ださいたま 埼玉 彩の国  エッセイ 

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県合唱連盟が創立60周年 記念式典

2018年04月01日 16時20分21秒 | 文化・美術・文学・音楽


埼玉県は全国屈指の「合唱県」として知られる。県内の高校や中学校が、全日本合唱コンクールでほぼ毎年、上位の成績を収めているからだ。

中でも有名なのは戦後間もない1946年に故尾花勇先生の指導の下、音楽部を立ち上げた県立浦和第一女子高である。

最近では、県立松山女子高が16年、県立浦和高が17年、最優秀の文部科学大臣賞を受賞している。中学でも春日部市立武里中が17年に大阪市長賞(2位)を得た。

浦和高の入賞曲は、ラテン語のミサ曲を70人による伴奏なしのアカペラで歌い、17年10月、大阪・フェスティバルホールで大喝采を浴びた。

県合唱連盟は1957年、尾花先生の指導で18団体が集まって設立された。翌58年、第1回県合唱コンクールが浦和一女で開かれ、高校、大学、一般の計12団体が参加した。

連盟主催の大会はその後、おかあさんコーラス県大会やおとうさんコーラスなどと増えていった。毎年6月には県合唱祭も開かれている。現在加盟は約300団体。(朝日新聞参照)

3月21日の記念式典は、さいたま市大宮区のソニックシティ大ホールで開かれ、連盟に協力、貢献した会社や人のほか、60年連続して連盟事業に出演した合唱団として、浦和一女のほか大宮、川越、川越女子の各県立高校が表彰された。

表彰の後、記念演奏会に移り、合唱団単位ではなく、ジュニア、男性、女性、中学生、高校生、一般のブロックに分かれて、「旅立ちの日」「ハレルヤ・コーラス」などが披露され、最後は「N響団友オーケストラ」の伴奏で、エルガーの「威風堂々」を聴衆と一緒に歌って散会した。

「埼玉県は本当に合唱王国なのだ」と実感した午後だった。