今日は水曜日で横浜あざみ野の音楽教室のある日ですが、いつも立ち寄っている《雫ノ香珈琲》が臨時休業のため、あまり早くに行っても寄るところもなければやることもありません(練習でもすればいいだろうに…)。なので、思い立って教室が始まる前に、今日も蓮の花を観に行くことにしました。
今回は、厚木市内にある雲渓山常昌院という曹洞宗の御寺に行くことにしました。こちらは『東国花の寺百選』に数えられる御寺で、四季折々様々な花を楽しむことができるのですが、この時期は蓮の花が見頃となっています。
抜けるような青空の下、9時の開園時間に合わせて御寺に着くと、

巨大な仁王の石像に出迎えられます。そこから石段を登っていくと

金色の鴟尾(しび)を戴いた本堂が姿を現し、その前には

白蓮華が植えられた巨大な花器が置かれています。
本堂の裏手に周ると、
そこにお目当ての蓮池があります。ここには
大賀ハスや

白蓮華が植えられていて、訪れた人たちの目を楽しませてくれています。
パッと見たところ昨年よりも花数が少なめでしたが、それでも
蝉時雨も遥か遠くに聞こえるだけで、耳に届くのは風の音と蓮の花や葉が風にそよぐ音だけ、実に贅沢な時間がながれていました。そんな中を

シオカラトンボたちが群れ飛んでいたのですが、普段なら聞こえないトンボの羽音が聞こえているのに気づいた時は、それほどの静寂に包まれていることを感じてちょっと感動しました。
しばらくトンボを見ていたのですが、視界の端にシオカラトンボではないものが飛んでいるのに気づきました。それがちょうど私の目の前を通りかかった時に
『え?!アキアカネ?』
と驚いてしまいました。
じっと目で追ってみると、間違いなくアキアカネでした。なかなか留まってくれずにいたのですが、


蓮の葉に留まったところを遠巻きに何度か撮影することができました。
そして、かなりしばらく経った頃に絶好の撮影チャンスが巡ってきたのですが、それが

開きたての蓮の花とのコラボレーションでした。厚木市の山の中腹にある御寺なので吹く風も心なしか涼しく、アキアカネも出てきやすかったのかも知れません。
まだまだ蓮の花の季節は終わりません。いずれまた、違うところの蓮の花も観に行こうと思っています。