”遠くに景行天皇陵を望み
収穫の終わった田んぼが穏やかに横たわる
そんなのどかな風景を見たくて 奈良は山の辺の道を歩いた”
秋真っ只中を大和に遊んだ。
古代ロマン漂う山の辺の道を散策しようと初めての地、近鉄天理駅に降り立った。
日曜日でも駅前は比較的閑散としていたが、チョロチョロ散策スタイルの人々も
見える。
駅でイラストマップを手に入れ、駅前本通り商店街のアーケードをずんずん進む。
此処は天理教の本部がある街、書店の店頭にはその関係本が平台を占め、他にも
宗教関連のお店が目立つ。
まぁー愛知の豊田市はトヨタの城下町であるように此処もそういった感じである。
ちらちら見える建物も、如何にもって感じのものが多くふ~んと思いつつ歩を進めていたら
おぉ~!でかっ! 天理教本部の建物がドデンと・・・
威容を誇る天理教本部建物
街中には天理教と染め抜いた法被の様な物を着た老若男女がうろつき屋台もイロイロ出ている。
まさに天理教様の城下町なのだ・・・
そこを通り過ぎ、いよいよ山の辺の道に・・・マップによると石上神社を挟んで
桜井方面の南コース、奈良方面への北コースがある。
南コースは距離が若干長いが、桜井から仏教伝来の石碑を経て大神神社までは前に
歩いておりその辺りまでの南コースをと、まずは出発地石上神社を拝観。
おぉ~そうだ七五三のシーズンだ!チビちゃんたちの晴れ姿がまぶしい・・・
我が孫は昨年だった・・・と、その成長を祈る。
さぁーいよいよといにしえの古道に入る。
山の麓を巡るような細い、農道やあぜ道のようなホッとする道が続く。
周りには秋真っ盛りで、柿やミカンがたわわに熟れて生っており辻々には無人の
販売所が設置され柿やミカン、野菜などが100円や10円で売られている。
重いし荷物になるので買わずに帰って、今さっきバ~カとかぁーちゃんに叱られる!
桜井方面から散策して来る人の方が多い感じではあるが、こちらからも老老男女が
それなりにワイワイ言いながら前になったり後ろになったりと歩いて行く。
もうボチボチ疲れてかなり歩いたかな?と思ってマップを見ると、えぇ~まだ半分の
下の段ではないか!ふぅ~
気を取り直して夜都伎神社に辿り着き、変わった建物との解説・・・なぁ~るほど!
茅葺屋根の拝殿だった。
この道の周辺は古墳が多く、なかでも崇神・景行の両天皇陵は大きな堀に囲まれ緑の
木々がうっそうと茂り威容を誇っている。
まぁー造りは他の陵と変わりはないですが・・・ 道標が・・・
道の脇にコスモスや色んな花々が咲き誇り心を癒してくれます。
えっ!さ さくらぁ~! こんな時期にぃ~と・・・コスモスと並んで咲いてた!
なんだかんだトボトボ歩いて12キロも歩いただろうか?目的の大神神社には未達で
今日はこれくらいにしといてやらぁ~!と、近くのJR駅にヨレヨレで辿り着き
帰りはJRみやこ路快速でゆったりと目論見、奈良駅に着いた。
がなぁ~んと京都へ向かう途中の駅で人身事故が発生し運転見合わせ中だとぉ~!
結局、近鉄に振り替え輸送でお帰り!と、冷たい仕打ち!けっ・・・
そうなりゃぁー無論、近鉄も混むわなぁ~・・・クタクタで帰宅!ちかれたぁ~・・・
今日の鳥さん・・・ 石上神社の放し飼いオンドリ!