20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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備あれば憂いなし

2023年07月20日 | Weblog
            

            

先日、業者さんが、サンプルを用意したり、何度かきてくださいました。

キッチンの、ゴミ入れの引き出し(右の下の大きいところ)を一日、なんども出したりしまったり、ゴロゴロ引っ張り出しているので、タイヤで床のフロアシートが少し、破れてしまいました。
白い小さな、テープなどを張っています。
洗面所も、大理石風の床シートが、薄汚れてきて、やはり水回りは気になります。

それで、大工事になるのは嫌なので、今のフロアシートの上から、堅めで今のより厚さのあるシートを貼ってくださるので、そのサンプルをお持ちくださったのです。
8月初めというだけで、日にちが確定していなかったのが、急に「空きができた」と、今日の9時から工事に来てくださるそうです。

その業者さんは、遺品整理などを専門にされていて、リフォームなどもやっています

いつか、私たちが死んでしまった後、家の遺品整理など、子どもたちに任せたら、それこそ彼らにとっては地獄です。
必要なものだけ、子どもたちに持って帰ってもらい、あとは、全て業者さんに処分をお願いしようと思っていました。
その候補先の一つです。

今日の分の、請求書が来ているので、夫が聞いていました。
「遺品整理って費用はどれくらい、かかるのですか?」
「4LDKで100平米を超えているので、それなりにかかりますね。また電化製品などは、それとは別料金での支払いになります」
ざっと金額をおっしゃっていましたが、ま、手間と労力を考えたら、仕方ないでしょう。

リビングで、打ち合わせのためにお茶を飲みながら、夫とわたし、業者さん、3人で、そんな話をしていたら、「わたしの方が、先に死んでしまうかもしれませんよ。お二人とも、まだまだ30年以上お元気そうに見えますから」と。
中年の40歳くらいの業者さんですが、なかなか如才ない受け答えをする方です。

夫も、あちこちの銀行に、そのまま放置しているお金を・・とはいえ、放置しているくらいですから、たいした金額ではありませんが(笑)。
ネットバンキングで、どこかの銀行に移してと、わたしが急かせています。
先日カードも暗証番号もない、印鑑だけ持っている(すごい古い銀行手続きです)銀行から、通帳に7000円くらい残して、あとは別銀行に移してきてもらったところでした。

それで、夫は、業者さんに
「うるさくてね。明日にでも、死んじゃいそうな気分ですよ」と。
でも、わたしが知らないネット銀行や、カブドットコムなど、全てパソコンの中。それも、早めにやってもらわないと大変です。
数年後、突然、もし夫が認知症にでもなったら、手の打ちようがないので、全部、国庫行きです。

本屋さんで、立ち読みしていると、そうした「終活」関連の本の多いこと。すると、すぐその気になります。
天台宗のお坊さんにも、「天国で満足できるような、ステキな戒名をお願いしますね」とお願いしてあります。
彼も「いや〜、わたしの方が、早いかもしれませんよ」と。

でも、人生「備あれば憂いなし」です(笑)。
いざという時に困らないための準備だけは。

そしたら突然、夫が言いました。
「ジュンコのお葬式はどうするの?連絡する人とか、わからないし」
「ああ、(妻のジュンコがいついつ亡くなりました。葬儀は身内ですんでいます)とだけ言っといて」と。
とうとう、死後の具体的な話にまで発展してきました(笑)。
コメント
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