本番が近いこともあって、今日は真面目に家でヴェルディ《レクイエム》の練習に勤しんでみました。折角なので、各曲ともテンポを落としてメトロノームをかけて練習してみたのです。しかし、これがドつぼにハマることになったのであります。特に写真に撮ったような6/8拍子の曲が結構ネックだったりするのです。
分からない方のために説明しますと、1小節の中に8分音符(♪)が6個入って構成される拍子のことを6/8拍子といいます。
例1
l ♪♪♪♪♪♪ l ♪♪♪♪♪♪ l…
ただ、よく6/8拍子を算数的に約分して3/4と一緒と考えてしまう方もいらっしゃいます。そんな風に分ける場合もあるのですが、ちょっとややこしい話、実はこの6つを単にダダダダダダ…と横一列に演奏するわけではなく、実際にはこれを更に3個ずつ一組にまとめるので
例2
l ♪♪♪'♪♪♪ l ♪♪♪'♪♪♪l…
というように、あたかも小さな3拍子を2つ並べたような感じで演奏するわけです。なので、実際には例2のように、8分音符3つ一組を1拍とした2拍子でビートをとることになるのです。こんな具合に一つの拍子の中に、細かい3拍子と、それを2つ一組にした2拍子との2つのリズムが同居している拍子を、専門用語で『複合拍子』といいます。
基本的には先に書いた通り2拍子ノリで演奏するのですが、実はこの6/8拍子というのは日本人が最も不得意とするリズムなのです。元々日本人は3拍子そのものもあまり上手ではないところへもってきて、それが2つ並んでいるわけですから…。
それに、曲のテンポによってもやりやすさが変わってきます。割と快速に
l タタタ'タタタ l タタタ'タタタ l…
と調子よく進んでいける場合はまだいいのですが、これがちょっとゆったりめに
l タンタンタン'タンタンタン l タンタンタン'タンタンタン l…
くらいになると、意外とノリにくいのです。ちょっと気をつけないと、拍子感を強調し過ぎて
l タァンタンタン'タンタンタン l タァンタンタン'タンタンタン l…
と、ビートの頭が重くなってしまいがちになります。これをスッキリとスマートなノリで弾くのは、結構神経を使うのです。
こういう練習をする時にはメトロノームという機械に頼るのですが、これを使ってみると、いかに自分のリズム感があやふやか分かります。と同時に、この単調に拍子を刻み続ける機械に振り回されてムカついている自分もいたりするのです…。
まあ、今度の土曜日の練習からは合唱団との合わせになりますから、オケで歌の足を引っ張らないように気をつけます…。
分からない方のために説明しますと、1小節の中に8分音符(♪)が6個入って構成される拍子のことを6/8拍子といいます。
例1
l ♪♪♪♪♪♪ l ♪♪♪♪♪♪ l…
ただ、よく6/8拍子を算数的に約分して3/4と一緒と考えてしまう方もいらっしゃいます。そんな風に分ける場合もあるのですが、ちょっとややこしい話、実はこの6つを単にダダダダダダ…と横一列に演奏するわけではなく、実際にはこれを更に3個ずつ一組にまとめるので
例2
l ♪♪♪'♪♪♪ l ♪♪♪'♪♪♪l…
というように、あたかも小さな3拍子を2つ並べたような感じで演奏するわけです。なので、実際には例2のように、8分音符3つ一組を1拍とした2拍子でビートをとることになるのです。こんな具合に一つの拍子の中に、細かい3拍子と、それを2つ一組にした2拍子との2つのリズムが同居している拍子を、専門用語で『複合拍子』といいます。
基本的には先に書いた通り2拍子ノリで演奏するのですが、実はこの6/8拍子というのは日本人が最も不得意とするリズムなのです。元々日本人は3拍子そのものもあまり上手ではないところへもってきて、それが2つ並んでいるわけですから…。
それに、曲のテンポによってもやりやすさが変わってきます。割と快速に
l タタタ'タタタ l タタタ'タタタ l…
と調子よく進んでいける場合はまだいいのですが、これがちょっとゆったりめに
l タンタンタン'タンタンタン l タンタンタン'タンタンタン l…
くらいになると、意外とノリにくいのです。ちょっと気をつけないと、拍子感を強調し過ぎて
l タァンタンタン'タンタンタン l タァンタンタン'タンタンタン l…
と、ビートの頭が重くなってしまいがちになります。これをスッキリとスマートなノリで弾くのは、結構神経を使うのです。
こういう練習をする時にはメトロノームという機械に頼るのですが、これを使ってみると、いかに自分のリズム感があやふやか分かります。と同時に、この単調に拍子を刻み続ける機械に振り回されてムカついている自分もいたりするのです…。
まあ、今度の土曜日の練習からは合唱団との合わせになりますから、オケで歌の足を引っ張らないように気をつけます…。