ミュージカル「フランケンシュタイン」
1/14(日) マチネ 日生劇場 1階K列センター (中川晃教 / 小西遼生)
1/19(木) マチネ 日生劇場 2階I列上手 (柿澤勇人 / 小西遼生)
(以下ネタバレ要素多めです)
柿澤+小西、略してかきこにver.を見てきました。
私の初かっきー体験は、去年の「ラディアントベイビー」で事故があった回。 (記録は → ここ)
ある意味、今日が人生初めてのかっきー体験だったのかもしれません。
「フランケンシュタイン」自体は今回で3回目。
記憶力と理解力が悪いわたしですが、3回目にしてやっと台詞がつながってきました。
かっきーの印象は…
とにかく演技のプラン(と言っていいのか)が細かい。全ての言葉と動きに一つ一つこだわって作っている感じ。
人体接合手術、という舌を噛むような台詞もサラリと違和感なくこなし、
二幕、散歩に出た市長を探す市民にテキパキと指示を出す場面の台詞回し、
自然でかつ説得力があって。
もの知らずの勝手な憶測で申し訳ないのですが、これは某劇団に在籍していたときの訓練の賜物なのかな。
失敗して実験室からオタオタと這い出してくる。
居酒屋であり得ないぐらい酔っぱらう。
あっきービクターがカリスマ的な存在だとしたら、かっきービクターは才能溢れる人間味のある青年。
これは「あえて」二人が演出プランを変えてきているのだと思いました。
これに合わせるアンサンブルやオケの方々の苦労を感じます。
かっきービクターはその居酒屋で飲みすぎて、オケピに向かってリバースしますが、
アンサンブルがビクターに向かって一斉に「ちょ、おまえ!」ってなるタイミングもさることながら
オケの方々が楽譜を頭にかざして避けているのに爆笑。
キャスト表の並びもチラシの類も、「中川+加藤」「柿澤+小西」がいつもペアになっているのも納得。
相性がどうというよりも、単純にこのペアのほうがお稽古時間が長いだけなのかもしれませんが、
呼吸の合わせ方やアクションのタイミング、ぴったり合っていて素晴らしかったです。
一方、かっきーの歌はわりとあっさりめ。
と言ってもあっきーの歌と比べたらそりゃ「あっさり」としか表現できないのですが、
「偉大な生命創造の…」のナンバーは、キーを下げて最後のロングトーンも短め。
でもアンリが生き返ると、腹の底から笑い出すんですよね。ネジが外れてしまったように。
二幕のジャック。
さんざん噂を聞いてたから心構えができていたつもりだったけど、
予想以上にゲスだった。
声色も歩き方も、全く別のキャラを作り上げていました(かっきーの叔母様の気持ちがよくわかる)
三分クッキング、怪物の腰を抱えて行う行為(R18)、いい具合にハマっているしそれはそれは楽しそう!
この場面のあっきーの子犬っぷりも大好きなんですが。
ラスト、北極で二人が再会する場面は、全く違う印象を受けました。
柿澤小西ver.の壮絶なバトル、これは迫力あったけれど、最後の最後二人はお互いに融合する。
復讐を遂げたアンリはそれはそれは幸福そうな笑顔を見せ、ビクターは後悔で慟哭する。
あっきーが寝転がって出す超音波からの歌は「何度でも蘇らせる!」という意思のようなものを感じました。
風圧が台風並みのあっきーの歌唱はこの作品の目玉であることは間違いないと思うのですが、
何度もリピートしたいと思うのはかっきー版です。
かっきーに惚れる…というところまでは届かなかったけれども、
次回作も観たい!と強く思わせてくれました。
ダブルキャストってこんな感じで醍醐味を味わえるけど、
ファンとしても互いの評判を探ったりしてとても気になるんですよね…
それは「好み」でもあるので、どちらかを下げて語る呟きなどを見ると少しへこみます。
でも、私は今日、柿澤くんという素晴らしい俳優に出会うことができて、とても誇らしい気持ちです。
それは中川晃教という驚異的な俳優とダブルを張る存在であるからこそ。
あとまだ2回分のチケを持っている幸せをかみしめたいと思います。
1/14(日) マチネ 日生劇場 1階K列センター (中川晃教 / 小西遼生)
1/19(木) マチネ 日生劇場 2階I列上手 (柿澤勇人 / 小西遼生)
(以下ネタバレ要素多めです)
柿澤+小西、略してかきこにver.を見てきました。
私の初かっきー体験は、去年の「ラディアントベイビー」で事故があった回。 (記録は → ここ)
ある意味、今日が人生初めてのかっきー体験だったのかもしれません。
「フランケンシュタイン」自体は今回で3回目。
記憶力と理解力が悪いわたしですが、3回目にしてやっと台詞がつながってきました。
かっきーの印象は…
とにかく演技のプラン(と言っていいのか)が細かい。全ての言葉と動きに一つ一つこだわって作っている感じ。
人体接合手術、という舌を噛むような台詞もサラリと違和感なくこなし、
二幕、散歩に出た市長を探す市民にテキパキと指示を出す場面の台詞回し、
自然でかつ説得力があって。
もの知らずの勝手な憶測で申し訳ないのですが、これは某劇団に在籍していたときの訓練の賜物なのかな。
失敗して実験室からオタオタと這い出してくる。
居酒屋であり得ないぐらい酔っぱらう。
あっきービクターがカリスマ的な存在だとしたら、かっきービクターは才能溢れる人間味のある青年。
これは「あえて」二人が演出プランを変えてきているのだと思いました。
これに合わせるアンサンブルやオケの方々の苦労を感じます。
かっきービクターはその居酒屋で飲みすぎて、オケピに向かってリバースしますが、
アンサンブルがビクターに向かって一斉に「ちょ、おまえ!」ってなるタイミングもさることながら
オケの方々が楽譜を頭にかざして避けているのに爆笑。
キャスト表の並びもチラシの類も、「中川+加藤」「柿澤+小西」がいつもペアになっているのも納得。
相性がどうというよりも、単純にこのペアのほうがお稽古時間が長いだけなのかもしれませんが、
呼吸の合わせ方やアクションのタイミング、ぴったり合っていて素晴らしかったです。
一方、かっきーの歌はわりとあっさりめ。
と言ってもあっきーの歌と比べたらそりゃ「あっさり」としか表現できないのですが、
「偉大な生命創造の…」のナンバーは、キーを下げて最後のロングトーンも短め。
でもアンリが生き返ると、腹の底から笑い出すんですよね。ネジが外れてしまったように。
二幕のジャック。
さんざん噂を聞いてたから心構えができていたつもりだったけど、
予想以上にゲスだった。
声色も歩き方も、全く別のキャラを作り上げていました(かっきーの叔母様の気持ちがよくわかる)
三分クッキング、怪物の腰を抱えて行う行為(R18)、いい具合にハマっているしそれはそれは楽しそう!
この場面のあっきーの子犬っぷりも大好きなんですが。
ラスト、北極で二人が再会する場面は、全く違う印象を受けました。
柿澤小西ver.の壮絶なバトル、これは迫力あったけれど、最後の最後二人はお互いに融合する。
復讐を遂げたアンリはそれはそれは幸福そうな笑顔を見せ、ビクターは後悔で慟哭する。
あっきーが寝転がって出す超音波からの歌は「何度でも蘇らせる!」という意思のようなものを感じました。
風圧が台風並みのあっきーの歌唱はこの作品の目玉であることは間違いないと思うのですが、
何度もリピートしたいと思うのはかっきー版です。
かっきーに惚れる…というところまでは届かなかったけれども、
次回作も観たい!と強く思わせてくれました。
ダブルキャストってこんな感じで醍醐味を味わえるけど、
ファンとしても互いの評判を探ったりしてとても気になるんですよね…
それは「好み」でもあるので、どちらかを下げて語る呟きなどを見ると少しへこみます。
でも、私は今日、柿澤くんという素晴らしい俳優に出会うことができて、とても誇らしい気持ちです。
それは中川晃教という驚異的な俳優とダブルを張る存在であるからこそ。
あとまだ2回分のチケを持っている幸せをかみしめたいと思います。
昨日も読ませていただいて、なんてコメントを書こうかしら?と考えてまとまらず(頭悪すぎ)
ただただ素直に
「かっきー公演も見たかった」
柿澤さんの、これからのご活躍を期待しています
つぐみさん、感謝。
(自分のブログなのに数日チェックしてませんでした)
ダブルキャストの公演ってどちらも観たくなるけれど、観ると考えなくてもよいことを考えてしまったりするので悩ましいところですよね。
柿澤さん、きっとこれからもいろいろな公演で活躍すると思いますので、またチャンスはあると思われます。
遅くなってしまい本当にすみませんでした