太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

反戦歌

2022-04-20 07:24:34 | 日記
 受験勉強をしていた頃ラヂオの深夜放送を良く聴いていた。中でも高石友也の「受験生ブルース」はシニカルで、受験生はこう見られているのだ苦笑した。その高石氏が反戦歌を歌った。おふざけかと思ったら大真面目、素晴らしい曲であった。丁度ベトナム戦争が激化していく中で谷川俊太郎氏が詞を書き武満徹氏が曲をつけたものだった。東京で開催された「ベトナム平和を願う市民の会」に贈られたものである。切ないメロディーと詞は森山良子氏も歌い全国的に有名になった。特に詞は短い言葉の中に戦争の悲劇と不条理が凝縮されており紹介せずにはいられない。

1.死んだ男の残したものは ひとりの妻とひとりの子ども 他には何も残さなかった 墓石ひとつ残さなかった
2.死んだ女の残したものは しおれた花とひとりの子ども 他には何も残さなかった 着物一枚残さなかった
3.死んだ子どもの残したものは ねじれた脚と乾いた涙 他には何も残さなかった 思い出ひとつ残さなかった
4.死んだ兵士の残したものは こわれた銃とゆがんだ地球 他には何も残せなかった 平和ひとつ残せなかった
5.死んだ彼らの残したものは 生きてる私 生きてるあなた 他には誰も残っていない 他には誰も残っていない
6.死んだ歴史の残したものは 輝く今日と また来るあした 他には何も残っていない 他には何も残っていない
 ウクライナの惨状を見て最初に思い出したのがこの曲である。もしウクライナ語に訳されて歌われたら国民全員が涙するだろう。ロシア語に訳されたらどうだろう。

まだ街は死んでいない

2022-04-19 07:58:17 | 日記
 ウクライナの爆撃後の悲惨な街の映像が度々流される。殆ど瓦礫と化した中で懸命の消火作業が行われている。周りに延焼しそうな建物など無くなっていてもである。もし瓦礫の下で生き延びている人が居たら火を消さなければの思いだろう。いつ再び砲撃されるか分からない身の危険もありながら消防隊の人達は必死である。こういう姿を見る度に、ああまだ街は死んではいないのだと確認できる。勿論消防以外にも医療や交通機関など危険に曝されて働いている人は沢山いるだろう。
この一部でもロシア国内で起こったら大騒ぎとなり全面戦争に発展する。身に迫る危機で初めて戦争の意味を知る人達、既に危機の中にあっても諦めない人達。このギャップにより理不尽な戦いが長期戦となる。過去何度も繰り返してきた武力による領土拡大。まさか21世紀になってもこんな古めかしい戦いが起こるとは誰が想像しただろう。
戦争終結後ロシアは長期間に亘る国際社会からの制裁を余儀なくされウクライナには長期間に亘復興支援の手が差し伸べられるだろう。戦争賠償は、戦争行為が原因で交戦国に生じた損失・損害の賠償として金品、役務、生産物などを提供することで通常は敗戦国が戦勝国に対して支払う賠償金のことを指す。しかしウクライナがロシアに賠償という単純な形にはならないだろう。待ち受ける困難にロシア国民はどの程度の覚悟があるのだろうか。

ちょっと目を離した隙に

2022-04-18 08:37:35 | 日記
 昨日は大谷選手の試合を7回まで観て今日はホームラン無しかと用事で買い物に出掛けた。帰ってみると居ない間に第3号のHRを打っていた。ちょっと待ってよ、辛抱強く観ていたのに言ってよ、次打つよと。しかし何とタフなんだろう。こちらは30分も雑草取りをしていると腰が痛くなるのに。年俸50億円くらいあげても皆当然と思うのではないだろうか。いや$で支払われるから円安で¥換算は凄いなどと言うもんじゃない。他のMLBプレーヤーに比較して言っているのだ。高額契約で殆ど試合にも出られず帰って来た日本人選手とかに比べればの話だ。彼のホームランは油断も隙もあったもんじゃない。
 気になるネット記事でこんなのがあった。有名な女優さんのフランス人旦那が「なんで今さら、日本はいつまでたってもマスクをしているのか、すごくブーブー言ってます。『向こうでは普通にやってることが日本ではなんでダメなのか、根拠を説明してくれないとできない』」と言っているとか。フランスが誇れる?総人口を累計感染者数で割ると日本は17.0人に一人、フランスは2.4人に一人である(4/17現在)。この違いは何だと思っているのか。普通にやっていることが駄目なのである。コロナが人から人へ移るという大前提で、マスク、手洗い、三密回避加えてワクチンのどれが役に立たないと言うのか。感染の波がやって来る度に、何時まで同じ対策を繰り返しているのかと批判する人は日本にも居る。しかし抜本的対策が無い限りよかれと思うことを繰返しやらざるを得ない。批判する人は一体どうすれば良いという知恵を持っているのか。批判するからには代替案を持っていないと単なる不平不満になってしまう。集団免疫を獲得するまでは感染爆発已む無しというなら別だが日本はそういう選択をしていないことを理解して日本で暮らそう。

まさかそんなことは無いと思うが

2022-04-17 07:37:06 | 日記
 昨日のブログで大谷選手の不調を「ボールの見極めに慎重になり過ぎてやや振り遅れる感じだ。」と書いた。その直後の試合で何と2ホーマー。試合後、動く準備が少し遅れている。ボールの見極めには問題はない。」とコメントしている。ちょっとした修正(きっかけ)でこうも変わるものか。まさかそんなことはないと思うが弊ブログを読んだかのような修正である。あれほどの打者でも少しのずれで調子は狂ってしまう。ドンピシャの一点で驚異的な爆発力を生み出しているのである。この1点が線となり幅を持つようになれば無双であるがそれにはあと2,3年は待たなければならないだろう。イチロー選手はヒットを打つと言う意味では幅を持っていた。ただ大谷選手の場合はホームランだから相当難しい(どんな球種、スピード、コースでもホームランにできるようになること)。誰も到達していないのだがそれでもこの好青年には可能性を感じずには居られない。さて今日はどんな活躍をしてくれるのだろうか。もし4三振となってもおじさんは見ていないから。ホームランなら勿論見ている。
 友人が肩の腱版が断裂したとかで手術を受けた。無事終了したと病室からメールが届いた。術後は猛烈に痛かったが2日経って少し落ち着いてきたようだ。不幸中の幸い、左肩なので右腕でメールを打っているようだ。保険に入っていたので個室が使えているとのこと。多分その内話し相手が居ないので寂しいとか言ってくるだろう。いいおっさんが痛みで呻いている姿は他人には見せたくないだろうが少しましになると別の不満が出て来る。よくあることだ。それでも人生これほど辛いことは無いという記憶は大切である。母親が若くして亡くなったが最後はベッドの上でのたうち回るくらいの痛みが襲った。最後はモルヒネのお世話になったが今でも何かあった時に、あの時の母親に比べればと思い耐えられる。それは痛みに限らず悲しみや苦しみでも同じだろう。何も無いに越したことはないが、もし不幸にもそういう事態に出くわしてもあれに比べればと思う記憶も大切である。逆にあの時の幸せに比べればと思うと不幸になる。

見て見ぬフリ

2022-04-16 07:06:05 | 日記
 大谷選手が投打ともに調子が悪い。素人ながら昨年の荒々しさが無いように思う。それはボールの見極めに慎重になり過ぎてやや振り遅れる感じだ。昨年はストライクゾーン近くにくれば兎に角打ちに行くようだった。洗練された打撃を目指す年かも知れないが今はその過渡期なのだろう。しかしあれだけの選手、ちょっとしたきっかけで立ち直るだろう。ファンとしては頑張れなどと無粋なことを言わず、エッ調子悪かったのと見て見ぬふりを装う。必要なことは決してファン離れしないことだ。昨年あれほど楽しませてくれたのだから例えシーズン通して本調子にならなくとも文句を言う筋合いではない。などといっぱしの評論家のようなことを言っているが本当は早くホームランを見てみたい。遠くからしかも目には見えない心の中で応援しているから。
 見て見ぬフリというのは性格上できない質だった。それどころか言わなくても良いことまで言って後悔することも多々あった。最近、若い頃それが分かっていればと思うことがやたらある。言い換えれば年を経ないと分からないということか。やっと最近そのあたりの塩梅が分かってきたような気もする。皆寅さんから健さんになって行くのだろう。