20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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朝の月

2013年10月22日 | Weblog

         

 月は夜にながめるもの・・。なんて、きまっていません。

 朝おきて空をみあげたら、西のかなたにぽっかりと満月が浮かんでいます。

 

 夜の満月とは、印象がまったくちがいます。

 夜の月は、さまざまな魅惑的な表情で私たちを誘います。

 川面に映る月。杯に浮かぶ月・・・。

 満月を待ちながらすごす夜は、時間がとまってしまったようです。

 けれど、朝の月はまったく別な顔を私たちに見せています。

 白日の下に晒される。という言葉がありますが、朝の月がまさにそれです。

 夜のあいだにまみれた檻をひきうけ、闇をくぐり抜け、すべて浄化された朝の月からは、なぜかすがすがしささえ感じます。

 

 お向かいの空には太陽。

 月と太陽が向き合う瞬間です。

 

 今日は夕方から、神楽坂で日本児童文学者協会の理事会です。

 その前に、銀座の兜屋画廊にうかがって、今日からはじまる弥延潤太さんの陶芸展を拝見します。

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