悠遊自適

団塊世代でいち早く世捨て人に・・・!
ゆったり遊び、何事にも心煩うことなく過ごす術の開発と
記録を綴る。

鞍馬から貴船へ・・・その②

2006年04月29日 13時24分12秒 | 京都散策
ごめん ごめん!2回に亘っての投稿になって
で、昨日の続きですが・・・鞍馬寺の奥の院から貴船に
向けて転げるように降りてくる途中、小さな動物が視界に
入ってスルスルっと道をよぎって下に逃げた。んっ!

尻尾が体の割りに大きく毛羽立って見え、胴体は意外とほっそりしていた。
「イタチ」に感じが似ていたが、尻尾の感じでは「リス」に違いないと確信
意表を突かれたのでデジカメをセットしてる間に見えなくなった。残念!

前を行く女性を追い抜くこともなく、やがて鞍馬寺西門に到着し、ここからは
貴船川に沿った貴船の料理旅館街に・・・すぐに「貴船神社」への参道が赤い
鳥居の奥に見えて来た。(UP写真で)

足の具合は登りの階段が一番応える、それも第一歩が・・・
境内はあまり大きくなく、神木の大きなカツラの木を見上げ本殿前広場へ・・・
ここは水の神様であり、「水占い」を行う斎庭があります。

1枚200円で「みくじ」を買って霊水につけると占い文字が浮かび上がる
仕掛けです。
当然、おっちゃんは横目で見るだけで通過・・・
  (水占いの斎庭)


しばし休憩の後、奥の宮目指して料理旅館が立ち並ぶ道を登って進む。
あまりのいい天気で料理屋の従業員さんがお掃除しながら挨拶をくれる。
小生も「いい天気ですねぇー」とお返し、渓流に沿った料理旅館さんの前の川原で
いろいろ作業する動きがあり、川床料理の場所設営が進んでいた。
  (川床料理を楽しむ場所の設営が・・・)


今が最中、これから、終えたお店とまちまちですが大工さんがウロウロ動き回っていた。
青竹で囲いを縛っていたお年寄りに「何時からですか?」って聞いたら、5月1日
からだって・・・鴨川と同じ。
「まだ夜は寒いでしょう?」「夜はやっぱ冷えるネぇー」だって・・・

結構登ってやっと奥の宮への参道が見えて来た。
樹齢を重ねた大きな杉の並木が参道の威厳を保っているかのようです。
  (奥の宮の参道の並木道)


小さな門をくぐって正面に本殿と船型石が見えてきます。周りは塀などなく開放的です。
  (貴船神社奥の宮・・・本殿と船型石)


参拝を済ませ時間を見ると2時30分。
そろそろ帰途にと下りの道を「叡山電鉄貴船口駅」目指して下りて行く。
この貴船川は鴨川の源流として川幅は小さく草花は自然のままの状態が多くほっと
する。
  (鴨川源流域の貴船川の清流)


駅までゆったり下って20分の表示・・・青葉、清流の水音を体一杯に受けながら
鼻歌歌いつつトコトコ・・・これがこの地を訪れる楽しみです。
  (清流と山吹)


駅が近づいた辺りに和泉式部ゆかりの「蛍石」があり、和歌2首が紹介されて
いた。

 ”もの思へば 沢の蛍も わが身より あくがれ出づる 魂かとぞ見る”

 ”木船川 山もと影の夕ぐれに 玉ちる波は 蛍なりけり”
  (蛍岩)


和泉式部の頃から千年後の今も、6月中頃から蛍の乱舞が見れるとのこと

やがて「叡山電鉄貴船口駅」が見えて、ホームに上がった。
ここも若葉の淡い緑が気持ち良く、電車を待つ時間が気にならないほどでした。
帰りの電車もゆったり座れて一路「出町柳駅」に向け、のんびり進んで行った
  (叡山電鉄貴船口駅・・・鞍馬駅の1つ手前の駅です)

  (貴船口駅から鞍馬駅方面を・・・山間の駅の感じがいいでしょ!)


てな訳で、2日に亘って散策した「鞍馬~貴船」の投稿が終わりました

皆さんの本格的なゴールデンウィークは3日からだと思いますが、天気も良いと
予報も出ていますので、青葉若葉を一杯楽しんで下さ~い!

じゃー 

※京阪電鉄 出町柳駅下車→叡山電鉄「鞍馬行き」で終点下車
      (片道410円やったかな?)