やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

だいじょうぶ、だいじょうぶ

2016年02月24日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

息子、熱を出して遊びに行けなかったこの週末から、主人と一緒に、「ウイニングイレブン」というサッカーゲームで、ワールドカップを開催することにしたようです。

 

ゲームで思い通りにいかないと、大声で怒鳴ったり、わめいたりしてしまう息子は、自分から、

「もう、絶対やらん!」と言って、長い間、サッカーゲームで真剣勝負をすることをやめていました

それが、最近彼の調子が良かったことと、風邪をひいて遊びに行けずに退屈していたこともあって、父親と一緒にワールドカップをしようと思い立ったようでした。

 

先日、夕食を食べ終わってから父親と二人でゲームを始めた息子は、だんだん声がおかしくなり、終には泣き出してしまいました。

「あかん、緊張する~」とか、

「緊張で手が震えるねん!」

「手の震えが止まれへん! 操作でけへんよ~!」

と、大声で泣き叫ぶのです。

 

「ゲーム、やめたら?」

「無理にせんでもいいんやで!」

と、私が言うものの、私の言葉が息子に通じているのかどうか分かりません。

 

「そんな真剣にならんでええやん。ただのゲームやねんから。勝つ時もあれば、負ける時もある。」

との父親の言葉に、

「分かってるよ! でも、このままずっと点が入れへんのとちゃうかと思って、心配になってくるねん!」

と、泣きながら、息子は言いました。

 

1ゲーム終わって、ゲームはやめたものの、

「胸が、苦しい・・・」と言い出し、過呼吸のように息が激しくなって、胸を押さえて苦しそうにしています。

 

私は、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と、息子の背中をさすり続けました。

 

ゲームで思い通りにいかないから、怒りを爆発させて泣き叫ぶ・・・単にそういうことではないのだと思いました。

「勝ちたい」・・・普通、誰もが思うことなのだけれども、そう思うことで、息子は、たかがゲームにも、私達が想像もつかないような不安や緊張を感じてしまうようです。

「勝つ時もあれば、負ける時もある」・・・頭で分かっていても、自分ではどうしようもなく、体が(脳が?)興奮状態になってパニック症状を起こしてしまうのです。

 

最近の息子は、薬のせいか確かに調子は良かったけれど、2分の1成人式の作文にしても、真実ではないからと、「夢」を書くことが出来なかったり、息子の「こだわり」の強さゆえの生きづらさは、何となく感じることがありました

 

「サッカー」という好きなものだからこそ、なおさらこだわってしまうのでしょうが、もう少しリラックスして向き合うことが出来れば楽なのになぁ・・・

 

私に出来ることは、息子が、息子自身の持つキャパ…受容力というか能力というか…を十分に使えるよう、不安や緊張を少なくする環境、考え方を探してあげることです。

 

だいじょうぶ、だいじょうぶ・・・

いつかきっと、息子にぴったりの方法が見つかるはずです!