20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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『砂上』(桜木紫乃作・角川書店)

2018年01月17日 | Weblog

                   

 今夜は、神楽坂の児文協の事務所で、隔月に友人たちと行っている読書会です。

 今回のテキストは『砂上』(桜木紫乃作・角川書店)。

 直木賞作家の、桜木紫乃の作品を初めて読みました。

 

 新人賞に応募しては最終までは残るが、その先までは行かないという、北海道に住む書き手の物語。

 作品を書くとはどういうことか・・・。

 折々に挟まれる編集者の鋭く冷徹な言葉に、こちらも胸が痛くなります。

 冷徹ではあっても、本質を突いています。

 ヒリヒリと胸に迫ってくる、書くことの本質。

 逃げずに書いている、桜木紫乃という作家のすごさをみた思いがしました。

 作家にとってのリアルな現実も描写されていて面白いです。

 

 今日は読書会の前に、3時から同じく事務所で「子どもと読書の委員会」の委員会があります。

 議題は、ゴールデンウイークに行われる、上野の森親子ブックフェスタの件です。

 今年は日本児童文学者協会は、5月3日の初日が担当です。

 初日が一番、人出も多いらしいです。

 今年も、会員の皆さんによるサインセールや、読み聞かせ、絵本ライブ、ビブリオバトルなど、盛り沢山です。

 読み語りなどに参加希望の方は、早めに児文協事務局までお知らせください。

 詳細は、このBLOGの左横にある、ブックマークの「児文協ホームページ」をクリックしてご覧くださってお申し込みください。

 http://jibunkyo.main.jp/index.php/event/archives/28 

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