中小企業のための「社員が辞めない」会社作り

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第904話 アイディアは外部の刺激から得られる

2020年04月22日 | 研修

「すべての社員がイキイキ働くようになる」仕組みと研修を提供する人材育成社です。

「ブログネタがなかなか見つからない」

新型コロナウイルスの影響により、研修やセミナーの中止や延期が始まってから、早2か月になろうとしています。

影響が出始めた当初は、まだお客様とのお打ち合わせは対面で行うことができていましたが、緊急事態宣言発令後はそれすらもできなくなり、現在はWebでの打合せを行っています。

こうした状況下で最近感じるのは、「以前と比べると、様々なところでアイディアやヒントを得るのが難しくなった」ということです。

たとえば本ブログに関して言えば、何を書くか、テーマがなかなか決まらないことが多くなりました。それはなぜなのか?

あらためて考えると、私の場合、これまでブログに書くテーマは、圧倒的に日々の体験からヒントを得ていたのです。

たとえば、研修やセミナーでの受講者の言動、グループ討議でのメンバー同士のやりとり、休憩時間の受講者同士の言動、ご担当者との打ち合わせなどの体験です。

さらに、仕事の移動中に見聞きしたことからも刺激を受けていたようで、こうした時間から様々なアイディアをもらっていたのです。そしてこのブログのテーマも主に他者とのやりとり、つまり外部からの刺激によってヒントを得たり、五感をフル活用したりすることによって得ていたのだということを、あらためて感じています。

ところが、対面コミュニケーションが制限されてしまっている現在、Webでは対面と比べ刺激は圧倒的に少なく、五感も視覚と聴覚のみに制限されています。いたし方ないとはいえ、コミュニケーションに伴うヒントやアイディアがどうしても限定されてしまっているのです。

このように考えると、私たちは他者とのやり取りの中で実に多くの情報を得ていたということがわかります。

もちろん、対面のコミュニケーションがすべてにおいて勝るとも言えませんし、Webによるコミュニケーションにプラスの面がたくさんあることも事実です。

今は誰もが新型コロナウイルスの一日も早い終息を願っていますが、一方でその際には間違いなくビジネス環境は大きく変わるだろうと考えています。

そして、研修やセミナーもこれまでのように対面方式が必ずしも優位とは考えられなくなる可能性もあるだろうとも思います。

しかし、だからこそ私たちが外部から得られる刺激、特に直接やり取りすることから得られるものは貴重であるということを忘れてはいけないのだとあらためて思うこの頃です。

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