太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

爆走するぞ

2019-03-04 08:54:36 | 思い出話

昨日は雨の日曜日、マラソンを見た後買い物にというので車で出かけた。自転車でも行ける距離だがコンビニが潰れた跡地に直ぐに吉野家とシャトレーゼが出来た。行ってみると駐車場がほぼ満杯である。新しい店だからかひな祭りでお菓子を買う客かチェーン店は時々見かけるがこんなに混んでいるのは珍しい。ケーキや菓子類には興味はなく、アイスクリームの季節にはちょっと早い。表で待っていると実に次々と客が来る。こんな日が1年持津続いたら出店した甲斐があるというものだがそうはいくまい。来る客は若い子供連れ夫婦か孫への土産か初老の夫婦である。多分世の中では幸せな部類に入る連中だろう。吉野家は空いている。いや吉野家に行く連中が不幸とは思えないが、同じ敷地でも客層は多分違うのだろう。

初老の夫婦を見ているとやはり少し駐車がぎこちない。次々車が出入りするので升目に入れるのを苦労している。自身も決して車庫入れが得意でもないが、ほぼ毎日運転するので何とかなる。70歳になると免許更新で実技があるようだ。どんなテストか知らないが練習場のコースをキュッキュとタイヤを鳴らして走って見せる気だ。運転免許取得には本当に苦労した。簡単に言うと教官(偉そうにしていたが先生とは思わない)連中にイジメに会った。就職後地元の小さな自動車学校に通ったが教官も来ている連中も田舎のことだから全員知り合いである。こちらは完全アウェー状態。

中年のおばはんが、家で採れた野菜だとか、時にはタバコのカートンなどを教官に渡す光景を何度も見た。彼女達はクランクやS字で脱輪しようがさっさと卒業して行く。娘さんだとどこそこの誰べえの娘さんかといやに親し気である。こちらもどんどん卒業していく。当方はハンドルを持つ手がちょっとでも違うと傍からぺシッと叩かれる。おまけに履歴書など見られて、大学まで出ているのにこんな事も出来ないのかと弄られる。期限ギリギリで何とか卒業したが生涯で一番難しかった学校なので自動車学校卒としたいくらいだった。車に乗るようになったらここへ来てコース内を爆走してやろうと思ったくらいだ。

それから40年以上、ほぼ毎日乗っているが無事故無違反、いや一度だけ駐車違反でゴールド免許を失った。職場のOBが設置された太陽電池を見たいと言うので駅まで迎えに行った。80歳近く少し足も弱っていたのでだだっ広いロータリーに車を止めて階段の上の改札口まで迎えに行った。ほんの5分くらいの間に何処かに隠れていた監視員に駐車違反の札を貼られてしまった。言っとくが田舎だからロータリーはだだっ広く当時は車も殆ど居なかった。まるで罠である。運転席に座っていれば良かったようだが、足腰の悪い先輩を運転席で待つことなどできない。江戸の仇は長崎でではないが次の免許更新は楽しみである。見てろよ教官。