goo blog サービス終了のお知らせ 

共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

避難訓練と『御感の藤』

2025年04月25日 18時15分25秒 | スピリチュアル
今日、勤務先の小学校で避難訓練がありました。地震とそれに伴う火災を想定してのことですが、支援級では大概大騒ぎになります。

避難訓練ですから唐突に校内放送から緊急地震速報の警報音が鳴るのですが、その音に過剰に反応して騒ぎ出してしまう子が支援級では少なくありません。更に、所定の場所から火災が発生したという設定で校庭に避難する時にも通ってはいけないところなのに

「あっちの階段の方が近い!」

と、頑として自身が行きたい方向へ行ってしまいそうになる子がいるので大変なのです。

毎年のことなのですが、今回もいろいろと大騒ぎになりました。言いたいことは多々あるのですが、とにかく朝の会で口酸っぱく説明した内容をよく聞いていてもらいたいものです…。

そんな支援級勤務を終えて退勤してから、小田原城址公園に寄り道していくことにしました。こちらの南堀では、大正天皇ゆかりの『御感の藤』が見頃を迎えています。

南堀に到着すると、





藤棚いっぱいに広がった枝から藤の花房が下がっていました。ただ、近寄ってみると







なんだか例年より花付きがあまりよくなく、隙間が目立つような気がしました。

それでも



藤の花房が風にそよぐ姿は実に美しく、藤棚の周りには何とも言えぬ良い香りが漂っていました。この花が咲き終えると、本格的な初夏を迎えます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は今上陛下とヘンデルの誕生日〜華やかに祝う《王宮の花火の音楽》

2025年02月23日 17時20分17秒 | スピリチュアル
今日は



第126代今上陛下の65回目のお誕生日です。先ずは日本人として、僭越ながら拙ブログでも祝意を奉じたいと思います。

そして、今日はヘンデルの誕生日でもあります。



ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685〜1759)は、ドイツ出身の作曲家、オルガニストです。

ヘンデルはイタリアで成功した後にイギリスで長年活躍し、イギリスに帰化した後期バロック音楽の著名な作曲家の一人で、特にイタリア語のオペラ・セリアや英語のオラトリオの作曲で知られています。中でもオラトリオ《メサイア》は現在でも特に人気が高い作品となっています。

ヘンデルの略歴等はここでは割愛させていただきますが、今回はヘンデルの作品の中から《王宮の花火の音楽》をご紹介しようと思います。

《王宮の花火の音楽》は、1748年にオーストリア継承戦争終結のために開かれた『アーヘンの和議』を祝う祝典のための花火大会の音楽として作曲されました。1749年4月21日にロンドンのヴォクソール・ガーデンズで公開リハーサルが行われたのですが、未曾有の1万2000人の観客を集め、ロンドン橋で交通渋滞を引き起こしたと伝わります。

初演では、当時のイギリス国王ジョージ2世の意向により勇壮な響きを出すため管楽器と打楽器のみが使われました。この時は軍楽隊の編成で、

オーボエ 24本
ファゴット 12本
コントラファゴット 1本
ホルン 9本
トランペット 9本
ティンパニ 3対

という、とてつもない大編成でした。

現在発売されている1962年発行のベーレンライター社のスコアでは、

第1オーボエ 12本 (※第1ヴァイオリン)
第2オーボエ 8本 (※第2ヴァイオリン)
第3オーボエ 4本 (※ヴィオラ)
第1ホルン 3本
第2ホルン 3本
第3ホルン 3本
第1トランペット 3本
第2トランペット 3本
第3トランペット 3本
ティンパニ 3セット
第1ファゴット 8本 (※チェロとコントラバスのトゥッティ)
第2ファゴット 4本 (※追加でコントラファゴット1本)

という楽器群が指定されていて、任意でスネアドラムが加わることもあります。ただ、ヘンデル自身は弦楽器を使うことを強く主張していたので、現在では※のついた弦楽器を含む管弦楽版も広く演奏されています。

《王宮の花火の音楽》は

序曲(Ouverture, ニ長調)
ブーレ(Bourée, ニ短調)
平和(La paix, ニ長調)
歓喜(La réjouissance, ニ長調)
メヌエットI(Minuet, ニ短調) 〜 メヌエットII(ニ長調)

の5つの楽曲からなっています。序曲は祝典曲に相応しい華麗な音楽で、その後には軽快な「ブーレ」や、ゆったりした「メヌエット I&II」といった舞曲が配置されていて、変化が楽しめるものとなっています。

因みに序曲の旋律は、1737年に初演されたヘンデル自身のオペラ《ベレニーチェ》の第3幕の前奏曲(シンフォニア)を再利用しています。こうした自作の再使用は当時普通に行われていたことなので、別にこの曲に限ったことではありません。

そんなわけで、今上陛下のお誕生日でもありヘンデルの誕生日でもある今日は、ヘンデルの《王宮の花火の音楽》をお聴きいただきたいと思います。エルヴェ・ニケ率いるル・コンセール・スピリチュエルの2012年のプロムスでの演奏で、指定数の管楽器群がズラリと居並ぶ壮観なアンサンブルをお楽しみください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はシベリウスの誕生日〜10歳で書いた処女作《水滴》

2024年12月08日 17時30分00秒 | スピリチュアル
今日も神奈川県は、安定した晴天に恵まれました。そんな中で、私は今日もデスクワークに勤しんでおりました。

ところで、今日12月8日はシベリウスの誕生日です。



ジャン・シベリウス(1865〜1957)は、後期ロマン派から近代にかけて活躍したフィンランド出身の作曲家でありヴァイオリニストです。フィンランドの最も偉大な作曲家であると広く認められていて、フィンランドが帝政ロシアからの独立を勝ち得ようと抗う最中、音楽を通じて国民意識の形成に寄与したと看做されることも多い作曲家です。

ジャン・シベリウスは1865年12月8日にヘルシンキの北方約100kmのハメーンリンナに、医師であった父クリスチャンの元に生まれました。父クリスチャンはシベリウスが2歳の時に他界してしまいましたが、姉リンダ、弟クリスチャンはそれぞれピアノ、チェロの演奏をしていました。

1885年、ヘルシンキ音楽院で作曲などを学び始めたシベリウスは、1889年にベルリンに留学し、その留学中にリヒャルト・シュトラウスの交響詩《ドン・ファン》の初演、ハンス・フォン・ビューローの演奏などに直接触れることとなりました。さらにウィーン音楽院において、ハンガリー出身のユダヤ人作曲家カール・ゴルトマルク(1830〜1915)に師事しました。

1891年にはシベリウス初の交響曲となる《クレルヴォ交響曲》作品7を手がけ、翌年春に初演されました。これは管弦楽に独唱・男声合唱の加わる大規模な曲で、初演は好評をもって受け入れられましたがその後は抜粋で3度演奏されるにとどまり、作曲者の生前に全曲が演奏されることはありませんでした。

1892年にアイノ・ヤルネフェルトと結婚して6女をもうけましたが、1人は2歳で他界してしまいました。1899年に『愛国記念劇』の音楽を発表しましたが、この曲の7曲目が改作されて交響詩《フィンランディア》作品26として独立し、現在でも人気を博しています。

そんなシベリウスの誕生日である今日は、ヴァイオリンとチェロのための《水滴》という作品をご紹介しようと思います。

この作品は1875年、シベリウスが10歳の時に書いた最初の作品で、ヴァイオリンとチェロのデュオによるたった24小節の小品です。シベリウス自身と弟がそれぞれの弦楽器を一緒に練習するためのものだったようで、ヴァイオリンのピッチカートが描く水滴がひとつ、ふたつと落ちていく描写は実に微笑ましく、それを受け止めるようなチェロのピッチカートも秀逸です。

この可憐な小品からシベリウスのキャリアが始まり、やがてフィンランドに国家の独立をめざす気運が高まり行く中で、フィンランドの民族叙事詩にもとづく劇音楽や帝政ロシアをおののかせた《フィンランディア》などの交響詩、さらには音の世界を突きつめた抽象画のような7つの交響曲が誕生することとなっていってわけです。演奏時間45秒ほどの作品ですが、この曲には後の大作たちにつながる豊饒な可能性が秘められている…と言うことができるでしょう。

そんなわけで、今日はシベリウスの《水滴》をお聴きいただきたいと思います。本当にあっという間に終わってしまうので、集中してお聴きください(汗)。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もはや高値(?)の花…

2024年10月13日 18時55分18秒 | スピリチュアル
今日はカラッと暑い陽気となりました。正に運動会日和なのですが、これが今月末にも来てくれることを願わずにはいられません…。

今日もデスクワークに勤しんでいたのですが、気分転換に買い物に出かけることにしました。人間、長時間同じ姿勢で居続けていると本当によくありません。

あれこれと買い物をしていたら、青果コーナーに



早生の青ミカンが売られていました。そう言えば10月も半ばを迎えようとしている時期ですから、早生ミカンが出ていてもおかしくはありません。

しかし…高い!袋にギッシリ入っているとはいえかなり小粒の青ミカンでしたが、それが一袋で600円はさすがに高過ぎます。

実家にいた頃はミカンは箱買いしていたものでしたが、今では気軽に食べられない果物になってしまっています。何だかやるせない気持ちのまま、粛々と買い物を済ませて帰宅したのでありました…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はヴィヴァルディとバッハの祥月命日〜《調和の霊感》第8番と《オルガン協奏曲イ短調BWV593》

2024年07月28日 19時00分30秒 | スピリチュアル
昨日に引き続き、今日も暑くなりました。今日は昨晩の雨が蒸発したことによって空気中の湿度が上昇し、かなり不快な暑さとなったのでした。

ところで、今日は






ヴィヴァルディとバッハという、バロックの巨匠たちの祥月命日です。ヴィヴァルディは1741年、バッハは1750年の今日他界しています。二人の晩年については一年前にかなり詳細な記事を挙げているので気になる方はそちらを御覧いただくことにして、今日はヴィヴァルディとバッハの時を超えた掛け合いにスポットをあててみようと思います。

バッハのオルガン曲の中で《オルガン協奏曲》というジャンルがあります。しかし協奏曲といっても、例えばヘンデルのオルガン協奏曲のような合奏曲ではなく、オルガン単体の独奏曲です。

バッハはヴァイマル宮廷時代に当時の先端流行であったイタリア音楽を吸収すべく、ヴィヴァルディやマルチェッロなどの作品を盛んにチェンバロやオルガンの協奏曲に編曲しました。チェンバロ協奏曲は弦楽や通奏低音を従えたコンチェルティーノの形をとっていますが、《6つのオルガン協奏曲》は全てオルガン独奏となっています。

この6曲中3曲がヴィヴァルディのコンチェルトからの転用なのですが、中でも秀逸なのは《調和の霊感》作品3の中の第8番《2台のヴァイオリンのための協奏曲イ短調》を編曲した《オルガン協奏曲イ短調BWV593》です。

この作品は私もかつて生徒たちに発表会で弾かせたことがあるのですが、限られた音域のみを使っていながら、そんなことを感じさせない実にのびのびとした音楽であることに驚かされます。先ずは、そんなヴィヴァルディの原曲をお楽しみください。



そして、後にこの協奏曲をバッハがオルガン独奏用に編曲したのが《オルガン協奏曲イ短調BWV593》です。恐らくバッハもこの協奏曲のシンプルなカッコよさに惹かれて、自分一人でも演奏できるようにしたのでしょう。

ただ、そこはバッハですから、ただ単にヴィヴァルディの楽譜をオルガン用にしただけではなく、そこに自分なりの工夫を凝らしています。特に第3楽章では、原曲にはない下降音型を、なんとペダルで演奏するというブッ飛び技を披露しています(笑)。

そんなわけで、今度はバッハの《オルガン協奏曲イ短調BWV593》をお聴きいただきたいと思います。先程のヴィヴァルディの原曲と聴き比べながら、所々にバッハなりの工夫が凝らされた秀逸なオルガン独奏曲をご堪能ください。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

酷暑のプール清掃からの『マンゴーワッフル』@横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2024年05月29日 18時45分25秒 | スピリチュアル
昨日の暴風雨から一夜明けて、今日は午後から日が差してきました。そんな中、今日は小学校のプール清掃がありました。

5年生の子たちが携わったのですが、一年近く放置していたプールの汚れっぷりはなかなかのものでした。土埃だけでなく、近くの木から散り落ちた枯れ葉や、プールのすぐ脇にある棚から落ちたヘチマの実なども堆積してヘドロ化しており、かなりカオスだったのです。

子どもたちは主にプールの中を、大人たちはプール周辺のタタキの清掃や、柵を越えて侵食してきた周辺の木の枝打ちをしました。照りつける日差しの中で力を合わせて作業した結果、かなりいいところまで綺麗にすることができました。

私も作業に参加したのですが、日陰の全くないプールサイドで掃除をしていたら、すっかり日焼けしてしまいました。今まで日焼けは全く気にしてこなかったのですが、そろそろ日焼け止めのお世話になった方がいいのかも知れません。

そんな小学校勤務を終えて子どもたちを下校させてから、横浜あざみ野の音楽教室に向かいました。そして、いつものように《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。

今日は



明後日で終わってしまう今月限定メニューの『マンゴーワッフル』をオーダーしました。お店の看板メニューであるクロワッサン生地のワッフルと濃厚なマンゴーの風味が絶妙にマッチしていて、美味しいコーヒーと共にいただくと幸せな気持ちになれます。

明日は学校勤務がない日なので、自宅でゆっくりと過ごそうと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一時の迷いでフラペチーノ…

2024年05月14日 17時50分25秒 | スピリチュアル
昨日の大嵐が嘘のように、今日は気持ちよく晴れ渡った空が広がりました。そんな陽気に誘われたのか、今日は支援級の子たちも割と機嫌がよかったように思われました。

何しろ、普段なら不貞腐れて机に突っ伏して抵抗するような子が、今日は理科の時間に挙手して発表までしたのです。これは嬉しい驚きで、私もその成果を支援級の担任に伝えると喜んでいました。

子どもたちを下校させた後で小田原駅まで向かっていたのですが、その頃にはだいぶ疲れていました。いろいろな意味で奔放な彼らのサポートは、結構大変なのです。

なので、



普段ならまず寄らないSTARBUCKSに寄っていくことにしました。お目当ては



看板にもある『ストロベリーフラペチーノ』です。

濃厚なイチゴソースの甘さが、今日の疲れた心身に沁み渡りました。ただ、やはり強烈な甘さなので、そんなしょっちゅう飲みたいものではありません(笑)。

STARBUCKSの店内には、その店独自の黒板アートが飾られていることがあります。小田原店の店頭には、



どこかで見たような波濤の向こうに小田原城天守閣が描かれていました。

明日は6時間授業の日です。今日はどうにか乗り切ってくれた子どもたちですが、さて明日はどうなりますやら…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はヨハン・セバスティアン・バッハの誕生日〜ゲーベル指揮による《管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068》

2024年03月31日 16時50分35秒 | スピリチュアル
昨日から更に気温が上昇し、今日は遂に今年初の夏日を迎えました。この暖かさ…いや暑さで、ソメイヨシノの開花もかなり促進されることでしょう。

ところで、今日3月31日はバッハの誕生日です。



ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685〜1750)の誕生日は3月21日と書かれていることがありますが、それはローマ帝国時代から使われていたユリウス暦上でのことで、1526年に公布されて以降広く使われているグレゴリオ暦上では3月31日となります。

バッハの来歴については、ここであれこれ述べるまでもないことかと思いますので、今日は数あるバッハの作品の中から《管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068》をご紹介しようと思います。

バッハの《管弦楽組曲》は《ブランデンブルク協奏曲》と並ぶその代表的管弦楽作品の一つで、第1番BWV1066から第4番BWV1069までの独立した4組曲から成っています。それぞれバリエーション豊かな4作品は当時の様々な舞曲や宮廷音楽の集大成であり、またフランス風序曲形式の一つの完成体を見ることができるものとなっています。

成立年代はそれぞれ、バッハが世俗器楽曲を多数作曲したケーテン時代(1717年〜1723年)、またはそれ以前のヴァイマール時代(1708年〜1717年)と考えられています。ただ、トランペットやティンパニを含んでいる第3・第4組曲などの編成を見ると、当時のケーテン宮廷の小規模な楽団には不釣り合いと思われるので、ケーテン時代の後のライプツィヒ時代(1723年以降)にコレギウム・ムジクムでの演奏のために大幅に加筆された可能性が高いと考えられています。

因みに第4組曲の序曲は、バッハ自身の手によってヴィヴァーチェ部分に合唱を加えて《カンタータ110番『笑いは我らの口に満ち』》の冒頭合唱曲に転用されています。また、かつて『第5番』とされていた《管弦楽組曲ト短調BWV1070》は、現在では長男ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの作ではないかとの見方が有力視されています。

《管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068》は、4つの組曲の中でも第2番と並んで有名な作品です。中でも第2曲の『アリア』は『G線上のアリア』として単独で有目ですし、第3曲の『ガヴォット』はヴァイオリン教則本に必ず登場する曲として知られています。

『G線上のアリア』というタイトルは第2曲『エール (Air)』を、ドイツのヴァイオリニストであるアウグスト・ウィルヘルミ(1845〜1908)がピアノ伴奏付きのヴァイオリン独奏のために編曲したものの通称です。その名の通りヴァイオリンの最低音のG線だけを使って演奏するというものですが、よくぞこうやって演奏できることに気づいたものだと思います。

そんなわけで、今日はバッハの《管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068》をお聴きいただきたいと思います。ラインハルト・ゲーベル指揮、ブダペスト祝祭管弦楽団の演奏でお楽しみください。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

久々お出まし!龍神様

2023年11月02日 17時20分20秒 | スピリチュアル
今日は、勤務先とは別の小学校の放課後子ども教室の日でした。11月だというのに、時ならぬ暑さとなった小田原駅に降り立って東口から外に出ると、目の前の空に



龍神様が浮かんでいました。

あまりにもハッキリと空に浮かんでいらしたので、急いで写真を撮りました。ただ、肉眼ではもっとハッキリと視えているのですが、いざスマホを構えて撮影してみると、何枚撮ってもなかなか上手く写らなかったのです。

その中でもとりあえずどうにか見られるかな…と思えたのは、上の写真と



ちょっとだけズームアップしたこの2枚だけでした。右側に向かって口を開けておられる姿がお分かりいただけますでしょうか。

今までにも何度か龍神様がお出ましになったことがありましたが、毎回そう安々とは写真に収まってはいただけません。だからこその龍神様なのでしょうが、とりあえず自身の眼に焼きついた御姿を記憶に留めておこうと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つけ麺食い過ぎたぁ〜!

2023年06月23日 18時50分45秒 | スピリチュアル
今日も小田原は、梅雨寒の一日となりました。気温が既定値に見合わなかったためにプールの授業も中止になってしまい、子どもたちには残念な思いをさせてしまったのでした。

そんなことがあって気持ちが浮ついていたのか分かりませんが、今日給食の時にひとりの子が自分の分をトレーごと落としてしまって大騒ぎになりました。その時点であとは教職員の分を残すのみとなっていたのですが、急遽その子のために改めて一セット分用意しなくてはならなくなり、結果大人たちには舐める程度の分しか残りませんでした。

そんなことがあったので、午後の授業ではあからさまに聞こえるくらい腹の虫が鳴き続けていました。それでもどうにか授業を終えて子どもたちを送り出してから、退勤途中で寄り道していくことにしました。

小田原駅東口から徒歩5〜6分ほどのところに小田原ダイヤ街という商店街があるのですが、その中程にある



『小田原ぶらり横丁』という飲食店街に来ました。ここに『つけ麺春樹』というラーメンとつけ麺の店があるので、久々に来てみたのです。



暖簾にも書いてありますが、ここのつけ麺は麺量超特盛900gまでは無料になります。今日はとにかく空腹なので、久しぶりに腹いっぱいつけ麺が食べたくなりました。

ただ、そうはいっても900g=約1kgはさすがに無理そうなので、今日はその下の特盛750gをオーダーすることにしました。そして登場したのが



これです。

写真だと伝わりにくいのですが、この極太麺の入った丼が結構深く、見た目以上にボリュームがあります。なので、最初のうちは喜んで食べていたものの、しばらくすると

『失敗したかも…』

と、調子にのって特盛にしたことを若干後悔したりもしました。

それでも、豚骨と魚介の旨味が凝縮した濃厚なつけダレの風味と小麦の香り高い極太麺の相性の良さに箸が進みます。途中で別添えの魚粉や青ネギなどをつけダレに入れて味変しながら、しっかり完食することができました。

それにしても、いくら空腹だったとはいえ久しぶりに食べ過ぎました。今度来る時には、ノーマルサイズで十分です…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

間隙をついて

2023年06月02日 18時18分18秒 | スピリチュアル
朝から警戒が呼びかけられていた台風2号絡みの大雨は、私が出勤していた時には大したことはありませんでした。ただ、私が学校に到着して子どもたちを迎え入れようとした時にかなり強い雨が降ってきて、昇降口はびしょ濡れになった子どもたちで大騒ぎになりました。

その後、午前中は通常レベルの雨に落ち着いたものの、午後になってからまた雨足が強まってきました。そんな中で子どもたちを送り出して後片付けをしてから、覚悟を決めて外に出た…のですが、風雨ともに大したことはなく、何とか無事に小田原駅まで到着することができました。

風雨に弱い小田急線ですが、私が乗車した段階ではダイヤ通りに運行していて、途中までは問題なく帰路につけていました。ところが、厚木の隣の伊勢原市付近を走行中に、車窓の外が見えなくなるほどの豪雨が降ってきたのです。

これはいよいよか…と、車内で覚悟を決めて本厚木駅に降り立ちました。ところが、いざ外へ出てみると普通レベルの雨になっていました。

それでも、つい先程まで荒れ狂っていた天候の痕跡は





壊れて打ち捨てられた傘というかたちであちこちに残されていました。こうした傘は、後に風雨が強まった時に飛ばされて非常に危険なので、撮影後に近くのごみ集積所に移動させた上で手厚く供養しました(オイ…)。

その後も何だかんだ言いながら大した雨にも降られず、無事に帰宅することができました。そして、玄関に入ってやれやれ…と一息ついた途端、外から凄まじい豪雨の音が響いてきたのです。

まるで驟雨や豪雨の隙間を縫ったように帰宅してきたのですが、私は時折こうした現象を体験することがあります。実に不思議なことですが、守っていただけているのだろうな…と感謝しています。

そんなことを考えながら自宅の神棚と仏壇に夕べのお勤めをして、感謝の念を述べました。関東地方ではこれからが雨のピークになるそうですが、最新の情報に留意しながら過ごそうと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の知らない渋谷駅

2023年02月18日 21時35分15秒 | スピリチュアル
今日はかなり暖かな陽気となりました。そんな中、今日はかなり久しぶりに渋谷に出かけました。

渋谷駅は先月頭に二日間かけて線路を動かして、外回りと内回りのプラットホームを一本化しました。実際に降り立ってみると



かつてのホームよりかなり広くなったように見えます。

山手線の電車がいなくなると



その向こうに埼京線のホームが見え、



湘南新宿ラインの電車が入線してきました。かつての埼京線の渋谷駅がここから数百メートル離れていた頃を知っている身からすると、山手線と埼京線が並んでいるこの光景は何とも不思議です。

ふりかえると



鉄骨だらけのかつての外回りのホームが見えます。かつてはあそこを普通に歩いて電車に乗っていたことを思うと、感慨深いものがあります。

それにしても、新しいホームを歩いていると自分がどこにいるのか分からなくなります。ふと見ると



成田エクスプレスの車両まで停まっているので、ちょっと脳が混乱します(汗)。

外へ出ようとして階段を降りると、そこにあったのは



見たことのないラビリンス(地下迷宮)でした。とにかく外が見えないので自分がどっちを向いているのかが判らなくなり、どこの出口に出たらいいのかが分からないのです。

やっとのことで外へ出ると



渋谷ヒカリエや渋谷スクランブルスクエアといった、それまでに見たことのない巨大建造物が聳え建っていました。そして



渋谷駅の上にあった東急東横店はすっかり姿を消し、渋谷らしからぬ広い空が広がっていました。

とにかく駅を出るまででかなり疲れてしまったのですが、それでも何とか気を立て直してスクランブル交差点を渡り



渋谷ロフトまで来ました。今日はここの地下にある文具コーナーという魔窟に、買い物をしに来たのです。

あれこれと買い物をしている中で、ふと気になって



マスキングテープのコーナーに来てみました。来たことを後悔するようなラインナップに時を忘れるようにしてあれこれと物色していたのですが、今日はその中から



ネコとピアノと音符がデザインされたマスキングテープを買ってしまいました(汗)。

私事ですが、今日でまた一つ齢を重ねて52歳となりました。気づけば母が他界した歳に追いついたのですが、自分では全く実感がありません。

今日に至るまで、

『自分は母の歳まで生きないのではないか…』

という根拠のない思いに、何となく囚われて生きていました。その齢を無事に(?)迎えたことで何とも複雑な気持ちになっていますが、今後とも日々を大切に生きていこうと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

珍客襲来!?すす払い

2021年12月19日 16時20分25秒 | スピリチュアル
今日も寒いながらいいお天気となりました。そこで、今日は我が家の



神棚と仏壇のすす払いを挙行することにしました(大袈裟な…)。

ほぼ一年ぶりの大掃除のためにマスクを装着してから、先ずは神棚にある供物や燈明を全部下ろしてハタキをかけました。普段から綺麗にしていたつもりでもいつの間にか埃というものはたかっているもので、そこそこな量の埃が舞い上がりました。

続いては仏壇のすす払いを。

とりあえず仏壇にのっている仏様やら遺影やらを全て下ろしてから、手前に置いてある経机を



ベランダに持ち出してハタキがけをしました。こちらにもなかなかの量の埃が積もっていたので、はたき甲斐がありました。

次に奥に置いてある阿弥陀三尊の鎮座している経机を引っ張り出そう…と思ったのですが、これがまた結構重い!引っ越しの時にどうやって持ってきたのだろうか…と思うくらいの重さに、ちょっと面食らってしまいました(汗)。

幸いこの経机の上には敷物を敷いていたので、とりあえず欄干や不動明王、宇賀辯財天を下ろしてから



敷物の埃をはたいて元に戻しておきました。

その後、各仏様や欄干等の調度品、遺影や香炉をはたいて埃を落としていたら、突然外から何か小さな未確認飛行物体がバタバタバタッ!というけたたましい羽音を立てて室内に飛び込んできて我が家の中を一周したかと思うと、またバタバタバタッ!と外へ出て行って向かいの電線に止まりました。あまりにも突然のことだったので危うくハタキがけをしながら転倒しそうになったのですが、何が入ってきたのかと思って電線を見てみたら、その正体はなんと


(イメージ画像)

メジロだったのです。

我が家は南向きの二階で軒が深いながらも日当たりの良いベランダがあることもあってか、普段から物干しにいろいろな小鳥が止まったりしています。普通なら物干し止まりなのですが、どうやらこの子は勢い余って、たまたま開いていた窓から中まで侵入してしまったようです(汗)。

思いがけないメジロの襲来というハプニングに取り乱しながらも、気を取り直してハタキがけを続けて全てを元に戻し、



何とか無事にすす払いを終えました。

「おいおい、始めの写真と何が違うねん?」

と思われるかも知れませんが、最後の写真はちゃんとすす払いを済ませた後です(笑)。

ひたひたと年の瀬が迫ってきていますが、とりあえず我が家の精神的支柱は綺麗になりました。後は少しずつ部屋の大掃除をしていこうと思っております。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

禅宗僧侶による般若心経ビートボックスRemix〜赤坂陽月禅師《Heart Sutra✕Beatbox》

2021年09月20日 16時50分35秒 | スピリチュアル
今日は、今やすっかり存在意義を見失ってしまった敬老の日です。それと同時に、今日から秋の彼岸に入ります。

我が家でも仏壇に御供え物をしたり閼伽水を献じたりして、お線香を上げながら般若心経を読誦しました。



観世音菩薩が霊鷲山で、一切の苦しみから解放されるにはすべては「空」であることを見抜く必要があるという考えに至り、それに対して釈迦十大弟子の一人で「智慧(ちえ)第一」と呼ばれる舎利弗(しゃりほつ)が問いかけたときに観世音菩薩が説いた言葉が般若心経と言われています。

この、およそ数ある仏典の中で最も有名と言ってもいい般若心経は、現在でも法相宗・天台宗・真言宗・禅宗の各宗派で読誦されています。全文でも260文字程という短さもあって、朝晩に仏壇に唱えておられる方も多いのではないでしょうか。

それに因んで…と言っては何ですが、ちょっと面白い動画がありました。現役の禅宗の僧侶が、ループステーションというその場で音声を多重録音して繰り返し再生する機械を操作してヒューマンビートボックスの音声を重ねながら、それにのせて般若心経を読誦しているというものです。

この僧侶は赤坂陽月師という御坊で、かつてはビートボクサーとして広く活躍されていた方だといいます。よく分かる人に観てもらったところ、ループステーションを操作する手元を見るだにこの赤坂師のビートボクサーとしての技術はなかなかのものだそうで、ただ単にヒューマンビートボックスに般若心経をのせただけのものではなく、全く新しい音楽を構築している…とのことでした。

聴いていたたくと分かりますが、ヒューマンビートボックスのリズムだけでなく、モンゴルのホーミーのような倍音を伴うベースやファルセットボイスの高音といった多種多様な音声をループステーションでどんどん重ねていき、奥行きの深い響きが展開されていきます。その響きの中に僧侶ならではの響きのいい発声で般若心経が読誦され、更にその読経が高低様々な声で重ねられていきます。

とかく読経というと一定の音律で平板に読誦されるイメージがあると思いますが、鎌倉仏教以前の法相宗・天台宗・真言宗といった宗派では読経に節をつけて唱える『声明(しょうみょう)』が読誦されています。この般若心経ビートボックスは、正にその声明の世界を彷彿とさせるような豊かな響きに満ちています。

しかも、般若心経の結びに置かれている

掲諦掲諦 波羅掲諦 波羅僧掲諦 菩提薩婆訶
(ぎゃてい ぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい ぼじそわか)

という真言(マントラ)の部分は、原典であるサンスクリット語の

ガテーガテー パーラーガテー パラサンガテー ボーディスヴァハー

という発音に徐々に徐々に変わっていくというこだわりまでみせています。


上の写真は法隆寺本(または法隆寺貝葉心経)と称される、7~8世紀に書かれたという現存する最古のサンスクリット本(梵本)の写本です。法隆寺献納宝物で、現在は東京国立博物館に所蔵されています。

般若心経を漢語訳した玄奘三蔵も原典の音に漢字を充てただけにしていた真言部分を原典の発音を交えて収録したこの動画は、これからの時代に即した般若心経の新しい形と言えるものだと思います。秋の彼岸の入りの日に、禅宗僧侶による一流のパフォーマンスを御覧になってみてください。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇賀弁財天御鎮座

2021年01月05日 16時45分25秒 | スピリチュアル
正月五日目の今日、我が家に新しい仏様…というか神様が鎮座坐しました。それが



八臂弁財天です。

弁財天というと一般的には



七福神の中にいる、琵琶を携えた『妙音弁財天』という姿を思い起こされる方が多いのではないかと思います。一方、今日我が家に新たに御勧請したのは



ヒンドゥー教の女神サラスヴァティの姿を彷彿とさせる八臂弁財天です。琵琶を携える優美な妙音弁財天と違い、八臂弁財天は剣や弓矢、棍棒、鉤といった武器を携えた物々しい姿をしています。

そして頭上には



蛇身に翁の頭をもつ宇賀神を戴いています。このことから『宇賀弁財天』と呼ばれることもあります。

かつて私はスピリチュアルな能力をもった方に

「貴方には白蛇様がついていますね。」

と言われたことがありました。それで考えてみたら、今までにも様々なところでこの宇賀弁財天と巡り合うことがあり、その頃から興味をもっていました。その弁天様を、遂に我が家にお迎えすることができたのです。

最初の写真のまま仏壇にお祀りすると他の仏様方とのバランスが良くなかったので、一番下にある台を先にいらした不動明王に譲っていただいたところ



無事に我が家の仏壇に収まって頂くことができました。これで、我が家の仏壇がまた一つ充実しました。

オン ソラソバテイエイ ソワカ
(宇賀弁財天御真言)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする