ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

臨時: ジニ係数 GINI Coefficient

2017-03-28 13:50:10 | 日記
2017年3月28日(Tue.) 悲惨な冬山(春山)事故が起こっていますが、登山経験者(私)からすれば、スキー・スクールならば考えられますが、高校生の冬山(同様の)登山はハイリスクを伴うので考えられません。

さて、前々から気になっていたジニ係数について、国際的なデータの一つを掲載してみます。 指標は(0~1)または(0~100)で表現されますが、0は所得分配が平等、1は一人で独占の状態を示すことになります。 従って、数値が低い方が平等を意味します。

ちなみに0.4(40)より大きい数値になると、社会不安を引き起こし警戒を要する状況に近くなっているとも言われています。 (下記データの出典: CIA )

CIA情報:  The World Factbook

( Rank ) --- ( Country ) --- ( DISTRIBUTION OF FAMILY INCOME - GINI INDEX )
1 Lesotho 63.2
2 South Africa 62.5
3 Central African Republic 61.3
4 Micronesia, Federated States of 61.1
5 Haiti 60.8
6 Botswana 60.5
7 Namibia 59.7
8 Honduras 57.7
9 Zambia 57.5
10 Hong Kong 53.7
11 Colombia 53.5
12 Paraguay 53.2
13 Guatemala 53.0
14 Chile 52.1
15 Panama 51.9
16 Brazil 51.9
17 Papua New Guinea 50.9
18 Swaziland 50.4
19 Costa Rica 50.3
20 Gambia, The 50.2
21 Zimbabwe 50.1
22 Sri Lanka 49.0
23 Ecuador 48.5
24 Thailand 48.4
25 Mexico 48.3
26 Madagascar 47.5
27 Dominican Republic 47.1
28 China 46.9
29 El Salvador 46.9
30 Rwanda 46.8
31 Bolivia 46.6
32 Singapore 46.4
33 Malaysia 46.2
34 Philippines 46.0
35 Georgia 46.0
36 South Sudan 46.0
37 Saudi Arabia 45.9
38 Argentina 45.8
39 Mozambique 45.6
40 Jamaica 45.5
41 Uruguay 45.3
42 Peru 45.3
43 United States 45.0
44 Cameroon 44.6
45 Guyana 44.6
46 Iran 44.5
47 Nigeria 43.7
48 Macedonia 43.6
49 Chad 43.3
50 Israel 42.8
51 Kenya 42.5
52 Burundi 42.4
53 Ghana 42.3
54 Russia 42.0
55 Cote d'Ivoire 41.5
56 Djibouti 40.9
57 Morocco 40.9
58 Turkmenistan 40.8
59 Nicaragua 40.5
60 Senegal 40.3
61 Turkey 40.2
62 Mali 40.1
63 Tunisia 40.0
64 Jordan 39.7
65 Burkina Faso 39.5
66 Uganda 39.5
67 Guinea 39.4
68 Venezuela 39.0
69 Malawi 39.0
70 Mauritania 39.0
71 Serbia 38.7
72 Bhutan 38.7
73 Cambodia 37.9
74 Japan 37.9
75 Yemen 37.9
76 Tanzania 37.6
77 Vietnam 37.6
78 Maldives 37.4
79 Indonesia 36.8
80 Uzbekistan 36.8
81 Greece 36.7
82 Laos 36.7
83 Mongolia 36.5
84 Benin 36.5
85 New Zealand 36.2
86 Bosnia and Herzegovina 36.2
87 Spain 35.9
88 Mauritius 35.9
89 Estonia 35.6
90 Lithuania 35.5
91 Bulgaria 35.4
92 Algeria 35.3
93 Latvia 35.2
94 Macau 35.0
95 Cyprus 34.8
96 West Bank 34.5
97 Portugal 34.2
98 Niger 34.0
99 Sierra Leone 34.0
100 Azerbaijan 33.7
101 India 33.6
102 Taiwan 33.6
103 Kyrgyzstan 33.4
104 Ethiopia 33.0
105 Nepal 32.8
106 Tajikistan 32.6
107 United Kingdom 32.4
108 Poland 32.4
109 Canada 32.1
110 Bangladesh 32.1
111 Croatia 32.0
112 Italy 31.9
113 Timor-Leste 31.9
114 Ireland 31.3
115 European Union 30.9
116 Egypt 30.8
117 Hungary 30.6
118 Luxembourg 30.4
119 Armenia 30.3
120 Australia 30.3
121 Korea, South 30.2
122 France 30.1
123 Kosovo 30.0
124 Pakistan 29.6
125 Austria 29.2
126 Albania 29.0
127 Kazakhstan 28.9
128 Switzerland 28.7
129 Moldova 28.5
130 Iceland 28.0
131 Malta 27.7
132 Romania 27.3
133 Germany 27.0
134 Norway 26.8
135 Finland 26.8
136 Belarus 26.5
137 Montenegro 26.2
138 Slovakia 26.0
139 Belgium 25.9
140 Netherlands 25.1
141 Czechia 24.9
142 Sweden 24.9
143 Denmark 24.8
144 Ukraine 24.6
145 Slovenia 23.7

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調査年は国別によって異なっているようです。 詳細はリンク先を確認下さい。

こうして見ると、USは45で格差は厳しいことがわかりますし、日本も37.9で好ましい状況ではないでしょう。 ドイツやデンマーク、アイルランドも文字色を変えておきましたので確認下さい。 北欧の各国も・・・。



USは自由を標榜し、自由を求めて渡って行った人々の集合とも言えるのでしょうが、結果的に格差が大きくなっているし、そのUSを信奉するかのような現日本政権の、それに追従するような政策は考えものではないでしょうか。

北欧が完璧であるとは言えませんが、参考にしても良い部分はあるのではないでしょうか。



さて、森友問題は収束どころか拡散の勢いではないかと感じています。 関与していないと強弁する安倍ですが、財務省に ”問い合わせ” をした事実がありますので、どのように官房長官が ”0回答だった” と逃げても、当該案件が総理(夫人)関与事案であることは財務省も承知したことでしょうし、FAXで対応不可能と返事は表向きにしていたとしても、その影響力は作用せざるを得ないことでしょう。 いくら、関与しなかったと安倍が言っても、関与してしまったのです。 いくら受け取り側の判断によるものと逃げたとしても、影響を与えたのは事実でしょう。 周辺の異常なほどの ”ことの進展” が物語っています。

加えて、今治市などの複数の事案の追及も控えているようですし、このように自分や仲間を優遇して冨の蓄積を図ることは ”格差増長” に加担しているも同然で、ジニ係数を悪化させる方向にあるものでしょう。

あの安倍の国会での答弁を聞いて、呆れるばかりです。 こんなに信用できない人物がリーダーなどと言うことは考えられません。


*** 下の写真は、記事内容とは関係ありません。



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