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QHQの独り言

アマチュア無線局JR3QHQが日々思う事を掲載します。

6年ぶりのスリランカ パート5(運用編)

2012年10月10日 15時51分47秒 | 旅行・アマチュア無線


16日早朝、食事もそこそこにアンテナの組み立てです。

許可を貰ったところは、全面芝生でビーチがすぐそこ、運用する部屋は1階で何とか同軸は届きそう・・・。現地がどんなところか全くわからなかったので同軸だけは多く持ってきました。アンテナの位置と部屋の場所が離れていて同軸が届かないは、最悪です。それを避けるために3D-2Vなど数100メーター持って行きました。でもほとんど使いました。

沖には、あのピジョンアイランドが見えます。(初めは、あれでは無いと思っていた。予想より近かった為)

まず、10/18/24の日本仕様スパイダービームの組み立てです。何と頑張った甲斐があって簡単に短時間で完成。次に5BANDのスパイダー、これも簡単に上がり残すは、ローバンドのアンテナのみ。
午前中には、すべてのアンテナが上がりいよいよ運用開始。



別口で、ホテルの屋根へ10MHzのDPを張り、そちらの運用も開始。

予定では、JA中心にパイルを浴びる事になっていましたが結局あまりコンディションが良くなくEUのパイル中心。このEUのパイルは、言う事を聞かないので辛いものがありました。


とりあえず、順調に運用を開始できた為、いよいよAS-171の運用。
ホテルにボートのチャーターをお願いしたところ「ボートのチャーターはできるが今日は辞めといた方が良いと・・・午後から海が荒れるから・・・」という事でそのアドバイスを聞き今日はキャンセル。明日早朝なら海も静かなので明日行けると言うことで、予約を入れる事に。

アンテナ説明動画
4S7HBG DOG運用動画

IOTA AS-171は、17日運用で決定。

6年ぶりのスリランカ パート4(IOTA AS-171)

2012年10月10日 14時54分53秒 | 旅行・アマチュア無線


スリランカ運用のため、「運用するホテルはどのようなところでアンテナを立てる場所ってあるのかなぁ」とグーグルで調べていたら、ホテルの沖に島があるのを発見。
えっと思い、「ピジョンアイランドリゾート」をネットで調べると何とその島が「ピジョンアイランド」である事を知り長年考えていたスリランカでのIOTA運用の夢が蘇って来ました。
まぁ、ホテルの名前を見れば誰でもわかる事ですが、それが解らないのが、私。

色々ネット調べると、この島は、観光地になっていて誰でも税金(入島料)を払えば行く事が出来る、ホテルに言えばボートをチャーターしてくれる、メインランドから数キロ離れていてIOTA AS-171の条件に合います。
うまく行けば運用できるかと・・・。

ただ、IOTAのHPで見てもAS-171の中にこの島の名前がありません。
とりあずJAのIOTAサポートのJA9IFF中嶋さんに島の条件を知らせ、ここがAS-171にカウントできるか調べていただく事にしてメールを出しました。

中嶋さんは、イギリスのIOTAデスクにその内容をメールし結果を私に知らせてくれましたその内容は「IOTAデスクは、運用出来ればこの島は、AS-171にカウントできる」と言うもでした。
ただし、以前ごたごたがあったAS-171なので運用後、証拠書類の提出が必要と。

まぁあのごたごたは、私も承知しています。その原因になったスリランカ人が私たちのサポートしてくれていますので彼がOKを出せば問題ないと考えました。

さて、島での運用ですが機材はあります、でも電源がありません。どうしよ?
大きなIOTAぺディションでは無いので現地でバッテリーを手に入れちょっとだけ運用できればそれ良しとしようとバッテリーで小さな設備で運用することにしました。
(この時点で運用できる保証は、全くありません。これも現地に行き免許が貰え、ビクターから情報を得て出来るかどうかが決まります。)

これも全くPR無しです。

まぁ、行き当たりばったり・・・。

現地で4S7VKに会い、この件を話すると彼は「ノープロブレム・問題ない。」と言う返事。「じゃーどうしたら良いの」と聞くと「島へ行って、管理人にスリランカの免許を見せれば運用を許可してくれる。心配ない」と、「で、IOTA委員会から私たちが島で運用した証明書をRSSLから貰うように言われているのだがどう?」と聞くと「島で運用した写真を見せてくれ、それを見て正式にRSSLとして証明を出す」と、まぁこんな感じでいよいよAS-171の運用が現実味を帯びてきました。

 

コロンボからトリンコマリーに行く途中のダンブッラと言う街でバッテリーを購入してホテルへ・・・(バッテリー新品14000ルピー予想より高い。店の店主にちょっと使うだけなので帰りに寄るからこのバッテリー引き取ってくれと頼むと、半額で買うと言う返事。実際に帰り7500ルピーで引き取ってくれた。感謝)

さて、いよいよ運用。

6年ぶりのスリランカ パート3(移動編)

2012年10月10日 14時14分35秒 | 旅行・アマチュア無線
14日の朝、ニゴンボから約1時間掛けてコロンボにあるテレコムへ免許貰いに出頭しました。
このテレコム以前と全く変わっていません。
変わったのは、無線の免許証です。以前は、A4のらくだ色免許証でしたが今回貰ったのは、日本のパスポートと同じ色の立派な免許証になっていました。日本のパスポートより少し大き目ですが間違えそうです。
ただし、コールサインは、手書き・・・。以前のは、タイプ打ちでした。
手書きなので、良く見ないと「4S7」の「7」が「J」に見えます。「4SJQHG?」
全員免許を貰いホット・・・。

テレコムで免許受け取り中の動画

 



そこへ4S7VKが機材を持って来てくれました。
必要な機材を受け取り、久しぶりのアイボールQSO。
あまり時間が無いのでIOTA AS-171の運用についていろいろ教えて頂その他必要な事のみ伝え一路、トリンコマリーへ・・・。

 

 


コロンボからトリンコマリーへは、ほとんどまっすぐな道で約260Km。
日本なら4時間程度の距離ですが、ここはスリランカ、8時間を見越して夕方には現地に着き夜には、電波が出せると予定していましたがとんでもない・・、途中大規模な道路工事に合い道なき道を永遠約50Km右へ左へとバスに揺られながらホテルに着いたのは、午後9時過ぎ。あたりも真っ暗12時間も掛かってしまいました。

ホテルについていつも大変なのは、アンテナの立てる場所選びに無線をする部屋割。
マネージャーにホテルを案内してもらい私たちの泊まる部屋を確認し、アンテナを立てる場所を選び許可を得る。

何とか要望も聞いていただきその日は、遅い夕食を食べて就寝。
この日の運用は、出来ませんでした。



6年ぶりのスリランカ パート2(機材編)

2012年10月10日 09時56分43秒 | 旅行・アマチュア無線
今回のスリランカの目的の一つに、現地にある機材を日本へもって帰ろうと言うものがありました。ただし、すでにだいぶ年数が経っているのでどのようになっているか心配でした。
預かってくれている4S7VKにメールしても免許に関しての返事は来るものの機材に対してのメールは全く来ません。「やっぱり何かあるなぁ」と本らいなら手ぶらで現地に行っても問題なく運用できるだけの機材は長年スリランカへ行っている間に現地に置いて来ているので問題ないはずですが、何かあると判断してすべて日本から持っていくことにしました。(実際は、それが正解でした)

以前なら、何の許可が無くても機材をスリランカに持ち込めたのですが、今回はやっぱり厳しく無線機に関してはすべてシリアルナンバーの登録が必要となり、すべての無線機のシリアルナンバーを提出しました。

アンテナに関しては、厳しくなったオーバーウエイトを避けるため今流行のスパイダービームアンテナを2本持っていくこととして購入。

このスパイダービームがくせ者で、今までメンバー誰も使ったことがなく未知のアンテナ。ネットで調べると簡単に立てられ軽くてそこそこの性能と・・・。さらに検索するとキットになっているらしいと・・・。

これは、現地に行くまでに一度みんなで立てる必要があると、購入した2本のスパイダーを立てることになりました。



ダンボールを空けると何やら変わったものが沢山入っているどの部品がどこのものか見当もつかず説明書に添ってとりあえず組み立てていく、何となく写真で全容は見ているものの中々頭の中にすべてが入ってこない・・・。



組み立てて行く内にそれぞれがこのアンテナを理解して様子が伺えるようになってきた。私もその内の一人。組み立ててやっと未知のアンテナが自分のものなった。

そうなるといろいろ不具合が見つかって、改善を重ねて2本のスパイダービームが出来上がった。ここまで来るのに4日間も掛かってしまった。
その代わり、日本仕様の美しいスパイダービーム。



現地ではじめてこれを空けて組み立てていたら運用は出来なかった・・・。

現地での機材、ビクターに預けていた機材は、やはり何かありました。
すべての機材が故障していて使い物になりません。
PW1は、パワーが出ない。IC-7400も50Wしかパワーが出ない。IC-756は、ディスプレイが、真っ暗・・・。
とりあえず、すべての機材を受け取り運用地であるトリンコマリーへ・・・。



PW1は、一時復活:現地でそれぞれの機材を確認したところやはり言われたとおりの症状であきらめかけていましたが、IC-PW1は、叩くと何と復活!1KWフルパワーが出るようになりました。面白いものです。ただ使っていくうちに頻繁にプロテクターが掛かるようになり往生しました。

機材一式
リグ:IC-7000×2台 IC-706MK2G×2台 TS-480HX 200W機
リニア:IC-PW1 HL-1KFX
アンテナ:14-28+WARC 5BANDスパイダービーム 10/18/24のスパイダービーム
それぞれ10mH 7MHz IV 3.5MHz IV 1.8 宮スペシャルGP

目的の1つ、機材を持って帰ることは出来ず。帰りは、お土産分オーバーウエイトを取られ私は、リニアHL-1KFXを機内持ち込みとなってしまいました。
     
このリニアの機内持ち込み、ハイジャック検査でことごとく引っかかり大変な目に合いました。運用中は、ピジョンアイランド以外現地の免許証を見せたことは無かったのですが、ここではそのたびにこの免許証を見せました。これが無ければどうなっていたやら・・・。

6年ぶりのスリランカ パート1

2012年10月10日 08時57分02秒 | 旅行・アマチュア無線


2006年にモルジブ・スリランカで運用してすでに6年が経ちました。去年、最後にもう一度スリランカに行って無線をしようと話が出始め日にちを調整して今年2012年9月13日から22日までスリランカで無線を楽しみました。

さてスリランカの状況はどうでしょう?内戦が終結し平和になったスリランカ、ところが状況は変わっていました。

まず今まで必要で無かったビザが必要になっています。無線の免許も状況が変わっていたらしく平和になったにも関わらず軍隊(ディフェンス)の許可が取りずらい状況になっていて中々ディフェンスの許可が下りません。(もともとスリランカでは免許の条件としてディフェンス許可が必要)
いつもお世話になっている現地の旅行会社やスリランカの無線団体RSSLの力を借りて何とか運用希望者全員の免許が現地へ行って免許されました。

今回あまりPRしなかったのは、本当に免許が下りるのか現地へ行かないと全く判らなかったからです。
参加者は、いつもと同じく無線組と観光組に分かれ総勢19名でした。

参加者無線運用組のみ:JA3ARJ JA3HBF JA3TAJ JA3UJR JH3LSS JR3QHQ JG3DOR 7M3FMR
観光・無線組:JA3DBD JA3OMA JH3KCW

旅行日程
9月13日、関空発台北経由香港行きキャセイパシフィック、香港4時間トランジット、香港発バンコック経由コロンボ行きキャセイ。
9月14日、コロンボ深夜午前1時30分着。ニゴンボのホテル宿泊。
14日午前、スリランカテレコムに免許を取りに行く。そこで4S7VKと再開。ビクターに預けてある機材受け取り。
14日午後、無線組、スリランカ東海岸のトリンコマリーに向け出発。
9月15日から20日までトリンコマリーから北へ約10キロのピジョンアイランドリゾートで無線運用。
9月21日、朝、トリンコマリーからコロンボへ移動。夜RSSLメンバーと会合(夕食)
21日夜、コロンボ出発、シンガポール経由香港行きキャセイ、香港4時間トランジット、香港発関空行きキャセイ。
9月22日深夜、関空着。

各自の現地コールサイン
JA3ARJ-4S7ARG
JA3HBF-4S7HBG
JA3TAJ-4S7TAG
JA3UJR-4S7UJG
JH3LSS-4S7LSG
JR3QHQ-4S7QHG
JG3DOR-4S7DOG
7M3FMR-4S7TEG
JA3DBD-4S7DBG
JA3OMA-4S7OMG
JH3KCW-4S7KCG
JA3HXJ-4S7YHG(運用せず)