消費税増税で低所得者対策としてプレミア付き商品券などが検討されるという。貧乏人として心配するがそういう商品券をレジで出したら、私は貧乏人ですということを証明するようなものになるのだろうか。国のお墨付き貧乏人証明書?私も貧乏だが見栄っ張りのところもあるので何とかバレないような仕組みにして欲しいものだ。いや要らないとまでは言ってるのではないよ。何年か前の地域プレミア商品券は大胆な割増プレミアがあり、我が家でも買い物の宛てなど無いのに長蛇の列に並んで購入した。直ぐに買うあても無いのに商品券を買うのはある意味余裕の表れであり、実際券を使う時もちょっと余裕を見せる感じで恰好良かった。
先日東京で友人と飲んだ帰りちょっとしんどくて電車の吊り革(ビニールだが)に両手で掴まっていた。左前の座席が空いたのでクソッ残念と思っていたら、その前に立っていた人が自分に権利があるに関わらず、ドウゾと勧めてくれた。酔っ払っており座りたいと思っていたので素直に有難うございますと言って座った。ちょっと顔を見ると齢は左程変わらないように見える。悪いなと思い寝たふりをして次の駅で薄めを開けるときっと彼はまだ立っている。次の駅で降りるから譲ってくれたと思ったが、3駅程過ぎて降りた。もしこちらが先に降りるとなったら礼を言わなきゃ、その時年寄りでも無い事はバレテしまう。実は外観の割に私は結構歳食っているんですという丁寧な言葉使いは思い当たらない。どうしようかと思ったら足元が消えた、彼が先に降りた。実際は年齢よりも相当疲れているように見えたのだろう。それでもそれが仕事のせいではなく酒のせいだとバレタらなお恰好悪いところだった。人にはなるべく他人に知られたくない内実がある。年齢を隠すのと低所得ではどちらが重い個人情報だろう。
総裁選後の舵取りが難しくなるだろうと思っていたが意外と安泰である。今度は任期が切られているので安倍さんはレ―ムダック状態になるという意地悪な評論家も居るがそうでもない。理由があるとしたら、まだ任期中に内閣改造があるだろう、その時がチャンスだと思って大人しくしている方が得と考える人も居るだろう。平議員だって政務官くらいにはなれるかも知れないと思えば1年くらいは我慢もするだろう。4コーナーを回って最後の直線に入るのは1年を切ってからだ。いや残り半年になってもまだチャンスはあると思えば反旗を翻して時期総裁を目指す人のところには中々集まらないだろう。政治が面白くならないとワイドショーが実に下らない話題ばかり取り上げる。
河野外相が徴用工問題で駐日韓国大使を呼んで叱りつけている映像は迫力があった。こんなにハッキリとモノを言うんだと感心した。この問題のマスコミの取り上げ方は不十分である。1965年の請求権協定を覆してまで韓国の最高裁が判決を下した根拠は何か、判決文の紹介くらい報道しても良いのではないか。最高裁判事は多分難しい受験戦争を勝ち抜いた韓国の優秀な頭脳の集まりだろう。単純な協定破棄ではなく盲点を突くような日本人が考えてもいない理由が判決文にはあるのでは。最後は韓国政府が賠償を肩代わりするという落とし所を見ての事だとしてま、肩代わりというのは本来日本が負うべきものという意味になる。納得はできないだろう。国際間の協定は法のようなものであり、司法が法を遡及するようなことは断じてあってはならない。韓国の太陽電池メーカーが日本だってFITの買取価格で遡及をしているではないかと反論する?法の遡及ではない、運用である省令の変更だと逃げようぜ。