今日は大晦日。2015年も、あと数時間を残すのみとなりました。皆様方にとって、今年はどんな一年だったでしょうか。
私にとっては、変化があったような無かったような、何とも言い表しがたい一年でした。知り合いのfacebookを見ていると皆それぞれに活躍していて、それぞれに音楽家生活を謳歌している中、私は不惑もとうに過ぎた独り身で別に取り立てて何かを成し遂げたわけでもなく、音楽活動の幅は何故かますます狭まっていき、音楽教室の経営母体たる会社との関係は相変わらず最悪で、その割には細々とした用事に常に追い立てられ、そこへもってきて何となく人生の折り返し地点を通り過ぎている自分に気づいて、更年期でも到来したのかと思うくらい意味もなく焦燥感に苛まれる…といった一年でした。いづも暦では、今年は福徳運の年のはずだったのですが…。
自分にとって来たる2016年はどうなるのか、先行きは全くもって見えません。確かなのは、日々老いさらばえて、死出の旅路に近づいていることだけです。
『正月は 冥途の旅の 一里塚 有り難くもあり 有り難くもなし』
そんな2016年を迎えるべく、そして、何だかろくなことのなかった2015年を見送るべく、今年も《蛍の光》を添付して終わりたいと思います。去年はジュリー・アンドリュースの歌唱による原曲を載せましたが、今年は稲垣千頴による日本語歌詞の全曲版を転載しました。
今日、《蛍の光》は通常2番までしか歌われませんが、実際この曲には4番まで歌詞が存在します。それを略すことなく全て歌うと、何となく尻切れトンボな感のあった意味合いのぼやけた歌詞が、俄然ハッキリとした意味をもって聞こえてきます。この歌詞を知った時、《里の秋》の3番を知らなかったことと同じくらいの衝撃と羞恥を覚えて涙を流したことがありました。是非全曲を通して聴いて頂き、この曲の本来の姿を知って頂きたいと思います。
来たる2016年が、皆様方にとってよい年となりますよう御祈念申し上げます。
蛍の光 全4番 スコットランド民謡 作詞 稲垣千頴
私にとっては、変化があったような無かったような、何とも言い表しがたい一年でした。知り合いのfacebookを見ていると皆それぞれに活躍していて、それぞれに音楽家生活を謳歌している中、私は不惑もとうに過ぎた独り身で別に取り立てて何かを成し遂げたわけでもなく、音楽活動の幅は何故かますます狭まっていき、音楽教室の経営母体たる会社との関係は相変わらず最悪で、その割には細々とした用事に常に追い立てられ、そこへもってきて何となく人生の折り返し地点を通り過ぎている自分に気づいて、更年期でも到来したのかと思うくらい意味もなく焦燥感に苛まれる…といった一年でした。いづも暦では、今年は福徳運の年のはずだったのですが…。
自分にとって来たる2016年はどうなるのか、先行きは全くもって見えません。確かなのは、日々老いさらばえて、死出の旅路に近づいていることだけです。
『正月は 冥途の旅の 一里塚 有り難くもあり 有り難くもなし』
そんな2016年を迎えるべく、そして、何だかろくなことのなかった2015年を見送るべく、今年も《蛍の光》を添付して終わりたいと思います。去年はジュリー・アンドリュースの歌唱による原曲を載せましたが、今年は稲垣千頴による日本語歌詞の全曲版を転載しました。
今日、《蛍の光》は通常2番までしか歌われませんが、実際この曲には4番まで歌詞が存在します。それを略すことなく全て歌うと、何となく尻切れトンボな感のあった意味合いのぼやけた歌詞が、俄然ハッキリとした意味をもって聞こえてきます。この歌詞を知った時、《里の秋》の3番を知らなかったことと同じくらいの衝撃と羞恥を覚えて涙を流したことがありました。是非全曲を通して聴いて頂き、この曲の本来の姿を知って頂きたいと思います。
来たる2016年が、皆様方にとってよい年となりますよう御祈念申し上げます。
蛍の光 全4番 スコットランド民謡 作詞 稲垣千頴