共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

素晴らしき色付き

2019年10月31日 22時56分24秒 | 日記
今日で10月も最後です。昨日のポインセチアもそうですが、街中も段々と年末感が見られるようになってきました。

たまプラーザ駅前の広場では、ハナミズキの葉が真っ赤に紅葉していました。今年は例年と比べて赤が濃いような気がしますが、ここ数日の朝晩の気温の低さはハナミズキの葉をここまで美しくするのに最適だったのでしょう。

因みにこの光景を撮影するにあたっては、本来ならもう少し左に寄って広角気味に写すと、よりフォトジェニックな感じに写すことができます。ただ、今日はこれ以上左にカメラを振ると画角に写ってはならないものが写ってしまうため、やむなくこの角度からの写真になりました。御了承下さいませ…(_ _;)。
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ハロウィンもまだなのに…

2019年10月30日 20時58分29秒 | 
今日は久しぶりにお天道様が顔を覗かせてくれました。とは言え、気づけば10月も終わってしまうではありませんか。

そんなことを考えながら歩いていたら、見たくないものが目に飛び込んできました。ハロウィンもまだだと言うのに、花屋の店頭でポインセチアが売られていたのです!

この赤い植物を見ると、一気に年末感が迫ってきます。でも、考えてみれば10月も明日で終わり、金曜日からは11月に突入します。2019年も、残すところあと2ヶ月となったわけです。

いろいろな場所でクリスマスケーキやら年賀状やらおせちやらの予約の話がチラホラしていましたが、このポインセチアを見て、何処か他人事のように見て見ぬふりをしていた『年末』が一気に現実味を帯びてきました。

とりあえず、まだ何となく出していた半袖は今週末を目処に仕舞ってしまおうと思います。
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入れてほしいニャ〜…

2019年10月29日 20時16分03秒 | ネコ(=゚ω゚=)
今日はまたしても雨模様となりました。今月に入ってから随分お天道様のお顔を拝見していないな…と思っていたら、何でも今年は台風が連続して日本列島を襲ったこともあって、気象庁が観測を開始して依頼、歴代で5番目に日照時間の少ない10月なのだそうです。

この雨のせいで気温が低い割りには湿度が高く、小田原の放課後子ども教室の子どもたちも何だか微妙に暑そうでした。なかなか気持ちのいい天気の時に当たらなくて、何だか可哀想な気がしてなりません。

それは動物も同じようで、教室を終えて小田原駅に向かう道すがらに坐す大稲荷神社に参詣したら、社務所の窓辺に猫がチョコンと座っていました。こちらの飼い猫のようなのですが、どうやらこの雨の中を外に閉め出されてしまったようで、頻りにガラス戸をカリカリと引っ掻きながら

「開けて〜」

とアピールしていました。

さて、この子の訴えが家人のどなたかに通じるのはいつのことなのか…そんなことを思いながら、駅へと向かったのでありました。
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御冥福を…

2019年10月28日 23時41分00秒 | 日記
今日は小田原の放課後子ども教室の日のはずだったのですが、土曜日に開催された運動会の代休でありませんでした。それはそれでいろいろとやることがあったので、今日はそれらを済ませてしまうことにしました。

ひと心地ついた時にスマホにニュースが着信し、女優の八千草薫さんが今日亡くなられたということを知りました(享年88)。そう言えば、最近あまり某健康サプリメントのCMに出てみえないな、とは思っていたのですが…。

八千草薫さんと言えば数々の名作に出演されました。鮮烈に覚えているのが向田邦子脚本のドラマ《阿修羅のごとく》ですが、個人的に一番印象深かったのは20代の頃に撮影されたオペラ映画《蝶々夫人》です。

この映画は1955年に日本とイタリアとの合同制作のものです。始めにスピンオフ的に蝶々さんとピンカートンの遊郭での出会いの場面があったり、その分本編が若干省略されたり、何故か英語のナレーションが入っていたりしますが、全体的にはプッチーニのオペラ《蝶々夫人》をほぼ全部映画化したものとなっています。

ともするとオペラの舞台では声を優先するあまり、正直言ってとても18の娘に見えないような貫禄たっぷりの蝶々さんが出てきたり、決してイケメンとは言い難い巨漢のピンカートンが出てきたりしてゲンナリすることがあります。しかし、この映画は声を別録りしたものなので画像はとにかくビジュアル重視。主役の蝶々さんを演じるのは、当時23歳の八千草薫さんでした。

演出も、外国の劇場だとかなりヘンテコリンな家や着物衣裳が登場したりするのですが、この映画は八千草薫さんを始めとした宝塚歌劇団の面々が登場している(よく見ると合唱の中には寿美花代さんがいたりする!)こともあって、当たり前ですがセットの日本家屋の建付けから衣裳の着物の着付け、日本髪の結い上げまでバッチリ。蝶々さんとピンカートンとの婚姻の宴では花咲く庭で皆が踊ったりするのですが、当然ながら日本舞踊の所作も完璧です。

そして何より特筆すべきは、輝くばかりに美しい八千草薫さんの蝶々さんです。



キリスト教に改宗したことを皆に責められ、誰もいなくなってしまった屋敷の庭でピンカートンと歌う『愛の二重唱』の場面はこの上なく美しく、感動的です。

また、名アリア『ある晴れた日に』では



悲しみを胸の内に押し込めながら夫ピンカートンの帰る日を夢見る健気な蝶々さんを演じています。

別録りの歌唱に合わせての撮影なので、キャストは全員口パクで撮影しています。しかし映画を観ていて驚くのは、八千草さんをはじめとするキャスト全員の口の動きが、当てられたイタリア語の歌唱とピッタリと合っていることです。これは後に御本人が仰っていたのですが、本格的にではなかったにせよ、現場で流された音声に合わせて実際に歌いながら撮影されたのだそうです。そのために、オペラの歌詞をほぼ全部覚えられたのだとか。こうした点からも、当時宝塚歌劇団トップ女優たる八千草さんのプロフェッショナルとしての矜持が窺えます。

その後も数々の作品に出演された八千草薫さんですが、私が個人的に一番の名作は?と聞かれたら、迷わずこの映画を答えます。

今でも



DVD付きのブックで入手することが出来ますので、興味のある方は是非御覧になってみて下さい。

生前の御活躍を偲び、ここに謹んで御冥福を御祈念申し上げます。

合掌。
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第31回アミューあつぎ野外ライブ

2019年10月27日 23時21分00秒 | 音楽
今日は久しぶりのアミューあつぎ野外ライブの日でした。

いつもより少ない人員で準備をし、ライブがスタートした、のですが…



始まった直後くらいから、このコ汚い泥酔ヲヤジが最前列の席にドッカと座り込み、歌っているみらいあいこさんに口汚いヤジを飛ばし始めたのです。写真には写っていませんが、汚ったないスーツの内ポケットに安モンの赤ワインを入れており、時折それをラッパ飲みしながらひたすらクダを撒き続けていました。

しかも、暫く見ていたらこのヲヤジ、


携帯していた、これまた汚ったない合皮のショルダーバッグから、何とチワワ犬を取り出したではありませんか!これには居合わせた面々すっかりドン引きです。

その後、何度注意してもこの汚ヤジの暴言と妨害行為は止まらず、たまりかねて

「警察呼びますよ!」

と関係者が警告すれば、

「面白えじゃねぇか!呼べるモンなら呼んでみやがれ〇〇野郎!」

とツバを飛ばしながら逆ギレ挑発する始末。実際に呼んでやろうかと思ったのですが、主催者たるみらいあいこさんが

「むやみに揉め事を起こすと、次から場所を貸してもらえなくなるかも知れないから、絶対に警察は呼ばないで。」

と制止してしまったため、汚ヤジはますます図に乗るばかり…。

このまま放置しておくわけにもいかないし、さてどうしたものか…と思ったのですが、気づくと今日は厚木市のハロウィンイベントということで、



街中には妙ちきりんな仮装に身を包んだ浮かれた親子連れが多く歩いていました。

個人的には反吐が出るほど大嫌いなハロウィンですが、ふと

『これを使わない手は無い…』

と一計を案じました。

相変わらず汚ヤジがガタガタ騒いでいる間にこっそりとライブを抜けて、ライブの電源や椅子の貸出を管理しているアミューあつぎの防災センターに向かいました。そして

「今、ライブ会場に泥酔した不審者が居座っていて、大きな声で騒ぎまくっています。それで『通りかかる子どもたちが怯えてしまっている』ので、パトロールを強化してもらえないでしょうか?」

と、あくまでも『子どもたちを気づかう』体で御注進しておきました。すると効果てきめん、すぐさま制服を着用した施設警備員を派遣してくれました。

辺り構わず喚き散らす汚ヤジを見て、これは看過出来ないと判断したのでしょう、制服警備員が再三注意を促しました。しかし当然ですがこの汚ヤジ、そんなもの聞きゃあしません。むしろ制服警備員に掴みかからんばかりの勢いで怒鳴り始めました。

そして遂に『その時』がやって来ました。

警備員が無線で警察に出動要請を行ったのです。私はこれを待っていました。

直接揉め事に巻き込まれた我々が通報すれば、確かにみらいあいこさんが言うように『揉め事を起こしたグループ』ということで施設側の印象が悪くなって、今後のライブ活動に影響を及ぼしかねません。しかし、これなら警察に出動を要請したのは施設側であって我々ではありませんので、施設側にあくまでも

『私達は周辺の皆さんの安全を考慮してパトロール強化をお願いしました』

『私達も被害者です』

というスタンスを貫くことが出来て、印象が悪くなることもありません。

そして、


結局この汚ヤジは、駆けつけた警察官に暴力を奮おうとして返り討ちに遭い、公務執行妨害で現行犯逮捕されました。後で聞いた話によると実はこの汚ヤジ、何とバッグの中に金属弾の装填されたモデルガンも所持していることが分かり、そのことも罪状を重くしたようです。

罪状としては

●公道で喚き散らした騒音防止条例違反
●チワワを虐待した動物愛護法違反
●立ちションした軽犯罪法違反
●警察官への公務執行妨害
●金属弾入りモデルガンを所持した銃刀法違反

といったところです。

汚ヤジがパトカーに押し込まれてドナドナされるまでに多少時間がかかりましたが、落ち着いてから




ようやくライブが再開されました。しばらくすると



汚ヤジのせいで誰もいなくなってしまったライブ会場に人が戻って来て、やっとライブらしいライブをすることができたのでした。

ああいう汚ヤジは基本的にあまり罪状が重くならないらしく、もしかしたら軽く出てきてしまうかも知れないとのことでした。しかし、実はあの汚ヤジは今までにも何度かライブ会場近くを大声を発しながらうろついていた前科もあったのでそれを合わせて施設側にお知らせしたところ、今後は周辺パトロールを強化してもらえることになりました。せめてこれに懲りて、二度と我々の前に現れないことを願うばかりです。

次回アミューライブは11月30日の土曜日午後となります。お時間がありましたらお越し下さい。
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秋の香り

2019年10月26日 23時42分50秒 | 


昨日の大雨から一転、今日はようやく秋らしい晴れ間の広がるいいお天気となりました。

雨上がりの道を歩いていると、そこかしこから甘い香りが漂ってきます。金木犀です。つい最近まではまだ蕾が閉じている花が殆どでしたが、あの雨に刺激されたのか、今日になったら一斉に花が開いていました。

この可憐な花が咲くと、いよいよ秋も本番といった風情になります。長期予報を見ると、どうやらこの先は夏日になることもなさそうですので、もういい加減夏服は仕舞えそうな雰囲気になってきました。

さて、今年の紅葉はどんな感じになりますやら…。
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ウェールズ 国歌「我が父祖の土地(Hen Wlad Fy Nhadau)」

2019年10月25日 21時48分45秒 | 音楽

今日は太平洋沿岸を離れて通過した台風21号の影響を受けて、関東一円で激しい雨が降りました。千葉県ではまたしても道路が冠水したところもあったようで、動向が懸念されます。

ところで今日、先日横須賀浄楽寺に御一緒した知り合いの方がたまたま近くにいらっしゃるとのことで、夕食を御一緒することにしました。

美味しい食事とワインを頂きながら、あれやこれやと話に花を咲かせていたのですが、その時に何かのタイミングでラグビーワールドカップの話になりました。その時に、思い出したことがあるのです。

今回のワールドカップでは、各国代表選手団が日本各地でキャンプ地になっています。先日残念ながら4強を逃したオーストラリア・ワラビーズのキャンプ地は小田原でしたが、4強に駒を進めたウェールズチームは北九州市がキャンプ地となりました。

そのウェールズチームが北九州入りして公開練習を行った時、スタンドに詰めかけた観衆がウェールズ国歌《Hen Wlad Fy Nhadau》を歌って選手を迎え入れたことがニュースになりました。これはネットのニュースにもなりましたから、御存知の方も多いかと思います。

イギリスは正式名称を『グレートブリテン及び北アイルランド連合王国』といい、イギリス国歌は言わずと知れた《God save the Queen》です。しかしサッカーやラグビーの試合を見ていると分かりますが、イギリスの中でイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドに分かれ、それぞれに独立した国歌があります。

御覧になった皆さんそれぞれに、いろいろな感想を持たれたかと思います。が、私は個人的に物凄く驚いたのです。

話は逸れますが、私は子供の頃から何だか分からないながら頭の中で響いて忘れられないメロディというものがいくつかあるのですが、その一つとウェールズ国歌とが全く一緒だったのです!

初めに聞いたのは北九州での出来事を報じたネットニュースだったのですが、そこから流れてきたウェールズ国歌のメロディを聞いた途端

『…知ってる…知ってる!』

ウェールズ国歌なんてその瞬間まで聞いたこともなかった…はずなのですが、その『子供の頃から時折頭で鳴っているメロディ』が目の前のモニターから流れてきて、あまつさえ気づくと一緒に歌っていたのです。勿論ウェールズ語の歌詞など知る由もありませんのでメロディのみですが、初めて聞くはずのウェールズ国歌を、気づけばフルコーラス歌っていました。そして、気づくと涙が溢れていました。

とにかく暫くは、何が起こっているのか自分でもさっぱり分かりませんでした。しかし、メロディを聞いた途端全身に鳥肌が立つような感覚に包まれ、感動で胸がいっぱいになったのです。

断言しますが、その瞬間までウェールズ国歌なんて聞いたこともありません。それなのに、こんな感情を抱くようになるなんて…。もしかしたら前世の何処かで私はウェールズ人だったのか…とか、いろいろなことを考えましたが、結局答えは分からず仕舞いです。

今度の週末27日には準決勝ウェールズvs南アフリカの試合があります。できれば日本を負かした南アフリカに決勝に進んでほしいところですが、ウェールズにも健闘してほしくなっている自分がいたりして、何とも言えない複雑な気持ちになっております…。

そんなわけで、今宵は何とも美しく牧歌的なウェールズ国歌を、ブリン・ターフェルのバリトンでお聞き下さい(日本語の訳詞付きです)。

ウェールズ 国歌「我が父祖の土地(Hen Wlad Fy Nhadau)」

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ドドン!と舞茸天

2019年10月24日 23時15分00秒 | グルメ

何だか、昨今急に秋めいた気温になってきました。だからって、電車やバスで暖房を焚き始めるのはどうかと思うのですが…。

秋はいろいろなものが美味しくなる季節ですが、東急電鉄系の駅そば屋《しぶそば》では、この時期になると数量限定で『舞茸天そば』が登場します。

何をおいても目に入るのが、丼の他半分を埋め尽くす舞茸天の存在感です。勿論、衣ばかりのコケ脅しではなく、中には多ぶりでコリコリとした食感のの舞茸が入っています。こちらの蕎麦つゆは出汁が効いている分醤油が控えめなので、舞茸の風味も十分に味わうことができるのも嬉しいところです。

やっぱり秋はいい季節だなと、こういうものを頂くと改めて思います。痛風療養中であることを暫し棚上げして、美味しく頂戴しました。

明日はまた大雨になるようです。なかなか清々と晴れた日に恵まれませんが、体調を崩さないように気をつけて下さい。
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来週来られないので…

2019年10月23日 21時35分02秒 | カフェ


一昨日が月曜日で昨日が休日だったもので、心を強くもっていないと朝からどうも今日が火曜日のような気がしてなりませんでした。恐らく、これもハッピーマンデー制度の弊害かと思われます…。

そんなわけで、いつも以上にカレンダーを確認しながら、何とか無事あざみ野に出勤しました。そして、いつものように《雫ノ下珈琲》に立ち寄りました。

来週は楽器店の定休日で出勤しないため、今月で伺えるのは今日が最終となりました。なので、今月のコーヒーであるニカラグアを、先週に引き続きもう一度頂くことにしました。雑味の少ない酸味系のコーヒーは実にスッキリしていて、落ち着いた味わいです。今日のコーヒーのお供は自家製焼きプリンにしましたが、甘さ控えめのプリンともよく合います。

来月になると、《雫ノ下珈琲》も開店から1周年を迎えられるそうです。

そこそこ浮き沈みの激しいあざみ野の地で1年も個人店カフェを続けてこられたということは、実はなかなか凄いことです。1周年記念に何やらイベントも考えておられるとのことですので、今からそれを楽しみにしておこうと思います。

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即位礼正殿の儀

2019年10月22日 21時45分00秒 | 日記

今日は、新天皇陛下が御即位を内外に宣明される《即位礼正殿の儀》が挙行された日です。

雨のそぼ降る中、午前9時から皇居宮中三殿賢所で《即位礼当日賢所大前の儀》が挙行されました。

天皇陛下は



特別な儀式に臨む際に着用される帛御袍(はくのごほう)という真っ白な束帯姿、

皇后陛下は



帛御服(はくのおんふく)という、これまた真っ白な御唐衣裳姿、いわゆる十二単で、宮中三殿に祀られている皇祖天照大御神や歴代天皇の御霊に即位の報告をされました。

その後、午後1時から皇居正殿松の間で《即位礼正殿の儀》が始まりました。

皇居正殿の中庭には



色とりどりの幡(ばん)がはためいていました。晴天であれば、ここに古装束に身を包んだ宮内庁職員が居並び、平安絵巻さながらの光景が繰り広げられたのですが、雨天により今回は室内に人数を減らしたかたちでのものとなりました。

やがて儀式の時間が近づくと



皇太子のみに着用を許された黄丹袍(おうにのほう)をお召しになった皇嗣(こうじ)秋篠宮文仁親王殿下、紫色の御唐衣裳姿の同紀子妃殿下、



御息女眞子内親王、佳子内親王をはじめとした、古装束に身を包んだ成年皇族方が皇居正殿松の間に入られました。

雨の降りしきる音のみが響く静寂の中、その静寂を破る甲高い鉦の音に続いて、



天皇陛下のおわします高御座(たかみくら)と皇后陛下のおわします御帳台(みちょうだい)の帳(とばり)が開かれ、両陛下が御姿を現されました。

天皇陛下は



天皇のみが着用を許されている黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)姿、

皇后陛下は



皇后のみに許された白地に、萌黄色でお印の浜茄子を織り出した唐衣、同じく白地に丸紋の五つ衣に緋の長袴という御唐衣裳、十二単姿での御登壇です。

安倍晋三首相が御前に進み出ると、



先ず天皇陛下が、御即位にあたってのお言葉を述べられました。このお言葉で陛下は、日本国憲法に定められた象徴としての責務を果たし、国民に寄り添い、我が国の発展と世界の平和を祈ることを宣明なさいました。

次に


安倍首相による寿詞(よごと)が奏上され、続いて首相発声の下による万歳三唱と共に



自衛隊による21発の礼砲が皇居の森に響き渡りました。

その頃には雨も上がり、



皇居の上には虹も出て


何と富士山も初冠雪していたのです。

不思議なことですが、考えてみれば天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を携えての儀式に浄化の雨が降り注ぎ、即位礼正殿の儀開始と共に雨が止み、儀式中に陽が差して皇居の上に虹がかかり、この日を待っていたかのように例年よりも遅れて富士山が雪化粧し、台風21号もまるで空気を読んだかのように進路を東海上に逸らして移動する…これらの一連の気象現象も、きっと新天皇皇居両陛下を祝う天照大御神の思し召しでしょう。

今回の即位礼正殿の儀には



皇室と親交の深いオランダのヴィレム=アレクサンダー国王夫妻や、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問をはじめとした、180余りの各国の王族や要人が参列しました。日本の皇室が、如何に多くの国々との交流を重ねてこられたかがしのばれます。

本来であればこの後に、皇居からお住まいの赤坂御所までオープンカーに御乗車になり、沿道に詰めかけた観衆の祝福を受けられる《祝賀御列の儀》が執り行われる予定でした。しかし、先の台風19号の被害状況に鑑み、来月10日に日延べされました。

それでも夜には参列した要人を招いての《饗宴の儀》が開かれました。

洋装に着替えられた両陛下が各国の王族や要人と挨拶を交わされてから



宴に先立って宮内庁楽部による慶事の舞楽『太平楽』を鑑賞されました。

世界最古の宮廷楽団の演舞を賓客と共に堪能した後、



いよいよ《饗宴の儀》が始まりました。和食をメインとしたメニューが饗され、華やいだ雰囲気に各国要人の会話も弾んでいた御様子です。



両陛下は基本的に通訳を介さずに各国要人と会話を楽しまれた御様子で、和やかな宴は夜更けまで続きました。また祝賀行事は今日だけでなく、金曜日まで様々な関連行事が続くのです。

自分の人生で、天皇陛下の即位礼を二度も拝見することになろうとは考えたこともありませんでした。しかし改めてこうして一連の古式ゆかしい儀式を拝見すると、自分が住まう日本という国がいかに古来からの歴史や伝統に基づき、それを大切にして今日まで続いてきたのかを実感させられます。

こうした素晴らしい文化をもつ日本という国に誇りをもって日々を過ごしたいと、改めて思った一日となりました。
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御即位記念500円硬貨

2019年10月21日 20時10分03秒 | 日記


今日は湿度が高い割に気温が低いという、着るもの選びに大変困る陽気となりました。

さて、小田原の放課後子ども教室に向かう前に厚木の三井住友銀行に寄って、今上陛下御即位記念の500円硬貨を入手しました。表には皇室の菊の御紋を中心に、御紋左に新天皇陛下のお印である梓と新皇后陛下のお印である浜茄子が、月桂冠のように配されています。裏に刻まれているのは、即位礼正殿の儀で新天皇陛下が登壇される高御座(たかみくら)です。

明日はいよいよ新天皇陛下の即位礼正殿の儀が、皇居宮殿松の間にて執り行われます。

今日、明日の休みに浮かれている子供たちに、何で明日が休みになっているのか聞いてみました。すると、半数くらいの子供たちはちゃんと意味を分かっていたのに対して、もう半数、特に男子の大半はよく分かっていませんでした。

そこで取り出したるは先程の500円硬貨です。これと



先日入手した記念切手セットと合わせて子供たちに見せて、明日は日本国の象徴たる新しい天皇陛下が天皇の位に就くことを内外に示し、宣言するための儀式のある日だと言うことを伝えました。そして

「だから、わけも分からずただ『休みだ!』なんて浮かれて遊び呆けないように。」

と釘を刺しておきました。

日本の皇室について、特に戦後は日本国憲法との絡みでいろいろと言われることがあります。しかし、開闢以来千年以上の長きに渡って連綿と存続し続け、国の精神面・文化面の中心的存在であり続ける王朝を持っているということは、理屈抜きで凄まじいことなのです。

そんな皇室の御代替わりの瞬間に立ち会い、平安朝さながらの厳かな儀式の目撃者となる…これは、この時代に生を受けた人間だけが共有できる特権とも言えるのではないでしょうか。

上皇陛下の即位礼は、昭和天皇崩御という悲しみの中で行われました。しかし今回の即位礼は、上皇陛下がまだお元気なうちに譲位されたことによる慶び事として執り行われる、御目出度いものとなります。

先日の台風19号の事後を考慮して祝賀御列の儀が延期になったのは残念ですが、明日の王朝絵巻さながらの即位礼を楽しみに拝見致しましょう。

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健闘を讃えて

2019年10月20日 22時18分23秒 | 日記



今日、ラグビーワールドカップの日本対南アフリカの試合が行われました。

前回大会では土壇場で奇跡の逆転劇を演じ『世紀の番狂わせ』『ジャイアントキリング』と世界を驚かせた日本チームでした。そんな日本代表は今大会では予選負け無しで、大会史上初のベスト8に駒を進めるという快挙を成し遂げました。

しかし、準々決勝に臨んだ今日の試合結果は3-26。圧倒的な南アフリカの力の前に死力を尽くしましたが、それでも日本は敗れ、ベスト4を前に涙を飲みました。



死闘を繰り広げた選手たちも、試合が決すればノーサイド。互いの健闘を讃え合って、日本チームはピッチを去ることとなりました。

トンプソン・ルークや福岡堅樹といった一部の選手はこの大会を最後に引退を表明していたこともあって、彼等にとってはこれが最後のワールドカップとなりました。それだけに並々ならぬ思いで今大会に臨んでいたでしょうから、今日の結果は一際無念であったろうと思います。

それでも、ラグビーワールドカップに参戦してこの方、日本チームがベスト8に駒を進める日が来るなんて誰が想像していたでしょうか。そんなとんでもないことを、彼等は成し遂げたのです。

試合後、闘い終えた選手たちの涙を見て、言い様のない切なさに胸が締め付けられるようでした。今大会で主力選手の何人かは一線を去りますが、姫野や田村といった現在20代の選手たちが、4年後にチームの中心的存在となって日本チームを牽引し、健闘してくれることでしょう。

今はただ、素晴らしい光景を見せてくれたラグビー日本代表チームに、心からの賛辞と感謝を贈りたいと思います。日本チーム、本当にお疲れ様でした。そして、いつまでも胸に残る熱いプレイを有り難うございました。

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運慶仏拝観

2019年10月19日 22時22分57秒 | 神社仏閣



今日は、先日facebookに現れた案内に基づいて横須賀市芦名にある浄土宗の古刹・浄楽寺にやって来ました。こちらには、鎌倉時代を代表する大仏師運慶の壮年期作の仏像が収蔵庫に安置されていて、今日は秋の御開帳日ということで知り合いの方と参詣することにしたのです。

JR逗子駅からバスに揺られること20分余りで



金剛山勝長寿院浄楽寺に到着しました。

こちらは現在、鎌倉・材木座にある光明寺の末寺ですが、詳しい創建年は不明ですが、寺伝ではかつて鎌倉時代に三浦半島一帯を治めていた和田義盛が建立した七つの阿弥陀堂のひとつとされ、同寺が建永元(1206)年に台風で倒壊した際、源頼朝発願の鎌倉三大寺のひとつ勝長寿院の一部を移築し、院号も受け継いだとされています。

現在の本堂は江戸時代に再建されたものです。本堂の前には



堂内から伸ばされた御縁柱が立てられ、参拝客は柱に結ばれた晒を手にしながら、御本尊との御縁を結んでいました。

本堂には運慶作の阿弥陀三尊の模刻が安置されていて、実際の御像は全て本堂裏の収蔵庫に安置されています。こちらにおわしますのは、来迎相の阿弥陀如来と勢至、観世音両菩薩像、そして毘沙門天像と不動明王像の五体です。

これらの御像は元々、源頼朝が父・源義朝の菩提を弔うために、奈良仏師の成朝に造らせたものを当寺に遷座したと伝えられてきました。しかし、毘沙門天像の胎内に収められていた銘札の発見によって、これら五体の御像は文治5(1189)年に鎌倉彫刻の第一人者たる大仏師運慶が小仏師10名を率いて和田義盛と令夫人のために造立したということが記載されており、世間を驚かせました。

これらの御像は戦前に一度国宝に指定されました。しかし、戦後の見直しで国宝指定が取り消しとなり、現在は国指定重要文化財となっています。ただ、運慶作であることは間違いなく、奈良・京都に作品が集中している中での関東地方での貴重な作例となっていて、横須賀では『横須賀に国宝を!』と盛り上がっているそうです。

五体はいずれも檜の寄木造りで、



阿弥陀三尊は、極楽浄土から往生者を迎えようとする来迎の御姿です。中尊の阿弥陀如来の光背は早来迎を表す雲が象られていて、脇侍両菩薩はそれぞれに片足を半歩前に踏み出して往生者を迎え入れる体制をとっています。肉付きのよい男性的な面持ち、量感豊かな体躯、丁寧に刻まれた衣文の襞などに、運慶仏特有の写実性が見て取れます。



毘沙門天は四天王の一人多聞天が独立した天部で、武士の守護神として武家に好まれました。この御像は如何にも運慶仏らしいお顔立ちで、甲冑の上からでも筋肉の張りが分かるような堂々たる体躯や水晶の嵌め込まれた玉眼の輝きと相俟って、拝する者に圧倒的な存在感をもって迫ります。



不動明王像は小柄ながら、引き結んだ口や天地眼に見開かれた玉眼、引き締まった筋肉の表現力は、さすが運慶作とされるだけのことはあります。ただ、不動明王の背後にある平板な迦楼羅炎光背は、後の時代の補作と思われます。運慶なら、もっと迫力ある炎の形を刻み出したでしょう。

因みに運慶が、如来像や菩薩像の目を木地に直接彫り入れる『彫眼』を、不動明王像と毘沙門天像といった天部像の目に水晶を嵌め込む『玉眼』を使い分けるようになったのは、こちらの浄楽寺尊像からなのだそうで、そうした意味でも大変歴史的意義の深い貴重な御像といえるのではないでしょうか。

14時から副住職による法話があり、15時からは『十夜法要』というものが始まりました。そこで大活躍したのが



このお稚児さん達です。彼等は正装した僧侶と一緒に内陣に入って、御本尊の宝前に供物を供えたり、僧侶の後について堂内を回ったりと、儀式の要所要所で役割を果たしていました。法要も平読みの読経だけでなく、経文に節をつけて朗詠する声明(しょうみょう)もあり、鉦や太鼓を打ち鳴らしながら『南無阿弥陀仏』の名号を唄う御詠歌もありと、かなり音楽的な内容のものとなっていました。

法要の中盤では僧侶達の手によって散華(さんげ)が撒かれました。

通常、散華の儀式というのは極楽浄土で天から美しい花弁が降り注ぐさまを模したもので、仏様に向けて紙で花弁形に拵えた散華を撒きます。しかし、今日の僧侶たちは散華を参拝者の方に向けて投げてよこしていました。恐らく参拝者へのサービス(?)なのかも知れませんが、おかげで



ちゃっかり散華を頂くことができました。とりあえず我が家の仏壇にしまっておこうと思います。

また、先日熱海の帰りに来宮神社に参拝した時に持参していなかったので、今回は御朱印帳を携帯していきました。それで、







『秋の御開帳』と書かれた特別版御朱印を頂戴してきました。

法要を堪能してから、御一緒した知り合いの方の御友人が鎌倉でカフェを開いておられるとのことで行ってみることにしました。

鶴岡八幡宮に続く若宮大路の中程に、合資会社湯浅物産館という趣深い建物があり、その建物内の奥まったところに久時(ひさき)というカフェがありました。ここは元々倉庫だったところを改装して作った店舗とのことでしたが、



昭和初期の趣を上手く残しながらリノベーションされた、落ち着いた空間となっています。オーナーさんは私が御一緒していた知り合いの方とのかつてのバイク仲間だそうで、積もる話に花を咲かせていらっしゃいました。

こちらの二階は今時珍しい写真館となっていて、閉店後だったにも関わらず室内を見学させて頂くことができました。随所に大正から昭和初期にかけての意匠が見られる、素晴らしい空間でした。今回はあまり時間が無かったので、いつかまた改めて拝見させて頂くことにして失礼しました。

生憎の空模様ではありましたが、それでも関東地方では珍しい運慶仏を間近に拝観でき、素敵なカフェで美味しいコーヒーも頂けて、実に有意義な一日となりました。

浄楽寺の運慶仏は通常は拝観予約が必要ですが、春と秋の御開帳日には予約なしでも拝観出来ます。ただし、いずれの場合も雨天は拝観停止となりますので、詳細は浄楽寺のfacebookまたはTwitterを御参照下さい。

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御即位記念切手

2019年10月18日 22時25分00秒 | 日記
今日、日本郵便から今上陛下御即位記念切手が発売されました。私も近所の郵便局まで出向いて、1セット購入しました。

ハードカバーの表紙には菊の御紋と『天皇陛下御即位記念』の金文字が刻まれています。開くと、


今上天皇・皇后両陛下の譲位後初の一般参賀の時の御写真と、切手の柄に使われたモチーフの説明がありました。



これらの文様は、かつて日本文化の粋を結集して明治21(1888)年に竣工した明治宮殿(昭和20(1945)年5月に焼失)の中でも、最も格式の高い『正殿』の内部装飾に使用されたものから起こされたとのことです。

瑞鳥である鳳凰の文様は、切手シート右側に印刷された明治宮殿正殿の緞帳(カーテン)に施されていた《鳳凰唐草文様緞帳裂(ほうおうからくさもんようどんちょうのきれ)》から描き起こしたもの、宝相華文(ほうそうげもん)は同じく正殿の天井に描かれていた装飾文様から描き起こしたものとのことです。また、余白に印刷されているのは正殿の柱隠し用緞帳《菊唐草文様裂(きくからくさもんようのきれ)》から採られているものです。

それにしても、もしこの明治宮殿が現代に遺されていたら、恐らく赤坂迎賓館に匹敵するか、或いはそれを凌ぐ名建築ではなかったかと悔やまれてなりません。

来週22日㈫には各国の要人を招いた中で御即位を内外に宣ずる《即位礼正殿の儀》が挙行され、その後国民に御即位を披露され、祝福を受けられるためのパレードである《祝賀御列の儀》が行われるはずでした。しかし、即位礼と各国要人との《饗宴の儀》は予定通り挙行されるものの、《祝賀御列の儀》については来月10日に日述べとなりました。これは、先の台風19号の被害を受けて、未だ生活再建が儘ならない国民がいることを考慮されてのことと伺っています。

一代一度の祝賀行事が延期されてしまうということは、甚だ残念なことではあります。しかし、常に国民の安寧を祈念し、国民に寄り添い、国民の苦難に心を痛めておられる両陛下の御心を思えば、それもまた有り難いことではありませんか。

来たる22日を何の日だかも分からず「祝日だ!」などと浮かれてイベントをぶち込む向きもあるようですが、来月火曜日は新たな天皇陛下の御即位を、皆で心から祝福致しましょう。
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食べて応援!茨城県!

2019年10月17日 23時27分35秒 | 日記


今日も時折小雨のそぼ降る、肌寒い日となりました。

たまプラーザの教室を終えて近くのイトーヨーカドーに寄ったら、野菜売り場に茨城県産のさつま芋が山盛りになって売られていました。

そういえば、茨城県ではこれから本格的なさつま芋のシーズンになるはずでした。しかし、先の台風19号の影響で思うように収穫作業が進んでいないようです。

ただ、テレビのニュースを観ていても不思議なくらいに北関東や南福島の被害が報道されることがありません。確かに北福島や宮城にまたがる阿武隈川流域の被害も甚大ですが、あまりにも扱いに差があり過ぎです。

それは茨城県でも同じで、県庁所在地である水戸市周辺の決壊被害は連日報道されているのに対して、常陸太田、常陸大子といった山間部での甚大な水害の報道は不可思議なくらいなされていません。あちこちで家屋が倒壊し、JR水郡線の鉄橋が完全に崩落して再建の目途すら立てられない状況だというのに…。

茨城県出身者として、そうした状況を忸怩たる思いで見ていました。だからといって、さて自分に何が出来るのか…せめて少しでもと、コンビニのレジ横の募金箱にお金を入れてみたりもしていますが、それだけでは何とも心許ない気がしていました。なので、これからはそんな故郷のお役に立つべく、極力茨城県産のものを購入するようにしようと決めました。

ただ、独身者にこんな立派なさつま芋一本はなかなか大変なので、今日は



こちらの干し芋を購入することにしました。茨城県産の干し芋は柔らかくて、ちょっと炙ると香ばしさが増して美味しいのです。これから、こうしたものを購入することによって、少しでも故郷の復興の一助になれるようにしていこうと思います。

勿論、茨城県だけでなく、今回の台風19号で甚大な被害のあった地域の一日も早い復興を祈念しております。

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