昨日市民講座のテーマは「外国人材を受容する社会」だった。相変わらず講師は人口減少問題をイントロに移民の必要性を訴える。2070年に人口は8700万人となり外国人労働者の需要は2030年には419万人、2040年には674万人と推測する。現在在留外国人は341万人だが在留の目的は多様化し複雑化しているとのこと。「外国人との共生社会基本法」のような法整備が必要と主張。低賃金労働力だけを期待して移民を受け入れるのは問題であり、社会の重要な担い手と認識し雇用や教育の機会を考えなければならないと最もな筋論である。
講座の後昨日は偶然TVで川口市のクルド人問題が特集で取り上げられていた。川口にはクルド人が2000人も暮らしているとのこと。時々暴動や騒ぎを起こして治安を乱している。市長のインタビューで市には所謂3Kの仕事が多いのも事実、日本人だけでは回らないと彼らの必要性を訴えた上で共生社会の実現を目指したいとのこと。
市民講座は人口減少問題をイントロとしながらも外国人材受け入れの環境整備に重点を置いたまともなものだったがそれなら明確に人口減少と外国人受容は別問題とすべきである。8700万人の人口が大問題と位置付けることが問題である。現在のドイツやフランスと同程度になって大問題なら独、仏は貧しい国かとなる。人口減少社会の絵姿を先ず示すべきである。現状維持のため低賃金労働力が足りなく外国人に頼るというのは全てのイノベーションを封じることになり兼ねない。必要とする外国人材を如何に確保するかを基点にすべきである。川口市も同じであろう。労働力と捉えるか人材と捉えるか。この先日本の形をどうするかにかかっている。お隣のアフガンニスタン家族静かで(子供は別)大人しい。ただ回覧板が通じない。少しづつで良いから日本社会に溶け込んで行って欲しい。最近佐川急便で物を受け取る方法を学んだようだ。庭の雑草も時々刈っている。
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