ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ紹介の本を見せていただきました。

2015-06-01 15:20:20 | 日記
同じNRW州内にあるヴッパータール(Wuppertal)と言う街に住むご両親がラーデンに遊びに来ていました。ラーデンよりさらに北の地方に旅行する途中とのことでした。その母親の方が、日本から来ている私に、一冊の大きな本を見せてくれました。ドイツ語なので内容はほぼ理解できませんが、地図や写真や年号なども記載されていて、ある程度は推定できるものでした。

ちなみに、ヴッパータールは、ドイツに於ける緑の党が旗揚げした地として、一部の人には知られているのではないでしょうか。滞在していたホストのOさん自身も子供の頃はこの街で暮していたと聞いています。

さて、本題に戻して見せていただいた本の内容から目に留まったものをお見せいたします。
(出典: この本からです。)


かなり古そうな地図です。


1803年頃のものです。赤い線が国境を示しているのでしょう。


1815年頃。


1848年頃。


1871年から1918年まで


1919年頃。


1939年頃。


1945年頃。


1949年頃。

現在の地図と比較しながら見るとわかりやすいかも知れませんが、かなりの変遷をたどっていることはわかります。1949年頃を示している最後の地図は東西ドイツを表現していますし、その東ドイツ内にベルリンが位置していることも確認できます。

また、現在のポーランド周辺も、プロイセンの時代から一体化されていることもあり、民族的にも複雑な関係が続いていたのでしょう。友人であるポーランド人の祖父か祖母がドイツ人であるとの話しも考え易いことだと納得してしまいました。

こうした大陸的な変遷を眺めていると、島国日本の特殊性を考えさせられてしまいます。逆に、近隣諸国との交流を深めることがもっと必要ではないかとも思えてしまうのです。

以下の数枚も同じ本に掲載されていたものです。











さて、2・3日前には屋久島の近くの口永良部島で噴火、そして翌日の30日(土)20時半頃の小笠原諸島深部でのM8.1巨大地震の発生。2011年以降の活発化した地殻変動等の影響なのでしょうか。原因・理由はさておき、こうした自然現象は避けて通ることはできないのでしょう。

あらためて日本の各地で起こっている様々な事象を鑑みると、日本の各地に50基もある原発は、あってはならないものと思います。確立が低いとか、安全性は確認できたとか・・・、規制委や政府・経産省、さらに一部の立地地元自治体関係者あたりが無責任な事由を並べて、原発の存続や再稼動を目論んでいますが、全く、福島のような惨状を無視したものと言えるでしょう。

技術はいつの世も未熟であって、何らかの瑕疵や偶発故障、また自然災害等によっても事故につながりかねません。いかなる理由をもってしても、「想定外」は許されません。責任など誰にもとれないレベルのものです。国が責任を持つ・・・など、何の救いの言葉にもなっていません。どこかの自治体の首長が言ったようですが、無責任極まりない言葉です。

一般的な機械設備とは根本的に異なる原子力設備は、全て廃炉撤去をすべきです。自然エネルギーや再生可能エネルギーなど、持続可能社会を目指した技術開発などに力を注ぐべきでしょう。

こうしたことを一般市民までが心配しなければならない状態にしてしまっている現在の安倍内閣政治は、即刻退場すべきです。こんなに間違った政策を歩もうとしている内閣も珍しいのではないでしょうか。

また、こうした事態を正常化できない国会議員や地方議会の政治家たちも退場していただきたいし、国民の総意を反映していない選挙制度そのものも改革する必要があるでしょう。このままでは、政策一つ一つに対して国民投票が必要になるのではありませんか? それぐらい立法府たる国会に信頼がおけなくなっている・・・と言えないでしょうか。

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