共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

世田谷ボロ市で運命の出逢い!

2018年01月16日 20時52分41秒 | スピリチュアル
今日は二年ぶりに《世田谷ボロ市》にやって来ました。本当は昨年12月にあった方のボロ市に来たかったのですが予定の調整がつかなかったため、年明けのボロ市に行くことにしたのです。

平日火曜日だから…などと思っていたら大間違い、どうも昨日お昼のテレビで生中継をしたらしく、会場は何処もかしこも人の流れに乗らなければ道の往来も儘ならないような状態でした。

この楽市自体は江戸時代から続けられてきたものだそうですが、特に戦後にボロ布を中心とした買い物が多くなされたため《ボロ市》の名で一気に有名になったとのことです。今回もその名に違わず、古い着物や反物といった布製品が多く取り扱われていました。

今回は特に仏具関係でいいものをGETしたい!という意気込みを基に出店冷やかしをスタートしました。威勢のいい掛け声に呼ばれるまま、あちらやこちらの出店に首を突っ込みながら歩いていると、そこで一つ、いいものを見つけました。それが



こちらの金襴の端切れです。菊や桐、唐草や瑞雲が漂う中を鳳凰が群れ遊ぶという、大変御目出度い柄が織りで表されています。恐らく僧侶の袈裟を作った余りではないか、とのことでしたが、端切れでなかったら一体いくら位するのか…想像もつきません。それを、切りっぱなしの端切れだからということで、嘘みたいな安値でGETすることが出来ました。

更にそぞろ歩いていると、あるお店に置いてあったものに釘付けになりました。それが



この梅の花型の仏具です。

出店者さん曰く、手前の高さのあるものが茶湯器台、後ろの広めのものが御供物台ではないか…と言うのですが、定かではないとのことでした。しかし、そんなことはどうでもよく、私は御供物台(仮)を手に取ってしげしげと眺めながら

『合う。絶対にうちのに合う!』

と鼻息を荒くしていました(出店者さん、さぞかし気味悪かっただろうな…)。

そして、恐らく新品だったらそんな値段では絶対に買えないだろうな…という破格値で交渉が成立し、無事にGETすることが出来ました。

逸る心を抑えつつ、戦利品を携えて帰宅したのもそこそこに件の御供物台を取り出すと、埃をはらって仏壇に向かいました。そして、阿弥陀如来の脇侍の勢至・観音両菩薩をその上に立たせてみたところ…



まるで最初から誂えたかのように、表面積から高さまでピッタリでした(゚∀゚)。

やはり、店先での私の見立ては間違ってはいませんでした。鼻息荒く見極めた甲斐があるというものです(ヤメレ…)。

そんなに隈無く歩き回れたわけではありませんが、それでも限られた時間と限られた距離(そして予算…Ω\ζ°)チーン)の中で運命的とも言えるものに遭遇することができ、更に仏壇周りを充実させることが出来ました。

人間、強く念じていると何事か叶うものだということを、改めて実感した一日となりました。
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