やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

担任の先生に支援のお願い

2016年04月24日 | ソーシャルスキルトレーニングとその他支援

新学期が始まり、半月が経ちました。

 

授業が始まった最初の日は、

「手がむずむずして、気になる~っ!」

と、息子は落ち着かない様子でしたが、いつの間にか治まりました。

 

ただ、私の近くを通る度にハグしてくるので、息子の不安や緊張は未だに治まってはいないようです。

日に何度も何度も、まるで幼い頃に逆行したかのようで、私も戸惑ってしまいます。

 

新しいクラスで、みんなと一緒に頑張るんだ!と、気を張っているのでしょうか。

通級の連絡ノートには、担任の先生からのメッセージ欄に、「クラスでは、笑顔もたくさん見られます」と書かれていましたが・・・。

 

息子の担任は、30代前半の男の先生です。

平成17年に施行された発達障害者支援法により、先生方も発達障害のことを学び、支援しようとしてくださっています。

ただ、発達障害といっても千差万別で、同じような特性を持っていたとしても、その子その子に応じた対応が必要になります

息子のことも、4年生の担任の先生からの引継ぎや、通級の先生からお話を聞いていただいてはいるはずですが、やはり改めてお願いした方がいいと思います。

 

明日、家庭訪問があるので、その時にお渡ししようとサポートブックを作成しました。

子育て総合センターからいただいた「サポートブック」の中から必要と思う箇所だけ書き込んだもので、A4用紙3枚の簡単なものです。

 

「保護者から〇〇先生へ伝えたいこと・・・」では、

・体のこと(運動・病気・薬など)

・基本的な生活習慣

・学習に関すること

・言葉・コミュニケーション

・興味・関心(得意なこと・苦手なこと)

・行動等の特徴(社会性・対人関係)

・その他伝えておきたいこと

を、記入するようになっています。

 

例えば、「行動等の特徴(社会性・対人関係)」では、

「集団への指示が分かりにくかったり、周りを見て状況を判断することが苦手です。基本的に真面目で、決められたことは守らなければならないと思っています。また、物事の因果関係をつかみにくく、じっくり穏やかに説明しないと分からないことも多いです。」

と、書きました。

 

また、「その他伝えておきたいこと」として、

「素直で、穏やかな性格です。ただ、不安や緊張が強くなると、感情や体の機能(聞く・考えるなど)をコントロールできなくなり、パニック状態になることがあります。その時は、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と、声をかけ、落ち着かせてやってください。」

 と、書きました。

 

さらに詳しく「支援のヒント集」を付け加えます。

ここでは、「こんな場面で」→「こんな支援が助かります」ということを書くようになっています。

 

息子の場合、

「何かをしている時や考え事をしている時に、自分に向けられた声(音)に気付きにくいです。」→

「声掛けしたり、目を見て話していただけると、注意して聞くことが出来ます。」

 

「人より理解が遅く、不自然な反応をすることがあります。(情報を取り入れ、そこから判断・理解し、反応や行動をすることが難しい時があります。)」→

「分かりやすく、スモールステップで教えていただけると、ありがたいです。2段階以上の言葉での指示は頭に入りにくいので、一つ一つ指示していただくか、簡単なメモでもいいので、手順を書いていただくと分かりやすいです。」

 

「予定外のことに対応できず、予測できないことや変化に対し、苦痛を感じ、混乱して機嫌が悪くなることがあります。」→

「予定の変更や、いつもと違ったやり方で何かをする場合、前もって説明していただけると安心して取り組めます。また、『あと〇分で終わる』など見通しがつくと、落ち着くようです。」

 

「感覚過敏があり、特定の音、匂い、感触など、苦手なものが多いです。また、そのために、人より恐怖心を感じることも強いようです。」→

「特性として、理解していただけるとあいがたいです。本人には、どうしようもなく、苦痛に感じてしまうようです。」

 

などのような感じで、他にもいくつかの例をあげています。

私が作るサポートブックはこれだけなのですが、これらを付けてお渡しする短い手紙も書きました。

 

「〇〇先生へ

一年間、お世話になります。

息子のことで、人よりお手数、ご配慮をいただくことになるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

学校で何か気になる点などございましたら、家庭でも気を付けたいと思いますので、ご連絡をいただけますようお願い致します。」

と、簡単な手紙ですが、主人と私の連名で書くようにしています。

 

親であっても、未だに息子のことでびっくりすることがあるのに、面談や書類を渡しただけで理解してもらえるとは思っていません。

これから1年間かけて分かってもらえるものだと思い、ただ、先生のお力をお借りして、学校と家庭とで連携を取りながら、息子により良い学校生活を送らせてあげたい・・・との思いが伝わることを願っています。

 

先生との信頼関係を築くことが出来れば、この先何か問題が起こっても、きっとうまく解決していけると思っています。

 


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