[シルク]シングルアップ
[シルク]シングルアップ その2
◇◇◇
シングルアップ牡2[シルク]
(ラフアップの16)
父キンシャサノキセキ
母ラフアップ (クロフネ)
関西・寺島良厩舎
1口3.2万円/総額1600万円
配合の累代は、キンシャサノキセキ×クロフネ×デインヒル×マルゼンスキー×ダイアトム。
クロスはHis Majesty4S×5D、Northern Dancer5S×5D。
オープンのフェニックス賞を勝って、新馬戦から2連勝!
血統屋の望田潤氏は、そのレース振りを「まだ走りが緩い」と評した。
そして、その理由として「ボルキロ柔さ」を挙げて、「Lady Berryとコランディアのフランス血脈のしなやかさもONになってるのかも」としている。
今回は、学習のために、この観点で血統表を眺めてみたい。
シングルアップの配合は、
パワーの米血War Relic≒Eight Thirty≒Good Exampleのニアリークロスによる、フジキセキとDeputy Ministerのニックス配合
並びに、
Northern Dancer4D×5S×5Dの母と父キンシャサノキセキによる、3/4Northern Dancer・1/4非Northern Dancer配合
で、パワーが強くてダート向きだと判断していた。
自分のレベルでは、ダート馬と芝のスプリンターを配合で見極めることが出来ない。
ダート向きの馬よりも柔らかさが表出していると、芝1200mのスプリンターで、それよりも柔らかさがオンになっていると、芝1400mベストの馬という感じかな。
前述の「ボルキロ柔さ」は、父父フジキセキの3代母Millicentと、母父父フレンチデピュティの母Mitterandによるものだろう。
┌Bold Ruler
┌○
Millicent
│┌Princequillo
└△
┌Princequillo
┌○
┌○
┌○
Mitterand
│┌Bold Ruler
└△
ただ、フレンチデピュティの母Mitterandは米血を内包していて、それがDeputy Minister内の米血と呼応して働く影響の方が大きい。
また、「Lady Berryとコランディアのフランス血脈のしなやかさ」は、Tourbillonに依るものかな。
┌Tourbillon
┌○
┌○
Lady Berry
└△ ┌Tourbillon
│┌○
└△
┌○┌Tourbillon
│└△
コランディア
│ ┌Tourbillon
│┌○
└△
Lady BerryはTourbillon3S×4D、Pharos4D×5D、Blandford5S×5Sで、コランディアはPharos3S×3D、Tourbillon3S×3D。
これは、パーソロンっぽさを思い浮かべれば良いのかな。
(パーソロンはPharos3D×5S、Tourbillon4S×4D、Blandford4S×5Sで、シンボリルドルフの父。すなわち、トウカイテイオーの祖父。)
これらの影響がどのくらいあるのか?については、自分のレベルでは到底分からず、今後のレース振りを見て知るしかない。
純然たるスプリンターならば、2歳の夏の時点でも、行きっぷりで緩慢さを見せることはないのか?
8分程度の出来だったとされているけど、フェニックス賞では、追い出してからの反応・動きが物足りなかった。
スプリンターとして完成するのか、1400mベストか、ここはしっかり見ていく必要がある。