太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

買いだめ転売

2020-03-06 08:50:18 | 社会観察

マスクの転売が政府によって禁止された。コロナ感染拡大に向けてマスク不足に乗じた転売である。例によってTVでは中国人バイヤーによる買い占めが放映されている。転売と言えば毎回中国人だが決して効率の良い商売とは思えない。ドラグストアの列に並び、元締めに売り渡すというものだが中国人だけではあるまい。きっとバイトがてらの日本人もやっている筈だ。マスクではないが大掛かりには大手商社による買い占めも過去には何度もあった。足元を見てやる商売は時代を経ても尽きない。それより驚いたのはトイレットペーパーの買い占めである。

ネット上のフェイクでトイレットペーパーも買いだめ対象になった。どういう心理で買うのか、マスクのように横流しではあるまいし在庫は嵩張る。何時終息するか分からない感染で何ロールあれば安心なのだろうか。余程頻便の家族なのだろうか。多少他の家より長く使えても何れ底をつくだろう。無駄にはならないだろうがそもそもトイレットペーパーは代替の無い必需品ではない。昔のトイレには新聞紙を定型に切ったものが備え付けられており、少々固いので手でしがんで使っていた。今の水洗では詰まるからというだろうが多分ネットで色んな技が提案され流れるようになるだろう。子供の頃遠くに遊びに出た時は野グ×は当たり前でその辺の大きめの葉っぱを使っていた。電車の切符1枚で用を足す話もあった。まず切符を半分に破る。その片方で当該箇所をこそぎ落とす。もう半分はと言うと切符の角を使い爪の間に入ったやつを掻きだすと言う。駆け込んだ駅のトイレで紙が無かった時、秀逸なトイレの落書きを目にする。汝神(紙)に見放された時は自らの手で運(ウン)を掴めと。今ではタブーだろうが、インディアンがスタスタと草原を歩いてしゃがみ込み事が終わるとスッと立ち上がってズボンを上げて戻って来た。おおっ、お前は拭かないのかと聞くと右手を上げて、インディアンクソつかないと言ったとか。犬なんか特に巻尾のやつは何が丸見えだが拭かないのに痕跡すら残っていない。人前に肛モ×を丸見えにしている恥ずかしさはあるが。買いだめは一時凌ぎの愚かなことである。1973年の第一次オイルショックの時もトイレットペーパーの買いだめが起こった。日本人はトイレットペーパーを非常に大事なものと思っている。しかし、もし無くなったらどうしようとシミュレーションする方が余ほど頭の体操になる。

フランス小咄を一つ、
ニュマが女房と二人で夜、野原の真ん中で車を走らせていた。すると急に女房の方が便意をもよおしてきた。ニュマは車を止め、女房は草むらの中に行ってしゃがみ込んだ。しばらくすると、
―あんた、紙を持ってきてよ。
―えっ!おまえ、それを持って帰るつもりか!!