ミュージカル「HEADS UP!」 赤坂ACTシアター
3/7(水)マチネ 1階P列センター
3/12(月)マチネ 1階A列センター
【脚本】倉持裕
【原案・作詞・演出】ラサール石井
【作曲・音楽監督】玉麻尚一
【振付】川崎悦子
【出演】哀川翔 / 相葉裕樹 / 橋本じゅん / 青木さやか / 池田純矢 / 今拓哉 / オレノグラフィティ / 陰山泰 / 芋洗坂係長 / 岡田誠 / 河本章宏彦 / 井上珠美 / 新良エツ子 / 外岡えりか / 大空ゆうひ / 中川晃教 ほか
初演の2015年KAAT公演も何回か観ています。
2017年12月の再演初日も。
だからこの作品の笑いどころもオチも熟知しているのに、
「何度観てもそのたびに笑えるし、泣ける」というのが素晴らしい。
本日は大千穐楽でした。
相変わらず私は何度も爆笑し、何度も頬を涙が伝いました。
そして、何度観ても新しい発見がある作品だということにも気がつきました。
多くの人物が出てくる群像劇だけれど、ほぼ全員が「新しい一歩」を踏み出している。
舞監として自信をつけた新藤くんも、新藤くんにバトン代わりのナグリを渡した加賀美さんも。
新しい居場所を見つけたバイトくんも、あの嫌味な演出家さえも。
再演では桃子さんが舞台監督助手になれたのもよかったし、
「弁当も食べないでよ!」と言い合いしていた制作のまさこさんと演出助手のエリカさんは、最後にはアドレスを交換していたし。
運転手の四条さんは思いがけず舞台に立つことになっちゃったけど、カテコ(ドルガンチェの)でガッツポーズしてたから今後は俳優の道もありかな。
思いがけずといえば、大千穐楽を最前列で観られたのも予想外に楽しかった。
この列はオケピになることもあるから床が不安定で、隣で熊川よっしーが飛び跳ねると椅子も大きく揺れた。
特に大人数のナンバーでは、細かく動線が調整され、照明や音楽も寸分違わずのタイミングで動作していたのもよくわかった。
あと、舞台上ではいろんなものがよく落ちているのもよく見えた。
女優のドレスの羽根飾り、上から振ってくる雪片のかけら、
今日は新藤くんのポシェットから、キッカケを書いたメモ用紙(たぶん)や演出家の海老沢さんを拘束するゴムがポロッと落ちた。
でも次のタイミングでは、跡形もなく拾われていた。
誰かがわからないように自然に、または暗転のときに。
そうだよね、だって小山田先生は本当に裸足でお芝居するんだものね。
「釘一本残すな」という台詞の重み。
カテコ。
初演でも「出演者に序列をつけたくない」という理由で出演者がぐるぐる回ってたけど、そのまま踏襲でしたね。
大楽の挨拶も哀川さんのご挨拶のみでした。
というか、今日のカテコはラサールさんのためにあったような感じです。
「客席が毎日埋まっていたというわけではなかったけれど、今日は客席からの愛で超満員でした!」と泣きながらのご挨拶。
舞台奥からご自分のスマホで演者と客席の写真を撮ってました。 (→ ここ にアップされてます)
ラサールさんが写真撮るときに、キャストが口々に客席後ろのコンソールに向かって「客電!客電つけて!」と叫んでいたのがリアルだったよ!
リアルと言えば、全て終了し青木さやかさんのアナウンスが終わったあと、下手袖から拍手と歓声が聞こえてきたのもリアルでした。
これからリアルにバラシ、素舞台を素舞台に戻す作業をするんですよね。
総じて。
舞台好きが舞台好きのために作った舞台、本当によくできていて、何度でも楽しめました。
初演と変わらずあっきー演じるよっしーのダサさも磨きがかかっていたし、
先輩風をびゅーびゅー吹かして稽古したというコーラスも、すごく綺麗に聞こえました。
キャスト全取っ替えで再演しても、全然アリだと思います。
あ、でもやっぱりよっしーはあっきーに演じてほしいな…小山田さんはどうなるのかな…
今からいろいろ想像するのも楽しみです。
3/7(水)マチネ 1階P列センター
3/12(月)マチネ 1階A列センター
【脚本】倉持裕
【原案・作詞・演出】ラサール石井
【作曲・音楽監督】玉麻尚一
【振付】川崎悦子
【出演】哀川翔 / 相葉裕樹 / 橋本じゅん / 青木さやか / 池田純矢 / 今拓哉 / オレノグラフィティ / 陰山泰 / 芋洗坂係長 / 岡田誠 / 河本章宏彦 / 井上珠美 / 新良エツ子 / 外岡えりか / 大空ゆうひ / 中川晃教 ほか
初演の2015年KAAT公演も何回か観ています。
2017年12月の再演初日も。
だからこの作品の笑いどころもオチも熟知しているのに、
「何度観てもそのたびに笑えるし、泣ける」というのが素晴らしい。
本日は大千穐楽でした。
相変わらず私は何度も爆笑し、何度も頬を涙が伝いました。
そして、何度観ても新しい発見がある作品だということにも気がつきました。
多くの人物が出てくる群像劇だけれど、ほぼ全員が「新しい一歩」を踏み出している。
舞監として自信をつけた新藤くんも、新藤くんにバトン代わりのナグリを渡した加賀美さんも。
新しい居場所を見つけたバイトくんも、あの嫌味な演出家さえも。
再演では桃子さんが舞台監督助手になれたのもよかったし、
「弁当も食べないでよ!」と言い合いしていた制作のまさこさんと演出助手のエリカさんは、最後にはアドレスを交換していたし。
運転手の四条さんは思いがけず舞台に立つことになっちゃったけど、カテコ(ドルガンチェの)でガッツポーズしてたから今後は俳優の道もありかな。
思いがけずといえば、大千穐楽を最前列で観られたのも予想外に楽しかった。
この列はオケピになることもあるから床が不安定で、隣で熊川よっしーが飛び跳ねると椅子も大きく揺れた。
特に大人数のナンバーでは、細かく動線が調整され、照明や音楽も寸分違わずのタイミングで動作していたのもよくわかった。
あと、舞台上ではいろんなものがよく落ちているのもよく見えた。
女優のドレスの羽根飾り、上から振ってくる雪片のかけら、
今日は新藤くんのポシェットから、キッカケを書いたメモ用紙(たぶん)や演出家の海老沢さんを拘束するゴムがポロッと落ちた。
でも次のタイミングでは、跡形もなく拾われていた。
誰かがわからないように自然に、または暗転のときに。
そうだよね、だって小山田先生は本当に裸足でお芝居するんだものね。
「釘一本残すな」という台詞の重み。
カテコ。
初演でも「出演者に序列をつけたくない」という理由で出演者がぐるぐる回ってたけど、そのまま踏襲でしたね。
大楽の挨拶も哀川さんのご挨拶のみでした。
というか、今日のカテコはラサールさんのためにあったような感じです。
「客席が毎日埋まっていたというわけではなかったけれど、今日は客席からの愛で超満員でした!」と泣きながらのご挨拶。
舞台奥からご自分のスマホで演者と客席の写真を撮ってました。 (→ ここ にアップされてます)
ラサールさんが写真撮るときに、キャストが口々に客席後ろのコンソールに向かって「客電!客電つけて!」と叫んでいたのがリアルだったよ!
リアルと言えば、全て終了し青木さやかさんのアナウンスが終わったあと、下手袖から拍手と歓声が聞こえてきたのもリアルでした。
これからリアルにバラシ、素舞台を素舞台に戻す作業をするんですよね。
総じて。
舞台好きが舞台好きのために作った舞台、本当によくできていて、何度でも楽しめました。
初演と変わらずあっきー演じるよっしーのダサさも磨きがかかっていたし、
先輩風をびゅーびゅー吹かして稽古したというコーラスも、すごく綺麗に聞こえました。
キャスト全取っ替えで再演しても、全然アリだと思います。
あ、でもやっぱりよっしーはあっきーに演じてほしいな…小山田さんはどうなるのかな…
今からいろいろ想像するのも楽しみです。
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