やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

今度の不安は「プール」

2016年06月30日 | 日記(息子・小5)

昨日、林間学校から帰って来た息子の第一声は、

「金曜のプール、どうしょう・・・。」でした。

 

息子にとっては、「プール」も不安材料の一つです。

でも、なぜ、今? 「ただいま~」ではなく・・・。

 

私にしたら、まずは臨海学校の話を聞きたいのに、息子の頭の中は、明後日のプールに対する不安でいっぱいのようです。

「あ~」とか、「あかん、あかん・・・」と言いながら、私にハグしにくるのです。

 

土砂降りの中を帰って来たので、とりあえずお風呂に入らせ、

「後片付けまで、臨海学校やからな。洗濯物出してよ!」

と、カバンから洗濯物などを出すように促しましたが、

「ちょっと待って! あかんねん。今は無理やねん・・・。」

と、泣きそうな顔をしています。

 

「プールは明後日やろ。今から心配してもしゃ~ないやん!

それより、臨海のこと教えてよ。何が一番楽しかった?」

「カヌー。」

「いかだは?」

「8人で乗った。チューブがしぼんできて、沈みそうで怖かった。」

 

行きも帰りも、土砂降りの中をバスに乗っていましたが、淡輪では、小雨が降る程度で時々日が差すこともあったそうです。

昨夜のキャンプファイヤーも無事に行い、息子達は、奇跡的に全プログラムを体験して帰ってきました

青い空、眩しい海!とはいきませんでしたが、照りつける暑さもなく、カヌーやいかだに乗るには、ちょうどいいお天気だったのかもしれません。

 

息子から臨海学校の話を聞き出せたのは、それだけです。

「あ~」とか「うぉ~」とか言いながらぐずぐずしているので、私は用事をしながら無視していると、荷物を片付けもせずに2階に上がってしまいました。

しばらく叫び声が聞こえてましたが、静かになったので見に行くと、寝室で眠ってしまっていました。

 

まだ夕方の5時半。

深い深い眠りに落ちて、夕食時に何度も声をかけましたが起きる様子もなく、そのまま朝まで眠り続けました。

 

よっぽど疲れたんやね。

よく頑張ってきたね。。。

 

こちらは、何かあったら淡輪まで行く覚悟で待っていましたが、先生からの連絡はなく、不穏時に飲むためのリスパダールも一つも服用せずに持って帰ってきました。

 

友達と一緒に楽しく頑張ってきたのでしょうが、多分、たくさんの無理をしてきたのだと思います。

家に帰って来て、溜まったもやもやが溢れだしてしまったのでしょうか。

 

ぐっすり寝て、元気になって・・・と、思っていましたが、翌朝起きた息子は、

「明日、プールある・・・。」と、やっぱり不安な様子

 

食事も着替えもなかなか進まず、ハグばっかりしにくる息子に、

「今日は、プールないから、今から心配せんでもええやん。」と、薬を飲ませ、

「友達に会ったら、元気になるよ!」と、送り出します。

 

いったい、いつまで続くのでしょう。。。

 


臨海学校、無事に楽しんでいますように!

2016年06月28日 | 日記(息子・小5)

今日、息子達5年生は、臨海学校で淡輪へと出発しました。

梅雨の真っ只中らしいあいにくのお天気ですが、携帯に届くリアルタイム情報によると、昼過ぎには雨が上がり、砂浜レクレーションもカヌー体験も無事に行うことが出来たようです。

さすがに、キャンプファイヤーは無理そうです。

屋内で行うキャンドルサービスで、ろうそくの炎を囲みながら歌を歌ったりしているのでしょうか。

 

ただただ、無事に、良い体験が出来ますように。

笑顔で帰って来てくれますように・・・。

 

臨海学校では、活動用、夜用、次の日用、と着替えだけで何種類もあって、息子は混乱して荷物の準備に手間取っていたので、袋分けしてビニールテープを貼り、いつ、どんな時に使うか表示して持たせました。

準備も、朝の送り出しも大変だったけど、今は、ただただ祈るばかりです。

 

息子の臨海学校中ですが、通級の先生との懇談がありました。

息子の朝の大変な様子、けれども、学校に着く頃には調子が良くなっているようなので、頑張って送り出しているという話をすると、今日、ちょうど登校中に先生と息子が出合わせたらしいです。

通級での様子と違って、話しかけても返事がなく、息子の表情が硬かったようなのですが、その後、臨海学校の出発式で見かけた息子は、友達とものすごく楽しそうにしていたと教えてくれました。

普段もきっとそんな感じなのでしょうか・・・。

 

息子の朝の様子が心配なとき、担任の先生にはよく連絡しているのですが、学校での息子の様子が問題ないようなので、通級の先生にまでは伝わっていなかったようでした

薬のことも伝わっていないようです。

 

「児童精神科の先生は、学校側でどういうサポートをしたらいいか、何かおっしゃっていましたか?」

と、聞かれ、薬のことを説明しました。

薬の服用により不安を抑え、普通に日常生活が送れるようになると、自信も付いていく。自信が戻ってくれば、いずれ薬は必要なくなる・・・と、いうことなので、先生から見て、不安そうなときに薬を飲むように声をかけていただいたり、〇〇自身がちょっと変だ、薬を飲んだ方がいいと思ったときにも、先生に一声をかけてから飲むように言っているので、そうした薬の服用のサポートをお願いしています。

 

「それと、薬を飲んでも、あるいは、薬を飲むほどではなくても、なんか調子が悪くて落ち着かないときは、先生に言って、保健室か通級教室で気持ちを落ち着かせたらいいよ・・・って、〇〇に言っているんです。」

と、私が言うと、

「保健室は色んな人が出入りするから、ここ(通級教室)の方が締め切ると個室状態にもなるので、気持ちを落ち着かせられると思います。通級に通っている子は、そのためにも、よくここに来ているのですが、〇〇君は、通級の時間以外には来たことがありませんね。」

「多分、通級の時間以外には行こうと思わないんです。」

「〇〇君の場合、そういう状況になったときに、自分からここに来るのはちょと難しいかもしれませんね。

調子が悪いと連絡をいただいたときには、担任と私が連携をとるようにして、〇〇君がここに来やすい状況を作っていきたいと思います。」

 

授業は受けなければならないものだと思っているので、例外で一人だけ通級教室に行くことは、息子にとっては許せないことかもしれません。

でも、調子が悪いときは、無理をしないで、頑張り過ぎないで、心を落ち着かせてほしいです。

そういう場所があることを、そこを使っていいことを知っておいてほしいと思います。

 

サッカーを通して色んなことに意欲的になり、自分からサッカークラブに入部したいと言うまでになった息子。

通級の先生も、私自身も、サッカークラブに付いていけるかなぁ・・・という多少の不安はありましたが、こんなに早く、ここまで大変な状況になるとは思ってもみませんでした。

通級の時間にも、息子が話すことといえばサッカーのことばっかりだったのに、今では全く話に出てこないそうです。

サッカーがらみの小説を読んだり、ボールを蹴ってトレーニングしたり・・・そういうことも全てなくなりました。

 

息子の中にあった自信が粉々に打ち砕かれてしまって、サッカー以外の他のことにしても、普段の学校生活でさえも、うまくいかなかったらどうしよう・・・という不安が息子を苦しめ続けているのでしょう。

また一から、息子の自信を育てていくしかありません。

 

今頃、息子は何をしているのでしょうか。

ハグしにきたり、まとわりつかれてしんどくてたまらなかったのに、息子がいないと寂しくてたまりません。

早く明日になって、息子の元気な顔が見たいです。

 


朝最悪、学校普通、帰ってからは最高~!

2016年06月25日 | 日記(息子・小5)

昨日の朝も、息子は調子が悪くて、学校へ行く時間の20分程前からぐずぐず言い始め、家を出る7時35分になっても、なかなか出発できそうな状況ではありませんでした。

 

「あかんねん・・・。」

と、泣きそうな顔で私に訴えます。

胸が苦しくなるのか、それとも気分を落ち着かせようとしているのか、「は~、は~」と、苦しそうに息をして、何度もハグしにくるのです。

 

「お薬飲んでいく?」と、聞くと、頷くので、リスパダールを服用させました。

「だんだん気持ちが落ち着いてくるから、だいじょうぶだよ。」

と、言い聞かせたものの、まだまだ不安そうです。

指の拘縮予防の訓練で使うグッズをにぎにぎすると、息子はストレス軽減になるみたいなので、それを持たせて登校させました。

 

7時55分。20分オーバーです。

担任の先生に、調子が悪くて薬を飲ませていること、ストレス解消グッズを持たせて登校させたことを連絡しました。

 

そして・・・。

 

学校から帰って来た息子は、すこぶるご機嫌でした。

帰ってくるなり、まずハグをしにくるのですが、学校での様子を聞いたところ問題がなかったようです。

「朝、あんなに調子が悪かったのにね。」と、私が言うと、

「朝最悪、学校普通、帰ってからは最高~!」と、息子は言いました。

 

連休前の金曜日なので、その日に宿題を済ませなくてもいいことになっているせいかもしれませんが、おやつを食べたり、ゲームをしたり、楽しそうに過ごしていました。

 

学校の先生からの報告でも、学校に着くころには気持ちが切り替わっていたのか、授業の始まる前から友達と楽しそうに話をしていたそうです。

眠そうにしたりとか薬の副作用もなく、学校へ来る前に調子が悪かったことが信じられないくらい、一日を通して元気に過ごしていたようです。

「学校に来た方が帰ってからも楽しく過ごせるので、朝が大変でも、背中を押して送り出してあげてください。」とのことでした。

 

学校で、本人も無理と気付かずに無理をしているから、朝、調子が悪いのではないか・・・とも、心配していたのですが、学校へ行けたことで息子の気持ちも安定するようです。

 

息子に劣らず、朝が憂鬱になっている私ですが、負けずに頑張って送り出そうと思います。


鍼灸整骨院へ行く

2016年06月23日 | 日記

最近、病院や学校に出向く機会が多くて、私の体もギブアップ気味。

腰から右の足先にかけて、それに、首から右腕にかけても重だるくて辛いです。

雨続きの天候も関係しているのだと思います。

 

私が動けなくなったら、息子はどうなるのだろう・・・?

ふと、そんな心配がよぎりました。

 

息子が10歳になったら、股関節の手術を考えてみようかと思っていましたが、とても私が家を空けれるような状況ではありません。

「中学生になったら、だいじょうぶやから!」

息子はそう言ってくれてますが、中学校という環境の変化がどう影響するのか・・・。

今より厳しい状況にならないとも限りません。

 

臼蓋形成不全は内科的な疾患ではないので、痛みに耐えることさえ出来れば、手術を延ばしても問題ありません。

ただ、恐らく、股関節を庇う歩き方が腰や足にまで痛みをもたらしているようで、どんどん悪化しているような気がします。

 

かかりつけの整形外科では、痛み止めと湿布をもらい、たまに牽引したり電気を当ててもらっていますが、痛みを紛らしているだけでしかありません。

 

最近の雨で、学校に歩いていかなければならないことが多く、10分程度の道のりが辛くて、

「このままどんどん悪くなって、動けなくなったらどうしよう・・・」

と、不安になってしまったのです。

 

これは、何とかせなあかん!!

 

最近、あちこちで見かけるようになった、「整骨院」や「整体院」「鍼灸マッサージ」は、効果があるのでしょうか。。。

とりあえず、近所の「鍼灸整骨院」に相談に行ってきました。

 

どうやら、股関節を庇ってへんな姿勢をしているせいか、私の体は前かがみで左よりに歪んでしまっているようです。

臼蓋形成不全は手術でしか治すことは出来ないけど、坐骨神経痛や首から腕にかけての痛みはなくせるとのこと、股関節の痛みも軽減出来る、と言われました。

ただ、1回の施術に5000円、最初の3ヶ月は最低でも週2回、症状が良くなれば週1回通うだけでもいいとのことですが、保険が使えないので、割引制度を使っても、最初の3ヶ月は、月に32000円以上かかるそうです。

 

無理です。無理、無理・・・。

 

「痛みがなくなったら、まず、何をしたいですか?」と、聞かれ、

「子どもと、外でボールを蹴ったり、バトミントンをしたりして遊びたいです。あと、家族で旅行に行っても、車から降りてすぐの場所にしか行けなかったので、思いっきり山の中を散策したいです。」

と、私は答えました。

 

「それが出来るようになるのなら、決して高くはないと思いませんか?」

 

もちろん、そう思います。

でも、出せるお金がないのです。

これ以上夕飯のおかずを削ったとしても、そんなお金は出てきません。

元より贅沢とは縁遠い生活なので、生活に支障なく削れるものなんて夏休みの家族旅行ぐらいですが、それを削ることは出来ません。

 

諦めるしかありませんでした。

 

他にも坐骨神経痛専門の整体や、カイロプラクティックなどを調べましたが、施術値段の相場はやはり5000円前後のようでした。

ただ、「柔道整復師」 が施術を行う整骨院では、「受領委任」という形で保険を使えるそうです。

それならばと、保険を使えるところを探しました。

 

駅の近くに「深部筋マッサージ」と「B&M骨盤・背骨矯正」という施術を行っている「鍼灸整骨院」があって、マッサージだけだと保険適用で600円ぐらい、骨盤・背骨矯正は、自費治療で2000円だということでした。

 

そこで、30分くらいかけて問診&体のチェックをしてもらい、試しに一度施術をしてもらうと、私はあまり首を後ろにそらすことが出来なかったのですが、可動範囲がぐんと広がりました。

 

先生に、「まずは、6回通ってみてください。」と言われ、そんなに簡単に治るものではないだろうという思いと、少しでも楽になって動けるようになりたいという期待を胸に、そのコースを受けてみることにしました。

コースでは、「骨盤・背骨矯正」が6回中4回組み込まれていますが、その後は、時々、メンテナンスとして行うぐらいで良いそうです。

 

マッサージをしてもらうのが初めてなせいか、それとも、「深部筋マッサージ」というだけあって、深いところまで指圧するためなのか、我慢できないほどではないけど痛かったです。

マッサージのせいで、ふくらはぎは、その日ずっと重だるい状態でした。

でも、夜中に、股関節や腰の痛みで目覚めることはありませんでした。

 

さてさて、6回施術後、その効果はどれほどのものでしょうか・・・? 


広汎性発達障害のせいですか?

2016年06月21日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

昨日、メンタルクリニックに行ってきました。

1週間前に息子の様子を診てもらっているので、今回は私だけの受診です。

息子が傍にいるときには聞きにくい話も、じっくり先生にお聞きすることが出来て良かったです。

 

まず、息子の1週間の様子をお話しました。

少しずつ落ち着いてきてはいるものの、毎朝、登校前に不安がきつくなってしまうことや、2回だけ学校で調子が悪くなって、薬を服用したこと。

薬を飲んでも、眠気やだるくなったりはしなかったこと。

また、臨海学校には薬を持参して参加し、調子が悪そうなときは、先生から薬を服用するよう声かけしていただくことをお願いしていること。などなど・・・。

 

「先生、息子がこんなに不安になってしまうのは、広汎性発達障害のせいですか?

と、私が聞くと、先生は、いつものようににこにこしながら、

「これは、広汎性発達障害の症状ではなく、強迫性障害、不安障害といったものです

確かに、広汎性発達障害の特性上、発症しやすいということはありますが、強迫性障害、不安障害といったものは、治るものです。」と、答えられました。

 

この状況が、「治るものです 」という言葉は、私にとって希望です

 

「春から薬を減らすつもりだったのに、逆に薬を増やすことになってしまいました。

不安な時に、何度も薬を飲むことで、体に悪い影響が出ないでしょうか?

また、薬に依存してしまうようにはならないでしょうか?」

 

「薬のせいで、眠くなったり、だるくなったりということはあるかもしれません。

本人が、それに支障を感じなければ、1日に3回ぐらいまでなら飲んでもだいじょうぶです。

薬を飲む目的は、不安をとることです。

それによって日常生活がうまくいけば、小さな成功体験を積み重ねて、自信も戻ってきます。

そうなれば、薬は必要なくなります。」

 

上手に薬を飲むことが、回復への近道のようです。

普通に日常生活を送れることが、息子にとって大切なことなのです。

 

「〇〇は、自分は不安が強くて、強迫性障害だから病院に通っていると思っています。

高学年になって、みんなが普通に出来ることが、自分は同じように出来ないことを感じてきているようなので、『広汎性発達障害』であることを、そろそろ告知した方がいいのでしょうか?」

 

「〇〇君には、まだ早すぎると思います。

告知は、ゆっくりと、時期を見て伝えるようにしましょう。」

 

確かに、大人の私でも、息子が「広汎性発達障害」であると診断されたとき、どれほど不安に思ったか・・・。

息子が不安でいっぱいの今がその時期ではないことは、私にも分かっていました。

でも、「広汎性発達障害」がありその特性を詳しく告げることで、心の準備が出来たり、生活しやすくなるのではないか…とか、周りの人から中途半端に耳に入るより先に、正しい情報を分かりやすく伝えるべきではないか…などと、いつも心のどこかに告知のことが引っかかっていたのです。

 

「まだ早すぎる」と言ってもらえたことで、「今は、告知すべきでない」と思い切ることができ、これからは、告知のことは先生と一緒に考えていこうと思いました。

 

「リスパダールOD錠0.5mg(1錠)と、レクサプロ錠5mg(1/2錠)」に加え、学校に携帯させるリスパダール内服液を処方してもらい、次は、問題が起きなければ、2週間後の予約となりました。

 


薬の話

2016年06月19日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

今日は、父の日ですね。

 

息子は、柿の種と塩飴(私が用意したものですが)を父親にプレゼントしました。

メッセージカードには、

「一緒に試合を見たり、たまにはゲームをしてくれてありがとう」

という言葉とともに、父親がゲームをしている絵を描いていました。

夕食には、主人の大好物の焼肉を食べに行ってきます。

 

さて、息子の調子も少しずつ落ち着いて来ました。

息子には、あれから「薬の話」をしました。

薬は、体の調子を良くするためのものだけれど、どんどん飲めばいいものでありません。

 

「ママが飲んでる痛み止めの薬もな、腰や股関節の痛みはましになるけれど、お腹の調子は悪くなってしまうねん。

だから、どうしても痛みが我慢出来へんときだけ、『お腹が少し痛くなっても、腰や股関節の痛みをどうにかしてほしい!』と思って、飲んでる

〇〇の薬も、ぼ~っとしたり体がだるくなることがあるし、薬で気持ちを穏やかにする代わりに、体のエネルギーを使うのがゆっくりになるから、太りやすくなる人もいてるんやって。

それに、この薬は、普通のときに飲むと反対に調子が悪くなってしまうことがあるから、飲むときには気を付けください、って、お医者さんが言ってた。」

 

息子、何も言わずに聞いていました。

 

「でも、どうしても調子が悪いときにはな、薬を飲んだ方がいいんやで。

この前みたいに、『しんどい。なんか変。』って、〇〇が思ったときなんか、薬があったらよかったな。

薬飲んだら、気持ちが楽になって、落ち着いてくるから・・・」

 

あ~、なんだかうまく話せません。

薬を飲んだ方がいいのか飲まない方がいいのか、おそらく息子にとってよく分からない話になってるだろうなぁと思いました。

 

「薬って、使い方を間違えると『毒』になってしまうってことは覚えといて。

だから、薬の管理って大事やから、子どもが勝手に飲んだらあかんねん。

必ず、ママや、学校でしんどくなって飲もうと思ったときは、先生に言ってな。

〇〇が薬を飲んだときは、先生からママに連絡が来るようになってるから。」

 

うまく説明は出来なかったけど、薬は注意して飲まなければならないということは、息子に伝わったと思います。

 


息子の朝と学校と薬

2016年06月16日 | 日記(息子・小5)

息子は、朝、学校へ行く前に、特に不安が大きくなってしまうようです。

 

今朝も、何度もハグしにきて、いざ学校へ行く時間になっても、私の手を握ったまま。

緊張を解こうとしているのか、何度も大きく呼吸をしていて、思わず、「学校、お休みする?」と、言ってしまいたくなるほどです。

玄関でもう一度ハグして、ハイタッチして、「行ってらっしゃい!」と、大きく声をかけなんとか送り出します。

息子は、「行ってきます!」と、何度も私の顔を見ながら玄関を出て行きます。

 

火曜日、息子を送り出してから、メンタルクリニックでの話を担任の先生に電話でお伝えしました。

そして、試しにリスパダール内服液と水(この薬は後味が悪いので、息子はすぐに水を飲みます。水筒のお茶は薬の成分が変わってしまうため一緒に飲めません。)を持たせているので、様子がおかしかったりしんどそうなときに、先生から薬を飲むよう、声をかけていただくようお願いしました。

それで様子を見て、1週間後にもう一度病院に行くことになっているため、しばらくの間、放課後に学校での息子の様子を連絡していただくことになりました。

 

その日、息子は、元気に学校から帰ってきました。

けれど、話を聞いてみると、4時間目に気持ちがしんどくなって我慢が出来なくなり、給食の前に自分で薬を飲んだようです

 

「お薬飲んで、どうやった? しんどいの治った?」と、私が聞くと、

「治った。」

「眠くなったり、だるくなったりはせえへんかった?」

「せえへん。元気になった。」

 

自分で勝手に薬を飲んだことにはびっくりしましたが、調子は良さそうです。

その日はサッカースクールだったので、着替えて、自らスクールへと出発しました。  

 

その後にかかってきた担任の先生からの電話では、息子は、特に問題なく過ごしていたようで、朝の始業時間前から友達と楽しそうに話をしていたということでした。

 

「朝は、なかなか学校に行きたがらなくて、このまま不登校になってしまうのではないかと不安に思いながら送り出しているんです。学校に着くと元気にしているんですね。」

と、私が言うと、先生はびっくりしたように、

「朝から友達と楽しそうに話していましたよ。

なので、このままお母さんが背中を押して、学校に登校させてあげてください。」

と、おっしゃいました。

 

不安は不安でも、もしかすると、私との「分離不安」が出ているのでしょうか。。。

 

学校での息子は調子が良さそうだったようで、先生は、息子が薬を飲んでいたことを知りませんでした。

調子が悪くなったという4時間目も、先生から見て普段と変わった様子はなかったということです。

薬を飲んだ後の授業も、眠そうにしたり、ぼ~っとした様子もなかったようです。

 

「調子が悪いのを感じて、自分で薬を飲めるということは、〇〇君の成長の証でもあるのかな、と、思います。」

と、先生はおっしゃいましたが、息子が薬を飲むことに対して、私は少し不安を感じました。

安易に薬に頼ることを覚えて、依存してしまわないかと心配になったのです。

息子に、きちんと「薬」の話をしなければならないと思いました。

 

『薬を飲んだら先生から連絡がくるようになっているので、〇〇が自分で薬を飲もうと思ったときにも、必ず先生に一声かけるように』と、言おうと思っています。

薬は、使い方を間違えると怖いものになるということと、〇〇はまだ子どもなので、大人の人に声をかけないといけないということを教えたいと思いますので、お手数をおかけしますがよろしくお願いします。」

と、お願いしました。

 

まだ子どもである息子にとって、薬に対する親の態度は重要です。

必要以上に恐れることはないけど、必要最低限に正しく服用する大切さ、勝手に飲まない、安易に飲まないことを教えていきたいと思います。


リスパダール内服液

2016年06月15日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

月曜日、息子を連れてメンタルクリニックに行ってきました。

 

学校で、友達に無視されたと思って、突然、その友達の首を絞めてしまったことをお話しました。

無意識のうちに首を絞めてしまうような、衝動的な行動が出ること。

気になることがあると、そのことで頭がいっぱいになってしんどくなってしまうこと。

ゲームの非現実と現実との境界があいまいになっていて、ゲームの中の事でも割り切ることが出来ずに、ずっと引きずってしまうこと。

そういう状態であることを相談して、学校でサポートできることがあれば教えてほしいと、担任や通級の先生から言われていることをお伝えしました。

 

「6月下旬に臨海学校があるんです。不安の強い様子で、家でも何度もハグしにくる状態なので、私も心配ですし、学校の先生も気にしてくださっているのだと思います。」

私が、そう言うと、

「臨海学校に参加するかどうかは、これから学校の先生方とよく話し合って決められた方がいいと思います。」

と、言われました。

 

息子の症状は、「易刺激性」によるものらしいです。

自閉症の特性でいうと、新しい場面や急な出来事、思い通りにならないとき、自分を否定されたと感じたとき、悪い記憶を思い出したときなど、ちょっとしたきっかけで、怒りや悲しみを爆発させてしまうことだそうです。

「なんで、そんなことで?」と、思うようなことでも、本人にとっては耐え難いことで、そうなると本人自身には止めることはできないのだそうです。

 

ただ、その前に前兆があるので、息子が不安で緊張している様子を見せたときに飲ませることが出来る即効性の薬があるとのことでした。

毎晩寝る前に飲ませているリスパダールの液体状のもので、口の粘膜からすぐ吸収され、不安や緊張を和らげ気持ちを落ち着かせることが出来るそうです

それを、常時携帯させて、学校でも調子が悪いときに服薬する・・・と、いうことは出来るということでした。

 

「暴力的なことは、滅多にないのですが・・・、薬を飲ませた方がいいでしょうか? 

最近では、間違いを指摘した友達を殴ってしまったことが、1度あるだけです。」

「2度を多いか少ないかとは一概には言えませんが、意識的にしていることであれば、もちろん、それはいけないことだと教えることが大切です。でも、本人には止めることが出来ないのであれば、同じ状況になれば、2度あることは3度目もあるかもしれない、と考えるのが妥当だと思います。」

 

抗精神病薬の服薬量を増やすのはどうかという思いもあるのですが、学校での生活、特に間近に迫った臨海学校に息子を参加させるなら、薬を持たせることも対処法の一つとして考えた方がいいのかもしれません。

5回分の内服用の薬を処方され、学校の先生と相談し、1週間後にまた来院することになりました。

 

「易刺激性」・・・漢字の読み通りなら、刺激を受け易いということでしょうか。

そういえば、音や光、触覚等、息子にとっては、多くの情報が普通の人より過敏に感じられるようです。

そのことも関係しているのでしょうか。。。 

 

サッカークラブの件があり、息子の心がコップだとすると、まだ不安がコップ一杯に溜まっている状態で、少しの不安でもあふれ出てしまうのだと思います。

息子のそういう状態が、一日も早く治まりますように。


本当ですか!?

2016年06月12日 | 日記(息子・小5)

先日、息子のクラスは家庭科で「玉結び・玉止め」を習うことになり、私も学習サポートボランティアとして授業に参加させていただきました。

息子の班を担当させていただき、先生が前で見本を見せてご指導された後に、4人の子ども達の実習に付き添わせていただきました。

 

子ども達のほとんどが裁縫は初めてで、玉結びのコツをつかめずに文字通りの悪戦苦闘。

糸をよりながら親指を動かすことがなかなか難しく、見本を見せてもぽかんとした表情をしていて、出来たときには、「お~っ!」と、感嘆の声が上がりました。

玉止めも同様、不格好でも自分で玉止めが出来ると、まるで手品が成功したかのように喜んでくれ、その様子がかわいくて、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

あっという間の時間でしたが、息子を含め班のみんなが練習用の布に玉止めをいくつか作ることが出来ました。

 

楽しそうに授業を受けていた息子に安心していたのですが、その日帰って来た息子は、なぜかとても調子が悪そうでした。

5時限目から変な気持ちになって、体がだるくてやる気が出ないのだそうです。

はじめは、暑いので熱中症にでもなったのかな・・・と、思いましたが、どうやら違うようです。

何だか分からないけど、何も考えられなくて、ぼ~っとしてしまうのだそうです。

結局、宿題も出来ず、時間割も合わせられず、その日は寝ました。

 

明くる朝になっても、やはり元気がなくてぼ~っとしたまま。

おでこを触っても、全然熱があるわけでもないのに、

「ほんまに熱ない~?」と、聞いてきます。

 

学校で、何かあったのかな?

少し不安でしたが、通級がある日だったので、なんとか登校させました。

 

その後、担任と連絡を取り、息子の様子が少しおかしいことを伝えました。

通級の先生にもお伝えしていただき、意識して、息子を見ていただくようお願いしました。

学校での様子や、通級の時間にじっくり息子の話を聞いて、放課後にその報告をしてくださることになりました。

 

その日の夕方、担任と通級の先生から電話がありました。

まず、学校での様子ですが、理科で、メダカの卵を顕微鏡で見る授業があったそうです。

このときも班活動で、同じ班の◇君が顕微鏡で見ていたところ、息子が何度か「代わって!」「俺にも見せて!」と、催促していたそうです。

◇君が黙って顕微鏡を見続けていたので、息子は、突然、◇君の首を絞めてしまったそうなのです。

 

「えっ! 本当ですか!?」

 

◇君は、家庭科の時間に、息子の隣で玉結びに悪戦苦闘していた男の子です。

学校から帰ってきてからも、よく公園で一緒に遊んでいる友達です。

 

大事には至りませんでしたが、大騒ぎになり、その後、担任の先生との個人指導となりました。

「首を絞めようなんて、思ってなかった」「気が付いたら、首を絞めていた」

と、息子は言ったそうです。

どういう状況だったか、どんな強さで首を絞めてしまったのかも、全く記憶がないそうなのです。

 

ちょっとふざけて・・・とかではなく、無意識のうちに首を絞めてしまったなんて、そのことについても、「本当ですか!?」と、信じられない気持ちです。

 

◇君には謝って許してもらえたということですが、担任の先生が、指導の折に、

「今日はちょっと調子悪そうやけど、何か気になることとか、心配なことあるか?」

と、聞いてくださったそうです。

 

「ママにも『何かあった?』って聞かれたけど、何も思いつかない。でも、昨日からしんどくて、何も考えられへん。」

「ゲームで、確認するのを忘れたまま終わってしまったときは、次の日、学校でもそのことばかり考えてしまう。」

「何でも、『だいじょうぶかな』って、心配になってしまう。」

と、いうようなことを、息子は言っていたそうです。

 

その後、通級の授業でも、ストレスチェックシートを取り入れながら、息子の話を聞いてくださいました。

その上で、通級の先生が言うには、

息子がストレスを感じると書いていたのは、

「サッカークラブの練習のとき」

「ほんの少しのことでも確認してしまうとき」

「セレッソ大阪が負けたとき」

だったそうです。

 

また、話すことが苦手な息子ですが、「誰かと話したい気分です」にチェックが入っていたらしく、息子のペースでいっぱい話を聞いてあげてください、ということでした。

 

また、

気になることがあると、そのことで頭がいっぱいになってしんどくなってしまうこと。

ゲームの非現実と現実との境界があいまいになっていて、ゲームの中の事でも割り切ることが出来ずに、ずっと引きずってしまうこと。

無意識のうちに首を絞めてしまうような、衝動的な行動が出ること。

そういう状態であることを児童精神科の先生に相談し、学校でサポートできることがあれば教えてほしい、ということでした。

 

サッカークラブをやめても、息子の不安は続きます。

サッカーは、息子にとってハードルが高くてしんどい状況が著しく現れましたが、まだその後遺症みたいなものが残っているのでしょうか。

それとも、息子の持つ特性上、何かにつけこうした不安を持ち続けることになるのでしょうか。

息子は、何と闘い続けなければならないのでしょうか。。。

 

担任の先生も、通級の先生も、

「何かあったときには、一つ一つ協力しながら乗り越えていきましょう。」

と、おっしゃってくださいました。

 

息子を温かく見守ってくれる人達がいます。 


変身

2016年06月09日 | 日記

昨年6月に、我が家の花壇もどきに植え替えたあじさいのダンスパーティが、1年経ってこんな風に変身しました。

 

植え替え後にアップしたブログではこんな状態だったから、大変身だと思います。

 

元々、楽天のポイントで購入したときは、こういう状態だったのですが・・・。

 

 

葉っぱも全部落ち、冬には茶色くしおれたような茎だけになってしまって、生きているのか心配しましたが、春になって息を吹き返したかのように成長し始め、一回りも二回りも大きくなって、たくさんのピンクの花を咲かせてくれました。

花の感じも全然変わってしまったけど、今の方がのびのびと自然な感じでいいと思います。

 

より生命の強さを感じさせてくれたのは、この子たち。

 

 

 

 

 

 

昨年の同じ頃、実家の庭からあじさいの葉っぱを持ち帰ってきて、挿し木にしました。

がくあじさいではなく、手毬のようにまん丸く花が咲くあじさいです。

 

ネットで調べた通り、葉っぱの先半分を切り落として、土に3本挿しましたが、いつの間にか葉っぱが朽ち落ちて、土の上から姿を消してしまいました。

根付かなかったのかなと諦めていたのですが、春になるとひょっこり、あじさいらしき芽が出てきたのです。

これには、びっくりしました。しかも、2つも!

1年経ってこの大きさで、まだまだ赤ちゃんみたいな葉っぱです。

(一番上のあじさいの画像の右下に、その一つが小さく写っています)

 

植物って、不思議だなぁ。。。

枯れたように見えても、時期がくるといきいきと葉を茂らせ、花を精一杯咲かせます。

挿し木にしたあじさいは、本当に失敗したと思っていました。

けれど、目に見える部分では何もなくなってしまっていたけど、ちゃ~んと土の中で根を張って、力を蓄え、ゆっくりと成長を続けていたのですね。

 

今、小さなあじさい達に、「大きくな~れ!」と、声をかけながら水やりをしています。

目に見えない成長を信じることはなかなか難しいけれど、「待つ」ことの大切さを教えてもらいました。

 

来年は、どんな風に成長、それとも変身?・・・しているのでしょうか。