やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

罰ゲーム

2016年04月28日 | 日記(息子・小5)

家庭訪問のため、ここ1週間、息子の小学校では給食を食べるとすぐに帰宅です。

これ幸いと、友達と遊んでばかりの息子でしたが、それも昨日でおしまい。

今日から6時間授業に戻ります。

 

水曜日は、友達と家でゲームをして遊ぶ日になっているのですが、昨日は、初めて家に来る友達2人を含め、3人が遊びに来てくれました。

全員、同じクラスなのだそうです。

 

私は、小一時間ほど出かける用事があったので、お菓子とジュースをテーブルに置いて、

「仲良くね~!」と、一言言ってから家を出ました。

 

さて、約一時間が経って私が家に戻ってきたとき、なぜか息子は玄関の外にいました。

 

「ゲームの罰ゲームでな、5回死んだら、おせんべいにわさびとかからしとか塗って食べることにしてん。いい~?」

「えっ?! いい~?って、あんたがいいんやったらいいけど・・・」

「いいんやっ! ほんまに~!?」

と、びっくりしたように息子が言うけど、私には、息子が外にいることの方が不思議でした。

 

家の中に入ると、お菓子の屑が散らかり放題、カーペットの所々がびっしょり濡れていて、それを一生懸命拭き取ったのか、これまたびしょ濡れタオルが放ったらかしになっていました。

 

うわ~~っ・・・!?

と、思ったけど、子ども達はみんなでワイワイ、「からしがどうだ~」とか言いながら、楽しそうにしてます。

誰か一人、今からからしを塗ったおせんべいを食べるようで、

「危険やから、台所で食べた方がいいで!」と、息子が言って、4人は流し台に集まっていました。

 

「おっ、なかなかいける・・・」と、言って、食べ続ける友達を

「ほんまに~?」と、心配そうに見ている息子。

「あ~っ、きた・・・!!」

「鼻から水出てるで~!」

「鼻にツンとくる~っ!!」

「水いる? 水飲みや!」

 

どうやら罰ゲームは無事に終了したようなので、みんなにアイスを配ってあげました。

 

友達が帰った後、息子がばあばと電話で話をしている内容を聞いて、「罰ゲーム」の真相?を知りました。

その話から総合して考えると、まず、ゲームで5回失敗した息子が、わさびを塗ったおせんべいを食べることになり、食べたものの辛くてお水で飲みこもうとしたけど、やっぱり無理で吐き出したとのこと。

そこで、今度はからしを塗って挑戦したけど、やっぱり辛くて、友達がお水を持ってきてくれたけど、そのお水にはわさびが入っていたらしく、お水も吐き出したらしいです。

ようするに、カーペットのびしょ濡れは、息子がまき散らしたものだったようですね。

 

次に、友達2人が罰ゲームをする番だったけど、

「ママが帰って来たみたいやから、わさびやからしを使って罰ゲームしていることを言ってきて!」

と、その友達に言われたらしく、息子は外へ。

実は、息子を外に出す作戦で、息子がいない間に2人はからし塗りせんべいを食べたことにして、息子が戻って来たときには、辛すぎてのたうち回る演技をしていたようなのです。

ちょうど、そのタイミングで私が帰って来たものだから、友達もびっくりしたようですが・・・。

 

最後の一人は、正々堂々、台所でからし塗りせんべいを全部食べ切ったようです。

こうした罰ゲームのリアクションは、彼のように、顔をしかめるとか、涙や鼻水が出るとか、慌てて水を飲むとか、せいぜいそうしたものなのでしょう。

 

けれど、息子の場合は、部屋に水を吐き散らすようなものすごいことになってしまいました

罰ゲームを言い出した友達も、その惨状に驚いたことでしょうね。

これが、よそ様のお家でなくて良かったです。

もし、友達の家に遊びに行くようになっても、こういう罰ゲームは絶対にしないように言い聞かせて送り出そうと思いました。

 

普段は私が家にいるので、友達と遊んでいてもそうそう羽目を外すことはありません。

せいぜい、ゲームで熱くなって言い争いをするくらいです。

親がいない状況で、10歳の男の子が4人も集まれば、楽しいことをしたくなるのでしょう。

 

息子の話を聞いていると、騙されたりもしていて、私はちょっとだけ心配になってしまうのですが、息子は、まるで自分の冒険譚を話しているかのように、ばあばに熱く話をしていました。

 

こういう経験をして、少しずつ大人になっていくのでしょうね。