やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

意味のある大事な一年

2019年12月31日 | 日記

息子の中学2年生の2学期、通知表で見る出席日数は7日でした。

それも、30分から1時間ぐらいの短い時間ですが、それが精一杯だったという気がします。

 

学校に行きたい!

(息子の場合は、特に「サッカー部に戻りたい」という気持ちのようです。)

でも、学校に行くと、調子が悪くなってしまう。

どれぐらいなら頑張れるだろう?

 

息子なりに考えているようです。

 

短い時間の登校でも調子が悪くなり、不安が強くなって、回復するのに2~3日かかってしまいます。

それでも、息子は、またみんなと以前のようにサッカーをすることをあきらめてはいません。

 

自分の出来ることを頑張るしかない!

 

そう思って頑張ろうとしている息子。

調子が良いときは、たとえ部活に行けなくても、ランニングしたりリフティングをしたりしています。

 

気持ちが落ち着かなくなって、不機嫌になり、突然動けなくなったり、叫び声を上げたりする息子。

 

親は見守ることしか出来ません。

 

「消えてしまいそう・・・。」

と、自信を失くす息子に、

「負けるな~!」

と、ただただ心の中で、祈るように応援しています。

 

2019年は、重い鎧をまとったように身動き出来ないまま、気が付けば一年という時間が過ぎ去ってしまいました。

けれど、もがき苦しみながら、一歩ずつでも前に進もうとする息子に、きっと意味のある大事な一年だったと思っています。


 
この一年、私達家族を支えてくださったみな様、そして、拙いブログをご覧になってくださったみな様、本当にありがとうございました。
 
明くる年が幸せな一年となりますように!
 


秋の読み聞かせ

2019年12月22日 | 読書・読み聞かせ

11月下旬に「おはなし会」があり、私は2年生を担当することになりました。

 

秋のおはなし会ということで、今回私が選んだのは、「たぬきのひみつ」加藤休ミ・作「あかいありのぼうけんえんそく」かこさとし・作の2冊です。

 

「たぬきのひみつ」は、 「だれにも いっちゃいけないよ。」で始まる動物たちが秘密を教えてくれる絵本。

 

 

たぬきのおへそがたこやきだったり、りすのしっぽがエビフライだったり・・・。

動物たちの秘密や表情がかわいくて味がありますが、「おぉ~っ!」とか「え~っ!」とか声をあげながら聞いてくれる子ども達がまたとってもかわいいのです。

 

「あかいありのぼうけんえんそく」は、あかありしょうがっこうの秋の遠足のお話。

 

 

1年生から6年生まで全校生徒で「ぼたもちやま」に向かうのですが、遠足ながら、むかでやなめくじ、うすばかげろうが襲って来るという、ハラハラドキドキ冒険のお話です。

 

そこで大活躍するのが、保護者と先生方からなるPTA。

「せんとう ぜんしんはん」「きょうえん きゅうしょくたい」「くみたて こうさくぐみ」「だんけつ だんごだん」の4つのグループを作って遠足を大成功させます。

次々と襲い来る敵をやっつけ子ども達を守ることはもちろん、ぼたもちやまの頂上では花火を打ち上げ、最後は列車を作って「シュー シュー シュー シュー」と一気に下山。

 

かこさとし先生の子ども達への愛を感じる一冊で、14分弱と長めのお話ですが、子ども達は集中して聞いてくれました。

 

毎回、おはなし会でどの本を読もうかと頭を悩ませますが、それも楽しい時間。

大切な人に贈るプレゼントを選ぶ心境です。


まだまだ時間がかかりそうだけど、希望の一歩

2019年12月17日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

昨日は、息子のメンタルクリニックでした。

この日のカウンセリングは、息子が40分、私が10分。

 

「早く終わりましたね。」

と、私が先生に言うと、

「彼の中でだいぶん整理が付いているようで、早く終わりました。」

と、言われました。

 

「週に2回学校に行く、と決めているような感じがします。

先週は水曜日に通級に30分程、土曜日に部活に40分程参加しました。

少しの時間だけですが・・・。」

 

「そうですね。

これが、『週に2回行かなければならない』だと、彼は苦しくなって行けなくなってしまうかもしれません。

自分で『行ってみよう』というのを応援してあげてください。」

 

「部活の引退の時期を意識してか、

『こんなんじゃ間に合えへん!』

って、泣いたり叫んだりすることがあります。

もっと背中を押してあげた方がいいのかなと思うときもあるのですが、行けなくても、あくまで本人の決めた通りでいいんですよね。」

 

「そうですね。」

 

「時間がかかりますね。

相変わらず調子が悪くなる日も多いです。

昨夜も突然調子が悪くなって、お風呂に入れませんでした。

『ママがおらんな不安やねん。』

『ママがおらんな消えてしまいそう。』

とか言って、しがみついてきます。

不安というか恐怖というのか、なかなかなくなりません。

それでも、少しずつは良くなっている気はしますが・・・。」

 

「良くなっていると思われるんですね。

そうですね。

好不調の波が少し穏やかになってきていると思います。

前はぎざぎざの鋭角みたいな波だったのが、少し緩やかになってきているので、この波がゆっくりと穏やかになっていずれは平坦になっていくと思います。

また、どんなときに悪くなったり良くなっていくのか、だんだん彼自身も分かってくると思います。

 

「まだまだ時間がかかるみたいですね。。。

今は、本を読んだりとか勉強したりは出来ませんが、いずれは出来るようになりますよね?

中学生もあと1年と1学期なので、その先も気になります。

家で勉強が出来なければ、通信制も難しいのかなとか。」

 

「中学校というのはある意味特殊なので、環境が変われば動き出せる子も多いですよ。

まず、『クラブに行ってみよう』と、それが繰り返し繰り返し行けるようになれば、少しずつ意欲も出てくると思います。

 

一歩一歩・・・。

本当にまだまだ時間がかかりそうです。

 

続く診察では、

「毎日、何か一つは出来るようになってきました。」

と、答えていました。

 

「そうですか。

夜は眠れてる?」

「はい。」

「ご飯食べられる?」

「はい。」

「カウンセリングで話せた?」

「はい。」

 

「お母さんから見て、どうですか?」

 

「学校へ行ったり、部活に出たり、家の周りを走ったり・・・。

毎日一つでも、少しの時間だけでも、自分でやろうと決めたことを頑張っているように思います。」

 

「焦らずにね。

一歩一歩です。」

 

次の診察は、年末年始の休み明けの1月6日。

「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠を一日4錠まで」を3週間分処方されました。

 


「断ることが出来た!」

2019年12月10日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

先週、3日は息子のメンタルクリニックの日でした。

車のバッテリーが上がってしまい、一週間延期になっての通院です。

 

この日のカウンセリングは、息子が45分、私は15分。

 

『少しずつ調子が良くなってきた』と、本人は言ってますけど、どうでしょうか?

調子が悪いときも多かったのですが、23日は家族でサッカーを観に行ったり、この土曜日には、やっと部活に参加することが出来ました。

部活に行ったあとで早く病院に行って、先生と話したい!』って言ってたので、『頑張った!』と先生に報告したいのかなぁと・・・。」

 

「そうなんですね。

実は、彼から最初に話が出たのは、テストのことでした。

『テストも受けられなかったし、宿題とか勉強も全然出来なかった。』

と言っていました。」

 

「テストの時期なので、〇〇の調子が悪いのはそのせいもあるかもしれないと思っていました。

それと、〇〇が、

『自分の調子のいい時間と、通級の先生が空いてる時間とは違う。』

『担任の先生の空いている時間と自分の調子のいい時間が合ったら、別室に行けるかもしれない。』

と言うので、可能性は多い方がいいと思って、担任の先生にも空き時間を教えてもらうことにしたんです。

一週間の時間割に先生の空いている時間に丸したものをくださったのですが、それを見たとたん、〇〇が『うわ~っ!』とパニックになってしまって、それからしばらく調子が悪くなりました。

みんなはこんなに頑張ってるのにって、プレッシャーになってしまったのですかね・・・。」

 

「そうかもしれませんね。

周りはそういうつもりじゃなくても、彼自身が自分を責めてしまっていて、それが体調に表れているのだと思います。

 

「最近、『呼吸がしにくい』って言うので、アレルギー性鼻炎があるせいかなぁと思って耳鼻科に連れて行ったり、『歯が痛い』と言うので歯医者に連れて行ったりしたのですが、歯医者さんには『抗うつ薬とかの薬のせいで歯茎が腫れる場合もあります。』と言われましたが、どうも気持ちのせいみたいです。

夜に調子が悪くなることが多くて、突然、全く動けなくなってしまうことがあるのですが、あれは本当に動けなくなるのですよね?

起き上がることも出来なくて、横に布団を敷いてそこに寝かせるのがやっとなのですが、今まで何ともなかったのに、急に『えぇ~っ!?』って感じなんですが、そういうこともあるんですよね?」

 

突然体が悪くなって、そういう状況になることはないと思いますが、彼の心は『体を動かすことも出来ない状況』になったのだと思います。

彼のそういう気持ちを受け止め、『動けないんやね。じゃあ横に布団を敷くからそこで寝よう。』って、それでいいと思います。」

 

「それと、部活のことなんですが、彼は、

『先生から『試合に出るか?』と聞かれて、出ようかどうしようか迷ったけど、出たらまた調子が悪くなるかもしれないと思って、自分で出ないって決めて、『やめときます。』って断ることが出来た。』

そう話してくれました。

今までの彼だったら、多分、周りに言われるまま、無理してでも試合に出ていたと思うのです。

『自分の状況を判断して、自分の出来ることを頑張ったよ。』ということだと思います。」

 

それはまた、〇〇自身がありのままの自分を受け入れつつあるということなのかもしれません。

少しずつ・・・葛藤しながらですが・・・。

 

「部活に出られたことを喜んでいたのかなと思ってましたけど、一歩先に進んでるんですね。」

 

先生は、うんうんと頷いていました。

 

続く診察では、息子は、

「調子が良くなってきてる気はします。」

と、答えていました。

 

「それは良かった。

夜は眠れてる?」

「はい。」

「ご飯食べれてる?」

「はい。」

「カウンセリングでは話せた?」

「はい。」

 

「お母さんから見て、どうでしょう?」

 

「調子が悪い日も多いのですが、この土曜日には少しだけクラブに参加したり・・・。

本人も『良くなってきてる』と言ってるので、良くなってきてるのかなぁ?と・・・。」

 

「良くなってきていると信じましょう!」

 

先生に療育に通っている「脳神経リハビリテーションセンター」から預かってきたパンフレットをお渡しし、

「もし、療育の内容や情報の交換というか、〇〇のために出来ることがあるなら、『ご連絡いただいたらお伺いします』とおっしゃっていました。」

と、お伝えしました。

 

次の診察は13日後で、「リスパダールOD錠1mg(0.5mgを2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、頓服としてエチゾラム錠を一日4錠まで」を処方されました。


14歳、おめでとう!!

2019年12月07日 | 日記(息子・中学生)

今日、息子は14歳になりました。

昨日と今日で何かが変わるわけではないけれど、とても大切な日です。

 

気が付けば、父ちゃんの身長を超えちゃったね・・・。

 

この一年、〇〇にとっては苦しい苦しい日々だったろうけど、今日を迎えられたことが私はとても嬉しいです。

〇〇が生まれてきてくれて、今日まで、そしてこれからも、一緒に泣いたり笑ったり出来ること・・・。


12月7日が来るたびに、毎年涙があふれます。

嬉しくて、幸せな涙です。

 

ゆっくりでいい。

〇〇の人生を一歩一歩大切に進んでください。

失敗を恐れずに、〇〇の一歩を踏み出してください。


すぐに疲れたり、うまくいかなくて落ちこんだりもするだろうけど、その挑戦がきっと〇〇を強くするよ。

 

14歳、おめでとう!!

 


焦らない、焦らない・・・。

2019年12月03日 | 日記(息子・中学生)

11月30日土曜日、息子は久々に部活に参加しました。

前回、部活に出て調子が悪くなってから19日ぶりです。


その日は市内の中学校との練習試合で、「7時45分学校に集合・12時半頃解散」とのことでしたが、9時半頃、息子を学校に送って行きました。

 

ところが、試合は相手校で行われていたようで、急きょ、ナビを頼りに山の上にある学校まで送ることになってしまいました。

 

運転が下手な私は、細い山道にびくびく・・・

「対向車が来たらどうしよう・・・。」

と、恐る恐るの運転でしたが、幸い、対向車に出合うことはありませんでした。

 

10時10分頃、対戦校に到着。

それから、息子は、約40分間部活に参加しました。

といっても、試合に出るわけではなく、試合をしている横で、試合に出ていないメンバーと一緒にダッシュを繰り返していました。

 

顧問の先生は審判をしていて、息子に試合に出るか聞いてくださったそうですが、息子は断ったようです。

試合が終わる前に息子が帰ってきたので、息子が先生と他に言葉を交わす時間はありませんでした。

後に先生からお電話をいただき、息子が部活に参加出来たことを喜んでくださっていました。

 

息子自身も、

「やっと行けた!」

と、ほっとしたようでした。

 

また、息子らしいというのか、久々に参加した部活で、しっかり忘れ物をして帰ってきました

ジャージ(ズボン)とレガース。。。

 

帰る前に、あれ程

「忘れ物はないか?」

と、声をかけたのに、

「ない!」

と、自信満々の返事はいったい何だったのでしょう!?

 

「早く病院に行って、(カウンセリングの先生と)話したい!」

と言っていたので、頑張った自分を報告したいと思っているのかもしれません。

 

翌日の日曜日は息子の学校で試合をすることになっていて、息子は、

「明日も行く!」

と意欲的で、夜8時半には眠ったのですが、13時間眠っても疲れが取れず、家でゆっくりすることになりました。

 

昨日も部活に出ていません。

土曜日の40分でエネルギーを使い果たしてしまったようです。

 

焦らない、焦らない・・・