ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ: Storm Herwart

2017-10-30 18:02:44 | 日記
2017年10月30日(Mon.) 台風22号は過ぎ去って快晴になりましたが、風は強く気温も16℃程度で、寒く感じられる一日でした(愛知県)。

さて、ドイツ北部も嵐に見舞われたようです。 ( ニュースソース: DW-DE 10月29日発 )

<原文の一部>
Storm Herwart sweeps across Germany, Czech Republic, Poland
嵐 Herwart がドイツ、チェコ、ポーランドを縦断して行きました。

Storm Herwart wreaked havoc across parts of Germany, disrupting public transport, causing floods and uprooting trees. Strong winds also battered Poland and Czech Republic, where two people were killed by falling trees.
(抜粋)Storm Herwart は、ドイツの一部をメチャクチャにし、公共交通機関を混乱させ、洪水を引き起こし、木を根こそぎ倒すなど引き起こしました。 強風はポーランドやチェコも襲い、倒木によって2名の死者が発生しています。


History in ruins
In Oldenswort in Schleswig Holstein, a historic windmill fell victim to storm Herwart. Windmill Catharina was built in 1786 and was a huge draw among tourists, who could rent a room inside the historical structure.
(抜粋)荒廃の歴史: ドイツ北部(Oldenswort in Schleswig Holstein)では、歴史的な風車がこの嵐によって犠牲になっています。 この Windmill Catharina は1786に建てられたもので、観光客の間では大きな呼び物になっていました。 この風車内は宿泊可能だったのです。



Under the water
The Elbe River breached its banks in Hamburg, flooding a nearby parking lot. Fire fighters in the city have received 500 calls to deal with emergency situations.
(抜粋)水の下: Elbe River (エルベ川)は、ハンブルクで土手を破り、駐車場近くが浸水しました。 消防隊は500件もの緊急要請を受けています。



Berlin: state of emergency
The Berlin fire brigade declared a state of emergency early Sunday as Herwart roared over the German capital. One person was seriously injured when scaffolding from a construction site fell on him.
(抜粋)ベルリンは、州の緊急事態: ベルリンの消防隊は、日曜日の朝、州の緊急事態を宣言、嵐がドイツの首都を咆哮したのです。 建築現場の足場が落下して一人の男性が重傷を負っています。



Flood of calls
The Berlin fire brigade said it had received 100 emergency phone calls between 4 a.m. (0300 GMT) and 7 a.m. It has requested all volunteer fire fighters to report for duty.
(抜粋)呼び出しの洪水: ベルリンの消防隊によると、午前4時から7時の間に、100件の緊急呼び出し要請電話を受けています。 これは全ての自主消防隊員の出動要請を意味するものでした。



Public transport disrupted
An information board informs passengers in Berlin about cancelled trains caused by Herwart. Deutsche Bahn has cancelled all trains in seven of the country's 16 states.
(抜粋)公共交通機関が混乱: ベルリンのインフォメーション・ボードは旅客に対し、嵐のために列車は運休することを伝えています。 ドイツ鉄道( Deutsche Bahn : 略称DB )は、全国16州内の7州で全て運休しています。



Trees uprooted
The storm has uprooted several trees in the affected regions. No casualties or injuries have been reported in Germany so far due to falling trees.
(抜粋)根こそぎ倒れた木: この嵐によって影響を受けた地方では、いくつかの樹木が根こそぎ倒されています。 これまでのところ、ドイツでは倒木による死傷者は出ていないと伝えられています。



Strong winds in central Europe
Intense winds also battered central Europe, killing two people in Poland and two in the Czech Republic. All four people were killed by falling trees.
(抜粋)中央ヨーロッパで強風: 強烈な風が中央ヨーロッパも襲い、ポーランドで二人死亡、チェコでも二人となっています。 この4人全ては落下(倒木)してきた樹木によって死亡しました。


***

中南米(ハリケーン)や東南アジア(台風)だけではないようです。 アイルランドもハリケーンに襲われたニュースは当ブログでもUPしていますが、ドイツ近辺でも嵐に見舞われることがあるんですね。

私が2013年8月~11月までドイツに滞在した時には、北部寄りのNRW州ラーデンでしたが、嵐に遭遇することは幸いにもありませんでした。

ラーデンの周辺にもいくつかの風車が残されていましたが、今回の嵐にも耐えたでしょうか。



ドイツ人の地域を大切にする精神は強いものがあると感じています。 なので、例え、嵐で破壊がもたらされたとしても、彼らは復旧させるのではないかと思ってしまいます。

ちなみに、上記のニュース内にある風車は1786年建設とありますが、NRW州のラーデンでお世話になった農場の母屋は1782年建設で、その家屋を大切に今も使っているのです。 今年(2017年)で築235年の家はスゴイと言えるでしょう。 当ブログのメインのバック写真に写っているのが、その家屋です。

農場主が教えてくれた柱に刻まれた建築年号(1782)は下の写真で確認できます。
(クリックで拡大)

*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



***

最新の画像もっと見る

コメントを投稿