エンジェル田中のホボ毎日記

☆私たちは何を知り、何を祈り、何を伝えるべきなのか? 大衆伝導師“エンジェル田中”が語るレアな聖書メッセージ!

最後の一滴

2013年04月09日 | 日記
 世の中に哀しみ・苦しみ数あれど、

 自分の子どもが自分より先に死んでしまうこと以上の苦しみはない。

 それが、自死であれば、尚更である。

 「彼の神は何処にいる?」、「彼の信仰は何だったのか?」

 心無き人々はそう非難する。

 クリスチャンの中からも、そのような声が聞こえていると言うが、

 そんな連中はニセモノだ。

 主は彼を慰めこそすれ、決して責めるようなことはなさらない。

 これはヒューマニズムではなく、神ご自身のご性質である。


 先だってお母さん対象の集会で、「今、男の子が危ない!」という話をした。と言うか、しようと思った。

 「男子は女子の、精神障害4倍、学習障害6倍、自殺の5分の4は男の子・・・」と、始めて5分もしないところで、

 「でも、最初はそうでも、男の子は序々に立ち直って行くものなんですよねぇ」という言葉で、話は中断されてしまった。

 そう言ったのは、主催者の牧師さん。

 アタシ的には、「その楽観的根拠は何処にあるのか?」と思ったが、

 招かれている立場なので、アタシは黙って話題を他に変えた。

 だが、今日のニュースを聞いて、やはりあの時、話しておくべくだったと悔い改めた。

 とめたアンタが悪いのか? やめたアタシが悪いのか?

 言うまでもなく、人間的な思いを優先したアタシである。

 「私たちの戦いは、血肉が相手なのではなく、闇を支配する悪霊なのだ!」

 と言うことが、アタシもハッキリ自覚出来ていないのだ。


 人生には、身動きが全く取れない、嵐のような試練に突然遭遇することがある。

 そんな中、アタシたちに出来ることはただ一つ。

 それは、ズタズタに引き裂かれボロ布のように殺されたイエスの十字架を仰いで祈ること。

 そこには、虚栄、建前、傲慢などが入り込む余地は一切ない。

 十字架から流れるイエスの血潮。

 それこそが、クリスチャンだけに残された最後の希望の一滴なのである。



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