ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツでの農場体験(25) <ラーデン最後の休日 >

2014-04-16 16:16:21 | 日記
2013年10月27日(日)、この日は未明にサマータイムが終了しました。そして、私にとってはここラーデンでの最後の休日なのです。近郊にあるバイオガス施設の写真を撮る最後のチャンスでもあるのです。この日の様子は以前のブログ「ドイツでの農場体験・エネルギーの話(2)」に詳述しているので、そちらも参考にして下さい。

この日は6時半起床、時計機能を有している機器は全て再調整しました。外の様子を見てみると晴れてはいるようですが、風が強そうです。いずれにしてもサイクリングの準備を進めました。天候さえ問題なければレーベルン(Levern)と言う場所まで行く計画です。天気予報では午後になってから雨模様になるとのことなので午前中が勝負・・・の感じです。

8時50分スタート、出発直後からほぼ向かい風か左前方からの強風です。この日がラストチャンスでなければ「中止」(延期)は間違いなしです。しかし、次回ドイツに来た時にしよう・・・と言うことは有り得ない(99%)ので無理を承知しての強行でした。ラーデンから南西方向へおよそ15kmの地を目指しました。

自転車で走ること1時間半ぐらいで目的のバイオガス施設にたどりつきました。雲行きは怪しくなりつつありましたが何とかここまでは持ちました。バイオガス施設の写真を撮り終わり、次の目的地(Levern)を目指すか思案です。Levernには旧式の風車があるのです。そこも行ってみたかったのですが、バイオガス施設の写真を撮り終える頃、早くも大粒の雨がポツリポツリと落ちてきています。即座にLevern行きは断念しました。
(写真: バイオガス施設)

それよりもこれからラーデンに戻るのですが、雨はどうなるのでしょうか。天気予報では午後からが雨の筈だったのに・・・。この時、時刻は10時半頃でした。ほどなくして本降り状態、しかも雷雨。黒雲も接近してきて危険、雷鳴も聞こえています。本降りを通り越して土砂降りと言った方が正解です。止む無く危険を承知で並木道(大木)の一角で雨宿り、待つことしばし、やや小降りになったところで再スタートです。

幸い気温は15℃ぐらいありそうで寒さは感じない状況でした。そしてしばらく行くと再び大降りに、近くにバス停があったのでその屋根つきの待合でしばしの休憩です。しかし、小降りになる気配もないので一気に走りきることにしました。ここからは約8・9kmの道のりです。およそ30~40分で帰着、時刻は11時40分頃でした。
(写真: バス停で雨宿り)

それにしても上着はウインドブレーカーと薄手のフリースのみでしたが、雨風は十分防いでくれたようです。少し冷えた体を自室のストーブで温めてから、近所のインビス(Imbiss)で昼食。焼きたてピザを待ちながら地元のビール(Barre)を飲みます。330ccの瓶ビールに直接口をつけて飲みます。いや~実に旨いです。今日は午前中に3時間ほどのサイクリングを強行したので喉も渇きます。ピザをいただきながらビールをもう一本飲み干しました。
(写真: 午後になって少し晴れ間も)

部屋に戻って少し昼寝です。そして、この日の夕食は毎週のように通った(?)ラーデンの老舗レストランでの最後の食事なのです。時々メニュー外の一品をサービスしてくれるのですが、この日も出ました、ハイ。
(写真: サービスの一品)
(写真: レストランの雰囲気)

話は全く異なるのですが、外国に行ってもしばしば気づくことがあるのですが、それは日本人の知人によく似た「外人」が居ることです。このドイツ・ラーデンの老舗レストランにはオーナーらしき40歳前後の男性がいてほとんどの場合、彼が注文を受けたり英語でメニューの説明をしたりするのですが、この彼が私の知っている東三河のある役場に勤めるSさんに顔も体系も実によく似ているのです。

人種的には明らかに異なる民族であると思いますが、こうも似ている人がいるのだと不思議に思うのでした。このレストランの場合は毎週のように行っていたので、その都度その印象を持つのでした。従って、何か以前から知っているような錯覚を感じさせるのでした。こうした例は他でもあり「エッ!?」としばしば心の中で叫ぶのでした。皆さんもそうした経験がありませんか?

さて、ラーデンでの最後の休日も何とか無事に終わりそうです。ホストのOさんからバイオガスに関するいくつかの情報も得られたこともあって、充実した一日となったのです。

10月31日(木)の朝にはこの地を離れます。残る3日間を楽しみたい・・・。
~続く~

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