悠遊自適

団塊世代でいち早く世捨て人に・・・!
ゆったり遊び、何事にも心煩うことなく過ごす術の開発と
記録を綴る。

秋の大和は大賑わい・・・

2008年11月02日 19時58分23秒 | 奈良散策

   ”遠くに景行天皇陵を望み
      収穫の終わった田んぼが穏やかに横たわる
        そんなのどかな風景を見たくて 奈良は山の辺の道を歩いた”

秋真っ只中を大和に遊んだ。
古代ロマン漂う山の辺の道を散策しようと初めての地、近鉄天理駅に降り立った。
日曜日でも駅前は比較的閑散としていたが、チョロチョロ散策スタイルの人々も
見える。

駅でイラストマップを手に入れ、駅前本通り商店街のアーケードをずんずん進む。
此処は天理教の本部がある街、書店の店頭にはその関係本が平台を占め、他にも
宗教関連のお店が目立つ。

まぁー愛知の豊田市はトヨタの城下町であるように此処もそういった感じである。
ちらちら見える建物も、如何にもって感じのものが多くふ~んと思いつつ歩を進めていたら
おぉ~!でかっ! 天理教本部の建物がドデンと・・・

威容を誇る天理教本部建物


街中には天理教と染め抜いた法被の様な物を着た老若男女がうろつき屋台もイロイロ出ている。
まさに天理教様の城下町なのだ・・・
そこを通り過ぎ、いよいよ山の辺の道に・・・マップによると石上神社を挟んで
桜井方面の南コース、奈良方面への北コースがある。

南コースは距離が若干長いが、桜井から仏教伝来の石碑を経て大神神社までは前に
歩いておりその辺りまでの南コースをと、まずは出発地石上神社を拝観。
おぉ~そうだ七五三のシーズンだ!チビちゃんたちの晴れ姿がまぶしい・・・


我が孫は昨年だった・・・と、その成長を祈る。

さぁーいよいよといにしえの古道に入る。
山の麓を巡るような細い、農道やあぜ道のようなホッとする道が続く。
周りには秋真っ盛りで、柿やミカンがたわわに熟れて生っており辻々には無人の
販売所が設置され柿やミカン、野菜などが100円や10円で売られている。



重いし荷物になるので買わずに帰って、今さっきバ~カとかぁーちゃんに叱られる!

桜井方面から散策して来る人の方が多い感じではあるが、こちらからも老老男女が
それなりにワイワイ言いながら前になったり後ろになったりと歩いて行く。



もうボチボチ疲れてかなり歩いたかな?と思ってマップを見ると、えぇ~まだ半分の
下の段ではないか!ふぅ~
気を取り直して夜都伎神社に辿り着き、変わった建物との解説・・・なぁ~るほど!
茅葺屋根の拝殿だった。



この道の周辺は古墳が多く、なかでも崇神・景行の両天皇陵は大きな堀に囲まれ緑の
木々がうっそうと茂り威容を誇っている。
まぁー造りは他の陵と変わりはないですが・・・ 道標が・・・

          

道の脇にコスモスや色んな花々が咲き誇り心を癒してくれます。
えっ!さ さくらぁ~! こんな時期にぃ~と・・・コスモスと並んで咲いてた!



なんだかんだトボトボ歩いて12キロも歩いただろうか?目的の大神神社には未達で
今日はこれくらいにしといてやらぁ~!と、近くのJR駅にヨレヨレで辿り着き
帰りはJRみやこ路快速でゆったりと目論見、奈良駅に着いた。

なぁ~んと京都へ向かう途中の駅で人身事故が発生し運転見合わせ中だとぉ~!

結局、近鉄に振り替え輸送でお帰り!と、冷たい仕打ち!けっ・・・
そうなりゃぁー無論、近鉄も混むわなぁ~・・・クタクタで帰宅!ちかれたぁ~・・・

今日の鳥さん・・・ 石上神社の放し飼いオンドリ!





奈良をぶらぶら・・・

2008年09月15日 20時07分41秒 | 奈良散策

   ”日本の心のふるさと奈良
      田園や遠い昔の建物に出会いに行った
        そんな奈良で一番重いと思う法隆寺を久しぶりに訪れた”

敬老の日ということで、横浜の長男孫が幼稚園で描いたというじぃーちゃんと
ばぁーちゃんの絵がメールで届いた。
電車以外の絵も描けるっつぅ事で、長女もビックリしたと・・・

曇りから夕方頃雨になるってんで、今日は鳥撮を止めて久しぶりに奈良をぶらぶら
してこようとまずは大和八木にある、歴史的街並みで有名な今井町に行って来た。
”大和の金は今井に七分”と言われたほど繁盛した町という。

現在も町の大半の町家が江戸時代の姿を残すといわれるかなり広い範囲の町で、面白いことに
通りにより電線類が地中に埋められた町並みと、通常の電線が空を覆う風景の町並みの
比較風景が味わえるが、日頃見慣れているせいか電線のない風景の頼りない事!

            電線のない町並み風景・・・郵便局のある通り
          

通常の電線がある風景・・・酒造業を営んでいた河合家風景、スギ玉が軒に・・・


まぁーゆっくり水彩画を描く為の写真ということであっちこっちパチリしてきたが
今改めて見ると、う~む!イマイチばっかり
しかし、でっかいお家がわんさかあったぞよ!

ぶらぶら散策中、長屋を見つけ入って売りのソフトクリームを舐めながらおばちゃんに
いろいろ解説を聞く。いわゆる昔の長屋の間取りやら生活状況を・・・
こ~んな大きなお家がある一角に、全敷地10坪もない中に板の間畳の間かまど等を
配置し、子供も多くといった生活をしていたという。

空を見上げるとまだまだもちそうなので、もう数年前に行ったきりの法隆寺や法起寺を
無性に見たくなり、場所もおぼろげだったが駅員さんに聞いて訪ねることに・・・
確か、すぐ脇に有名な古墳が在ったよなぁーとブツブツ!

法隆寺の門前の由来版に居た地元の方らしいおじぃーさんに声を掛け、古墳の有無を聞くと
おぉ~あるある!とおっしゃったんで、その名前は?と聞くと・・・ん?ん?ん?と
焦るが名前が出ない!な~んだ名前だけ判ればいいのにと思ったのに
しょーがねぇー行ってみっか!とトボトボ歩む・・・

おぉ~そうだそうだ・・・藤ノ木古墳だった!
最近は高松塚やキトラ古墳なんぞに押しやられてるが、当時の驚きは凄かったんだぞ!と
わけも判らず怒り、胸につかえていた名前が判ってホッとした!

藤ノ木古墳

法隆寺の五重塔をパッチリ、夢殿をパチリ、田園の中をの~んびり歩み法輪寺に向かう。

途中の道々にイチジク販売の農家の看板が有ったが、すべて売り切れ・・・残念!
稲も実り頭をたれ、果物もいろんな物が生ってる!もうしっかり秋である事を確認出来た!
ボチボチ疲れ始めた頃、法輪寺の三重の塔が見えて来てパチリ!足を休めることもなく
次なるターゲット法起寺に向かうと、田んぼにコスモスの花が揺れる。
近く見るともうかなり盛時を過ぎしょぼくれてる花が多い・・・

            法輪寺の三重の塔と山門
          

法起寺の三重の塔は多くの画家さんが描いており、今日はじっくりぐるりからパチリしてきた。
こんな天気の中でも、遠く田んぼの畦に座って2人が絵を描いているのが見えた。
我輩はポツリポツリときた雨を恨めしく見上げながら、帰り道を急ぐ。

コスモス畑越しの法起寺三重の塔・・・花がメインの図


同じく・・・塔がメインの図


日頃の行いがいいのか、雨は帰る頃にポツリポツリで涼しくの~びり散策出来た!
各お寺さん!ごめんねぇ~拝観料も払わず写真だけの訪問でぇ~・・・もう何回か
お邪魔してるんで許してね!

何時もながら電車に揺られて車窓をぼ~んやり見つめる旅って、最高に癒されるなぁー・・・


うんこ一杯踏んだっちゃ!

2007年01月13日 20時51分09秒 | 奈良散策
       
         ”久しぶりに奈良を歩く
           今日は延期になった若草山の山焼きの日
            京の大文字焼きで もみくちゃの記憶が・・・で、見ない!”

朝8時過ぎに出て、久しぶりに・・・1年以上ぶりに奈良で遊ぼうと出掛けた。
JR奈良駅に着き、商店街を猿沢の池に向かうと、早い時間の所為か人が少ない。
池の水が心なしか多く感じた。

興福寺の五重塔をパチリ ぱちりと写した後、奈良町に向かう。
こちらも散策の人は少ない中、どこかの絵画教室のおばちゃん方がスケッチしてた。
例によって、すり足で近寄り密かに採点・・・

昔風の重厚な建物を重点にパチリ ぱちり!
そうです、絵画用の題材用にとしっかり写しまくる。
興福寺の境内を横切り東大寺方面に向かう。

県立美術館通りに出て、出し物を見ると”四季の眺め”と銘打った洋画、日本画、版画の
展示であり、400円という値段にも魅かれ入る。
まだ開催開始したばかりの土曜日なのに、人の入りは少ない。

静かに見て回っていて、ある作品の前で背中を叩かれ”これ 私の作品です”と
囁くおじーちゃんが・・・清田 雄司 画伯
麦原(生駒山・信貴山を望む)・・・非常に手の込んだ作品である。

作者は昭和6年生まれと解説にあった。 
いろいろお話して、水彩画を描く話しをしてたら、”現場で描くべきですよ!”と
強く勧められた。

美術館を出て、今日の目標地、大仏殿周りの絵になる場所を散策、パチリ ぱちりと
写して歩き回った。
相変わらず鹿が沢山あっちこっちにいる。
で、一杯ウンチをしまくってる。

何時もは川原で犬のウンチに注意しているが、今日はもうどうでもなれぇ~!って
ぐらい踏んじゃったよぉ~・・・しょうがないね、奈良だもん!んっ!
それでも大仏殿への参道はきれいに掃き清められており、ウンチが少なかった。

普段は歩かない大仏殿の裏をウロウロ、二月堂まで行った。
この辺り、スケッチポイントに最適で、先程の画伯の声を思い出し、ハガキより
ちいさい用紙にスケッチ開始。

いくら裏通りでもかなりの人が通る。
何人かが覗き込みながらいろいろ言ってくれる。
30分ほどでデッサン、色付けと終えたが、描きにくい・・・小さすぎて!

これからは出来るだけ現場で描くか! うまい下手なんて考えず、自分の感じるまま・・・
でも、遠いところに行った時は、時間がもったいないのでやはり写真撮影になるか!
今日みたいに殆んど写真撮りを終えていれば、一枚ぐらい1時間以内で仕上げる
って感じでやればいいか・・・ 

昼食で椅子に座った以外、歩き回った1日。
大仏殿前の参道や、近鉄奈良駅への道筋には屋台が一杯出てた。
今夜は”若草山の山焼き”だそうだ・・・先週の爆弾低気圧が影響して延期のため。

折角だから見てくればよかったが、京都の大文字の混み具合を思い出し、スタコラ
帰ってきた。
お家の地下鉄駅で、Fおじーちゃんと遭遇! ”いい絵、撮れなかった!”って
ご苦労様でした! 明日はご隠居も参戦予定・・・いい絵撮るどぉ~!

※今日の水彩画・・・二月堂に向かう、大仏殿の裏にある道にて。
 土塀がハゲ、瓦がむき出しになっていい模様を作り出していた・・・また、大きな
 用紙に描き上げます・・・乞うご期待!

奈良県大和郡山に遊ぶ

2006年04月25日 19時17分15秒 | 奈良散策
近鉄京都駅から急行橿原神宮行きに乗り奈良は
大和郡山に行った。
今迄何度となく奈良には行ったが、郡山には今回が
初めて・・・近鉄の車窓から郡山城址は目にしており
何時か来ようと思っていました。

京都駅を出て約50分・・・途中車窓から見える若葉の緑が目の保養になり
社内の気温は少し肌寒く感じ、気持ちが引き締まる心地よい状態でした。
遠くの山には常緑樹の少し黒い感じの緑と、若葉のくすんだ緑がせめぎあい
春というより初夏を感じさせてくれる風景が同じように目にやさしい!

そういった春の日差しを受け、ウトウトしながらの移動は最高に気持ちいい!
乗客も平日でありゆったり状態で最高でした。

駅前コンビニでお弁当とお水を買いブラブラと公園をよぎって城址の方へ・・
藤棚を見上げると”おっ!”もう咲いていました。
淡い藤色と白色の花が
(藤棚の下には外人さんと小さい子を連れた若いおかぁさんが一服してた)


城跡は小さい丘になっており、隣にはレベルの高い「郡山高校」がある。
お堀に沿って進むと、黒板で化粧した櫓が木々に囲まれいい雰囲気を醸し出して
いましたので、パチリ!(UPで)

追手門をくぐって中に入ると、なんと歴史的建造物の郡山市民会館が・・・
  (凄く感じのいい建物でした、市民会館)


城址の中は、あっという間にグルッと回れるくらいの規模で散策はまったくの
フリーでした。
平日でもあり、見学的訪問者は私のほか2名、独占状態でゆったり過ごしました。

駐車場で簡易椅子に腰掛けスケッチするも気に入らず、中途でしまってきた。

お城を後にし、市内をブラブラ散策してみた。
ここは全国的に「金魚」で有名な町ですが、市内ではあまりその雰囲気は感じない。
市街地を少し外れると、金魚の養殖用の池が一杯見られます・・・。
商店街等はさびれてる感じ、商店には歴史的価値の高そうな建物で営業している
所もありましたが、現在の消費者には・・・チョット問題かな?

さてさて、この辺で帰るとするか・・・と、京都まで直通の急行に・・・

山科駅からはトコトコと歩いて帰宅の途に・・・川沿い I さんポイント経由!
やっぱり I さん1人で頑張っていた。よぉーやるなぁー!
「Y さんも他の1人もさっきまで粘ってたのに帰った」と、1人で粘ってた。

しばし話をしながらカワセミを待っていたら、すぐに飛んできた
  (対岸の草木に止まったもの)


少しの間に遭遇できて運が良かった 

さぁーて 晩酌といくかぁ~ 





飛鳥散策

2006年01月29日 18時39分14秒 | 奈良散策
いやぁー今日の天気は春そのものと言って良いぐらいでした。
この季節、京都の寺や名所(桜・紅葉)は葉を落とした木々が目立ち、寂しいものがあるので、「国のまほろば」大和の国は飛鳥に久しぶりに
散策に出かけた。

田舎のあぜ道に自身の原風景を見てしばし癒されました。
風もなく歩くと汗ばむぐらいの陽気に誘われ、多くの皆さんが散策に来てました。
老夫婦、若いカップル、家族連れ等・・・微笑ましいものがありました。

「飛鳥」と「明日香」の表記が入り混じっており、何がどう違えているのか道々
考えながら歩き、村の単位が「明日香」で地域表記が「飛鳥」なんだと自分なりに
納得。

足の調子が今いちなので、あまり無理をせず石舞台古墳公園まで散策して、再び
飛鳥駅に帰るコースをこなしました。
調子のいい時は、飛鳥駅からぐるっと飛鳥散策フルコースをこなし、橿原神宮駅迄
歩き、帰途についたものですが・・・


ほのぼのとする飛鳥散策は、春と秋がお勧め!
特に秋は果物が多く出回り、いろいろな果物を無人販売所で買い入れちょっと休憩
しながら味覚を味わう楽しみがあります。

飛鳥川の水量が少なく寂しいものがありましたが、村の溝は水量が多くせせらぎの
音が気持ち良かったです。
澄んだ水を眺めているのは気持ちが落ち着き、ホッとします。

民家が密集しているところの川は、ビニールやいろいろなゴミが葦などに付着し
汚くなっており寂しくなります。
何事も水に流して・・・と言うことわざにあるように、川に何でも捨てることから
汚れてくるんですね。改めて欲しいものです。

天武、持統の夫婦天皇稜を今日初めて見つけてお参りしました。
天武は土葬、持統は火葬で埋葬しているそうです。
壬申の乱を制して、飛鳥に移りこの地で埋葬されていることが不思議でした。

天武天皇の遺品は正倉院に多く所蔵されており、毎年奈良国立博物館で公開される
イメージがあり、飛鳥までの距離が遠く感じられ何か違和感を感じました。
まして、大津京の天智天皇稜は京都山科にあることを思うとますます・・・

そんなこんなを考えながらゆったり進む急行で京都へ帰って来ました。
車窓をめぐる景色をぼんやり眺める、そんな電車の旅が大好きです!