2016年4月2日(Sat.) ヨーロッパを目指す難民達に関する報道ですが、少し変わった視点からのもののようです。(ニュースソース: DW-DE)
<原文の一部>
The long trip to Europe from the refugees' perspective
A boy who is soaking wet, volunteers entertaining children, moments of danger and of joy: #RefugeeCameras shows images taken during the journey to Europe. It is the subject of a new exhibition in Hamburg.
ヨーロッパに向う長い旅路を、難民からの視点によって報じるものです。旅の途中で撮影された写真等が、ハンブルグの展示会での主題になっています。
In December, Kevin McElvaney, a young photographer from Germany, went to Izmir, Lesbos, Athens und Idomeni, handing out 15 disposable cameras in waterproof bags to refugees. He also gave them stamped tear-proof envelopes that bore his Hamburg address. Seven cameras were returned to him, and the images retrieved are a key part of the exhibition.
"I want the anonymity of the term 'refugee' to disappear and the human perspective to become tangible," McElvaney said.
The concept of #RefugeeCameras was born at a cooking event with refugees that took place in the same venue that is now hosting the exhibition. "I kept hearing intense stories of escape, but people only had saved a couple of selfies on their mobiles," McElvaney added.
(抜粋)昨年末の12月、ドイツの若い写真家 Kevin McElvaney は、移民・難民が集まるいくつかの街に出向き、使い捨てカメラとそれを送るための防水封筒(それには送付先であるハンブルグの住所も印字されている)を15セット手渡しました。そして、その内の7通が彼の手元に送られてきたのです。その写真等をハンブルグで展示していると言うものです。
従って、上の写真は、その送られてきたものの中の一部と言うことになります。
*
いわゆるジャーナリストや、カメラマンがその現場を撮影したものではなく、移民・難民自身が彼らの家族やボートからの海などを撮影したものであることが、その映像の重みに違いを出しているのではないでしょうか。
難民問題は未だ解決を得ているわけではありませんが、人々が祖国で平穏に暮せる日々がいつか訪れることを強く願いたいし、当事国の為政者や心ある人々の総意で、且つ、平和的・民主的手段をもって成し遂げていただきたいと思うものです。
***
ところで、このニュースを読んでいて気に止まったことが一つあります。それはドイツの写真家 Kevin McElvaney と言う名前です。ご存知の方も多いかも知れませんが「 Mc..... 」と言うファミリーネームはアイルランド縁(ゆかり)のものです。
前回の当ブログで「アンジェラの灰」(著者: Frank McCourt )に関することを綴りました。彼(著者)の実父は現在の北アイルランド・ベルファスト出身で、McCourt もその出自を表していると言えるでしょう。
類似するものとして( O'... )と称する名前があります。例えば、 O'Hara です。有名なものとしては「風とともに去りぬ」のスカーレット・オハラでしょう。意味するところは Hara の子孫と言うものです。
他にも、 Boyle, Collins, Kennedy, Kelly, Murphy などもアイルランド縁であると言われています。そう、あのケネディー大統領もアイリッシュ系なのです。
やや話がズレましたが、ドイツのこの若い写真家の名前からして、アイルランド縁であることは間違いないでしょう。この人物の詳しい素性は知りませんが、ひょっとしたら、その昔、アイルランドからワイルドギースとして渡ってきた人の子孫・・・なんてこともあるかも知れません。
*** 下の写真は、アイリッシュ・ウィスキー 「 Wild Geese 」です。
***
<原文の一部>
The long trip to Europe from the refugees' perspective
A boy who is soaking wet, volunteers entertaining children, moments of danger and of joy: #RefugeeCameras shows images taken during the journey to Europe. It is the subject of a new exhibition in Hamburg.
ヨーロッパに向う長い旅路を、難民からの視点によって報じるものです。旅の途中で撮影された写真等が、ハンブルグの展示会での主題になっています。
In December, Kevin McElvaney, a young photographer from Germany, went to Izmir, Lesbos, Athens und Idomeni, handing out 15 disposable cameras in waterproof bags to refugees. He also gave them stamped tear-proof envelopes that bore his Hamburg address. Seven cameras were returned to him, and the images retrieved are a key part of the exhibition.
"I want the anonymity of the term 'refugee' to disappear and the human perspective to become tangible," McElvaney said.
The concept of #RefugeeCameras was born at a cooking event with refugees that took place in the same venue that is now hosting the exhibition. "I kept hearing intense stories of escape, but people only had saved a couple of selfies on their mobiles," McElvaney added.
(抜粋)昨年末の12月、ドイツの若い写真家 Kevin McElvaney は、移民・難民が集まるいくつかの街に出向き、使い捨てカメラとそれを送るための防水封筒(それには送付先であるハンブルグの住所も印字されている)を15セット手渡しました。そして、その内の7通が彼の手元に送られてきたのです。その写真等をハンブルグで展示していると言うものです。
従って、上の写真は、その送られてきたものの中の一部と言うことになります。
*
いわゆるジャーナリストや、カメラマンがその現場を撮影したものではなく、移民・難民自身が彼らの家族やボートからの海などを撮影したものであることが、その映像の重みに違いを出しているのではないでしょうか。
難民問題は未だ解決を得ているわけではありませんが、人々が祖国で平穏に暮せる日々がいつか訪れることを強く願いたいし、当事国の為政者や心ある人々の総意で、且つ、平和的・民主的手段をもって成し遂げていただきたいと思うものです。
***
ところで、このニュースを読んでいて気に止まったことが一つあります。それはドイツの写真家 Kevin McElvaney と言う名前です。ご存知の方も多いかも知れませんが「 Mc..... 」と言うファミリーネームはアイルランド縁(ゆかり)のものです。
前回の当ブログで「アンジェラの灰」(著者: Frank McCourt )に関することを綴りました。彼(著者)の実父は現在の北アイルランド・ベルファスト出身で、McCourt もその出自を表していると言えるでしょう。
類似するものとして( O'... )と称する名前があります。例えば、 O'Hara です。有名なものとしては「風とともに去りぬ」のスカーレット・オハラでしょう。意味するところは Hara の子孫と言うものです。
他にも、 Boyle, Collins, Kennedy, Kelly, Murphy などもアイルランド縁であると言われています。そう、あのケネディー大統領もアイリッシュ系なのです。
やや話がズレましたが、ドイツのこの若い写真家の名前からして、アイルランド縁であることは間違いないでしょう。この人物の詳しい素性は知りませんが、ひょっとしたら、その昔、アイルランドからワイルドギースとして渡ってきた人の子孫・・・なんてこともあるかも知れません。
*** 下の写真は、アイリッシュ・ウィスキー 「 Wild Geese 」です。
***
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます