今日はどんど焼きの日です。
今年は喪中で我が家では松飾り等は無かったので関係無いと言えば無いのですが、それでもお正月気分が本格的に終わるこのお祭りくらいは見ておきたいと思っていたのです。そんなわけで、今日は毎年夏の鮎まつり花火大会が開催される相模川の河原にやって来ました。
河原に着くと、既に松飾りの山が二つ積み上げられていました。その周りでは子供たちが凧揚げに興じながら、どんど焼きが始まるのを待っているところでした。また、この会場近くには自治会毎に簡易テントが建てられていて、中で豚汁のお接待もされていました。
正午の時報と共に実行委員の挨拶が始まりましたが、ここでちょっとしたハプニングが。お祭りに際して地元出身の国会議員や県議会議員、市議会議員といった来賓が居並ぶ中、何と厚木市長が遅刻したのです。他の公務どブッキングしたらしいのですが、それならそれでどちらかに副市長を充てがえばよかったものを、どちらにも自分が出たい!という欲目があらぬ失態を招いたかたちとなってしまいました。やがてジャージ姿の市長が平身低頭で会場に姿を現した時には、居合わせたお歴々も苦笑するばかり…。
そうこうしているうちに、何だか辺り一面に灯油の臭いがたちこめてきました。どうやら焚き付けに松飾りの山に撒いたようなのですが、後々食べ物を炙る焔の焚き付けに灯油は無かろう…という憂慮を余所に、
いよいよ火が放たれました。
灯油が混ざってしまったためにだいぶ黒い煙と油臭い臭いが席巻しましたが、それでも折からの風に煽られて山と積まれた松飾りや達磨が紅蓮の炎に焼かれていきます。やがて炎が最高潮に達すると、お焚き上げの山に入っていた張り子の達磨たちが焔の中で弾ける『ポン!』というくぐもった破裂音が響き渡り、それと同時に焚かれたお飾りの紙や藁が灰となってキラキラ光りながら、各戸にお迎えした年神様を天へと誘い上っていきました。
と、ここで第二のハプニング。灯油を使ったせいか炎の勢いが思いの外強くなってしまい、無病息災の団子を炙って食べるはずが
あまりの焔の激しさに誰も近づけずに待機状態を余儀なくされてしまったのでありました。この点については、灯油ではなくアルコールを使うとか、何らかの改善が求められるところです。
やがて炎が鎮静化すると、参加者たちは『待ってました!』とばかりに焚き火の周囲を取り囲むと
長い竹の先に針金でくくりつけ、アルミホイルでラッピングした団子を一斉に火の中に投じていました。多少の小競り合いはあったものの、老若男女が一つの焚き火を囲んで焼いた団子を、無病息災や家内安全を祈念して食べていました。
自分が住んでいる地域で、これだけ本格的などんど焼き行事が今でも行われているということについて、非常に嬉しく思いました。今日参加した子供たちにも、こうした伝統的な行事を引き継いでいってほしいものです。
今年は喪中で我が家では松飾り等は無かったので関係無いと言えば無いのですが、それでもお正月気分が本格的に終わるこのお祭りくらいは見ておきたいと思っていたのです。そんなわけで、今日は毎年夏の鮎まつり花火大会が開催される相模川の河原にやって来ました。
河原に着くと、既に松飾りの山が二つ積み上げられていました。その周りでは子供たちが凧揚げに興じながら、どんど焼きが始まるのを待っているところでした。また、この会場近くには自治会毎に簡易テントが建てられていて、中で豚汁のお接待もされていました。
正午の時報と共に実行委員の挨拶が始まりましたが、ここでちょっとしたハプニングが。お祭りに際して地元出身の国会議員や県議会議員、市議会議員といった来賓が居並ぶ中、何と厚木市長が遅刻したのです。他の公務どブッキングしたらしいのですが、それならそれでどちらかに副市長を充てがえばよかったものを、どちらにも自分が出たい!という欲目があらぬ失態を招いたかたちとなってしまいました。やがてジャージ姿の市長が平身低頭で会場に姿を現した時には、居合わせたお歴々も苦笑するばかり…。
そうこうしているうちに、何だか辺り一面に灯油の臭いがたちこめてきました。どうやら焚き付けに松飾りの山に撒いたようなのですが、後々食べ物を炙る焔の焚き付けに灯油は無かろう…という憂慮を余所に、
いよいよ火が放たれました。
灯油が混ざってしまったためにだいぶ黒い煙と油臭い臭いが席巻しましたが、それでも折からの風に煽られて山と積まれた松飾りや達磨が紅蓮の炎に焼かれていきます。やがて炎が最高潮に達すると、お焚き上げの山に入っていた張り子の達磨たちが焔の中で弾ける『ポン!』というくぐもった破裂音が響き渡り、それと同時に焚かれたお飾りの紙や藁が灰となってキラキラ光りながら、各戸にお迎えした年神様を天へと誘い上っていきました。
と、ここで第二のハプニング。灯油を使ったせいか炎の勢いが思いの外強くなってしまい、無病息災の団子を炙って食べるはずが
あまりの焔の激しさに誰も近づけずに待機状態を余儀なくされてしまったのでありました。この点については、灯油ではなくアルコールを使うとか、何らかの改善が求められるところです。
やがて炎が鎮静化すると、参加者たちは『待ってました!』とばかりに焚き火の周囲を取り囲むと
長い竹の先に針金でくくりつけ、アルミホイルでラッピングした団子を一斉に火の中に投じていました。多少の小競り合いはあったものの、老若男女が一つの焚き火を囲んで焼いた団子を、無病息災や家内安全を祈念して食べていました。
自分が住んでいる地域で、これだけ本格的などんど焼き行事が今でも行われているということについて、非常に嬉しく思いました。今日参加した子供たちにも、こうした伝統的な行事を引き継いでいってほしいものです。