共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

久々ドリアランチと『さくらのパンナコッタ』@横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2021年03月31日 21時05分26秒 | カフェ
今日も暖かな一日となりました。所々からの桜吹雪も一層華やかになって、歩く人の目を楽しませてくれています。

今日は水曜日、ということで横浜市青葉区あざみ野の教室に出向き《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。春休み中でいつもよりかなり早く来られたので、今日は



久しぶりにドリアランチをオーダーしてみました。

ブイヨンで炊いたライスにチキンとブロッコリーのトッピングされたドリアは格別の風味です。セットのサラダやスープを付けて、熱々のドリアを堪能しました。

食後しばらくしてからのアイスコーヒーと一緒に、そろそろ桜も終わる頃ということで


『さくらのパンナコッタ』もお願いしました。桜の時期限定の優しい桜の風味のパンナコッタは、何とも言えず美味しいものです。

お彼岸も過ぎて17時を回ってもまだ外が明るいので、マスターさんと話し込んでいるとつい時間経過を勘違いしそうになります。これからますます日が延びることもあるので、教室に遅刻してしまわないように十分気をつけようと思います…。
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薄紫色の森〜カタクリの花咲く『町田かたかごの森』

2021年03月30日 17時35分10秒 | 
今日も昨日のように、日中は汗ばむような陽気になりました。昨日のような陽射しの照りつけがなかっただけ、まだ良かったのかも知れませんが…。

さて3月も明日で終わろうとする今日、ちょっと思い立って町田市山崎町に出かけてみました。

町田駅からバスに揺られること20分あまり、当該のバス停で下車してから10分ほど歩いたところにある『町田かたかごの森』というところに来ました。こちらでは現在



愛らしいカタクリの花が見頃となっています。

基本入場料は無料ですが、受付では管理保全のためのカンパを募っています。アルコール消毒をしてから入場すると



急角度の斜面のあちこちに紫色のカタクリの花がさいていました。

この『町田かたかごの森』は全体がケヤキの木々に囲まれていて



その根本にカタクリやスミレの花が咲いています。上の写真に所々赤っぽく咲いているのはクサボケの花です。



カタクリの花は3月から4月にかけて、木もれ陽が差すような森の中に花を咲かせます。反り返った紫色の花が風に揺れる姿は、実に愛らしいものです。

森の中にはカタクリの花の他にも



これまた紫色のタチツボスミレも沢山咲いています。場所によっては



カタクリとタチツボスミレの花が並んでいる姿も見ることができます。



かつてはこの花の根からデンプンを採取したものを片栗粉としていました。現在の片栗粉の殆どはジャガイモのデンプンを使ったものですので、本物のカタクリから採られた片栗粉には滅多にお目にかかれません。

さて、ここには他にも様々な草花が咲いています。



アヤメに似た可憐なシャガの花や、森の一角には





春蘭の群落もありました。

そして、この森でカタクリの花と並んで群落を為しているのが



ワダソウという白い小さな花です。



ワダソウは本州の岩手県以南から九州北部にかけて自生しているナデシコ科の多年草で、直径1cmほどの白い花弁の中に



真っ赤な雄蕊があることが特徴的です。

かつてはあちこちの里山で見られましたが、開発による森林の減少と共にその数を減らしていってしまい、今では絶滅危惧種Ⅰ類に分類されるまでになってしまっています。特に東京都内ではここが唯一の群生地とのことで、はからずも非常に貴重な機会を得ることができたのでありました。

カタクリの花を見ている間、どこからともなく桜吹雪が舞い飛んできました。満開時と並んで散り際もソメイヨシノの一番美しい時ですから、またあちこちでいろいろな花を眺めつつ堪能してみようと思います。

『町田かたかごの森』でのカタクリの花の一般公開は4月4日㈰まで行われています。
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ようやく日の目を見た我が家のルノワール『ジュリー・マネの肖像』

2021年03月29日 18時55分25秒 | アート
昨日の花散らしの雨は思ったほど強まらず、あちこちの桜の木はまだまだ花が満開でした。上手くすれば入学式までもつかも知れない…と、つい淡い期待を抱いてしまいます。

今日はまた一段と暖かな陽気になりました。埼玉県熊谷市や群馬県桐生市では3月中にもかかわらず25℃以上の夏日となったとのことですから、この暑さで桜が散ってしまわないか気が揉めるところでもあります。

さて、今日は時間があったので、我が家で放ったらかしになっていた複製画を額装しようと思い立ちました。

はじめは電車に乗って町田の世界堂に行こうかと思っていたのですが、試しに厚木に画材店でもないかと検索をしてみました。すると、何と本厚木駅のかなり近くに画材店があることが分かったので、急遽予定を変更してそちらに向かってみました。

小田急線の高架下の程近くのマンションの1階に



小さな画材店《KSアート》があります。隣にはギャラリーもあるようです。

店頭には



油絵用や賞状用、短冊用に特売品を含めた大小様々な額縁が並んでいます。

店内に入って店主さんにサイズや予算を伝えると、うず高く積み上げられた額縁の山の中からいろいろと出してくださいました。あれこれと絵を当てがいながら検討して決めたのが



この四隅に装飾の施されたシックな黒い額縁です。本来はそこそこのお値段のものだったのですが、在庫処分品扱いということで店主さんが3割引にしてくださいました。

額に入っているのはオルセー美術館に所蔵されているルノワールの『ジュリー・マネの肖像』の複製画です。この絵のモデルとなっているのは、ルノワールやモネと並ぶ印象派の画家エドゥアール・マネの娘ジュリーです。

別名『猫を抱く少女』とも呼ばれるように、ジュリーの膝の上には猫がじゃれついています。その何とも愛らしい表情も相俟って、オルセー美術館の中でも人気の作品となっています。

この複製画は、かつて国立新美術館で開催されたオルセー美術館展のミュージアムグッズとして販売されていたものです。長いことお蔵入り状態になっていましたが、折角引っ越して部屋が広くなったので飾ってみることにしたのです。

我が家にまたひとつ、名画コレクションが増えました。
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新たな出会い 〜 松島明夫『一輪挿しとあかり展』

2021年03月28日 16時25分56秒 | 日記
今日は知り合いの方のお誘いを受けて、久しぶりに厚木の《ぎゃらりー喫茶なよたけ》に行きました。こちらでは



工房明佳里(あかり)の主宰松島明夫氏による『一輪挿しとあかり展』が開催されています。今日が最終日とのことで、会場には多くの方がいらしていました。

会場内には



松島明夫氏による可愛らしい陶器の一輪挿しや



パート・ド・ヴェールという古代メソポタミア文明時代から受け継がれる技法を用いて製作されたガラス製のキノコ型のランプが展示されていました。

その中で個人的に惹かれたのが



手頃な大きさの陶器のカップでした。作品の底に価格を記載したシールが貼られていたのですが、思ったよりリーズナブルだったので



ちょっと気になったカップを、思い切って2つ購入しました。

このカップの特徴は持ち手部分です。側面の



美しいマーブル模様と



小動物の尻尾のようにクルンとした持ち手付け根部分のデザインが何とも可愛らしいものとなっています。

今まで我が家には湯呑茶碗はあるものの、持ち手付きのカップは大ぶりのマグカップしかありませんでした。今回このカップが我が家に来たことによって、コーヒーを飲むのにうってつけの掌に丁度いいサイズのものが増えました。

明日から1週間は小学校が春休みのため、音楽教室以外はありません。なので、普段疎かにしていたことを少しずつ片付けてみようと思っております。
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値千金桜のトンネル

2021年03月27日 17時40分50秒 | 
今日は横浜でバルカンセッションのはずだったのですが、諸事情により中止となってしまいました。それで急に予定が無くなってしまったので、ひとり花見でもしてみることにしました。

自宅から15分ほど歩くと、相模川の川原の土手に出ます。その土手上の道の両側にはソメイヨシノの並木があって



晴れ渡った空の下、桜のトンネルが続いています。ここ数日の暖かさに誘われてか



どの枝も花が満開となっていました。

土手の上をそぞろ歩いて、そのまま



厚木の鎮守社厚木神社まで足を伸ばしました。こちらの境内にもソメイヨシノの大木があるのですが、昨年にだいぶ枝が剪定されてしまっていて、ちょっと寂しい感じの景色になっていました。

明日は午後から天候が荒れるようです。折角満開になった桜の花散らしの雨になってしまうかも知れないのですが、果たしてどうなりますやら…。
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花よりマシュマロ?!

2021年03月26日 18時55分50秒 | スイーツ
はぁ…

小学校での勤務が終わって二日経ちました。昨日はまだ音楽教室があったからよかったものの今日はいよいよ何もすることが無く、何だかプチ燃え尽き症候群になっている自分に気づきます。

今日は花見もせずにとにかく自宅で呆けて…いたかったのですが、買い物に行かなければいけないことに気づいて重い腰を上げました。すると、カルディコーヒーファームに



『さくらマシュマロ』なるものがあったので購入してみました。

明治屋から発売されているこのマシュマロは桜餅にも使われている桜のエキスや和三盆糖、能登の塩などが配合され、



可愛らしい桜の花のかたちに成形されたものとなっています。口に含むとほんのりと桜の風味が広がり、和三盆糖の優しい甘さと共に溶けていきます。

週末、関東地方では天候が下り坂のようです。花散らしの雨にやられてしまう前に、一人で近所に花見にでも行ってみましょうか…。
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たまプラ千本桜

2021年03月25日 19時15分51秒 | 
今日は日差しこそないものの、昨日に引き続き暖かな日和となりました。その暖かさに誘われてか、たまプラーザ駅前の桜並木は



一気に開花が進みました。

この通りには



遠く川崎市の鷺沼方面から



美しが丘方面に向けてソメイヨシノの並木がズラリと並んでいて、この時期になると一斉に花が咲くので一気に華やかになります。音楽教室の前も



正に今を盛りと桜が咲き誇り、行き交う人たちが足を止めて思い思いに写真に収めていました。

教室を終えて夜になると



街灯や車のヘッドライトに照らされた桜が、昼間とは違った表情を見せてくれます。この何とも艶かしい姿も、またいいものです。

今年も新型コロナウィルス対策で、おおっぴらな花見はできません。なので、感染症対策を万全にしつつ、ひっそりと桜を楽しもうと思います。

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今年度の小学校勤務終了からの横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》『さくらのパンナコッタ』

2021年03月24日 21時11分10秒 | カフェ
今日で小田原の小学校での私の勤務が終了しました。昨年6月からスタートして目まぐるしく過ぎていった仕事も、終わってみればあっという間の出来事でした。

この時期につきものなのが、先生方の移動です。

実はこの春に支援級の先生が4人も移動になってしまうことが決定していて、4月からは殆どの先生が新任の方になります。そうなると、これまでのノウハウを知っているのがベテランの先生一人と古参の学習支援員の方だけということになるので、春休み明けが不安でいっぱいです…。

今日の授業の終わりに、サプライズで支援級の子どもたちから寄せ書きをプレゼントされました。そこには不器用な彼らなりの心のこもったメッセージが溢れていて、帰りの電車の中で見ながら不覚にも涙が止まらなくなってしまいました(汗)。

思えば養護教諭でも何でもない私に果たして支援級クラスの補助なんか務まるのか…という不安でいっぱいになりながら、正に手探り状態での毎日を子どもたちと過ごしていました。あまり感情を表出しない彼らがどう思っているのか正直分からずに共にいたのですが、寄せ書きに書かれた彼らなりの精一杯の感謝の弁を見るに、恐らく私のしてきたことは間違ってはいなかったのではないか…と思えたのでありました。

そんな感傷に浸りながら小田原を後にして、横浜市青葉区あざみ野に向かいました。そしていつものように《雫ノ香珈琲》にお邪魔しました。

折角桜が見頃になりつつあったので、



先週に引き続き今日も『さくらのパンナコッタ』をお願いしました。今回のものは先週から改良されたバージョンとのことでしたが、確かにトッピングのさくらのジュレが歯応えのあるものになっていたり、桜の花の塩漬けがプラスされたいたりと、いろいろとマイナーチェンジが見受けられました(笑)。

今まで不明だったのですが、一応来季も同じ小学校の支援級クラスに勤務することが決まりました。新たな先生ばかりの中でどういうクラス運営になるのか一抹の不安もありますが、担当の先生の御迷惑にならぬよう、自分にできることをやっていこうと思っております。
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祝!卒業 〜 『旅立ちの日に』

2021年03月23日 16時55分40秒 | 日記
今日、私が勤務している小学校で卒業式がありました。

昨日の雨模様から一転、今日は穏やかな晴天に恵まれました。暖かな陽気に誘われて、校庭のソメイヨシノも



彼らを祝福するかのように花を綻ばせていました。

思えば新型コロナウィルスに振り回されっぱなしだった6年生、学校が6月スタートとなり、修学旅行も中止、運動会も学年毎のブロック式での開催、日常生活でも「あれもダメ」「これもダメ」と言われて出来ないことばかりと、全てが異例尽くしの最終学年となってしまいました。更に年明け早々に神奈川県に出された2度目の緊急事態宣言で、まともな卒業式ができるかどうかすらも危ぶまれていました。

卒業証書授与式の後、もしかしたらお別れの歌も歌えない恐れがありました。しかし、緊急事態宣言が昨日解除になったことでギリギリ可能となり、全員マスクを着用した状態で6年生全員で『旅立ちの日に』を合唱することができました。

出席された支援級の学習支援員の方の中には卒業する子が1年生の時から担当されておられた方もいて、卒業証書を受け取ったりみんなと一緒に歌ったりしている姿を見て目頭を押さえておられました。一般級の子と違って様々な難題があったでしょうから、その波乱に満ちた6年間を思えば、無事に卒業式を迎えられたことに万感溢れる思いだったことでしょう。

暖かな陽の光の中で、様々な思いを胸に学舎から巣立っていく子どもたちの背中はとても晴れがましいものでした。そして彼らを見送る先生方の目には、それぞれに光るものがありました。

今日は、彼らが一生懸命練習を重ねて我々に披露してくれた『旅立ちの日に』を転載してみました。せめて彼らの迎える中学校生活が実り多いものとなるよう、祈るばかりです。


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小田原城は『密』だった…

2021年03月22日 17時05分30秒 | 日記
いよいよ小学校も今週木曜日で修了式を迎えます。そして明日は6年生が卒業していきます。

修了式までは午前中で授業が終わってしまうため限られた時間内にいろいろとやらなければならないので、子どもたちも先生方もバタバタです。特に6年生は学校においておいたもの全てを持ち帰らなければならないため、どの子たちもランドセルや手提げかばんをパンパンにしていました。

そんな子どもたちを送り出して教室内の除菌作業を終えてから、

『もしかしたら桜が咲いているかも…』

という期待をこめて、ちょっと寄り道して小田原城址公園に足を伸ばしてみました。

本丸広場に行ってみると



曇天の空の下に天守閣が聳えていました。ここ最近は人影も疎らでしたが、今日緊急事態宣言が解除されたこともあってか、観覧を再開した天守閣の入口には



観光客が密を為して並んでいました。宣言解除が発表された途端にこれでは、ここから先が思いやられます…。

さて肝心の小田原城近辺の桜ですが、開花状況としては2.5分咲きといったところでした。まだまだ見頃には程遠い状況でしたが、それでも一部の木の枝先には



可憐な花が咲き始めていました。見頃を迎えるのは、恐らく来週くらいでしょう。

先にも書きましたが、明日は6年生の卒業式です。桜の開花状況はともかく、せめていいお天気の中での巣立ちとなればと願っています。
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思いを受け継いで 〜 ジャコビアン様式のアンティークチェア

2021年03月21日 14時15分58秒 | 日記
今日は朝から、時折激しい風雨の吹き荒れる春の嵐となりました。

そんな天候の中、今日我が家に新しい家具が到着しました。それが



このアンティークの椅子です。これは、昔お仕事で御一緒していた方のお宅にあったもので、その方が他界されたことでの形見分けとして奥様から頂戴しました。

奥様のお話によると、このオーク材製の椅子はかつてイギリスでお求めになったものということでした。17世紀後半に流行したジャコビアン様式に基づくデザインとなっていますが、実際にはそこまで古いものではなく、19世紀末から20世紀初頭頃にイギリスで作られたものだろうということでした。

ジャコビアン様式の家具によく見られるのが『バーリーシュガーツイスト』というデザインです。これは木材のろくろ挽き技術の進化で可能となった加工法のひとつで、



こうしたネジネジしたデザインが特徴です。

バーリーシュガーツイストは『麦芽のねじり飴』という意味です。これは大麦(barley)の麦芽糖(sugar)で作った飴を



こうしてねじりん棒(twist)にしたお菓子で、この形に似たデザインであることに由来しています。

故人はかつては大変お世話になった方で、何度かお宅に伺った時にこの椅子にも座らせて頂いたこともありました。今回思いがけない再会となりましたが、故人が愛用していた貴重な椅子ですから、私もこれから大切に使っていこうと思います。
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コロナ禍で頂いた寒川神社『御来光守』

2021年03月20日 18時20分25秒 | 神社仏閣
今日は春分の日です。そこで今日は午前中に



寒川町にある相模國一之宮寒川神社にやって来ました。

春分の日と秋分の日の年2回、房総沖から昇った太陽が上總國一之宮玉前神社、相模國一之宮寒川神社、富士山頂、京都府福知山市の元伊勢皇大神社を経て島根県松江市の出雲大社に向かう光の道『御来光道』を通ります。その時だけ授与されるのが



数量限定の『御来光守(ごらいこうまもり)』です。

名前のこともあるのか、この御守は太陽に関わることに御利益があるようです。昨年も学校行事で天候が微妙だった時にこの御守を忍ばせて参加したところ、雨が降らずに済んだことがありました。

無事に御守を頂いて神門前に出ると



ここ数日の暖かさに誘われたのか、境内に植えられている横浜緋櫻(よこはまひざくら)が満開になっていました。

寒川神社に参詣してから、いつものように末社の宮山神社にも参詣することにしました。すると…



かなり多くの人が参拝の列を成していました。

一頃前には殆ど人の居なかった御社でしたが、最近ではいつも人がいて賑わっています。もしかしたら何らかのメディアで、隠れたパワースポットとして紹介されたりしたのかも知れません。


18時過ぎに宮城県沖で震度5強の地震が発生し、津波注意報も発令されました。恐らく10年前の東日本大震災の余震なのでしょう。

宮城から遠く離れた神奈川県厚木市でも震度3と、かなりの揺れを感じました。あれから10年経っても、未だに安心はできないようです。

特に震源近くにお住まいの皆様は、くれぐれもお気をつけくださいませ。
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子どもたちの大合唱と桜香るぼた餅

2021年03月19日 19時11分19秒 | スイーツ
私の今年度の小学校での勤務日数も、残りわずかとなりました。

最近は支援級の指導補助に入っていますが、最初の緊急事態宣言の解除後の前期日程では1年生の指導補助に入っていました。後期になって支援級補助になってからあまり1年生の子たちと一緒にいることもありませんでしたが、そろそろ私の任期が終了するので、今日は久しぶりに1年生の各クラスの音楽の授業をしました。

子どもたちに馴染みの深い曲を何曲かヴァイオリンやヴィオラで演奏したのですが、子どもたちが伴奏が聴きづらくなるくらい大声で歌ってくれて喜んでいました(勿論マスクを着用してソーシャルディスタンスを十分にはかった上での歌唱でした、念の為)。授業の最後に、とりあえず私が来週で勤務を終えることや、次年度また来られるかどうか分からないことを子どもたちに伝えましたが、それを聞いて泣き出してしまう子もいたりしてなかなか大変でした…。

今日は午前中授業で給食もなかったので、お昼前に子どもたちを送り出しました。教室の除菌作業を終えても13時くらいでした。それから厚木に戻って一度荷物を自宅に置いてから、明日明後日の悪天候にも備えるべく近所のスーパーへ買い物に行きました。

いろいろと買い物した中で、明日が春の御彼岸のお中日であることもあってお供えのぼた餅も買っていくことにしました。すると、和菓子売り場に



『さくらのぼた餅』があったので買ってみました。

こし餡が詰まった半殺しの上から桜の塩漬けの香りの効いた白餡で包まれていて、桜餅を食べているような感覚になります。2個入りだったので、ひとつは仏壇にお供えしました。

明日の夜から明後日にかけて、関東地方はまたしても天候が荒れる予報が出ています。火曜日には卒業式が控えているのですが、折角咲き始めた桜の花が散ってしまわないか心配です。
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《横浜の仏像〜しられざるみほとけたち》展@横浜市歴史博物館

2021年03月18日 22時55分30秒 | 神社仏閣
今日はたまプラーザの教室に行く前に、ちょっと寄り道して横浜市営地下鉄のセンター北駅に向かいました。ここから程近いところにある



横浜市歴史博物館で、現在《横浜の仏像〜しられざるみほとけたち》という特別展が開催されています。

国宝や重要文化財に指定されている主な仏像彫刻が奈良や京都に多く存在することは論をまたないところですが、神奈川県、もっと狭めて横浜市にも貴重な仏像が今日まで伝えられています。この特別展では横浜市に特化して、各寺に伝えられている様々な時代作の仏像彫刻を一堂に会して、歴史的背景も交えながら間近に鑑賞しようというものでした。

手指の消毒と来訪者名簿の記載を済ませて会場に入ると



タイトルと共に横浜市泉区の向導寺に伝わる阿弥陀如来座像が出迎えてくれます。因みに館内は撮影禁止ですが、この御像だけは写真撮影を許されていました。

会場内には横浜市内に伝わる様々な仏像が居並んでいます。一番古いものは



7〜8世紀、飛鳥時代作といわれる鶴見区・松蔭寺の如来(伝阿弥陀如来)座像です。像高25cmと小柄ながら、部分部分に斑鳩・法隆寺や調布・深大寺の銅造仏にも通ずる作風が見てとれます。

この特別展で特に注目されるのが、横浜最古の寺院で市営地下鉄の駅名にもなっている南区・弘明寺(ぐみょうじ)の秘仏本尊・十一面観世音菩薩立像です。



11世紀、平安時代に造像されたこちらの御像は、



伊勢原市の日向薬師宝城坊秘仏の薬師三尊像と並ぶ、神奈川県の誇る鉈彫仏の傑作として名高いものです。

荒々しいノミの彫り跡が残る鉈彫仏は、かつては未完成品であるという見方がされていました。しかし近年ではこの造形が長く人々に大切にされてきた霊木から仏が姿を表した状態を彫刻で表現したものであり、これこそが鉈彫仏の完成形であるという認識が一般的です。

弘明寺の御本尊は秘仏のため普段は目にすることはできず、御開帳の際にも御厨子の中におわしますため全身を拝見することは叶いません。しかしこの特別展では、その秘仏の全身の御姿をかなり間近に拝見することができます。貴重な機会です。

完成後の乾燥による割れを防ぐための内刳り(うちぐり)を施していない一木造りのため、御顔に大きな割れが入ってしまっているのが痛々しくも見えます。それでも、180cmを越えるスラリとした御姿と優しい微笑みをたたえた御顔は何とも美しいものです。

平安時代には平等院鳳凰堂の阿弥陀如来座像で有名な定朝の作風に代表される優美な御姿の仏像が数多く作られました。横浜市の仏像では



栄区・證菩提寺の阿弥陀如来座像がそれにあたります。ふっくらと張りのある頬や優しい眼差しは、如何にも貴族好みの優美さをたたえています。

やがて鎌倉期に入ると東国の仏像の作風も武家好みが主流となり、奈良・東大寺や興福寺の戦火で消失した仏像を新たに造像した大仏師運慶をはじめとした慶派の様式が好まれるようになりました。その作風を代表するのが



磯子区・東漸寺の薬師如来坐像です。張りのある体躯や堂々たる居住まいは運慶作の興福寺北円堂の本尊弥勒如来坐像に通ずるものがあり、かなり腕の立つ慶派仏師によるものと推察されています。

中世に入ると、宋や明の影響を受けた仏像が製作されるようになりました。その時代の代表作が



金沢区・慶珊寺の十一面観世音菩薩坐像です。直立の弘明寺像とは対象的に、磐座に手をついてゆったりと腰を下ろして足を組む優美な姿は、宋や明の仏画の影響が見てとれる像です。

もうすぐ終わってしまう前に何とか行くことができて、本当によかったと思います。横浜市営地下鉄センター北駅徒歩5分の横浜市歴史博物館で21日㈰まで開催中ですので、お時間があれば観にいってみては如何でしょうか。
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今年も登場!さくらのパンナコッタ@横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2021年03月17日 19時32分40秒 | カフェ
今日は支援級のクラスにいる6年生の送る会パーティーをしました。私もヴィオラとヴァイオリンでその子の好きな曲を弾いてプレゼントしましたが、喜んでもらえたようで何よりでした。

そんな小学校の勤務を終えて、小田原から一路横浜市青葉区あざみ野を目指しました。そして音楽教室の前に《雫ノ香珈琲》にお邪魔しました。

今日、横浜でソメイヨシノの開花宣言が出されましたが、それに合わせるかのように



『さくらのパンナコッタ』が新登場していました。

柔らかなパンナコッタの上には桜風味のクラッシュゼリーとチェリーソースが散りばめられ、コク深い生クリームがトッピングされています。パンナコッタの中にもチェリーが隠れていて、風味と食感のアクセントになっています。今日は暖かかったので



美味しいアイスコーヒーと共に、桜咲く期間限定のスイーツを堪能しました。

来週には、横浜でもソメイヨシノが満開になる予報が出されています。昨年に続き二度目のコロナ禍での桜となりますが、果たしてどんな景色が見られるでしょうか。
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