共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

爛漫

2014年03月31日 20時15分41秒 | 日記
こちらは二の丸にある隅櫓(すみやぐら)です。

明治時代に出された廃城令によって小田原城も取り壊され、跡地は閑院宮家の別邸となりましたが、この隅櫓だけは唯一残されていました。その後、関東大震災の時に空にされていた堀に落ちてしまい、昭和初期に建て替えたものが現在残っています。

手前の堀沿いの桜と、堀の向こうのスレスレ桜とで当てられているライトの色が違うので、思いがけずちょっと面白い効果の写真が撮れました。ここでは私の周りでも多くの人が三脚を立てていました。

普段の小田原市内は19時を過ぎると人影も疎らになってしまうのですが、さすがに今日は美しい夜桜に誘われて、大勢の市民や観光客が出て遅くまで賑わっていました。桜の開花期間中は21時までライトアップされるということですので、お近くの方は足を運んでみては如何でしょうか。
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おいおい…

2014年03月31日 19時59分06秒 | 日記
今年も小田原城のお堀に植えられたソメイヨシノが一斉に花を咲かせました。昼間の桜は以前にも載せたことがあるので、今回は夜桜を中心にしてみました。

こちらは小田原城址公園名物、内冠木門(うちかぶきもん)横の水面スレスレ桜です。御覧頂いた通り水面スレスレに枝を広げて咲き誇る様は、何とも美しいものです。

ところで、この写真を摂っていた時、たまたま私の隣にいたカップルの彼女の方が

「見て見て~、桜がミズモに写っててすっごくキレーなのー♪」

…おいおい、君が言いたかったのは『みなも(水面)』のことかい?ミズモって…。私の生徒だったら、ひっぱたいてやるところでしたε=(`へ´メ)。
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また一つ…

2014年03月31日 18時13分17秒 | 日記
厚木市内には、いくつか和菓子のお店があります。その中に、前のトピックに載せた桜の上生菓子を頂いた《久榮堂》という老舗があります。

支店を構えるような派手さはありませんが、程のいいお菓子が頂けるお店として、市民ユースの貴重な菓子舗として存在し続けていました。しかし、非常に残念なことに、今日をもって82年の長きにわたる営業に終止符が打たれることになってしまいました。

お話を伺ったところ、やはり和菓子作りというものは餡を練ったり餅を搗いたりといった体力が要求される作業が多く、80歳近い2代目の御夫婦がお二人で続けていくことに限界を感じられたことと、一番は後継者がいなくなってしまったこととが要因だということでした。

私はこのお店の柏餅が大好きでした。特に、あまりメジャーではないかも知れませんが味噌あんの柏餅が最高に美味しいお店で、今年も楽しみにしていたのです。しかし、残念ながらもう頂けないことになってしまいました。考えてみたら、自分ではしっかりと食べていたのに、ブログに載せることをすっかり忘れていたので、今年こそ…と思っていただけに、悔やまれてなりません。せめても、応対して下さった奥様に、精一杯の御礼を申し上げました。

また一つ、程のいいお店がひっそりと姿を消すことになってしまいました。
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花より団子・豪華版

2014年03月31日 17時53分30秒 | 日記
つい先日まで「なかなか桜が咲かない」と気を揉んでいたのに、ようやく咲きだしたと思ったら、気がつけば今日で早くも満開状態になってしまったようです。桜の方でも開花のタイミングを待ち侘びていて、『それっ!』と咲き競ったのでしょうか。

さて、花見には団子が付き物です(何だこの展開…)。ということで、折角だからちょっと贅沢して、厚木の老舗菓子舗《久榮堂》で上生菓子を購入しました。タイトルは文字通り《さくら》です。丁寧に丁寧に作られたこし餡に、ほんのりとした桜色を見事に表現した、芸術的逸品です。

こういうお菓子を頂くと、日本人が古来から培ってきた繊細な感性というものを改めて感じさせられます。
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なんだろう…

2014年03月30日 19時56分10秒 | 日記
今日、関東地方は発達した低気圧の通過に伴って、かなり荒れた空模様になってしまいました。道行く人達も手にした傘を次々にオチョコにされながら、何とか荒れ狂う風に抗いながら歩を進めなければならないような状況でした。

そんな中、今日は厚木西高校吹奏楽部の第27回定期演奏会を聴きに厚木市文化会館に行きました。昨年はかなり盛況で殆どの席がうまっていたのですが、さすがにこの荒天が災いしてか、ざっと見回したところ今回は5~6割程度といった客数でした。

昨年の吹奏楽コンクールで神奈川県大会を勝ち抜き、東日本大会に駒を進めただけあって、どんな演奏を披露してくれるのか楽しみにしていたのですが、驚いたことに指揮者が変更になっていました。

当初は、かつて昭和音楽大学で私と同期だった子が嘱託顧問として指揮する予定で、ポスターやプログラムにも彼の名前や写真が掲載されていたのです。しかし、今日配られたプログラムに『指揮者変更についてのお知らせ』という紙が挟まっていて、洗足音楽大学出身の指導員が代行することが記載されていたのです。

ポスターやプログラムの変更が出来なかったということは、相当間際での交代であったことが容易に想像できました。しかし、私もそうですが、ことフリーランスとして活動している人間には、契約の都合や見解の相違といった様々な要因による問題が起きることが珍しくないので、もしかしたら今回の指揮者の降板並びに交代も、そういう『大人の事情』によるものなのかも知れません。

強豪校らしく、今回もなかなかの難曲がプログラムを彩っていました。やがて開演時間になり、代理の指揮者が登場して演奏が始まりました。

始めのうちは、やはりレベルの高い吹奏楽部だけあると思って聴いていました。しかししばらくすると、やはり指揮台の上に友人の勇姿がないことに、次第に残念な気持ちが沸き起こってきてしまいました。と同時に、何だか少しずつですが、アンサンブルにリアルなズレが出始まってしまったのです。『あれ?あれ??』と思う私の前で、躍動しない指揮者の下、それでも必死になって演奏している学生達の姿が次第に滲んでしまいました。

もし、このブログを本来の指揮者である友人が見ていて、この文章を読んで怒らせてしまったなら大変申し訳ないことだと思いますし、深くお詫び申し上げたいと思います。しかしながら、それを百も承知で敢えて言うなら、アンコールまで全曲聴き終えた感想は、例えて言えば『ソチ五輪の女子フィギュアスケートショートプログラムでの浅田真央』でした。

ソチ五輪のショートプログラムの時、浅田真央は冒頭のトリプルアクセルを失敗した後で他の全てのジャンプを芋づる式に失敗し、金メダル確実と言われた彼女がまさかの16位になってしまいました。まれに見る低い得点を目にした後のインタビューで浅田真央が「何が起きたのか、自分でも分からない…」と、ただ唖然としていたのを覚えておいでの方も多いかと思います。

それと同じようにと言っては失礼かも知れませんが、今日の厚木西高のメンバー達も、演奏する中でできてしまった小さな事故を挽回しようとするあまりか次第にあちこちに明らかな力みを感じるようになってしまい、およそ彼等本来のパフォーマンスとは言えないような残念な結果になってしまったように聞こえてなりませんでした。少なくとも、いくら難曲揃いのプログラムとは言え、一人一人があんなに顔を真っ赤にしながら力みまくっている姿は、ある意味異様だったのです。

いつ指揮者が代わったのか分かりませんが、それでもそれなりの期間、友人が指導していたはずです。だから極端な話、例え指揮台に彼の姿が無くても、学生諸君がそれまで積み上げてきたことに基づいてパフォーマンスを繰り広げてもよかっただろうし、その方がもっといい演奏になったかも知れません。それなのに、彼の代わりに違う人が指揮台に上がった途端、こんなにもパフォーマンスに差が出てしまうなんて…。

友人と厚木西高校吹奏楽部との間に何があったのか分かりませんし、彼自身が今どんな精神状態にあるのかも分かりません。そのことについて、私に何ができるのかも、また分からずにいますが、それでもそれぞれがそれぞれに今回の難局を打開し、今後より発展していってくれることを願って止みません。来るべき春からの新しい局面に向けて邁進していってほしいと思います。
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サイタ、サイタ、サクラガ、サイタ

2014年03月29日 16時51分03秒 | 日記
今日は午前中がらぐんぐん気温が上がってきて、家でじっとしているには勿体ないような麗らかな日和になりました。そんな陽気に恵まれたこともあって『ひょっとしたら…』と思って、相模川の近くにある厚木市民プール横の桜並木に出かけてみました。

予想は的中!昨日は開花の兆しすら見えなかったソメイヨシノの枝先を、開いたばかりの可憐な花が彩り始めていました。とは言っても、全体的にはまだまだ三分咲きくらいです。

今を盛りと咲き誇る桜も、はらはらと花びらを散らせる桜も勿論美しいものですが、まだ咲き始めたばかりのこれくらいの控えめな桜の姿というものも、また趣深いものです。
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もう一つ今日の《cafe32゜F》

2014年03月28日 18時27分52秒 | 日記
フルーツセパレートティーを堪能した後で、今日はいつもより早くお邪魔したのと、先週お彼岸休みで伺えなかったのとで、折角なのでもう一つお願いすることにしました。

ここでのお三時の定番とも言えるシフォンケーキです。最近は紅茶やココアといったフレーバーシフォンを頂いていたのですが、今日は久しぶりにプレーンなシフォンケーキです。

勿論フレーバーシフォンも楽しくて好きなのですが、やはり基本のプレーンシフォンはホッとします。いつものように美味しいコーヒーと一緒に、美味しく頂戴しました。

お彼岸を過ぎて、すっかり日が長くなりました。暖かくなって、そろそろ上着なしでも通勤できるようになるかな?…と、密かに思ったりもしたのでした。
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今日の《cafe32゜F》

2014年03月28日 18時15分54秒 | 日記
今日は昨日のぐずついた天候から、一転してポカポカ陽気に恵まれました。気温も20℃を超えたようで、まだまだではありますが、あざみ野のソメイヨシノもチラチラと開花し始めていました。

そんな春本番の陽気に誘われて、今日は今年初のフルーツセパレートティーをお願いしました。夏向けっぽいメニューですが、今日のように急激に気温が上昇した日には最高です。

外を歩く人達の服装が格段に薄めになってきているのを窓越しに眺めながら、久しぶりの爽やか生搾りレモンティーを堪能していました。
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箸の持ち方も民族文化ですが…

2014年03月27日 19時56分08秒 | 日記
仕事柄、朝食以外は殆どが外食になってしまいます。昼は勿論ですが、夜も教室が終わって帰宅してから作り始めたら、一体何時に食べ始まるのか…ということになってしまいますので。

そんなわけで昼食や夕食のために食堂やラーメン屋等に行くと、相席とまではいかないまでも、不特定多数の見ず知らずの方と席を隣り合わせになって食事をすることが多くなるのですが、たまに近隣の席の人の食事のマナーがどうしても気になってしまうことがあります。

今日、とあるところで昼食を摂っていたら、私の隣の席に、40代くらいの両親と、中学生くらいと小学校4~5年生くらいの男の子2人という家族連れが座りました(写真はイメージです)。基本的に和食が中心の店だったので、天ぷら定食やカツ丼のようなものがメニューに並ぶ中、下の男の子が天ざる御膳(天ぷらとざるそば)のセットを注文しました。

やがて、めいめいのところに料理が運ばれて来ると「いただきます」の一言もなく三々五々食べ始めました。ところが、さっき天ざる御膳をたのんだ男の子の箸の持ち方を見て、思わずギョッとしてしまいましたΣ(゜ロ゜ノ)ノ。

何と言いましょうか…私も子供時分にはいわゆる『バッテン(×)持ち』という箸がクロスしてしまう持ち方をして随分叱られたのですが、この子の箸の持ち方というのが殆どグーのかたちで、それでも突き刺してものを取るのではなく、一応蕎麦も箸で掴んでいるのです。文字にしようとすると何とももどかしいのですが、こればかりは実際に目にして頂いた方が早いかも知れません。

正直驚きました。あんな持ち方でも蕎麦が掴めるなんて…。しかももう一つ驚いたのが両親がそれを全く注意せず、ひたすら黙々と自分の食事に勤しんでいるのです。それらのことに、他人事ながらしばし唖然としていました。

それでも、いくら慣れているとは言えそこはやはり相手が蕎麦ですから、さすがに取り難そうに苦戦しだしました。『そりゃそうだよね。あんな持ち方じゃ蕎麦を口元に持って行くだけでも一苦労でしょうよ。』と思っていると、その子の向かい側で食事をしていた母親がその様子に気づきました。

『おお、いよいよ注意されるのかな?』と思って見ていたら、その母親が無言でスッと立ち上がって従業員の近くに歩いて行きました。そして、帰ってきた母親の手には…何とも子供っぽい柄のプラスチックの茶碗とお子様ランチについて来るようなフォークがありました。

『…へ?』と思っていた私の横で母親は席に戻ると、その茶碗とフォークのセットをそのまま下の子に渡しました。そうしたらその子もそれを受け取って、次の瞬間フォークをざるそばに突き立てたではありませんか!Σ((゜Д゜ll))。そして、まるでパスタでも食べるかのようにクルクルとフォークを回して蕎麦を絡め取ると、そのまま蕎麦猪口にそれを突っ込んで食べ始めたのですw(゜o゜)w。

昨年『和食』が世界遺産に登録され、世界中に和食レストランが開店するようになっています。そういう海外のお店でも、当初は現地の食文化に配慮してナイフやフォークを出していたようですが、最近ではお店で箸の持ち方をちゃんとお客に教えていて、外国人でもかなりキチンと箸が使える方が多くなってきています。

そういった中で、当の日本人がこういう体たらくではどうにもなりません。箸の持ち方も大切な民族文化の一環ですから、キチンと子供達に教えてもらいたいと願わずにはいられませんでした。
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無性に食べたくなりませんか?

2014年03月26日 21時50分57秒 | 日記
今日はひたすら練習とデスクワークとをしていたのですが、やはり何となく外の空気が吸いたい症が疼きだして、買い物がてら出かけてみました。

特にどうしても買わなければいけないものがあったわけでもないので、当座の食料品くらいで買い物自体は終了してしまい、そのまま素直に帰ろう…と思った時、私はちょうど日本蕎麦屋さんの前にいました。そして、その店内から漂ってきた香りに誘われて、ついそのまま入ってしまいました。

昨日の夜中、たまたまつけっぱなしにしていたテレビの番組でカレーの特集をしていました。『何でまた、こんな夜中に胃を刺激するようなモン放送するかなぁε=(`へ´メ)』と思いつつ何となくそのまま見続けていたら、そこに物凄く美味しそうなカレーうどんが出てきたのです。

元来カレーは大好きなのですが、『蕎麦屋のカレー』というものも大好きなのです。勿論、普通のせいろや天麩羅蕎麦といった蕎麦屋の王道メニューも好きなのですが、そんなに厳しく辛くないカレーを更に蕎麦つゆで伸ばしてまろやかにして、ちょっとトロみをつけた出汁の効いたカレーうどんが無性に食べたくなってしまう時があります。今回も、夜中のテレビ番組という布石があったのと、店の換気扇から芳しい和風カレーの香りが漂ってきたのとで、結局抗うことができませんでした…。

このお店のカレーは、肉や人参や玉ねぎといった具材が殆ど原形を止めないくらいトロトロの状態になっていて私好みでした。頂くと辛さも程よく、玉ねぎの甘味をしっかりと感じる美味しいカレーうどんでした。
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ある意味、風物詩

2014年03月25日 14時56分10秒 | 日記
3月も25日を迎え、さすがに大方の学校で終業式が執り行われ、学生達が春休みに入りました。今日はまた一段と暖かくなり、東京・九段の靖国神社にある東京のソメイヨシノ開花判断標準木も、本格的な開花を宣言するには至らなかったものの2、3輪の花を咲かせたと言いますから、いよいよ春本番到来といったところです。

さて、この時期になると必ず出現するのが、4月からの新生活に向けて通勤・通学定期券を購入する長蛇の列です。小田急線で定期券発行窓口のある駅はいくつかありますが、その中の一つである本厚木駅のインフォメーションの前には、御覧のような絵に描いたような長寿の列ができていました。

今年は特に、4月からの増税に備えて今月中に購入してしまおうという考えた方が多いようで、この列は駅構内をはみ出して、はるか外のタクシーロータリーの方まで延々と続いているのですΣ(゜ロ゜ノ)ノ!

さてさて、この時私が見かけた列最後尾の方が交付窓口にたどり着くのは、一体どれくらい後になるのでしょうか…?
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意外なところで

2014年03月24日 20時51分36秒 | 日記
小田原に降り立ってから教室に行く前に、小田原駅ビル《LUSCA》の5階にある有隣堂に立ち寄って立ち読みをしていました。その時この本が目に留まったので、思わず買ってしまいました。現在、日本国内に残っている日本刀の銘品の中から、更に御物(皇室の所蔵品)や国宝・重要文化財に指定されている、貴重な逸品の写真が多数掲載されています。

源頼光が酒呑童子を斬り捨てたという伝説の剛剣、今年の大河ドラマに主人公・黒田勘兵衛所蔵の名物、日蓮上人の命を救った守り刀、稲荷明神の化身が相槌を務めたと伝わり、その伝説が能《小鍛治》として伝わる三条宗近作の国宝…これだけの刀剣の名品がズラリと勢揃いしている、なかなか見応えのある一冊です。

そして面白いのが、刀にまつわる言葉が沢山紹介されているページです。

相槌を打つ、しのぎを削る、付け焼き刃、伝家の宝刀、元の鞘に収まる、単刀直入…といった馴染み深いものも勿論ですが、意外なところではすっぱ抜く、切羽詰まる、抜き打ち、目貫き通り…といった言葉も、実は刀がもとになっているのだそうです。

一番驚いたのが『やさぐれる』という言葉も、実は刀がもとになっている言葉なのだそうです。『やさぐれる』の『やさ』というのは『さや(鞘)』の反転語、『ぐれ』は『外れる(はぐれる)』のこと…つまり、刀のさやを家に例え、家出することや家出人そのものを『やさぐれ』と言ったのだとか。

刀にまつわる言葉が意外なかたちで今日まで使われていることに、いかに日本人の生活に刀が密着していたかを再認識させられました。勿論、刀剣の写真そのものも美しいので、一度書店で御覧になってみて下さい。
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世も末…

2014年03月23日 18時16分48秒 | 日記
料理教室を終えてから、未来あいこさん一家が海老名方面に向かうというので、便乗させてもらうことにしました。

御一家と別れて海老名のビナウォークに行ったら、一角に何やら人だかりが出来ていました。どうやらテレビ番組の収録のようなので近づいてみたら、TBSで毎週日曜日の昼過ぎに放送している《噂の!東京マガジン》という番組の中で、一般の女性にお題を示しただけで料理を作らせる『平成の常識やって!TRY』というコーナーの収録でした。

このコーナーでは毎回、和洋中の基本的なメニューを作らせるのですが、毎回毎回、観ていられないような得体の知れないものを作り上げる女性が出てきてア然とさせられます。今回写真に写っているお嬢さんは、どうやら《若竹煮》を作らされているようでした。和食の中でも割と繊細なメニューのものだけに、何とも不安な雰囲気の中で調理がスタートしました。

しかし、こちらのそんな不安とは裏腹に、何故かこのお嬢さんは筍の他に玉ねぎを切り始めたのです。しかも、いざ鍋に具材を入れて煮ようとした段になって、遠くから見ていたながら確認したところ、鍋に水と醤油と味醂と酒を入れたのです( ̄□ ̄|||)。まるで肉じゃがでも作るような案配です。

大体《若竹煮》の『若』がワカメを指すことに気付くのに若干時間がかかってしまったせいで、徐々に火にかけっぱなしの鍋から醤油の焦げ付くニオイが辺りに漂い始めてしまいました。そして、その状況を打開しようとしたのか、何とこのお嬢さんは、やおら酢の瓶を手に取ったのですΣ(゜ロ゜ノ)ノ!

次の瞬間「オイオイオイ!!」というギャラリーの声を知ってか知らずか、このお嬢さんは、ほぼ迷うことなく鍋に酢を投入したのです!))゜0゜lll((ヒィィ!!

ことここに至って、もはや結末を見届けることも恐ろしくなった私は、やがて風下であるギャラリー側に焦げた醤油と酢の混ざったニオイが襲来して一帯が阿鼻叫喚の地獄絵図となる前に、一目散にこの修羅場を立ち去ったのでありましたεεε=(ノ+。+;)ノ。

昨年、ユネスコの世界遺産に《和食》が登録されましたが、当の日本人の調理レベルがこういう具合では、たとえ外国で妙ちきりんな日本食メニューが出されていても何も文句が言えないでしょう。折角美味しいお料理を頂いた後に、暗澹たる思いに苛まれてしまったのでありました…(T_T|||)。
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久しぶりの料理教室

2014年03月23日 17時20分52秒 | 日記
今日はサポートプレイでお付き合いのあるアーティスト・未来あいこさんのお友達のお宅で開かれる料理教室にあいこさんの御家族と一緒に参加するために、厚木市の隣の愛川町に来ました。本当は先月にも開催される予定だったのですが、それがあの記録的大雪で全交通機関が麻痺してしまった日と重なってしまって流れてしまったのです。なので、かなり久しぶりの会になりました。

今回のメニューは、写真奥の大皿から時計回りに、玉ねぎとシメジがたっぷり入ったポークチャップ(豚肉のケチャップ炒め)、コーンスープ、プレーンとココアの手作り2色パン、手作りチーズのデザートフルーツ添えです。手作りパンには、私が持参した頂き物の手作りりんごジャムをつけて頂きましたが、大好評でした。

手作りチーズは、鍋に牛乳を丸々1パック入れて沸騰しないように温め、湯気が立ってきたところに酢を大さじ5~6杯投入します。すると、牛乳が脂質の塊と透明な乳清(ホエー)とに急激に分離します。それをザルで濾すと、いわゆるカッテージチーズが出来ます。

このチーズに、今回は蜂蜜と、何と黒胡椒をかけて頂きました。始めは『デザートなのに黒胡椒って…』と思っていたのですが、実際に食べてみると意外なくらいマッチして、とっても大人なデザートに変わりました。なかなかオススメの逸品です。

黒胡椒を効かせていることもあって「これはデザートっていうよりもワインのお供ですね」と軽い気持ちで口走ったら、何と本当にワインが出てきてしまいました。『いやぁ昼間っからどうだろう…?』とも思ったのですが、勧めて頂いたこともあるし、別に車の運転をするわけでもないので、結局お言葉に甘えて頂戴しました(^^;ゞ。感想としては、バッチリです(o^-')b!

因みに分離したホエーは捨てずにいろんなことに使えるようです。私が知っている話では、鶏のから揚げを作る時に鶏肉を漬け込んでおくと、肉が柔らかくなります。ちょうどインドのタンドリーチキンもスパイスを混ぜたヨーグルトに鶏肉を漬け込んで焼きますが、それと同じ効果が得られます。

普段の食事は一人で済ますのですが、たまにこういうワイワイした雰囲気の中で頂く食事も、また楽しいものです。
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かける言葉が難しい…

2014年03月22日 17時53分18秒 | 日記
昨日は水戸の隣のひたちなか市にある無人の実家に一泊しました。かつては5人で住んでいた家に1人でいると、そう大して大きくもない家ながらガラ~ンとした印象ばかりが強くて、何とも居心地が悪いものでした…。

昨日の疲れでちょっと遅く起きてから一通り身仕度を整えて、今日はそこから更に北上して日立市まで移動しました。常磐線日立駅から、1時間に1本しかないバスに乗って20分ほど揺られたところに、私の祖母が住んでいるグループホームがあります。

祖母は明治42年(1909年)生まれの御歳104歳!今年の春過ぎには105歳になります!!6年前に、80年間連れ添った祖父に先立たれた時にはかなり憔悴していましたが、今では足がちょっと弱っているのと自前の歯が2本しかないこと以外は、目もよく見えているし、耳もよく聞こえているし、よく喋るし、よく笑うし、出されたものはしっかり食べるし…と、まあ本当に元気そのものです。

こちらとしては、高齢の祖母の具合が心配で見舞いに行っているつもりなのですが、行けば行ったで「ちゃんと食べてんのか?」「仕事は順調か?」「周りの人とはうまくやっていけてんのか?」と叱咤されること度々…。一体何をしに行ったのやら分からなくなります。あまつさえ最後には小遣いまでくれようとするので「婆ちゃん、私ゃもう40越えてんだヨ?!」と断ると「おや?ま~だ40くんだりけ?」…もう、何も言えません( ̄_ ̄|||)。

それに、「わたしはここまで生きてきたから、いつまでも生きてなくてもいいんだ」みたいなことを言われることもあるのですが、何と言って返事をしていいのやら…。

「そんなこと言わないで、いつまでも長生きしてね」と言うのは、100年以上齢を重ねてきた人に向けてはあまりに酷なことのようですし、でもだからといって「そうだねぇ」と変に素直にうなづくのもおかしいし…何かいい言葉はないものでしょうか?

祖母にしてみれば、一日一日を生きていることそのものが大変なのかも知れません。確かに、太平洋戦争末期に、連合艦隊からの艦砲射撃の中を子供を抱えて走ったような壮絶な体験をした人ですから、私達戦後生まれが逆立ちしても分からないような苦労をしてきたことでしょう。

それでも、祖母が元気で生きていてくれることが、今の私にとっての生きるモチベーションの一つだったりもするので、できればいつまでも元気でいてほしい…と、深くシワの刻まれた顔た手を見る度に、手前勝手ながら思ってしまったりするのです。

帰り際「写真撮らせて」とお願いしたのですが、「こんなしわがれた女の姿を残すもんではない!」と怒られてしまいました((゜Д゜ll))。なので、代わりにお世話になっているグループホームの玄関先の写真を撮りました。

身内とはいえレディに対して失礼なことをしてしまいましたが、もしかしたらこういう矜持を今でも持ち続けていることが、祖母の長寿の秘訣の一つなのかも知れません。
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