共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

白いお皿GET!

2021年04月30日 20時40分15秒 | 日記
昨日休みだったこともあってちょっとウッカリしそうだったのですが、今日は金曜日で学校がある日でした(汗)。ヘタにハッピーマンデーが乱発されたせいなのか、たまにちゃんとした祝日があると調子が狂います…。

さて…

小学校勤務を終えて駅に着き、電車を待っている間にちょっと小腹が空いたので売店で



ランチパックを買いました。そして、そこにあった点数シールを見て

『…あっ!』

と思い出しました。

帰宅してからその点数シールを



ヤマザキ春のパンまつりの応募台紙に貼り付けました。この1点でちょうど28点集まったので



白いお皿と交換してきました。今回のお皿は割と浅めのものですが、朝のワンプレートなどに使うにはうってつけのものです。

今までチマチマシールを集めていたのですが、ここ最近すっかり存在を忘れて点数も集めていませんでした。今回のヤマザキ春のパンまつりの点数シール添付は今日で終わるところだったので、この1点が無ければ危うくここまで集めた応募台紙が無駄になるところでした(汗)。

それにしても、かつては25点で交換できていたものがいつの間にか28点での交換になっていたことは驚きでした。この3点の開きに、どんな含蓄があるのでしょうか…。
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愉快なライブ@厚木《ぎゃらりー喫茶なよたけ》

2021年04月29日 18時30分20秒 | 音楽
今日は昭和の日、昭和天皇陛下のお誕生日です。そんなこと、恐らく今の小学生は知らないんだろうなぁ…。

さて、今日は今までにも何度か来ている《ぎゃらりー喫茶なよたけ》に行きました。こちらで今日、知り合いの方がライブをされるということで、お手伝いがてら聴きに行くことにしていたのです。

新型コロナウイルス蔓延防止充填措置が発令される前から決まっていたこのライブでは、会場の換気や来場者への健康管理チェックが徹底され、なるべく席の間隔を取るようにしていました。今や、こうした取り組みは当たり前のものとなっているようです。

やがて時間になると、



揃いの衣装に身を包んだ2名の歌い手によって楽しいライブが始まりました。私も一曲だけお手伝いで入りましたが、なかなか好評だったようです。

カバー曲やオリジナル曲を織り混ぜながらのライブは盛況で、会場からは盛んに拍手が贈られていました。やはりライブはいいものです。

昨年同様、今年も自粛の求められるゴールデンウィークとなりました。一部ブーたれている輩も見受けられますが、何故に自粛しなければならないのかという意味を弁えて、この連休を過ごしたいものです。
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鮮やか爽やかベリーソーダ@横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2021年04月28日 20時25分05秒 | カフェ
昨日と比べると、今日はかなり暖かくなりました。子どもたちと一緒になって走ったりすると、かなり汗をかきます。

それでも朝夕のことを考えると、半袖で出勤するにはまだ些か抵抗があります。このあたりが、昨今の服装選びの悩ましいところです。

そんな状態で学校を終えてから、そのまま横浜市青葉区あざみ野を目指しました。そしていつものように《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。

はじめはワッフルを頂こうと思っていたのですが、給食を食べてからそんなに経っていなかったこともあったので、今日は



ベリーソーダをお願いしました。

目にも鮮やかな真っ赤なソーダの中にはラズベリーやブルーベリーといった果実が散りばめられていて、それぞれの甘味や酸味がふんわりと口の中で香ります。ちょうど喉が渇いていたので、うっかりすると一気に飲み干してしまいそうになるのを注意しながら、美味しく堪能しました(笑)。

さて、明日からいわくつきのゴールデンウィークが始まります。東京都や横浜市から

『来ないでください』

と言われている中で、どのくらい人の流れを抑制することができるのでしょうか。
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もっと優しく言ってあげてくださいな…

2021年04月27日 18時20分40秒 | 日記
今日、またしても給食の時間に事件が起きました。

(イメージ画像)

私が支援級の子の給食時間の交流補助に入って一般級の子どもたちと一緒に教室の後ろの方の席で食事をしていると、食べ終わるくらいの頃に何やら教室の前の方が騒がしくなってきました。何だろう?と思って見てみたら、ひとりの男の子が机に突っ伏すような格好で俯いていたのです。

とりあえず自分の片付けを済ませてその子のところに行くと、半分以上残した状態で男の子がシクシク泣いていました。訳を聞いてみたら、配膳時には特に問題は無かったものの、食べ進めているうちに気分がすぐれなくなってしまったようでした。

私も周りの子どもたちも

「無理しなくていいよ。」

と声をかけました。ところが、給食を残すことを良しとしない担任の先生がツカツカやって来て

「食べられないんだったら始めに言ってよ。そんなトコでいつまでもシクシク泣いてないでサッサと片付けて!」

と罵声を浴びせてきたのです。

これには流石に面食らいました。

この先生、先日も食事中に乳歯が折れてその痛みで食べ進めることができなくなってしまった子を、凄まじい語気で叱責した方です。まさかこんな短期間に、二度もこんな場面に出くわすことになろうとは…。

とにかくこの場をどうにかしなければならないので、担任の先生がそそくさとその場からいなくなったのを確認してその子の食事を終わらせ、先生がサッサと片付けてしまった給食ワゴンのところに一緒にお盆を持って行きました。そして、残したものを片付けてから人目に触れない廊下の陰に連れて行き、体調に関することをいくつか確認してから涙でグチャグチャになってしまった顔を洗わせて

「午後の授業は受けられそうですか?無理なら保健室で休むことも出来るけれど、そうしますか?」

と聞いてみました。そうしたら消え入りそうな声で

「大丈夫です。」

と答えたので、

「分かりました。ただ、本格的に体調が悪くなったら、絶対に担任の先生に遠慮しないで保健室まで行ってくださいね。」

とだけ伝えて教室まで送りとどけました。

確かに、給食を残さずに食べられることは美徳ですし、そのことに関しては私も同じ思いでいます。ただ、突発的な体調の変異については柔軟に対応するべきではないかとも思うのです。

ましてや相手は小学校ですから、大人と比べたら語彙力も稚拙なところがあります。ですからこうした場面では、大人側が子どもたちの意向を汲んであげることも必要なのではないでしょうか。

終業後、どうしても黙っていられなくなって担任の先生のところに行き、ことの真相を話した上で卒爾ながら私の意見を述べさせて頂きました。担任の先生は

「はい…ハイ…」

と終始不満げに聞いておられましたが、果たして真意が伝わったかどうか…。

学校というカオスは、何とも難しいところです。ハァ…。
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言葉遣いに気をつけろ

2021年04月26日 18時15分50秒 | 日記
今日は小学校勤務の無い日だったので、ひたすら家にいました。緊急事態宣言発令下でもあるので、ちょうどいいのかも知れません。

いろいろとしていたら、突然呼び鈴が鳴りました。宅配便が来る予定も無いのに何かと思ったら、○uひかりのセールスでした。

一瞬

『面倒くさいな…』

と思いつつ、返事をしてしまった手前居留守を使うわけにもいかずに、とりあえず話だけでも聞いてみることちしたのです。

玄関の扉を開けると、若い男性が2人立っていました。そして、我が家のある地域で○uひかりWi-Fiの繋がりが良くなると言って



盛んに私が先日工事したSoftbank光とのギガ数や料金プランの違いを一方的にペラペラと説明し始めました。

それ自体は、別にどうと言うことはありませんでした。ただ、言葉の端々に

「お父さんの家では…」
「お父さんが今使っている回線は…」
「お父さんとこのWi-Fiの繋がり具合は…」

と、やたらと『お父さん』という呼称を挟んできたのが気になってしまったのです。

なので、つい

「あのさ、さっきから『お父さん』って言ってるけど、それって私のことかな?」

と聞いてみると、説明していた男性は

「あ、はい。お客さんのことですけど。」

と返してきました。なので、

「私はアンタみたいな息子を知らないね。」

と言って扉を閉めました。扉の外では先程の2人がしばらく立っていたようで、何度か呼び鈴を押したり扉をノックしたりしていましたが、しばらくすると諦めたのか気配が消えました。

見た目20代であろう彼らからしたら、半世紀生き長らえてきたオッサンは確かに『お父さん』世代なのでしょう。そのくらい老けて見えたことを否定する気も抗う気も毛頭ありませんが、それでも、仮にも契約締結を目的としたセールストークをする者として初対面の人間をつかまえて『お父さん』は無い…と思ってしまったのも事実です。

もしかしたら私が言葉尻に細か過ぎるのかも知れませんが、こういう事例も生みかねないということをあの若者たちに学んでもらえたらいいと思っています。ただ、うるせぇジジイだとは思われただろうなぁ…。
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新たな古香炉

2021年04月25日 15時25分25秒 | 日記
今日から東京都に、3度目の新型コロナウイルス感染症拡大予防のための緊急事態宣言が発令されました。いろいろなイベントや展覧会が中止や延期に追い込まれ、昨年に引き続き寂しいゴールデンウィークとなりそうです。

ところで、今日は久しぶりに会う知人のお宅に招かれました。そして積もる話をしていた時、

「そうだ。」

と突然何かを思い出したように席を外しました。そして

「もしよければ、これあげるよ。」と言って



この香炉をくれました。

青銅に彫金で蓮の花と唐草が施されたいい感じに古びた香炉は何とも言えない渋い味わいで、こんないいものを頂いてしまっていいものかちょっと躊躇しました。でも、

「うちでくすぶってるくらいなら、お宅で使ってもらった方が香炉も喜ぶだろう。」

ということなので、遠慮なく頂くことにしました。

これまでは



ホームセンターで買った陶器製の香炉を使っていたのですが、やはり間に合わせ感が否めない感じがありました。帰宅してから灰をかいて入れ替えると、



こんな感じだった眺めが



こんな感じになりました。

実際に仏壇に置いてみると、前の陶器製のものと大きさが殆ど一緒なので全く違和感がありません。むしろ陶器製からこの青銅製の香炉に替えたことで、全体の眺めが締まったような気がします。

少しずつ、我が家の仏壇が充実していっています。毎日手を合わせる場所ですから、これからも少しずつ整えていければと思っています。
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厚木市に『洋服のサカゼン』オープン

2021年04月24日 17時40分10秒 | 日記
今日は本来ならば『中東音楽を楽しむ会』のセッション会が…あるはずでした。しかし、東京都内に3度目の新型コロナウイルス感染症拡大予防のための緊急事態宣言が明日から発令される影響を受けて、最近使わせて頂いている代々木上原の東京ジャーミイが使えなくなってしまったために中止となってしまったのです。

まぁ、昨今の社会情勢を鑑みればやむを得ません。恨むべきはコロナウィルスと、蔓延防止等重点措置での飲食屋の時短営業の意味を理解出来ずに駅前や公園で缶チューハイを回し飲みしながらバカ騒ぎした挙げ句、まんまと感染したパヤパヤした大バカ野郎どもです。

さて、急に暇になってしまったのでどうしようかと思っていたのですが、そういえば今日厚木に新しく洋品店がオープンすることを思い出して出かけてみることにしました。一時期よく来ていた厚木の複合商業施設『アミューあつぎ』の中に、



今日新しく『サカゼン』がオープンしました。

一定以上の体型(…)の私は、洋服を買う時に大きなサイズのものが扱われていないと買い物すらできません。その時に重宝している店のひとつが『サカゼン』なのですが、今までは一番近くても相模原市まで行かなければなりませんでした。

しかし、今回遂に厚木市に登場してくれたことによって、俄然洋服が買いやすくなりました。こちらでは普段遣いの洋服の他にスーツや靴も扱っているので、いろいろと重宝しそうです。

普段、私はあまり洋服を新調しません。何なら一度買った服は、余程ビリビリにでもならなければ10年以上着倒す傾向の持ち主です。

ただ、自分では気づかないうちにあちこちに小さな綻びができていることがあります。今まではそれもあまり気にせず着ていたのですが、今勤務している小学校にいる一人の男の子がやたらとその綻びを細かくチェックしてくるので、今では油断ができないのです(汗)。

なので思い切って、来たるべき夏を見越して



上着も含めてちょっと散財しました。これで、もうあの男の子のファッションチェックも恐くありません(笑)。

本当ならば明日も出かける予定でいたのですが、やはり昨今の事情に鑑みて自宅で大人しくしているつもりです。さて、何をして過ごしましょうか…。
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嬉しい瞬間

2021年04月23日 19時38分28秒 | 日記
昨日と比べるとだいぶ過ごしやすい陽気となった今日、支援級ではいろんな事件がありました。何が子どもたちをそうさせるのかは分かりませんが、荒れる、ゴネる、指示を無視する、言うことを聞かない、暴言を吐く…週末が近づいてきたこともあるのでしょうが、とにかく波乱続きでした。

そういう言い方をしてはいけないのかも知れませんが、特に支援級の子たちは言って聞かせて直ちに

「はい、そうですか。」

となるような子たちではないので、先生も支援員もとにかく大変です。授業が終わって帰路につかせた頃には、大人側は各人各様にメンタル面がズタボロになります。

そんな中でしたが、ちょっと嬉しいこともありました。

中休み中に次の授業の準備をしていたら、後ろから肩を突かれました。振り向くと、前年度にかなり補助に当たっていた6年生の男の子が立っていたのです。

「何だい?」

と聞くと



これを手渡してきて

「プレゼントします。」

と…。

話を聞いてみると、どうやら支援級の自立活動の授業で紙や毛糸を使って作ったスマホケースとのことでした。いくつか作ったうちの一つを、わざわざ持ってきてくれたのです。

何でしょう…最近つとにこういう子どもたちからのサプライズに弱く、ちょっと泣きそうになりました。基本的に支援級の子たちはいい子たちばかりだと思ってはいるのですが、こうした出来事かあるとそれを実感するのです。

さて、明日は休みです。とにかく身体のメンテナンスを図り、英気を養いたいと思います。
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もう時期ですか…?

2021年04月22日 19時46分20秒 | 
今日は昨日にも増して気温が上がり、横浜では遂に真夏日を記録しました。まだ4月で湿度が低いからどうにかなっているものの、これがゴールデンウィークを過ぎて徐々に湿度が上がってきた頃になったらと思うと、今から先が思いやられます…。

そんな暑さに誘われた…のかどうかは定かではありませんが、たまプラーザの花屋の店頭には



早くも紫陽花が登場していました。

色とりどりの紫陽花の咲く鉢植えがあちこちに並べられていましたが、スタンダードなものの他に



一時期もてはやされた金平糖咲きのものや






花萼にフリルのついた華やかなものなど、多種多様な紫陽花…というか、ここまでくると洋風にハイドランジアと呼んだ方が相応しいようなものが見受けられました。

それにしても、つい先日藤の花を観たばかりなのにもう紫陽花とは…花の世界は凄まじいスピードで展開しているようです。
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爽やか夏みかん&ヨーグルトムース@横浜あざみ野《雫ノ香珈琲》

2021年04月21日 18時55分25秒 | カフェ
今日も小学校支援級の指導サポートをしてきました。

支援級の子どもたちというのは、瞬間瞬間に機嫌やテンションが目まぐるしく変わります。なので、ついさっきまで一般級との交流授業に行く気満々だったのに、いざ行こうとすると

「ヤダ!」

とゴネだしてテコでも動かなくなったりします。

昭和時代なら首に縄をかけてでも引きずって行ったでしょうが、令和時代になるとそんなことしたら人権問題に発展しかねません。なので、とにかく宥めて、透かして、誤魔化して、騙くらかして、煽てて、ノセて、如何にその気にさせるかが担任や支援員の腕の見せ所になります。

そんなわけですから、授業が終わるとグダグダになってしまいます。それでも、そこから教室の清掃や除菌作業や申し送りをしなければなりませんから、帰路につく頃には放心状態です。

そんな疲れを引きずって横浜市青葉区あざみ野に向かい、いつものように《雫ノ香珈琲》に立ち寄りました。すると、かなり魅力的な新商品が登場していたのでお願いすることにしました。それが『夏みかん&ヨーグルトムース』です。



酸味の効いたヨーグルトムースの上には、お店自家製の夏みかんマーマレードと夏みかんシロップ、夏みかんジュレがトッピングされています。それぞれに酸味や香り、食感が違うので、マーマレード・ジュレ・シロップがちゃんと口の中で識別できて、何とも爽やか夏みかんの後味が広がります。

ちょうど『桜のパンナコッタ』が終わったタイミングで、初夏に向けて爽やかな夏みかんの風味が楽しめるデザートの登場です。今日は



これまた爽やかなストレートアイスティーと共に、美味しく堪能しました。

ここ数日、神奈川県では日中に夏日を観測するほど暑くなってきました。明日は真夏日になる予報すら出されていますが、そういった暑さが到来する中で、実に嬉しい一品を味わうことができました。
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大正天皇ゆかりの小田原城址公園『御感の藤』

2021年04月20日 18時28分45秒 | 
今日は小学校勤務が1年生以外の全学年で5時間授業だったので、いつもよりも早くに終わりました。なので、退勤してからちょっと寄り道して小田原城址公園まで行ってみました。

小田原城の南堀の畔に、俗に『御感の藤』と呼ばれている藤の棚があります。例年だとゴールデンウィーク前後が見頃なのですが、今年はいつもよりも開花が早いとの情報を得たので観に来てみました。

藤棚に到着すると



御覧のように見事に藤の花が咲いていました。丁度今が満開のようで、



棚から溢れる花房も実に美しいものです。

この見事な藤は、かつて小田原藩主大久保氏が二の丸御殿で愛蔵していた鉢植えの藤を、明治時代に現在の小田原市浜町にあった西村家が譲り受けて育てていたものです。その後、大正期にこの小田原城南堀の地に移植されました。

『御感の藤』と呼ばれる由縁は、明治期に皇太子殿下明宮嘉仁親王(はるのみやよしひとしんのう、後の大正天皇)が小田原の御用邸に滞在された折、馬に乗って行幸されている最中にその馬が西村家付近に差し掛かったところ突然お召の馬が走り出し、近くにあったこの藤の花の棚の中に駆け込んで御召物に花弁が降りかかってしまったことにあります。御召物を汚してしまったことに居合わせた一同が恐縮している中、当の嘉仁親王殿下が

「見事な藤に、心ないことよ。」

と感嘆の御言葉を述べられたことから『御感の藤』と呼ばれ、今日に伝えられています。

夕方の赤みを帯びた光を受けて



紫色の花房が一段と美しく照り映える様は圧巻です。これほど見事な藤棚ですか、実は



たった2本の幹から成っていることを見ると、樹齢200有余年の藤の圧倒的な生命力に驚嘆させられます。

今年は去年までは無かった防鳥網が全体にかけられてしまって、遠目から見ようとするとかなり興醒めな感じになってしまっています。それでも、一旦藤棚の中に入って見上げてみれば、その無粋さは殆ど感じません。

今年は、もしかしたらゴールデンウィークにはだいぶピークを過ぎて散りかけてしまっているかも知れません。なので、御覧になりたい方はこの週末くらいにお出かけになってみては如何でしょうか。
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素馨(そけい)の甘香に酔いしれて

2021年04月19日 16時45分30秒 | 
昨日の強い風は収まり、今日は気持ちのいい晴天の日となりました。

今日は小学校の勤務が無い日なのですが、前年度の癖でつい授業の準備をしてしまいます。何なら学校の夢まで見るようになっているあたり、すっかり自分の生活のルーティンに組み込まれているのだと感じています。

早く目覚め過ぎたのをいいことにちょっと寝直してしまったら、何だかかえって身体が怠くなってしまいました。どうせならそのまま起きていればよかったと、後悔することしきり…。

それでもいろいろとやることはあるもので、怠いだ何だ言ってもいられません。自らを叩き起こして重い腰を上げて、つらつらと玄関を出ました。

一頻り用事を済ませて帰宅する道すがら、何処からともなく甘い花の香りが漂ってきました。何だろうと思って香りに誘われて行ってみると



ロイヤルジャスミンとも呼ばれる素馨(そけい)の花が満開になっている場所がありました。

むせ返るような素馨の香りに暫しうっとりしていると、香りに誘われてか蜂や蝶々が飛んできて盛んに蜜を集めていました。ジャスミンの蜂蜜も美味しそうですね(食い気かよ…)。

さて、明日は正真正銘出勤日です。帰ったらしっかりと明日の準備をせねば…。
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小田原ジュニア弦楽合奏団第35回定期演奏会@小田原市民会館

2021年04月18日 19時25分38秒 | 音楽
昨日の雨はすっかり上がり、今日は風が強いながらも気持ちのいい晴天となりました。そんな中、今日は小学校の勤務とは関係無く小田原市に出かけました。

勤務中の小学校に通っている子に『小田原ジュニア弦楽合奏団』に入団している子がいて、その子からコンサートの御招待を受けたので、小田原城址公園の近くにある小田原市民会館までやって来ました。



本来ならばこの第35回記念定期演奏会は昨年開催されるはずだったのですが、新型コロナウイルスの蔓延に伴って中止になってしまったため一年越しでの開催となったのです。

大ホールに入る前に検温とアルコール消毒を受けると



久しぶりに入ったホール内は新型コロナウイルスの感染予防ガイドラインに則って、観客席が市松模様状に交互に座るよう設定されていました。これは最早、最近のコンサートでは見慣れた光景となっているようです。

前半はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲《四季》全曲が演奏されました。《春》《夏》《秋》《冬》とそれぞれに子どもたちが入れ代わり立ち代わりでソリストをつとめていましたが、いずれの子たちも大健闘を見せてくれました。特に《冬》のソリストの出来栄えが素晴らしく、演奏後に会場から「Brava!」の声援が飛んでいました。

その後は観客の子どもたちの中で演奏の心得のある子たちをステージに上げて、『みんなで弾こう♪アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章』のコーナーが始まりました。このコーナーではフラッシュを使わなければ演奏中の写真撮影が認められていたので



お言葉に甘えて私も一枚撮らせて頂きました。見ると合奏の心得の無さそうな子も何人か見受けられましたが、それでも周りの団員の子たちや賛助出演の大人たちのサポートを受けて、楽しそうに演奏していました。

休憩時間を挟んで、後半はドヴォルザークの《弦楽のためのセレナーデ》が演奏されました。この曲は、昨日載せたチャイコフスキーのものと並ぶ弦楽セレナーデの名品として知られています。

かなり高度な演奏技術とアンサンブルセンスが求められる作品ですが、子どもたちはそれぞれに真剣な表情で演奏してくれました。昨年コンサートが飛んでしまって悔しい思いをした分、感慨もひとしおだったことでしょう。

中低音に大人たちが多くいたこともあってか、安定感のある充実したアンサンブルを繰り広げてくれた子どもたちに、会場から惜しみない拍手が贈られました。舞台上の子どもたちは



それぞれにやりきった感のある晴れやかな表情を見せてくれて、アンコール後には客席に向けて深々と礼をしていました。

新型コロナウイルスに振り回されている中でのコンサート開催は、まだなかなか厳しいものがあります。それでも、こうして少しずつ生演奏ができる機会が増えてきているのは喜ばしいことです。恐らく出演した子どもたちにとっても来場者にとっても、忘れ難い素敵な時間となったことでしょう。

終演後ロビーに出たら、招待してくれた子とその御両親がいらっしゃいました。御招待を受けたことの御礼と、難しい曲に挑んだことの労いの声をかけると、ちょっと恥ずかしいような表情ではにかんでくれました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

余談ですが、6月に10人でやる予定のチャイコフスキーの《弦楽のためのセレナーデ》も、本来ならばこのくらいの人数で演奏されるべきものです。念の為(笑)。
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先行き不透明なチャイコフスキー《弦楽のためのセレナーデ》

2021年04月17日 18時16分58秒 | 音楽
天気予報の通り、今日は午後から時折激しい雨の降る悪天候となりました。元々今日は何も予定が無かったので、結局一日中我が家から出ずに過ごしていました。

ところで、一応今度の6月にコンサートに出演することとなりました。昨年は春以降、遂に全てのコンサートスケジュールが潰れてしまったので、かなり久しぶりの実戦ということになります。

曲目はチャイコフスキーの名曲のひとつである《弦楽のためのセレナーデ ハ長調》です。かつて某○タッフサービスのCMで流れていたので、恐らく今の30代以上の方は聞き覚えがあるかも知れません。



ただ曲目はいいのですが、今回は演奏形態に難有りなのです。

この《弦楽のためのセレナーデ》は、通常ならば20名前後の人数で構成された弦楽合奏で演奏されます。というのも各パートがそれぞれ内部で上下に分かれて演奏する部分が多々あり、そのために各パートにある程度の人数を必要とするのです。

ところが今回は第1ヴァイオリンが3名な他は第2ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロが各2名ずつ、コントラバスに至っては分奏があるにもかかわらず1名のみという、総勢わずか10名での演奏となるのです。恐らく、あまり音楽を知らない方か、自身のこだわりとして人数が居なかろうが何だろうが

「何が何でもチャイコフスキーじゃなきゃイヤだ!」

と言ってきかない方がプログラムを組まれたのかではないかと思われます。

まぁ、このコロナ禍の中でのコンサートということで、客席は勿論舞台上もソーシャルディスタンスを取らなければならない状況なのだろうと推察されます。しかしそれなら、これだけの少人数、しかもコントラバスが1名しかいないと分かっているのなら、何もチャイコフスキーでなくても、例えばモーツァルトの《アイネ・クライネ・ナハトムジーク》のように少人数でも十分に演奏効果があげられる曲目はあったはずなのです。

まぁ、こんな少人数なのにもかかわらずチャイコフスキーに決めたのは私ではありませんし、恐らく団体の執行部の方々に

メンバーはたった10名、場合によってはパートソロになって音が薄くなっちゃうところもあるかもだけど、それでも聞いた感じ華やかだし映えるからチャイコフスキーやっちゃおう!」

という少々はしゃいだ選曲センスの持ち主がいらしたのでしょうから、出演させて頂くこちらとしては粛々と取り掛かるのみです。

そんなわけで、先ずは皆様にチャイコフスキーの《弦楽のためのセレナーデ》の、比較的正統派な演奏をお聴き頂こうと思います。そして、本来はこのような厚みを効かせるはずの演奏がたった10名の小規模合奏でどんな顛末を迎えるのか、想像してみてください。



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可憐な紫蘭の花

2021年04月16日 19時15分20秒 | 
今日も小学校の支援級補助勤務をしてきました。

支援級の子どもたちのタイプは様々で、比較的安定している子もいれば、日によって調子の波の激しい子もいます。それでも、基本的に支援級の教室にいればまだ何とかなることも多いのですが、これが一般級との交流ともなるとそうもいかないことが多いのです。

とりあえず何とか説得して一般級の教室の前まで行けたりもするのですが、いざ入室となると急激に身体を強ばらせて断固として入ることを拒否し始めます。そんな時には入れない理由を聞くのですが、圧倒的に多い答えは

「コワい…」

というものです。

私見ですが、一般級のクラスそのものは先生も優しい方だし、クラスメイトもフレンドリーな子たちばかりです。傍から見ていると一体何に恐怖を覚えているのか定かではないのですが、それでも彼らにとっては何かが「コワい」のです。

そして、その「コワい」ことの表現方法も様々です。断末魔の叫びをあげる子、見えない何者かに怯えるように、自分が心を許した一部の先生や支援員にしがみついて離れなくなる子、一切の感情を無くしてフリーズする子…と、実に多彩です。

文部科学三流省や親は

「少しでも一般級の子どもたちとの交流を持つように」

などと勝手なことを言い散らかして、事ある毎に学校に無理難題を押し付けて来ます。が、何しろ当人たちに全くその気が無いのに無理矢理交流なんぞさせようものなら、それは当事者たる子どもたちにとって最早拷問以外の何物でもないことを彼らは知りません。

とにかく毎日がそんな調子ですから、子どもたちを帰宅の途につかせた後に残った大人たちは、ほぼ漏れなくグロッキー状態になります。本当に、根気と忍耐力と語彙力が無ければ務まりません。

そんな勤務を終えて駅へ向かおうとしたら、昨年度面倒を見ていた現2年生の子どもたちに見つかって散々遊び相手をさせられました。その後ようやく開放されて、最終的に体力面でもボロボロになりながら駅を目指しました。

その道すがら、ふと足元を見ると



可憐な紫蘭の花が咲いていました。小さいながらも蘭と分かるこの花が咲くと、いよいよ百花繚乱たる季節を迎えることになります。

明日は天候が荒れるようです。折角咲いたこの子たちが風雨で倒されてしまわないよう、願うばかりです。
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