ジローのヨーロッパ考

デンマークやドイツの農家に長期(?)滞在、体験したり感じたことを綴ります。

ドイツ・ミュンスターの2日目

2014-02-20 22:53:54 | 日記
8月21日(水)、ミュンスターでの2日目を迎えました。ホテルの朝食料金を見ると17ユーロ(2千円以上)と高かったので外で探すことにしました。ちなみに、水曜日の午前中は旧市街にある大聖堂前の広場で朝市が開かれることがわかっていたので、朝食も兼ねて旧市街方面に向いました。

前日に歩いていない道を選んでしばらく進むと、見慣れたロゴマークが視界に入りました。「MAC」、マクドナルドです。ドイツへ来てMACに入ることもないでしょうと自問自答しながらも、しばらく食べてないから朝MACでもいいか・・・とあっさり妥協。店内に入ると意外に客はまばらでした。カウンターに進み定番メニューがあるのかな?と思いつつメニューを眺めるとソーセージエッグマフィンの写真があります。どこの国へ行ってもあるなァ・・・と思いつつ注文、飲み物はホットコーヒーです。値段は4ユーロ、日本と似たような価格設定だと感じました。

席に座って食べ始めました。アレッと思ったのがマフィンの形です。円形であることに違いはないのですが、少し「いびつ」なのです。しかもマフィンがやや焼き過ぎて焦げ目が多い感じ。こんな状態のマフィンは日本では食べたことがないなァと思いながらいただきました。味はさほど変わりはありませんでした。(逆に、日本人が品質にこだわり過ぎているのかも・・・と食べながら考えたものです。)

店を出て大聖堂前の広場方面へ向います。時刻は9時頃です。朝市の店は準備完了の雰囲気ですが客は思いのほかまばらです。しかし、個々の店の形態がが日本の朝市とは結構異なっています。


いかにも屋台風の店もありますが、トレーラーを改造して冷蔵ショウウィンドーのような、つまり、肉屋さんで肉やハムなんかを陳列しているアレです。昨今はスーパーでパック売りしているのが多いと思いますが、肉屋さんの店頭のイメージです。それが移動トレーラーに組み込まれているのです。そして牛肉、豚肉、魚類、チーズ、パン等、全て専門店として個別に販売しているのです。この光景は初めてのものでした。これならマーケット(市)が立つ場所に容易に移動して行けそうだなと感じた次第です。


そしてもう一つ、目を見張ったのは食材の豊富さとその彩の豊かさ・鮮やかさです。野菜やフルーツ、そして花卉、マッシュルーム専門店もあります。すぐに食べられるパンやサンドイッチのようなものを売っている店もあります。また、ビールやホットドリンクを売っているコーナーもありました。(MACに入ってしまったのは失敗か?!)





しばらくお店めぐりです。人出も増えてきていました。写真を撮りながら2時間ほどを散策したでしょうか、トイレに行きたくなったので探しますがなかなかみつかりません。とある路地裏を入ったところに公園があり、その前のビルにトイレらしきドアが見えました。もちろん有料トイレですが料金はなんと10セントとです。(安い!) ドイツに来て5日目になっていますがトイレは50セントが相場でした。ほとんどがそうだったので10セントは意外です。しかも中は広くて綺麗です。(ちなみにデパート内のトイレでも有料で50セントが相場です。出かける時には50・20・10セント硬貨は用意しておきましょう。美術館の中は無料が多かったです。)

再び通りを散策しながらミュンスターにある大きな湖方面へ足を向けました。ほどなく湖の畔に出ました。親子連れやカップル、ランニングを楽しむ人等が見えます。湖畔の散策路をノンビリ歩きます。しばらく進むと雰囲気のよいレストランがあります。そろそろ昼食時間帯でもありますので迷わず入りました。天気もよいので屋外のテーブルを選びました。


ドイツ語のメニューを渡されたので先ずは飲み物だけオーダー、そうですビールはわかります。そして英語のメニューはありませんか?と尋ねると、それを持ってきてくれました。ビールを飲みながらメニューを読みます。注文したのは子牛のレバー焼き、マッシュドポテトとサラダ、パスタ付きです。いずれも美味しかったのですが、量的には多かったです、私には。しかしながら、昔ながらの癖(?)で残すのは「もったいない」ので食べきりました。いや~ちょっと食べ過ぎたかな?って感じでした。


レストランを出て引き続き湖沿いに歩きます。すると湖でヨットの練習をしているグループがいます。コーチらしき人が13・14才ぐらいの男女の指導をしているようです。ヨットは2・3人乗り程度の大きさで、それを意図的に倒してその状態からヨットを起こす練習のようです。上手にできる子もいれば苦心している子もいます。その様子を眺めているのは私だけではありませんでした。


ところで、資料によりますと、このミュンスターも第二次世界大戦の時には壊滅状態になり、それを古い状態のままで復元したとのことです。2012年のデンマークでもそうであったように、ドイツのケルンもそしてここミュンスターでも電柱・電線はほとんど見かけていません。見上げる空が実に綺麗なんです。石畳が多いのも共通的です。やはり何がしかのポリシーに基づいて街作りをしているのでしょう。そのこだわりに敬意を表したいと思いました。(日本でもこうした街作りが進められたらよいのになァ!)

さらに緑に覆われた自転車専用道であったり・・・、管理されている街、意図して作られている街、そんな印象を深くしたミュンスターでした。明日はいよいよノルトライン・ヴェストファーレン州の最北部にあるラーデン(Rahden)に向います。どのような街(村)なのでしょうか? ~続く~