太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

手応えのある日

2022-04-29 07:29:32 | 日記
 現役の頃年間数日ではあるが今日は手応えのあった日だとうい充足感で満たされる日があった。特に何か素晴らしいことをやったとか結果を残せたという日でもない。長いサラリーマン生活で幾日も無かった日であるがそういう感覚は絶えて久しい。もしああいう日々が続いていたら人生はもっと重いものになっていたであろう。一方一つ間違えば重圧、毎日の負荷で圧し潰されていたかも知れない。今は何も起こらない日を良しとする生活だが老化だけは確実に進行していく。毎朝起きる度に体の節々が痛んだり色々な違和感を感じることがある。殆どが自然治癒するのだが無理が効く年は過ぎた。しかし最近ふと気づいたのは太腿が少し固くなってきた。筋肉が落ちるに従い柔らかく細くなって行った足だが少し変化してきた。多分5年以上続いている土日の自転車散歩が功を奏しているのだろう。何事も時間がかかる。釣り場で堤防の上から投網を投げている人を見ていた。時々20cmを超えるイシモチが10匹以上かかる。クロダイも1回で十何匹かかったことがあるそうだ。体を捻り全身を使って器用に投げる。網は大きな円を描いて広がる。上手いもんですねと言うと××流の投げ方だ。軽い網なら簡単だがこれだけ重い網を投げられるようになるには時間がかかるよ。先端の錘りが同時に水面に円を描いて落ちるのが難しんだよ。見ていれば同時に落ちているのがわかるだろう。これが斜めに落ちると魚は逃げてしまう。だんなさんもチマチマ釣りなどしないで投網をやったらどうだいと言う。どれぐらい練習すればと聞くと3年はかかると言う。だめだ3年後は投網に振られて海に落ちてしまうと言うと、俺が教えてやるから1年でできるようになるよ、と。有難いお誘いだがいきなり天から網が降って来て捕まる、魚にとっては事故のようなものだ。あくまで1本針で魚と対峙することこそ釣り人の矜持である。漁師ではないのだからと心の中で思った。それでもイシモチは塩焼き、クロダイは刺身、結構美味いという誘惑は捨てきれないのも事実だが。
 今日からはGWだ。久し振りに富士山へドライブでも出掛けるか。嘘ですよ。関東に住み始めて30年以上になるが自らの観光で富士山には行ったことは無い。知り合いが訪ねて来た時に数回案内したくらいだ。昔奈良に住んでいた頃も東大寺や薬師寺唐招提寺法隆寺などちょっと出掛ける距離にあったが同じである。何時でも行けると思えば観光などしない。何か用事があれば行くだけであった。北京は何度も行ったが日本から新しい人を連れていく度に天安門広場から紫禁城に抜けて中山公園の散歩といのが案内コースだった。万里の長城もそうだが殆どガイドとしてである。観光を楽しむという能力が無いのかも知れない。性格的にちょっと損をしている。