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「Endless SHOCK」 2/23 マチネ

2015-02-25 | 舞台


「Endless SHOCK 2015」 2/23(月) マチネ 帝国劇場2階J列上手サブセン(生協斡旋のA席でした。手数料無料なのが嬉しかった)

【出演者】
堂本光一 / 屋良朝幸 / 福田悠太 / 越岡裕貴 / 野澤祐樹 / 岸優太 / 諸星翔希 / 岸孝良 / ラフルアー宮澤エマ / 石川直 / 前田美波里


SHOCKは2000年上演の「MILLENNIUM SHOCK」から観てます…というのはもはや自慢にもならず、ただ自分がBBAであることを吹聴するだけなのは自覚しております。でも「ああ、私まだジャニ舞台が見れるんだ」もしくは「最前線のジャニ舞台はこうなっているんだ」という確認のために見てるのは確かかな。
「Endless SHOCK」になってからは2~3年に1公演の頻度で見てますが、前回観たのは2012年、植草くんがオーナーでライバルは内くん、リカは神田沙也加ちゃんのときでした。(→ 感想文も書きました)

で。
久しぶりに観たSHOCK、結論から申し上げるのなら、大変進化しておりました。私の記憶力が疎かになっているのかもしれませんが、とても新鮮な気持ちで「すごいっ!」と思いました。

ストーリー的には全く変わっていないのでしょうが、ライバル役ヤラの場面がすごく良かった。チャラいヒョウ柄の衣装は前からあったっけ?もちろんこの作品のセンターは「コウイチ」なんだけど、芝居部分はほぼ「ヤラ」の心情から見た形で進むから、実質的にはダブル主役?とまで思わせるほど。

ショーの場面はどれも「これが見せたい」という意図がよくわかり、帝劇の舞台を奥深くまで使っていて見事。プロジェクションマッピング(…と言っていいのかな)多用、太鼓や火柱など次々感は変わらないけれど、子供だましなところは一切ない。アドリブ少なめ、ジャニからの出演者も少なめで精鋭ジュニアのみ。大人の鑑賞に堪えうる大人の作品でした。

一幕で「すげえぇぇ」とビックリしてましたが、二幕なんて見ているうちから涙が止まりませんでした。ストーリーに泣かされるのではなく、「ああ、今わたしは素晴らしいものを見ているんだ」という感激で。ジャニ舞台でこんなに泣いたのは初めてです。
それもそうだよね。多彩なフライング、梯子わたり(ラダー)、どれも目玉になる見せ場なのに、「大したことやってません」的な空気でこれまた次から次へと。これが「蓄積」ということなんでしょうね。SHOCK初演から今年は15周年だそうですが、伊達に15年間1200公演あまりも帝劇を満杯にしていたわけではありません。

オーナー役美波里さんの大変美しい立ち姿、リカ役宮沢エマちゃんは「シスターアクト」を上回る可愛らしさ、ベストメンバーなのではないかと思います。そういえばカテコでこの二人とパーカッション石川直さんのお名前も紹介してました。以前は台詞のあるアンサンブルさんの名前さえパンフその他一切に掲載しなかったと記憶しますが、これも進化かな。

ま、それもこれも前日にお隣の劇場で観たミュージカルのガラコンは(豪華だったけれどコスパ的には…)だったので、これほどのクオリティのものをほぼ同額で見せて頂けるなんて!と私もBBA根性がすっかり身に付いたからかもしれないけれど。
そういえば今年は客席も幅広い層だった(生協斡旋席だったから?)。私の席の隣も前列も明らかに「初めて見ます」という人だったけど、幕間のロビーで「あのライバル役の人はジャニーズじゃないのよね?」「当ったり前よ~見たことないし」という会話を聞いてしまったときはビックリを通り越して「あのですね!」と懇々と説明申し上げようと思ってしまいました。

でそういう屋良ちゃんのタップの場面がたっぷりと観られて本当に満足でしたが、あっきーも屋良くんにタップ習って今年のWIZに取り入れてほしいとマジで思います。代わりに慟哭の歌い方をあっきーが教えてあげればいいのにね。
そうそう、SHOCKは今回も公演回数が全75回と想像を絶します。飽きずにコンスタントに保てるコツを、私も知りたいです。
そして願わくば、このままいつまでも上演が続きますように。

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