息子のサッカー部は定時制通信制高校の大阪府春季大会で優勝し、全国大会に出場することが決まりました。
定時制通信制高校でサッカー部があって頻繁に部活が行われている高校は少なく、なおかつ息子達の高校はシード校だったので、準決勝から出場して2回試合に勝っただけで優勝です。
それでも、準決勝ではPK戦までもつれ、観ている私もハラハラしました。
息子は、準決勝と決勝の前半でプレイし、バテバテながらも精一杯頑張りました。
これで、息子がこの高校を選んだ目的の一つを達成!
次は、実際に全国大会に行けるか!?です。
4日に春季大会があり、その疲れのせいか、がくっと息子の調子が悪くなってしまいました。
「外に出たくない。」
「何人もの目が僕を威圧してくる。」
「頭の後ろ側が溶けてるみたいで、気持ちが悪い。」
またお風呂に入ったときに、呼び出し音を鳴らして、「扉の傍におって!」と言うようになりました。
そんな中で、今日はメンタルクリニックに行ってきました。
診察室に呼ばれたとき、息子はトイレに行っていたので、私だけ先に・・・。
「調子はどうでしょう?」
と、聞かれ、
「あまり良くないです。
常に誰かに見られて、威圧してくるみたいなことを言っています。
それに、『頭の後ろ側が溶けてるみたいで気持ちが悪い』と言うんですけど・・・。」
と、答えたところで、息子が診察室に入ってきました。
改めて調子を聞かれた息子が、
「部活と授業と2日連続で出ないといけないときがあって、そういうのも乗り超えていかなあかんと思っているけど、限界を超えてしまった感じになってしまいます。」
というようなことを言っていました。
「疲れですね。
そういうときは、しっかり休むことですね。」
と、先生。
「でも、もっとやれるようにならんなあかんので・・・。」
「だんだんやれるようになってきてます!
そういうときこそ、焦ったらだめですよ。」
「実は、サッカー部が全国大会に進むことになって、静岡での大会なんですけど、〇〇は『行きたい!』って、言ってますが、新大阪からチームでの団体行動なので、長時間、何日もだいじょうぶなのかな?って、心配しています。
2時間程の部活と1時間の授業で、それでもすごく疲れるみたいで、その前に電車に乗っているときも、誰かに威圧されてるみたいな気持ちになって、実際それで大声をあげたこともあるのですが、そういうことをして、周りの人から『なんやこいつ?』って攻撃されへんかが心配だったり、自分も攻撃してしまうんじゃないかと心配みたいです。」
と、私は言いました。
「それは、しんどいですね。
しんどいときは休むことが大事なんですけどね、こんな滅多に出来ない経験を、私から『無茶やからやめろ』と言うことは出来ません。
『行きたい』と思う気持ちがあるなら、頓服のリスパダールを飲みながら乗り切るしかないでしょう。
リスパダールの頓服をお出ししましょうか?
何日ぐらい行かれるのですか?」
「開会式と1回戦で最低でも1泊、決勝まで勝ち進めば4泊か5泊。」
と言うと、
「4泊や。」
と息子。
「まだ頓服のリスパダールは残っています。
全国大会は7月の終わりからなので、次の診察のときでもだいじょうぶです。」
次の診察は4週間後で、薬は引き続き「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(3包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで、」となりました。
サッカー部でのみんなと一緒に全国大会でプレー出来たら、何かが変わるかもしれない!
という期待はあります。
その反面、電車や教室が苦痛なほど不安が強く、その上、疲れやすさのせいか1日12時間以上の睡眠が必要で、週に3日外出するのは困難という息子が、本当に乗り切ることが出来るのか?と、心配もあります。
息子には、
「だいじょうぶ! 何とかなる!
どうしても〇〇が調子が悪くなったときは、いつでも飛んでいけるように近くにおるから!」
と、言い聞かせてます。
主人は、仕事や猫の我愛羅のお世話で1試合観に来られるかどうのようで、実は、私、一人旅なんてものすごく不安なのです。
股関節が悪くてあんまり歩けないし、荷物もあんまり持てないし、方向音痴だったりするけど・・・。
何とかなりますように!!