やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

それでも行くって、決めたんやな!

2023年06月30日 | 日記(息子・高校生)

息子の所属するサッカー部が全国大会に出場することが決まってから、息子の調子が悪くなってしまいました。

 

今まで細々と続けていたリフティングや少しの時間のランニングもやらなくなってしまい、ついには、サッカー部の練習を休むことになりました。

 

「気力が湧けへんねん・・・。」

と、だらだらスマホを眺めるような時間を過ごしていました。

 

「今こそ、頑張らんなあかんのとちゃうん?」

と、息子に言いたい気持ちをおさえ、私はただただ見守るだけです。

やりたくても出来ない息子に、どう声をかければいいのでしょう?

 

今の息子には、週に2回の外出が精一杯のようで、それが最近は部活と学校とで週に3回になるときがあって、とうとう限界がきてしまったのかもしれません。

 

こんな状態で、息子は現実に全国大会に行けるのでしょうか?

 

全国大会に出場するとなると、最短でも一泊、勝ち進めば最長で五泊になるそうです。

しかも、全国大会に出発する7月28日は、単位認定試験の最中。

サッカー部員は試験を繰り上げて受験するため、出発日まで連続して登校し、受験することになります。

当日は9時に新大阪駅集合なので、我が家を出るのは7時前です。

 

午後からの授業に2時間出席するのがしんどい息子です。

一日登校したら、回復に二日はかかります。

長時間、大勢の人の中で過ごすことが出来るのでしょうか?

 

心配すれば、きりがありません。

 

そんな中、3日前から、息子は再びリフティングを始めました。

 

「痩せたいから、一ヶ月間、お菓子は食べへん。

ご飯も、一ヶ月だけ、揚げ物はやめて!」

と、言い出しました。

 

それでも行くって、決めたんやな!

と、思いました。

 

「すぐに駆け付けられるとこにおって!」

と、言うので、私も静岡まで応援に行ってきます。

 

4週間後、笑顔で開会式を迎えられますように!

 

 


全国大会へ

2023年06月17日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子のサッカー部は定時制通信制高校の大阪府春季大会で優勝し、全国大会に出場することが決まりました。

 

定時制通信制高校でサッカー部があって頻繁に部活が行われている高校は少なく、なおかつ息子達の高校はシード校だったので、準決勝から出場して2回試合に勝っただけで優勝です。

 

それでも、準決勝ではPK戦までもつれ、観ている私もハラハラしました。

息子は、準決勝と決勝の前半でプレイし、バテバテながらも精一杯頑張りました。

 

これで、息子がこの高校を選んだ目的の一つを達成!

次は、実際に全国大会に行けるか!?です。

 

4日に春季大会があり、その疲れのせいか、がくっと息子の調子が悪くなってしまいました。

 

「外に出たくない。」

「何人もの目が僕を威圧してくる。」

「頭の後ろ側が溶けてるみたいで、気持ちが悪い。」

またお風呂に入ったときに、呼び出し音を鳴らして、「扉の傍におって!」と言うようになりました。

 

そんな中で、今日はメンタルクリニックに行ってきました。

 

診察室に呼ばれたとき、息子はトイレに行っていたので、私だけ先に・・・。

 

「調子はどうでしょう?」

と、聞かれ、

「あまり良くないです。

常に誰かに見られて、威圧してくるみたいなことを言っています。

それに、『頭の後ろ側が溶けてるみたいで気持ちが悪い』と言うんですけど・・・。」

と、答えたところで、息子が診察室に入ってきました。

 

改めて調子を聞かれた息子が、

「部活と授業と2日連続で出ないといけないときがあって、そういうのも乗り超えていかなあかんと思っているけど、限界を超えてしまった感じになってしまいます。」

というようなことを言っていました。

 

「疲れですね。

そういうときは、しっかり休むことですね。」

と、先生。

 

「でも、もっとやれるようにならんなあかんので・・・。」

 

「だんだんやれるようになってきてます!

そういうときこそ、焦ったらだめですよ。」

 

「実は、サッカー部が全国大会に進むことになって、静岡での大会なんですけど、〇〇は『行きたい!』って、言ってますが、新大阪からチームでの団体行動なので、長時間、何日もだいじょうぶなのかな?って、心配しています。

2時間程の部活と1時間の授業で、それでもすごく疲れるみたいで、その前に電車に乗っているときも、誰かに威圧されてるみたいな気持ちになって、実際それで大声をあげたこともあるのですが、そういうことをして、周りの人から『なんやこいつ?』って攻撃されへんかが心配だったり、自分も攻撃してしまうんじゃないかと心配みたいです。」

と、私は言いました。

 

「それは、しんどいですね。

しんどいときは休むことが大事なんですけどね、こんな滅多に出来ない経験を、私から『無茶やからやめろ』と言うことは出来ません。

『行きたい』と思う気持ちがあるなら、頓服のリスパダールを飲みながら乗り切るしかないでしょう。

リスパダールの頓服をお出ししましょうか?

何日ぐらい行かれるのですか?」

 

「開会式と1回戦で最低でも1泊、決勝まで勝ち進めば4泊か5泊。」

と言うと、

「4泊や。」

と息子。

 

「まだ頓服のリスパダールは残っています。

全国大会は7月の終わりからなので、次の診察のときでもだいじょうぶです。」

 

次の診察は4週間後で、薬は引き続き「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ加味帰脾湯エキス顆粒5g(3包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠0.5mgを一日4錠まで、」となりました。

 

サッカー部でのみんなと一緒に全国大会でプレー出来たら、何かが変わるかもしれない!

という期待はあります。

 

その反面、電車や教室が苦痛なほど不安が強く、その上、疲れやすさのせいか1日12時間以上の睡眠が必要で、週に3日外出するのは困難という息子が、本当に乗り切ることが出来るのか?と、心配もあります。

 

息子には、

「だいじょうぶ! 何とかなる!

どうしても〇〇が調子が悪くなったときは、いつでも飛んでいけるように近くにおるから!」

と、言い聞かせてます。

 

主人は、仕事や猫の我愛羅のお世話で1試合観に来られるかどうのようで、実は、私、一人旅なんてものすごく不安なのです。

股関節が悪くてあんまり歩けないし、荷物もあんまり持てないし、方向音痴だったりするけど・・・。

 

何とかなりますように!!

 

 


朝の読書タイムに読み聞かせ

2023年06月02日 | 読書・読み聞かせ

今日は大雨で息子の高校は臨時休校になり、なんだかほっとしている自分がいます。

 

スクーリング前半、息子は登校出来なかった日が多かったので、今は週に2回必ず通わなければならず、部活も大会前ということもあって毎週行われています。

 

私が付き添うことで息子の出来ることが増えるのなら、と覚悟はしていますが、部活の練習場所は遠すぎる!

往復だけで5時間近くかかるし、2時間の練習を、雨の日は屋根のない場所で見学するだけでも疲れてしまうので、練習している息子はもっと疲れているでしょう。

 

息子、本当に頑張っています!

 

さて、そんな中、今年度の読み聞かせボランティアが始まりました。

 

今まで読み聞かせは昼休みに行われ、1年生、2年生は各教室で、3年生、4年生は希望者だけ集って音楽室で行われていました。

今年度からは、1~4年生まで各教室で、授業が始まる前の朝の読み聞かせタイムに行うことになりました。

 

なので、時間はたった10分

余裕をもって読み聞かせをするとなると、8分ぐらいの本しか読めません。

 

でも、3年生、4年生のみんなに聞いてもらえることになったのは嬉しいな!

 

今回、私は3年1組と4年1組の担当になったので、先週と今週の木曜日に、どちらのクラスも「しっぽや」(ななもりさちこ 作・大島妙子 絵 )という本を読ませていただきました。

 

 

見るからに怪しいフードをかぶった男が、公園に屋台を開いて「しっぽ」を売るお話です。

「しっぽのり」で動物のしっぽを模したものをお尻に付けると、あら不思議、自在に動かすことが出来るのです。

たちまち、町中の人がしっぽを付けるようになりました。

 

人間の飽きやすい性格を利用してさらに大もうけをたくらむこの男は、自らを、魔法使いではなく「あほうつかい」だと言っています。

ちくちく手作業でしっぽを作るのに疲れた男は、なんと動物園の動物達のしっぽを売ろうとして・・・。

 

しっぽを取り外す「しっぽコロリ」を作るときの、お鍋で煮込む怪しげなものを読み上げるところが、子ども達に大うけ。

 

「むらさきのしる」「アイスのぼう」「かわいたむし」「くつのそこ」等、読むたびに、「え~?」とか「うわ~!」とか、「そんなんいらんやろ!」とか、いちいち反応してくれたのがかわいかったです。

 

子ども達はこれから一日たくさん勉強するのだからと、明るく楽しい本を選びました。

 

2学期の読み聞かせに向けて、ゆっくり本を探すのも私の楽しみです。