goo blog サービス終了のお知らせ 

共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

名曲《シャコンヌ》をバロックリュートで

2025年08月13日 16時00分00秒 | 音楽
昨日、東海大学付属病院から帰ってきてから、

「感染症予防のために外出するな」

という医者の忠告をまともに聞いて自宅から一歩も出ずに過ごしています。まるでコロナ全盛期の外出自粛時さながらですが、こればかりは仕方ありません。

とは言え、左手小指以外はすこぶる元気なので、ヒマでヒマで仕方ないのです。そんな中ですることと言えば、寝るか食べるか音楽を聴くかくらいしかありません。ということで、今日は心を落ち着かせるために



バッハを中心に音楽鑑賞をしていました。

今日はバッハのリュート作品をいろいろと聴いていたのですが、その中から今回は《シャコンヌ ニ短調》をご紹介しようと思います。

バッハの《シャコンヌ》といえば、何をおいても《無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV1004》の最終楽章ですが、この名曲は単独でピアノや弦楽合奏など様々なアレンジがなされています。そしてバロックリュートのためのアレンジもあり、様々な奏者が演奏しているのです。

ヴァイオリンでの演奏では、音域の制限から低音の響きが軽くなりがちですが、バロックリュートでの演奏では低音弦の響きをプラスすることでシャコンヌ本来のバス声部を自然に堪能することができます。何しろバッハ自身も《無伴奏チェロ組曲第5番 ハ短調 BWV1011》を《リュート組曲 ト短調 BWV995》として編曲していますから、不自然なことではありません。

そんなわけで、今日はバッハの《シャコンヌ ニ短調》をバロックリュートの演奏でお聴きいただきたいと思います。ミゲル・リンコンの演奏で、ヴァイオリンとはまた違った魅力のシャコンヌをご堪能ください。





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 診断結果は… | トップ | バッハ自身による2つの組曲〜... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。