２０１８年３月６日（Tue.） 今日は快晴で空気も澄んでいて、北に目をやると、冠雪した御岳がクッキリと見えていました。（愛知県平野部）
さて、バイオガス・プラントがオープンしたと伝えています、デンマーク。 （ ニュースソース： CPH POST ONLINE ３月５日発 ）
＜原文の一部＞
Denmark’s first organic biogas plant opens in Jutland
デンマークで最初となるオーガニック・バイオガス・プラントがユトランド半島にオープンしました。
The finance minister cut the ribbon on what is hoped will be a future Danish export success
将来のデンマークの輸出品目になり得ると期待されていて、財務大臣がテープカットしました。
As well as producing green gas, the waste products can be used as organic fertiliser (photo: Nature Energy)
（環境に優しいガスの生成とともに、廃棄物は有機肥料として使うことができます。）
March 5th, 2018 2:33 pm| by Stephen Gadd
On Friday last week Denmark took another step towards a greener future on the energy front when a biogas plant was inaugurated in Brande, mid-Jutland.
The plant, owned jointly by organic market gardeners Axel Månsson Øko and Nature Energy, cost 130 million kroner and can produce enough energy to heat 4,000 houses per year.
（抜粋）先週の金曜日（３月２日）、環境未来のエネルギー分野で新しい一歩を踏み出しました。 ユトランド半島中央部の Brande で、バイオガス・プラントがオープンしました。 このプラントは organic market gardeners Axel Månsson Øko と Nature Energy の協業によるもので、１億３千万ＤＫＫ（日本円でおよそ２０億円）の費用がかかっており、年間で４千戸の熱源を供給することができます。（一部、意訳）
The finance minister, Kristian Jensen, performed the opening ceremony. “With experience from a plant like this, in the long term we can obtain biogas energy that is totally competitive,” said Jensen.
“Increased development has driven the price of other alternative energy sources such as wind power down, and we need to keep going in that direction. At the moment, biogas needs more financial support than some of the other sources, but we must remember the extra dividends that come from biogas.”
（抜粋）財務大臣がオープニング・セレモニーに参加しました。 こうしたプラントの経験によって、長い目で見て、総合的に競争力のあるバイオガス・エネルギーを手にすることができると語っています。
増加する開発によって、風力発電に見られるように、代替エネルギーの価格を押し下げることになります。 そして、そうした方向を維持することが必要です。 目下のところ、バイオガスは他の方法より資金的なサポートを必要としていますが、バイオガスからは特別な利益があることを忘れてはなりませんとも語っています。
Better use of resources
One of the dividends the minister was referring to comes from the better use of organic manure. After it has been used to generate gas, the waste products of the plant can be used by organic farmers in the Brande area as fertiliser.
“Denmark could be the first country in Europe to move completely away from fossil fuels. Already by 2035 it ought to be possible to cover the gas needs of industry and private homes from green biogas,” said Ole Hvelplund, the administrative director of Nature Energy.
（抜粋）資源の有効活用： その利益の一つとしては、オーガニックな肥しの利用が挙げられます。 ガスを生成したあと、残った廃棄物は Brande 近郊のオーガニック農家に肥料として使ってもらうことができるのです。
デンマークは、化石燃料から完全に脱却した国にヨーロッパで最初になれるかも知れません。 ２０３５年までに、産業や家庭で必要とされるガスを、環境対応のバイオガスによって賄う必要があるのですと Nature Energy の責任者が語っています。
A good shop-window for Denmark
At present, biogas accounts for 10 percent of the network’s power – the only country in the world with such a high proportion. The new plant will consolidate its position, as well as providing a good advertisement for potential customers worldwide.
“We are very much at the forefront when it comes to the development of biogas plants and there is a great deal of export potential,” said Michael Persson, the head of the secretariat at DI Bioenergi.
“All over the world, organic farmers and market gardeners face the challenge of obtaining enough fertiliser. Now they can look to Denmark for inspiration,” added Persson.
（抜粋）デンマークにとって良いショーウィンドウ： 現在のところ、バイオガスは必要エネルギーの１０％になっています。 このような高い比率は世界でも唯一の国（ＤＫ）になっています。 そしてこの新しいプラントはその地位を確固としたものにするでしょう（ consolidate one's position = 地位を固める）。 またこれは、世界の顧客に対して良い宣伝にもなり得るものです。
バイオガス・プラントの開発に関して言うならば、私たちは最前線にいるのです。 そしてこれは潜在的に良い輸出取引になるものですと DI Bioenergi の事務局長が語っています。
世界中で、オーガニック農家や園芸家は十分な肥料の獲得と言う課題に直面しています。 今や、彼らはデンマークに注目しているでしょうとも語っています。
＊
およその場所は下の地図で確認できます。 （出典： Google Earth ）
＊＊＊
バイオガスを生成させるプラントは、２０１３年に訪問したドイツでも散見されました。 しかし、お世話になっていたＯさんも語っていましたが、コーンを原料にしたプラントでは、コーンを育てるために多くの肥料（化学肥料など）を投入しているので、関係者の間でも問題になっていると。 従って、その時点（２０１３年）で検討している方法は、近隣の牧場等で排出される家畜からの肥し（糞）を利用してガスを生成させる方式であると。
今回のデンマークの記事は、正に、この肥やしを原料にしたプラントのようです。 デンマークでは ”初” としていますが、ドイツには先行してあるように思うのですが、具体的な情報は確認していません。
＊
デンマークは風力発電でもプラント輸出で頑張っていますし、バイオガス・プラントでも優位に立つのかも知れませんね。
加計・森友gate（疑獄）や無用な改憲論議に奔走、国会を空転させ、時代を逆行するかのような安倍政権の政策とは雲泥の差があると感じます。 こんな政権や、これを正せない自民党・与党に組する公明党などは評価に値しません。 排除するしかないでしょう。
原発の輸出など論外ですし、暴走・暴政・失策しかないように思えてなりません。
＊＊＊ 下の写真は、記事内容とは関係ありません。
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さて、バイオガス・プラントがオープンしたと伝えています、デンマーク。 （ ニュースソース： CPH POST ONLINE ３月５日発 ）
＜原文の一部＞
Denmark’s first organic biogas plant opens in Jutland
デンマークで最初となるオーガニック・バイオガス・プラントがユトランド半島にオープンしました。
The finance minister cut the ribbon on what is hoped will be a future Danish export success
将来のデンマークの輸出品目になり得ると期待されていて、財務大臣がテープカットしました。
As well as producing green gas, the waste products can be used as organic fertiliser (photo: Nature Energy)
（環境に優しいガスの生成とともに、廃棄物は有機肥料として使うことができます。）
March 5th, 2018 2:33 pm| by Stephen Gadd
On Friday last week Denmark took another step towards a greener future on the energy front when a biogas plant was inaugurated in Brande, mid-Jutland.
The plant, owned jointly by organic market gardeners Axel Månsson Øko and Nature Energy, cost 130 million kroner and can produce enough energy to heat 4,000 houses per year.
（抜粋）先週の金曜日（３月２日）、環境未来のエネルギー分野で新しい一歩を踏み出しました。 ユトランド半島中央部の Brande で、バイオガス・プラントがオープンしました。 このプラントは organic market gardeners Axel Månsson Øko と Nature Energy の協業によるもので、１億３千万ＤＫＫ（日本円でおよそ２０億円）の費用がかかっており、年間で４千戸の熱源を供給することができます。（一部、意訳）
The finance minister, Kristian Jensen, performed the opening ceremony. “With experience from a plant like this, in the long term we can obtain biogas energy that is totally competitive,” said Jensen.
“Increased development has driven the price of other alternative energy sources such as wind power down, and we need to keep going in that direction. At the moment, biogas needs more financial support than some of the other sources, but we must remember the extra dividends that come from biogas.”
（抜粋）財務大臣がオープニング・セレモニーに参加しました。 こうしたプラントの経験によって、長い目で見て、総合的に競争力のあるバイオガス・エネルギーを手にすることができると語っています。
増加する開発によって、風力発電に見られるように、代替エネルギーの価格を押し下げることになります。 そして、そうした方向を維持することが必要です。 目下のところ、バイオガスは他の方法より資金的なサポートを必要としていますが、バイオガスからは特別な利益があることを忘れてはなりませんとも語っています。
Better use of resources
One of the dividends the minister was referring to comes from the better use of organic manure. After it has been used to generate gas, the waste products of the plant can be used by organic farmers in the Brande area as fertiliser.
“Denmark could be the first country in Europe to move completely away from fossil fuels. Already by 2035 it ought to be possible to cover the gas needs of industry and private homes from green biogas,” said Ole Hvelplund, the administrative director of Nature Energy.
（抜粋）資源の有効活用： その利益の一つとしては、オーガニックな肥しの利用が挙げられます。 ガスを生成したあと、残った廃棄物は Brande 近郊のオーガニック農家に肥料として使ってもらうことができるのです。
デンマークは、化石燃料から完全に脱却した国にヨーロッパで最初になれるかも知れません。 ２０３５年までに、産業や家庭で必要とされるガスを、環境対応のバイオガスによって賄う必要があるのですと Nature Energy の責任者が語っています。
A good shop-window for Denmark
At present, biogas accounts for 10 percent of the network’s power – the only country in the world with such a high proportion. The new plant will consolidate its position, as well as providing a good advertisement for potential customers worldwide.
“We are very much at the forefront when it comes to the development of biogas plants and there is a great deal of export potential,” said Michael Persson, the head of the secretariat at DI Bioenergi.
“All over the world, organic farmers and market gardeners face the challenge of obtaining enough fertiliser. Now they can look to Denmark for inspiration,” added Persson.
（抜粋）デンマークにとって良いショーウィンドウ： 現在のところ、バイオガスは必要エネルギーの１０％になっています。 このような高い比率は世界でも唯一の国（ＤＫ）になっています。 そしてこの新しいプラントはその地位を確固としたものにするでしょう（ consolidate one's position = 地位を固める）。 またこれは、世界の顧客に対して良い宣伝にもなり得るものです。
バイオガス・プラントの開発に関して言うならば、私たちは最前線にいるのです。 そしてこれは潜在的に良い輸出取引になるものですと DI Bioenergi の事務局長が語っています。
世界中で、オーガニック農家や園芸家は十分な肥料の獲得と言う課題に直面しています。 今や、彼らはデンマークに注目しているでしょうとも語っています。
＊
およその場所は下の地図で確認できます。 （出典： Google Earth ）
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バイオガスを生成させるプラントは、２０１３年に訪問したドイツでも散見されました。 しかし、お世話になっていたＯさんも語っていましたが、コーンを原料にしたプラントでは、コーンを育てるために多くの肥料（化学肥料など）を投入しているので、関係者の間でも問題になっていると。 従って、その時点（２０１３年）で検討している方法は、近隣の牧場等で排出される家畜からの肥し（糞）を利用してガスを生成させる方式であると。
今回のデンマークの記事は、正に、この肥やしを原料にしたプラントのようです。 デンマークでは ”初” としていますが、ドイツには先行してあるように思うのですが、具体的な情報は確認していません。
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デンマークは風力発電でもプラント輸出で頑張っていますし、バイオガス・プラントでも優位に立つのかも知れませんね。
加計・森友gate（疑獄）や無用な改憲論議に奔走、国会を空転させ、時代を逆行するかのような安倍政権の政策とは雲泥の差があると感じます。 こんな政権や、これを正せない自民党・与党に組する公明党などは評価に値しません。 排除するしかないでしょう。
原発の輸出など論外ですし、暴走・暴政・失策しかないように思えてなりません。
＊＊＊ 下の写真は、記事内容とは関係ありません。
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