


行くのかな?行かないのかな?

2020年10月04日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

無事に体育大会が終わり、その翌々日が息子のメンタルクリニックでした。

 

この日のカウンセリングは、息子が1時間5分、私の時間はありませんでした。

息子が時間いっぱいでも話し足りないくらい話を聞いてもらえたなら、それでいいと思いました。

 

診察では、息子は、

「家では調子が悪いときが多くて、動かれへんくて・・・。

やることはいっぱいあるし、やらんなあかんって分かってるけど、やろうとすると頭が変な感じで叫び出しそうになって・・・。

だけど、体育大会には出ました!」

と、話していました。

 

「それは、すごいね!」

 

「お母さんから見てどうでしょう。」

 

「調子が悪くて学校にも行けない日が続いていたのに、体育大会に参加したので、本当にびっくりしました。

ただ参加しただけでなく、応援合戦のダンスも『いつの間に覚えたんやろ?』って思うくらいしっかり踊っていて、すごいなぁと思いました。

『無理し過ぎて調子が悪くなるのでは?』と、思うこともありますが、見守っています。」

 

「カウンセリングでは、しっかりで話せた?」

 

「はい。」

 

「そう。ではまた、3週間後にお待ちしています。」

 

今回も「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで」を処方されました。

 

さて、一週間はあっという間に過ぎてしまい、明日から修学旅行です。

やはり、息子の調子は悪いままです。

 

先週、登校した時に、自分のこと、特に学校生活を振り返り、嬉しかったことや悲しかったこと、辛かったことなどを書いて、自分の心を整理しようという学活があったようです。

 

「自分が一番言い出しにくいことは、実は一番聞いてほしいことだったりするので、心の整理が付いて、みんなに聞いてほしいと思う人は、『修学旅行のクラスミーティング』で話をしよう」ということらしいです。

もちろん、話さなくてもいいということが前提ですが、

「真剣な思いを真剣に受け止め、本当の仲間になれる場にしたい」

という先生方の思いがあるようです。

 

みんなそれぞれ胸の内に色々な思いを抱えていて、書くことによって心を整理することは大切なことで、それを伝えることが出来ればどんなにいいでしょう。

 

けれど、今の息子にとって、学校生活を振り返るなんてことは辛かったろうな。。。

 

あと数時間後に出発の修学旅行・・・、

息子は、行くのかな?行かないのかな?