ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ・ブレーメンの2日目

2014-04-24 21:17:54 | 日記
2013年11月1日(金)、ブレーメンでの最初の朝を迎えました。朝食はホテル内のグリルでいただきました。地下1階にあって船室を思わせる室内装飾です。ブッフェスタイルで、各品のボリュームは少な目ですが種類は多いのです。パン、チーズ、ハム、ヨーグルト等々・・・十二分な種類が用意されています。このホテルは規模的には小さいのですが、室内設備も含めて満足できる内容でした。
(写真: グリルの様子)

天気は晴れています。10時頃、Hemelingenの駅まで歩いて行きました。駅のホームに上がると券売機が1台あります。画面のイギリス国旗マーク・アイコンをタッチして英語モードを選択します。目的地等を選択すると料金表示が出ますのでコインを投入、片道2.4ユーロです。切符が出てきたら今度は券売機の横あたりにある打刻器(日時が打刻される)に切符を入れるのですが、この時、切符を点線に沿って二つ折りして挿入するのです。(これはホテルのオーナーから教えてもらったのです、ハイ。)切符がやや薄いので二つ折りにして、強度を確保して挿入する意味のようでした。ちなみに、このHemelingen駅の打刻器は、異物が挿入口に詰め込まれていて、切符の打刻はできないのでした。ブレーメンに滞在した3日間とも同じ状態です。ちなみに、ブレーメン中央駅ではホームに上がると同様な打刻器がありますが、こちらは正常に作動していました。
(写真: ホテルから駅への道)
(写真: 券売機、右の青いBOXが打刻器)

さて、ブレーメン中央駅に着いてコンコースを歩くと、注目すべき「お店」があるのです。実はブレーメンに到着した日に、このお店は見かけたのですが、前回のブログには敢えて記載しませんでした。それは「すしBOX」(寿司店)です。ラーデンの滞在中に、奥さんのEさんとお寿司の話題に及んだことがありますが、その話題になった寿司店と、いきなりブレーメンで遭遇することになったわけです。写真をご覧あれ! 和食ブームはこんな形でも現れているんですね。
(写真: コンコースにある「すしBOX」)

メインストリートを中心街(マルクト広場周辺)に向って進みます。豚飼いの像が目印になっているゼーゲ通りに入り、主要ポイントを散策しながらさらに南下、シュノーア地区と呼ばれているエリアに入りました。狭い路地に小さなお店が集まっています。この辺りは手工芸職人の街だそうです。土産物を探しながらの散策は楽しいですね。但し、旅の手荷物は既に一杯なので大きい・重い土産は最初から敬遠しています。ドイツらしいものを選んでいくつか入手しました。
(写真: 豚飼いの銅像)
(写真: シュノーア地区)
(写真: 手工芸店)
(写真: サンタも登場)
(写真: 音楽隊の置物)

そして昼頃になってお腹も空いてきたので、昼食場所を探しながら歩きます。Cafe & Bar 「CELONA」と表示された綺麗な店をヴェーザー川沿いに見つけました。ウィークデーの昼時なのですが、結構混雑しています。結局、カウンタ席しか空いていませんでしたが、着席可能か確認してやっと座って落ち着きました。メニューはドイツ語表記ですが、主だった内容は理解できるようになっていたので、そのまま注文できました。

ブレーメン地元のビール(BECKS)のPils、それにパスタを注文です。ビールを飲みながら待つこと10分ぐらい、熱々のラザニア風(?)のパスタが出てきました。「熱いから気をつけて!」とウェイトレスが言います。ドイツ語です。ドイツ語がわかったわけではなく、ジェスチャーを伴っているので容易に察しがついたのでした。まァ、コミュニケーションはこうして言葉以外も含めてとれるものですよネ。店内や外の景色を楽しみながら美味しくいただくことができました。

会計は、やはり席についたまま行います。「Check please!」と英語で言うだけです。間もなくレシートを持ってきてくれるので、その場で支払いました。11ユーロぐらいで高くはない印象です。店員の対応も含めてよい雰囲気とサービスのお店でした。
(写真: CELONA)

店を出てヴェーザー川沿いに歩き、再び旧市街地方面に入ります。デパート「KARSTADT」に入り土産物を物色しました。探していた形のナイフ(包丁)を見つけたので迷わず購入です。こうしてアチコチを散策し、夕方には夕食代わりのブラートブルストを、前日とは異なる店で食べました。ソーセージの味や食感に違いがありますが、基本的に美味しい食べ物です。
(写真: ヴェーザー川)
(写真: 賑わうマルクト広場界隈)
(写真: ストリート・パフォマーも)

歩いていて感じたことの一つですが、どうもクリスマス商戦に入っている印象です。クリスマスグッズが出ているし(多いし)、サンタクロース等の置物も出ているし間違いないでしょう。加えて、観光都市と言うことも手伝って観光客が多くて賑わっているようでした。ちなみに、このブレーメンは人口55万人程でドイツでは10番目の人口規模の都市なのです。(8月に訪問したケルンは100万人で第4位の都市です・・・。)

もう一つ、「おもらいさん」(乞食のような)が結構多いのが気になりました。これはブレーメンに限ったことではありません。さすがにラーデンでは見かけませんでしたが、ケルンでもミュンスターでも見かけました。ブレーメンではそれらよりもさらに目に付くのです。

ヨーロッパの各国ではそれぞれ移民の問題があることは承知しています。ドイツでも人口構成の8~10%ぐらいが「外人」で占められていると聞きました。従って、移民の中には生活に困窮した人達もいると思われ、そうした人達の一部がブレーメンのような観光都市にも流れ込んでいるのではないかと想像できるのです。但し、事実確認したわけではありませんので、話半分として読んでいただきたいと思います。

それにしても、あたかも通り過ぎるだけのような観光旅行よりは、滞在型でその土地の人と生活をともにしながら交流することの方が、私には合っていると思うのでした。
~続く~








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