大崎市鳴子温泉で温泉保養施設「農民の家」を運営する県農民の家農協(菅原章夫組合長)が事業を停止し、仙台地裁古川支部に
自己破産を申し立てたことが3月1日、同農協などへの取材でわかった。申し立ては2月28日で、負債総額は約1億4100万円。
同農協は1949年、全国唯一の温泉専門農協として設立された。農民の家を運営してきたが、施設の老朽化や価格競争の影響で利用者が減少し、
2009年度に約3億9000万円だった事業総利益は、16年度には約2億円まで落ち込んでいた。
組合員の脱退も相次ぎ、出資金の払戻額が毎年3000万~5000万円に上った影響もあり、資金繰りが悪化。利用者参加型の
イベントを開くなどして経営の立て直しを図ったが改善せず、公共料金や固定資産税を滞納する状況に陥っていた。
自己破産を申し立てたことが3月1日、同農協などへの取材でわかった。申し立ては2月28日で、負債総額は約1億4100万円。
同農協は1949年、全国唯一の温泉専門農協として設立された。農民の家を運営してきたが、施設の老朽化や価格競争の影響で利用者が減少し、
2009年度に約3億9000万円だった事業総利益は、16年度には約2億円まで落ち込んでいた。
組合員の脱退も相次ぎ、出資金の払戻額が毎年3000万~5000万円に上った影響もあり、資金繰りが悪化。利用者参加型の
イベントを開くなどして経営の立て直しを図ったが改善せず、公共料金や固定資産税を滞納する状況に陥っていた。