今日は厚木の《cafeあつめ木》に、お年始の御挨拶に伺いました。
昨年も頂きましたが、あつめ木のお正月と言ったら『おしるこ』です。ということで、今年も頂戴することにしました。
器に顔を寄せると小豆の甘い香りと共に、添えられた柚子皮からもほのかに爽やかな香りが立ち上ります。キメの細かい自家製のこしあんは喉越しも滑らかで、甘さも控えめ過ぎない丁度いい感じです。そう!こういう甘味は『何でもカンでも甘さを控えりゃあいい』ってモンじゃあないのです。こういう『程のいい甘さ』を楽しめるのも、自家製あんならではです。器の底には炊いた小豆が入っていて、こしあんだけでなく小豆の粒感も楽しめます。
皆さんは家で一からあんこを炊いたことがありますか?私は子供の頃、よく年末に祖母の家へお手伝いに行った時にあんこを練ったことがありますが、これが大変なのです。とにかく焦がしては何にもなりませんから片時も鍋から離れずに、ひたすら木杓子で鍋底からこそぐようにして混ぜ続けなければなりません。
しかも温度が上がってくるにつれてあんこが鍋の中で沸騰してくると、地獄谷みたいにフツフツと沸いた灼熱のあんこの飛沫が容赦なく飛んできます。これを防ぐために、火の側にいるにもかかわらず長袖のシャツを着込み、手には軍手をハメて、顔にかからないように目以外をタオルで覆って、まるで中核派のデモ隊みたいな出で立ちで取り掛かるのですが、あんこの飛沫は、何故かそういうプロテクションの薄い、或いはプロテクションとプロテクションの隙間に僅かに露出しているところを『目掛けて』飛んでくるのであります( ̄_ ̄|||)。
そういう過程を経て、あんこというものは出来ているのです。だから、銀座の和菓子屋さんなんかで最中や羊羹がゲっ!Σ(゜ロ゜ノ)ノと思うような値段がついていても、制作工程を知っている身としては『さもあらん』と納得してしまいます。
話が飛躍しましたが、お正月から美味しいおしるこを頂戴できて、幸せな一時を過ごせたのでありました。
昨年も頂きましたが、あつめ木のお正月と言ったら『おしるこ』です。ということで、今年も頂戴することにしました。
器に顔を寄せると小豆の甘い香りと共に、添えられた柚子皮からもほのかに爽やかな香りが立ち上ります。キメの細かい自家製のこしあんは喉越しも滑らかで、甘さも控えめ過ぎない丁度いい感じです。そう!こういう甘味は『何でもカンでも甘さを控えりゃあいい』ってモンじゃあないのです。こういう『程のいい甘さ』を楽しめるのも、自家製あんならではです。器の底には炊いた小豆が入っていて、こしあんだけでなく小豆の粒感も楽しめます。
皆さんは家で一からあんこを炊いたことがありますか?私は子供の頃、よく年末に祖母の家へお手伝いに行った時にあんこを練ったことがありますが、これが大変なのです。とにかく焦がしては何にもなりませんから片時も鍋から離れずに、ひたすら木杓子で鍋底からこそぐようにして混ぜ続けなければなりません。
しかも温度が上がってくるにつれてあんこが鍋の中で沸騰してくると、地獄谷みたいにフツフツと沸いた灼熱のあんこの飛沫が容赦なく飛んできます。これを防ぐために、火の側にいるにもかかわらず長袖のシャツを着込み、手には軍手をハメて、顔にかからないように目以外をタオルで覆って、まるで中核派のデモ隊みたいな出で立ちで取り掛かるのですが、あんこの飛沫は、何故かそういうプロテクションの薄い、或いはプロテクションとプロテクションの隙間に僅かに露出しているところを『目掛けて』飛んでくるのであります( ̄_ ̄|||)。
そういう過程を経て、あんこというものは出来ているのです。だから、銀座の和菓子屋さんなんかで最中や羊羹がゲっ!Σ(゜ロ゜ノ)ノと思うような値段がついていても、制作工程を知っている身としては『さもあらん』と納得してしまいます。
話が飛躍しましたが、お正月から美味しいおしるこを頂戴できて、幸せな一時を過ごせたのでありました。