
『新・童話の海』第3回目の受賞者、田沢五月さんの作品が、このたびご出版となりました。
田沢さん、おめでとうございます。『ゆびわがくれたプレゼント』というタイトルのすてきなご本です。
ご本のご紹介は、また改めてこちらでいたします。
田沢さんは岩手にお住まいの作家ですが、昨年の3・11でご実家が田老町で、大変だったとうかがっております。
ご恵贈下さった編集者のお手紙によると、田沢さんは震災で被災され、それを乗りこえてのご執筆で、津波を体験しながらも、なお海への愛を忘れない、地元の人びとの精神が作品に表れていて、この作品を編集させていただきほんとうに良かったと、書かれてありました。
このように大変さを乗りこえ、すばらしい作品に手直しし、今回のご出版の運びとなりました。
また5月末で第5回の「新・童話の海」の公募も締め切られ、今回は186名のご応募で昨年を上回った数となりました。
ただいま、一次選考委員の皆さんが、一生懸命選考をしてくださっております。
最終的な結果がでるのは、秋になります。
今年はどなたが、ご入選になるのでしょう。楽しみです。
気が早いですが、来年の応募に備え、募集要項を貼り付けておきます。
またたくさんのご応募をお待ち申し上げております。
『新・童話の海』 原稿募集
日本児童文学者協会とポプラ社の共同企画、小学3~4年生向け創作シリーズ『新・童話の海』の原稿を募集いたします。
この原稿募集は、新しい書き手の発掘を目的としています。
第1回の募集で入選された『ぼくとあいつのラストラン』(佐々木ひとみ/作 スカイエマ/絵)が第20回椋鳩十児童文学賞を受賞するなど、過去この賞に入選された書き手たちの本も注目されています。
皆さんの新鮮で、魅力溢れる感覚の力作をお待ちしています。
生き生きした人間を描いたリアリズム作品や、エンターテインメントとしておもしろい作品、ファンタジーなど、幅広いジャンルのご応募をお待ちしております。
《応募要項》
1 応募資格 プロ、アマ、国籍は問わず。高校生(もしくは同年齢)以上。
2 締 切 日 5月末日。
3 募集期間 4月1日から5月末日までとする。(消印有効)
4 原稿枚数 400字詰原稿用紙換算 40~60枚
5 原稿には、筆名のほか本名・住所・年齢・職業・また児童文学歴があれば書き添えてください。
なお、原稿の返却には応じかねますので、必ずコピーをお取りください。
また発表までは、同じ原稿で他の募集に応じることを禁じます。
6 入選作はポプラ社より単行本として刊行し、所定の印税をお支払いいたします。
入選通知は10月中に、選考委員会よりお知らせします。
また、「日本児童文学」11・12月号誌上にて発表し、日本児童文学者協会とポプラ社の
ホームページでも選考結果を公表します。
7 同人誌、新聞等に発表した作品でも応募できますが、そのままのコピーではなく、
新たな原稿に設定してお送りください。(誌紙名、発行年月を明記のこと)
8 選考は、下記の選考委員とポプラ社編集部で行います。
加藤純子・薫くみこ・那須正幹・西本鶏介(50音順、敬称略)
◆原稿送り先&問い合わせ先◆
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-38中島ビル502
日本児童文学者協会『新・童話の海』宛 TEL03-3268-0691
岩手の海を書いたこの本の出版準備中に、あの悲惨過ぎる震災が
起こりました。海は「美しい」とか「やさしい」とか、そんなことを書いた本は、もう受け入れられないとだろうと思いました。
でも、浜の人たちはやっぱり海といっしょに立ち上がろうとしています。書いていいのかなと思うようになりました。
吉田尚令先生がすてきな絵を描いてくださいました。
みなさんにお力添えいただき、やっと出版できました。
加藤先生にも心配いただきましたね。
感謝でいっぱいです。
この度は『ゆびわがくれたプレゼント』のご出版おめでとうございます。
3・11以降、ほんとうにたいへんな状況の中、改稿を進められ、今回のご出版となられてことを、ほんとうにうれしく思います。
編集者の方も、「この作品を編集させていただき、よかった」とおっしゃっていました。
ほんとうにおめでとうございました。
出版お祝いの会は、東京ではおやりになりませんか?
もし東京でおやりになるようでしたら、ぜひお声をかけてくださいね。
でも、会場は盛岡なんです。9月8日を予定しています。(JRの大人の休日倶楽部を使える日です)
翌日は岩手沿岸部への1日ツアーへご案内したいと思っております。(私はこちらを担当です!)
宮古の浄土ヶ浜観光や、頑張っている三陸鉄道への乗車、仮設店舗での買い物などを考えています。
詳しいことは、これからなのですが、岩手をすきになっていただける1日にしたいと思っております。
遠くてご大変かもしれませんが、ご案内はさせてください。
今日は「子どもの本・九条の会」の4周年の集いで、朝9:00集合で、いま帰ってきました。
盛岡でお祝い会ですか。
盛岡は、ほんとうに大好きな町です。
まだ予定がたたず、お返事ができませんが、いろいろ忙しくて、どうなるかわかりません。
「ふろむ」の皆さんは東京からいらっしゃるのですね。
お祝い会を視野に入れつつ、考えておきますね。
ご連絡をありがとうございました。